--- 直リンクでのご来訪の方々も居られますので、以後カウンタを本コーナー各頁にも。


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○木星。いよいよ大赤班登場。しかし....。(2006/05/04。2006/05/06記。)



前回、大赤班が出ると思ってのスタンバイが空振りになるなど、Jupiter.exeの予想が実際の大赤班出現時刻と合わなくなった
問題ですが、「掲示板のコーナー」ご常連様のじゃみろさんからJupiter.exeの補正マップをメールで送って戴きました。
最近の永久白斑列などの図柄追加もして戴いたそうです。じゃみろさん、毎々、ありがとうございます(^^)。
「月・惑星研究会 関西支部」HPに掲載されている木星画像の大赤班の出現時刻を何例か調べて、もう少し補正を私もさらに
かけて、この夜、出現予報は完全状態に戻りました。
前日からの晴天も心配をよそに続き、先日急落した気温も再び上昇、大いに期待したのですが、恐ろしいほどの横殴りの気流が
木星合焦面直前の層に見えました。透明度、コントラストは大変よく、気流がましになった瞬間には、かなりの濃淡詳細が
PCモニタ画面でわかっただけに大変惜しいです。
ちょうど私のベランダから木星の方向に気流のポケット(前線など気流の境目)があったのかと思えば、他の場所では状況が
よかったかもしれません。(私の人生、万事がそういう「普通考えなくて良いような、あり得ない酷い偶然」に悩まされていますゆえ、
大いにその可能性はあり得ます。T_^;)

画像は1549および1459フレーム(選別済)。15フレーム/秒設定です。
NexStar8i、LV8-24mmZoom(24mm位置)、ToUCamProIIでの撮影です。若干縮小して解像感を上げています。

上の画像には衛星が写っています。ぼんやりして気流の悪さを実感できます。撮影中にその衛星は木星の裏側に消えました。






オリジナルの画像の大きさは次のようなものでした。情報量はこの方が多いのでしょうが、やはり拡散した印象は否めません。





色彩はきれいです。また縞の濃淡に関しての詳細情報は期待以上に豊富にも思えます。画像が少し甘くても大赤班があると
画像は締まりますね。やはり先日の気流状態での解像感で大赤班があったら、決定打になっていたのに、うまくいかないものです。

あと、気になるのが、やはりHDDに不良が本当に出てきたのか前回の撮影時にもあったのですが、最大6シーケンス程度しか撮影
できないHDD残量なのに、そのうち3シーケンス程度はドロップフレームが多発して使えなくなりました。
10fpsに落とすとましになるかもしれませんが、木星撮影は90〜120秒の間に必要充分なフレームを撮影しないと木星自転の
影響が画像に出てしまうので、問題は単純ではありません。おいおいPCが大丈夫だと思ってEOS20Dのローン組んだのに...(^^;)。



○シュワスマン・ワハマン第3彗星を追え(^^;)!....その後の顛末。(2006/05/03-04。2006/05/06記。)


木星の大赤班が見える夜にはやはり木星を撮りたいものですから、上の木星像を撮った前夜、2006/05/03の夜、屋上に
スカイパトロール一式とEOS20Dを持って昇りました。夜遅く足音や物音が響く金属製の折れ曲がり階段で鍵の開閉を
静かに行う必要が2箇所もあるなどの事情もあって、軽量なのは実に助かります。
先日のような北極星すらなかなか見えない夜よりは随分ましでした。が、肝心の方向には星はやはり何も見えません。
今夜もベガとアークツールスの間に構図を決め、ズームレンズの焦点距離を固定しては各5枚ずつ、当夜は各80秒ずつの
記録をして行きました。途中、夜露のせいかレンズの保護フィルタが曇ったりして画像の甘いものも散見しましたが、
後処理で何とか使えるコマを増やしました。

広角端での撮影では、大阪平野の光害は明らかです。でも各星座の形はなんとか後処理で「復元」できました。





眼視で見た目的方向の星空の印象はこの下の画像よりひどいものです。下の画像ではまだ星が数個は見えていますが、肉眼
では1つ見えるかどうか、という感じですから。想像で星があのあたりにある筈だ、と思って狙うのは味気ないことです。
いくら後処理で星像を復活させても、その感動より実際に星が沢山見えることに感動するのには比べものになりません。
若い世代に天文趣味が興味を持たれないのも当然のことでしょう。





その画像をAdobe Photoshopを使ってレベル処理をします。一種のバンドパスフィルタを後処理でかける訳です。
試行錯誤すれば、何も見えなかった空を撮った、ほんの僅かに星が写る画像がここまでの画像に蘇ります。
大阪平野の光害に邪魔されつつも、無限遠のかなたからはるばるやってきた星の光は、途中で拡散消失せず、とりあえず
きちんとレンズを通過してカメラの撮像素子に届いているということです。そのことにはやはり感動を覚えます。





同様に処理した5コマの画像をPhotoshop上でレイヤー合成します。乗算処理で画像を合成した後、濃淡を再度レベル処理で
調整し、星図を参考にヘルクレス座の星座線を入れてみます。これでネット上の彗星出現予報図との参照がラクになります。
が、どうも失敗したようです。本腰入れて撮り、夜露に邪魔されなかったコマから創った画像は、いずれも出現予想位置より
右(西)に振りすぎていたようです。眼視で何も見えない空にヤマ勘で構図を決めることが裏目になった訳でした。






しかし.....レベル処理を極限まで追い込んでいるせいもありますが、CMOS面の汚れが目立ちます。
レンズと同時に購入して、到着直ちに装着した後は一度もレンズを外していません。なのに数カ所の円状の暗部があります。
やはり中古の哀しさでしょうか。画像をメールで送ってK&Rさんにも彗星を探索戴いたのですが、その時にやはりCMOS上
のゴミのご指摘を頂きました。一般撮影ではかなりシビアな条件でもわからなかったので購入したフジヤカメラの商品管理を
恨むところではないのでしょうが、いずれメーカにメンテナンスを出さないといけないと思うと少し気が重くなりました。
まあ当面はこのままごまかしつつ使います(^^;)。

先日、SIGMA 18-200mmDCレンズの木星のガリレオ衛星の解像感に感心して「土星を狙えば環が写る?」と軽口を叩いた
手前、土星を狙ってみました。露出はいろいろ変えましたが、滲んでしまい、やはり環は写りませんでした。
右上には蟹座M44(プレセペ星団)があります。(この程度のレベル処理ではCMOS上のゴミの影はわからないですね。)





部分拡大してみます。土星の近くにある輝星はもしかして衛星タイタン?まさかね....(^^;)。





屋上の撮影現場でもちょっと土星像の非対称性が気になり、何かレンズに問題でも発生したかと不安になり、直後に再び木星を狙って
みました。問題なさそうです。





結局、彗星の検出ができなかったために月が太く明るくならないうちに、リベンジの必要が出ました。
なので上記の木星像撮影の後、連夜の出撃になりますが、一念発起し2006/05/04も屋上で彗星撮影を行いました。
また前夜と同じ眼視での「星なし」状態の下、もう少しベガ寄りに構図を決め、同じように後処理をしてみました。
自由雲台を使って意図通りの構図を狙えるようになった筈が赤道儀の向きが悪かったのかなかなか思うように構図を
決められないのを気にはしていましたが....。(これが後でひと騒動起こす遠因となります)。






この夜は幸い、後処理のこの時点(原画像1枚にレベル処理をかけた時点)で彗星を確認できました(^^)。





100%表示まで拡大してみますと、しっかり彗星像がありました(^^)。
前夜の悪戦苦闘のあげく「構図が悪く検出なし」の結果に落胆していただけに、重圧から解放される快感もありました。
(その解放感に限って言えば、後で考えると半分はヌカ喜びでもあったのでした...^^;)





同様の処理を同構図5コマに行い、乗算処理と再度のレベル処理を行います。星が多くなりすぎて、どのあたりを向いて
撮影したコマなのかわからないですね。(また実はこれが後でひと騒動起こす原因となります。)
眼視の印象からは想像できないほどの星が写っていることを実感できますので、却って上記の位置に彗星を判別しにくくなりました。





ただ構図は1コマ処理時点と同じですからそのあたりを探してみますと.....。ありました。立派に写っておりました。安心しました(^^)。





何とか星が肉眼で見えない空間に私もようやくしっかり捉えました。そろそろ月が太く明るくなるので、うちの環境ではもうこの夜が
本当に最後の好機だったかと思いました。この倍率(f=80mm 100%表示で周囲トリミング)では、恒星時追尾でも絵になりますね。


ちなみに構図を外して検出できなかったと断念した前夜についても、一番最初に掲載した広角端の画像をどうにかこうにか後処理
で復調かけましたら、それらしいものを検出できたように思います。同じ構図で撮った枚数が2コマなので復元は不確かですが。





部分拡大(100%表示。周囲トリミング。)は次の通りです。時刻は23時頃。自信はあまりありませんが形状からすると
どうやら検出できたのではないでしょうか?






これでようやく話題の彗星を光害下で無理を承知で探す試みは終えてよいだろうと「掲示板のコーナー」に速報画像を出して
いましたら、ひと騒動起きました(^^;)。「掲示板のコーナー」ご常連様、K&Rさんから「その彗星像はC核でなくB核だ」
とのご指摘を戴いたのでした。
この公害下では暗いB核のほうがあっさり写っているとは考えもしませんでしたので、驚き大いに困惑しました。
というのは、明るいほうのC核を別のコマにも全く識別できていなかったからです。

慌てて上の画像の彗星周辺位置を星図で調べてみました。上記画像で星座線を書き入れられなかったのは当然でした。
意図した方向にカメラが向いていなかったのです。ヘルクレス座の右上(北西)部を拡大して撮っていたのでした。
そして確かにK&Rさんのご指摘通り、その位置にはB核がありました。あっさり暗いほうのB核を捉えていたのでした(驚)。

ズーム位置のせいか合焦感が甘くボツにしていた一連の5コマしかC核のある方向を向いて撮影していなかったことが分かりました。
ベガとアークツールスの位置を頼りにしていたものの、またまた眼視では何も見えない空を撮る弊害が出たのでした。
背に腹は替えられず、できるだけ後処理で追い込み、しっかりとした画像生成を心がけてみました。






ヘルクレス座とこと座の間の空間にC核はある筈ですが、わかりません。「掲示板のコーナー」にも本画像を出し、K&Rさんが
赤経・赤緯情報を元に同夜彗星を撮影しておられると知り、その位置情報を教えて戴きました。





赤経・赤緯情報をK&Rさんから戴き、星図を頼りにどうやらそれらしいものを見つけました。





拡大(100%表示)してみます。どうやらこれのようですね(^^)。撮影時刻を元にK&Rさんにもご確認戴きました。





あらためて同構図5コマに同様の処理をかけレイヤー合成(各レイヤーにレベル処理とアンシャープマスク処理後、レイヤー統合
の上、レベル処理)しました。





あらためて星座線を入れ、星図と赤経・赤緯情報で位置を探ります。ありました(^^)。





拡大(100%表示)してみます。





明るい筈のC核が地味で検出が難しく、暗い筈のB核が派手に写り、あっさり検出されてしまうのも、やはり光害のせいだそうです。
淡い光が人工燈火でカブるのですね。無限遠からやってくる光なのに勿体ないことですが。
それもK&Rさんにご教示戴きました。K&Rさん、何から何までお世話になり、大変ありがとうございました。

しかし疲れました(^^;)。でもまあ、月の影響が出る前に、C核だけでなく思いがけずB核まで検出でき、シュワスマン・ワハマン第3
彗星の撮影はこれで満足して(というかかなりの過食感がするほどの満足感で)終わることができました(^^)。

今回の光害下での彗星探索はデジタルならではの醍醐味と言えますね。本来「遠征しないで屋上でモノグサ撮影かよ(^^;)」という姿勢も
後処理の妙味で「あんな酷い光害下でもあきらめないで追えるもんだな」というテーマに変わっていくのが、私向きでいいです(^^)。
まあそれでも何だか疲れました(^^;)。私は大阪生まれで田舎というものを持たないのですが、もしそういう土地があれば、帰省を
兼ねて(低予算で、というのが重要です^^;)暗い空の下で立派な像を撮影できて、癒しも大いにあったかとは思いますが。



○ミニボーグ45EDでの月面。玄関廊下側での大活躍。(2006/05/01-2006/05/04。2006/05/06記。)


上記の悪戦苦闘の間、屋上での合間や玄関廊下側でちょこっとの手間で月面を撮ってました。手軽に撮れるのでとても重宝します。
解像感、質感ともに大満足の画像です。口径45mmの望遠鏡画像とは思えません(^^)。


・2006/05/01(撮影中、少し雲が出ました。それで霞んでいるようです。)







・2006/05/03








・2006/05/04(画像左下、少し月の円弧が滑らかでないのは本当に地形のアヤか気流のせいか.....。)















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