--- 直リンクでのご来訪の方々も居られますので、以後カウンタを本コーナー各頁にも。


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○改めて謹賀新年。初日の出自動撮影。(2007/01/01。2007/01/01記。)


ここからが新年ネタとなります(^^;)。ご常連の皆様、ROMの皆様、改めて本年もどうぞ宜しくお願いします。

Pentax OptioSVにはインターバル撮影機能がついています。私が持っているデジカメはEOS20D+リモートケーブルの組合せを含めて
全機種にこの機能がついています。最もデジカメらしい機能の1つと私は考えていまして、まずこの機能のあるなしがデジカメ選定上で
とても重要に感じて来ました。まあもうこれだけの機種でその機能があるので、これからの選定では何か特に秀でた単機能だけに絞って
機種選定することもあるかもしれませんが(おいおいまだ買うのか....いえいえどうせ資金もありませんし^^;)。

OptioSVはその超小型の筐体に似合わず多機能がてんこもりのデジカメです。インターバル撮影に関しても、他の機種と違って
一定時間スタンバイ後に固定時間刻みで枚数指定で撮影をすることが可能です。通常のこの機能はスタート即撮影というのが多いの
ですが、これを使って「設置して5時間半経過後、1分刻みで99枚撮影をする」指定で、初日の出を狙ってみました。

今まで長時間スタンバイでの撮影はやったことがありませんでしたので、スタンバイ中にバッテリが低温のために使えなくなって
しまうなどの不安はありましたが(ならば事前にテストしなさいって....^^;)、やってみたら問題なくできました(^^)。
うちのベランダから見て大阪平野の奥、生駒山の山頂の左脇から初日が昇ってきているのが、しっかり写っています。
普段は生駒山頂はもっと周囲より高いピークに見えるのですが、さすがは年始です。空気がきれいなので、生駒山嶺より奥の尾根が
何重にも重なって見えており、そのせいでいつもより生駒山が高く見えないのだということも後で分かりました。大阪平野は霞の中
でしたが、その背後で生駒山系から金剛山系まで、快晴でもないのにクリアーに見え、その奥の稜線も何重にも見えました。

撮影した99枚からセレクトして時系列に掲載します。雲の隙間はわずかの幅で日照は短時間だったようです。よくぞ日の出の瞬間の
ところは雲が隠さなかったものだと思います(^^)。私が起きてきたときには、もう何事もなかったかのように全天晴れ渡っていました。
夜景の照明が日の出前に静まり返るのも印象的です。露出のアヤでかき消えた訳ではないようでした。











EOS20Dなどに比べてシャッター音も小さくベランダ設置していても誰にも迷惑がかからないのも大きなポイントでした。
元旦は夜更かしの後だったので遅くに起きてきましたが、寝ている間にちゃっかり初日の出撮影は終わっていたという感じです(^^;)。
勿論、生で見る感動には劣りますが、ベランダに出るために家族を起こすこともなく、記録は元々デジカメを使うことになるので、
大いに役に立ったという印象です。

前年の元旦にはOptioSVをまさにこの「スタンバイ時間経過後のインターバル撮影機能」と常時携行性に期待して既に入手しており、
この撮影をしたかったのですが、まだ本機種のインターバル撮影での露出制御不良指摘の件でハードウエア交換が終わったところ
位だったこともあったのか、機会を見送っていたのでした。ようやくその1年越しの宿題を終えた感じです。
この成功が本年の幸先良いスタートになれば、と思います。これにあやかって今年は良い年になりますかな...。良い年にしたいです。



○土星と月の接近。雲で断念。(2007/01/06。2007/01/09記。)


上記の祈りをあざ笑うかのように、前後して不覚にも引いてしまった風邪のために2007/01/05までずっと寝込んでいました。
インフルエンザよりキツイ感じでした。鼻風邪を経由せず一気に喉に来て咳がひどくなったのは、油断した結果でしょう。
通勤していた時には鼻呼吸やマスク・うがい・手洗いを励行しているものの、自宅に居ると却ってそれらに疎くなるのでした。
咳と吐き気が酷かったです。先日の土星撮影の夜に防寒を完全にしたにもかかわらず寒い思いをしました。ただベランダに居る
だけで空中から風邪を感染する筈はありません(感染には風邪ウイルスの空気中濃度が必要です)ので年末最終出勤日あたりに
うつっていたのでしょう。

この夜中(次の日の未明)に北海道以北では土星食がありました。北海道以南では単に土星の傍らを月が通過するだけですが
その接近ぶりは普段見られないものの筈で、あいにくの悪天予報を残念に思われた天文ファンも多かったでしょう。
NHKニュースでも爆発的に巨大化する低気圧による被害を盛んに警告していましたし、観望・撮影は無理かと思ってました。

しかし、こういう時、天気予報は必ず外れます。晴天を大いに期待して予報も晴れなのに、曇になるケースも多いですが、
体調不良などで気乗りがしないのを、天候のせいにできると思っている時には悪天予想が外れて晴れるのです(^^;;)。
体調はようやく快方になってきたところで、ぶり返しを避けたく判断が悩ましいところでしたが、雲一つない好天となり、結局C8を
ベランダで温度順応させつつ、ミニボーグ+E5000でまずは位置関係などを確認しての撮影に入りました。

するとまた急速に雲が出てきてあっけなく幕引きとなりました。出撃を迷ったあげく、一旦機材を設営したらもう曇って欲しくない
ですが、「引っかかりよったか〜(^^)♪」と天が思ったかのように........まあこのパターンも今まで数え切れないほどあります。

月の周辺に土星を見つけることができず、雲に隠される直前になってようやく見つけ、かろうじて同一写野に収めました。しかし
同一写野に収めるために低倍率過ぎて土星の形状も判別できないほどです(↑の先)。





撮影時は土星食時(北海道以南では最接近時)の午前4時過ぎに対してまだ6時間近くあったので、予想外に月と土星は離れていて
写真映えもありませんでした。画像は「掲示板のコーナー2」に速報公開したままのものです。これ以上の改善はなかったのでした。
コリメート法撮影の写野の両端ギリギリにかろうじて入った月と土星ですから、収差の影響もあり土星の形状も拡大して視認
できる精度ではありませんでした。

同夜「掲示板のコーナー2」には沢山のご常連様から立派な画像の掲載を戴きました。
大阪、東京、ご常連様各位の土地で予報は外れて天気は持ったようでした。うちの周辺は標高240mが災いしてか、この撮影の後、
天気予報は当たり、翌日午後まで風雪に閉じこめられたのですが.....。ですので、本現象の鑑賞はそちらをご覧下さい(^^;)。
(「掲示板のコーナー2」書き込み[329]から[339]。:あらためて掲載頂いたご常連各位様にこの場で感謝致します。(^^)/)

ご常連様の最接近画像と比べて理解できることは、6時間、1/4日の間に月はこれだけ位置を変えるということです。
撮影倍率によって移動量の印象は違うかもしれませんが、月自体の視直径と比べると、やはり大きな移動量だと実感します。
毎夜、約50分余ずつ月出時刻が遅くなるのも、うなづけますね。
(厳密には土星も背景の恒星と比べて移動はしていますが、その動きは月のそれに比べてわずかでしょう。)


「掲示板のコーナー2」の【343】にご常連様、シュミットさんに月の動きを一枚に合成された画像を掲載して戴きました。
(シュミットさん、いつもありがとうございます(^^)/。)
その画像では1/4日の間の月の相対移動量の大きさがより一層はっきり実感できます。



○風邪全快直前を押して出撃。超絶好の気流状態に遭遇。しかし....。(2007/01/21記。)


まだ風邪が治りません。もう20日にもなります。これじゃあインフルエンザのほうがラクですね。
どうも出社してから別の風邪にやられたのでしょう。遅めの仕事初めにはほぼ全快だったのですが、出社2日目あたりから
それまでと違った症状が出始めていまだに完治に至りません。弱った体力の状態で病院に行ってインフルエンザや別の風邪を
貰ってくるのを避けたく、買い置きの薬で養生していたのですが、結局徒労に終わりました。

それでもそろそろ全快かと思われたこの夜(2007/01/20)、雲がしつこく残っていましたが土星の仰角が理想に近くなる
23時前後には晴れて、それまでに温度順応していたC8を設営開始しました。気温が高く気流状態に期待が持てたのでした。
ToUCamの写野に土星を誘導するのに手間取り、ようやく導入したと思ったらモニタの土星の輝度が低すぎます。
まさかまたかと思って空を見ると肉眼では土星は見えませんでした。またもや急に雲が出たのでした。

しかもそれまで半日ずっとそうであったような部分的に曇るような感じの通過性の雲でなく、完全に曇りました。
長い間、9×50mmファインダーでは土星はかろうじて見えていましたが、モニタ上で合焦操作ができるほどの輝度も
なく、やがては確認不能となりました。未練もあって30分ほどそのまま待機しましたが、ダメでした。

この夜の土星は今シーズン最高の安定状態でした。去シーズン全部と更にこの秋にも一度もなかったほど土星はピタッと
完全に止まって天空に貼り付いていました。
2004年末にC8で強拡大土星像を撮って以来、2年余ぶりの好条件と言えました。
角度が狭くなった環でも両端部でカッシニ空隙がしっかり確認できました。空隙部にも気流のブレは微塵もなかったのでした。
またもや天から「あと3分早く設営開始していたら1シーケンスでも撮影できたのになあ(^^)」と言われたような気がしました。

ちょっとショックが大きいです。もともと計画性や成果性を重視する血液型A型典型の私はこういう時、非常に脱力します。
......というか、こう何度も同じ目にあっていると誰でも同じ状態になるのではないでしょうか(^^;)。
趣味でストレスをためていては如何なものでしょう。当面、土星撮影はやめることにしました。
どうせ当分、当夜のような気流安定状態は望めないです。がんばって設営しても悪気流でビリビリに震えている土星像をモニタ
するたびに当夜の悔しさを思い出すのです。そんなのちっとも癒しになりません。

もう「銀次の部屋」も当面休載するかという勢いで撤収して来ました。星見に天候急変はつきもの、と言ってもこう毎回毎回、
「美人局」状態ばかり続いては気がおかしくなってしまいます。職務など他のいろいろなことでの消耗のキツい精神状態で
居続けて久しい訳で、今、趣味のストレスでさらにそれに輪をかけてどうする、という感じがします。



○これは一体何でしょう?月面の謎。(2006/12/27-28分。2007/01/21記。)


この週末、体調悪化のままか天候が悪くて撮影ができなかった時のために書いておいた記事を掲載して、当面更新をお休み
するかと考えています。この趣味の今の有り様は私をちっとも幸せにしません。以前から薄々感じていたことでしたが、
当夜の出来事はもうその「うんざり感」のメータが振り切れるのに充分でした。


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「銀次の部屋47」2006/12/27-28付で掲載したミニボーグ45ED+E5000での月面画像の中に妙なものを見つけました。
クレータの外周部や外周部同士の重なり部分に対して明らかにその上から潰すように直線状の構造物が存在しているように見えます。
(上は元の画像に該当箇所を示す四角を書き入れたもの、下2つはその拡大[元画像の縮小なしトリミング像]。)






勿論、現在は月周回軌道上から月面の接近画像を多数記録されており、それを元に精密な月面図も作成されている筈で、
不審な構造物など、あれば大ニュースになっているでしょう。

ですが、我々は普段それを目にすることもできません。あるのはただ「不審な構造物があれば大ニュースになっている筈」
=「だから不審な構造物など存在しない筈」という思い込みだけかもしれません(^^;)。

「じゃあそれは何なんだ?」と聞かれても、私にも分からないです。ただ言えるのは、自然にできたにしては不可解な印象
の直線状の構造がクレータの外周部の上に存在している、ということだけです。
偶然できた地形にしては2つもあります。クレータの縁で起こった陥没だったら、エッジが直線になることもあるでしょう。
ですがこれらは明らかに周囲より隆起しています。クレータ構造や周囲の印象に比べて人工構造物のようにやたらと四角い
のが妙に気にかかります。

同じ場所を翌晩の「銀次の部屋47」2006/12/28付の画像で探してみました。





探すのも難しいほど、周囲に溶け込む地味な地形に戻っていました。光線の加減で人工構築物に見えただけでしょうか?
左の例は下側からクレータに浸食されており、印象が少し弱くなりましたが、右の例ではよく見るとその構造は変わりません。

ここでちょっと空想してみます。人類が将来、人の身長の3倍程度の高さで、広さだけかなり広い構造物を建設したとします。
すると高さは大したことがないので、太陽光がかなり斜めに当たらないと影も地球から見えないのですが、広さのために面積感
だけはある、このような構造物の印象にならないでしょうか?

そしてその時、どれだけの建設資材や工具を月面まで運搬して行くのかは想像もできませんが、きっと月面で築く建物は、土地が
狭い地球上と違って、事実上無限に広がる広大な土地を使う方向となり、高層建築より水平方向に大きく平たい建築をするような
そんな気がします。この大きさに写るには一辺何kmの構造物を作る必要があるのだ?ということを考えることは重要でしょう。
しかし同時に月面の引力が地球上の1/6しかない、ということも忘れてはなりません。広く平たい構造物を作ることは、地球上で
考えるよりは、遙かに容易そうである、ということです。

私は「日曜執筆家のコーナー」で大学生時代に書いたUFOと宇宙人に関する考察本を公開しているような人間で、どちらかと言えば
「UFO信者」側に居る人間です。その一方、国内で難関クラスと言われる某国立大学理学部を出た「科学者の卵」でもあった人間で、
昨今の「失笑を買うしかないレベル」の「UFO信者」の説法には全く同調しません。昔、自分で書いた本と同じく、まず自分が科学的に
いろいろ例証してみて、今までの科学的解釈では割り切れないと判断し、従来の解釈よりもっと解釈に無理がないと信じ込める論拠を
持った範囲で「やはりUFOはある」と考える立場の人間です。光点に過ぎない「UFO」でなく、はっきりとした所謂「空飛ぶ円盤」状の
飛行物を複数の人間と同時に何度か見た体験もある人間でもあります。

早い話「勉強もせず沢山の事例検証もしないので、科学の限界の線引きなどできないのに『科学では割り切れない事象は沢山ある』
と軽々しく言って科学的検証を放棄する人間とは違う」と言いたい人間です。銀塩、デジタルともに写真技術にも体験が多く「某国
政府が公式に認めたUFO写真」などの中にも、見破られるトリック画像が沢山あると考える人間です。
.....って何だか、かなりエラそう(^^;)?そうでなく私が「これは奇妙な存在ですよ」と認めるには「UFO否定論者」より遙かに
ハードルが高いということです。

その私が「これは何だか妙ですよ......(^^;)?」と言っている、今回の記事はただそれだけに留まります。
それが何であるかまで、この画像では分からないですね。(.....それだけ言うためににしては前フリが長すぎましたか^^;?)
以前から月面上の人工建築物に関して、人工観測体からの撮影画像に解説を加える形で説明をする書籍があったのを知っています。
私はその全画像について「人工構造物ではない」と思って来ました。もっとそこで語られていた対象は空気のない宇宙空間から
月面を近接撮影したにもかかわらずエッジが甘く人工構造物には私は見えなかったのでした。

でもちょっと気になって来ました。月面詳細はどこまで分かっているのか、そしてその全部の情報は隠蔽や補正なく我々がアクセス
できるようになっているものなのか......。今まで「当然、理解が難しいものが写っていたら大ニュースになっている筈」という
思い込みが我々にあるだけで、誰からも「そのような構造物はない」と説明されてきた訳ではないのではないか、と.....(^^;)。

このテーマは継続します(たぶん^^;)。ただしまた月面で奇妙なものを見つけたら、ですが。この両日での対象の印象がかなり
違うように、存在しても光線加減、タイミングでなかなか見つからないものだと思いますから(^^)。
みなさんも時々同じ視線の立場で月面観望、月面画像の精査をなさってみるのも面白いと思いますよ。



○ようやく満足の土星像を。しかし....。(2007/02/04。2007/02/11記。)


趣味で実生活のストレスを更に悪化させるような本末転倒の事態に、少しの間、冷却期間を置いたものの、天候のよい日には
やはり「今夜撮影すれば、長期に渡る溜飲も下がるのではないか?」と何度も思うことがありました。異常と言われる今年の暖冬も
いつまで続くかは分かりません。真冬の乱気流が復活すれば「暖かく気流がまだましだった時期に狙っておけばよかった」という
後悔をしそうなのも、如何にも私らしい展開にも思えました。

実際、何度かは設営してみました。しかし必ず仰角的に好条件になる今の時期の22:00以降には急速に雲が出てきて幕引きになる
結果となり、空に向かって悪態をつく自分が情けなくなり、やはり当面は無理に撮影するのは辞めるべきかと思いました。
この前夜もその状態になり、非常に腐った気分で居たのですが「掲示板のコーナー2」のご常連様からネット上でお誘いもあり、
充分な温度順応の上で設営しました。
以前に逃した最高条件の気流には程遠く、脈打つような大きなうねりが眼視での土星にかかっていました。
ただその周期は緩慢で、規則正しい印象もあり、ピント出しに苦労する感じではない状態に、少し期待をしました。

後処理を終えて現れた画像にようやく安堵の気持ちが出ました。ほぼ2年、この水準の出来には至らなかったのでした。
早速、「掲示板のコーナー2」に速報画像を公開しました。が、色が赤シフト気味であるとのご指摘を頂きまして困惑しました。
私としては土星は火星ほどではないものの、あえて色はどんな印象かと言われると赤っぽい惑星だと感じていたからです。
本体縞のグラデーションの印象は画像処理ならではの成果であり、眼視ではそれは大きな印象としては感じず、全体がのっぺりと
ピンクゴールド一色の発光体の印象があります。これはC8が暖色傾向の強い光学系であることも大いに関係しているのでしょう。





速報はPhotoshop5.5/iBook600で仕上げました。色空間調整は従来から充分できており、色に関してのご指摘の多くは再生側
の不統一なWindowsPCの色空間に原因があるものと考えています。ただ他の方の画像でその問題が顕著に出ないのは、私の
天体画像が彩度が高く階調も濃厚だからなのでしょう。実際、私が今使っている2台のWindowsPCのうち、撮影に使った「低速PC」
では当然、色に破綻がないものの、バッテリの問題でまだ撮影には使っていない「新古高速PC」では腰を抜かす程の色破綻が
起きていることがわかりました。極付近のグラデーションの頂点の赤濃度が濃すぎて階調が反転してしまってました.....。
ご指摘の「赤シフト」がこれほどの破綻であれば、原因がどこにあるにせよ、私の意図は全然再現されていないことになると
思い至り、ガッカリ脱力してしまいました.....(^^;)。

これを回避するには彩度を下げて自分が持つどのPCでもそこそこ破綻なく再現できる色相と階調にするしかありません。
しかしそれは撮影直後に「過去最高の土星像に至ったかも(^^)?」と久々に大喜びした美しさの画像とは全く違う仕上がりを
目指すことでもありました。

破綻があった「新古高速PC」で処理をすることが重要かと考えました。このPCで破綻しないことを確認してから他の環境で
破綻しないことを確認できれば、そこそこ平均値の画像を仕上げることができるかと考えた訳です。「新古高速PC」上の
Photoshop Elements2.0を使い、色破綻なく調整した上、「低速PC」、iBookでも調整を重ね相互比較することを繰り返し
ました。拡大画像も5Avi分のデータがあったものの、最終2Aviを纏めて処理したものが拡散も少なく、良い結果となりました。

その見極めのための試行錯誤も処理の遅い「低速PC」上で行うまどろこしさもあって、結果が出た頃にはまた疲労困憊して
しまいました。何せ職務で(肉体的にも心理的にも消耗しての)遅い帰宅の上に、その時点から処理を開始して翌朝、
処理が終わっておらず、レジューム機構の状態が良くない「低速PC」ではそのまま電源を切ることも何度かありました。
その環境で1Aviごとの結果、2Aviでの組合せ、3Aviでの組合せなどを総当たりで見てゆき、色破綻有無の相互確認を
2台のWindowsPCとiBookでやる訳ですから、職務での消耗がなくとも疲労困憊は当然と言えました。

私が持っている全環境で平均的にまともだった結果を公開します。それは正しく色空間調整が為されたiBookでのベスト画像とは
異なるものだと考えます。(今はそこまで手が回っていません.........。^^;)
同じ画像を若干縮小したものを添えましたが、画像も締まってノイズ感も減り、そのほうが良さそうです。






「掲示板のコーナー2」でご常連のはまださんからご提供のあったノウハウ「Registax処理の出力時に2倍拡大して、
NeatImageでのノイズ除去を行った後、仕上げ時に画像を元の大きさに戻す」も同じデータでやってみました。
画像が拡大された分、ノイズ除去処理での軟調化を最終的に画像サイズを戻す際の「締まり効果」で軽減できることが
期待できる訳でした。(はまださん、いつもありがとうございます。^^)






NeatImageでの前処理にあたるノイズ分布のサンプリング(Device Noise Profile)処理が今回もうまくいきませんでした。
なのでこれも既存のプロファイルでマッチング比較しながら無理矢理処理をした関係か、画像が軟調にならない程度のノイズ
除去ができませんでした。そのため折角のノウハウを活かせず画像は少し軟調となりました。
若干縮小処理したものも添えましたが、それをやるならノイズ除去処理は不要かもしれません。

この夜、C8での直焦点+2倍バーローレンズだけでのToUCam撮影もしてみました。が、画像の大きさに不満足があり、
テストは今回限りでよいかと思いました。ToUCam側のアダプタなどが簡略化される分、ウエイトバランスがよくなり
NexStar架台の「カックン」ガタの影響が軽減したり、経由レンズ枚数が減って拡散が少なくなった効果か合焦操作が
かなり容易になり、その点ではとても良好だったのですが、像が小さいのはイタダケません(^^;)。
ご常連のみなさんはどうやってバーローレンズだけで大きな惑星像を得ているのでしょう。バーロー2本直列とか(^^;)??

バーローレンズでの撮影結果も若干縮小版とあわせて公開します。






当初は多くの試行錯誤結果を公開して比較対照を見るいつもの方向を考えていましたが、まずは平均的に最良となる選択結果
を公開しました。C5時代にはもっとグレードの低い成果でも大満足・自画大自賛できてましたし、C8時代を含めて環をこれだけ
斜めから見る状態となってもカッシニ空隙をしっかり捉え、土星本体の縞をかなり捉えられているなどの成果を考えると、
充分満足をしてよい成果だという見方はあるものの、達成感的には私はあまり満足できていません。

WindowsPCの色偏差が酷くなければ、元々の濃厚な色調での公開ができたと思うと残念だからです。実際、iBookで見る
これらの画像はなんだか味も素っ気もないあっさり画像に見えます。それはご常連様の写実的にも美しくあっさりとした画像
とは似て非なるものだと私は考えています。

これなら何も私が撮影するまでもなく、そのようなご常連様の画像を拝見していればよいのではないかとさえ思ってしまうほどです。
ようやく色空間を勝手な設定でなく多くのAV機器に沿うようAdobeRGBに統一すると、かつてアナウンスがあったWindows Vistaも
OSの動作だけでメモリ1GB、CPUクロック数1GHzを要するという、既存PCを無視したかのような仕様で先日発売になり、既存PC
を含めた色空間の正常化はまだまだ当面夢の話のようです。それまでは色調整のために本来の意図が伝わらないことへの不本意な
補正を続けないといけないのは閉口ものだと感じます。
(Vistaで喜んだのは「世界に取り残されたくない」とか「これなしに生きていけないです」とか発売日にTVインタビューに
言っていたヲタク君と腐女子さんだけでは....?世界に取り残されているのは、キミらそんなことだけじゃあないだろって.....^^;)

まだまだこの趣味が実生活の癒しになるのは程遠い印象です。
後処理の追加進展によっては、また今回の印象が変わってくるかもしれません。それに今は期待したいと思います。



○まあ、こんなもんですかねー....的結論(^^;)。一応満足しました。(2007/02/04分。2007/02/17記。)


上記の土星像公開で「掲示板のコーナー2」のご常連様から戴いたご意見は概ね「速報の色相が一番よかった」という印象
でした。ご常連様のPCはそれほど標準色相から外れず調整されているということなのだと理解しました。
WindowsPCでの色表示の個体差が酷く画像公開側の意図がまともに伝わっていないことも多いと今回改めてご常連様にも
ご確認頂いた上で、やはりできるだけ標準色相に沿った調整をすることを目指すことにしました。どのみち全てのPCで
無難な色相を満たすなどは無理な話ですから。(もしあまりに色相がおかしいとお感じになる方がいらっしゃいましたら、
ネット上で「ディスプレイの調整」についてノウハウを公開されている方々のサイト情報を通して、一度PC表示の調整を
なさることをお勧めします。ノート機の液晶では明るさ調整くらいしかできないので、明るさ調整を頼りに他の要素を
擬似的に追い込むしかありませんが、まあそれでも随分見え方は違ってくると思います。)

という訳で、2007/02/04撮影分を再処理してみました。若干縮小版とあわせて公開します。










いずれも同拡大率のaviデータ5本を連続処理して得た結果です。8340〜8356/全10001フレームでの処理です。
この3種類の画像ではRegistaxのWavelet処理での設定が違います。1番目がLinear[1:1]で主に1番上のフェーダーを
大きくしたものです。私の場合、できるだけ上のフェーダーに重きを置くと環の「切れ味感」が増すように感じます。
カッシニ空隙の切れ込み感はこのLinea[1:1]下での強めの処理がとても良いように感じました。
ただノイズも増えますので、ここは他の要素も配慮しながらの調整になります。

2、3番目の画像は私が常用しているLinear[1:3]での処理です。やはり上から1、2番のフェーダーに重点を置いて処理
しています。(そもそも1、2番のフェーダー以外を捨てて、その間を細かく調整したいというのがLinear[1:1]を
選択した意味であると考えます。)
違いは濃淡のニュアンスが違う程度です。一番内側の環(C環)が見えるように処理するか、他を優先するか、という
感じです。(これも再生側PCの調整度合いによって見え方は大きく違ってくるとは思いますが.....。)

今回は「低速PC」で2007/02/11に撮影するために一旦データを外付けHDDとDVD-Rに退避して、そのDVD-Rから
「新古高速PC」にデータを戻し、処理しました。「低速PC」の約3倍の体感速度で軽快に処理できたのは悪くないのですが
(みなさん、こんな速度環境で処理されているのですかね。いいな...^^)、色相はiBookで調整しても、なかなか満足に
至りませんでした。今も私のC8での眼視の「土星=ピンクゴールド一色」の印象からは少し離れて、本体が黄色、
環に青み方向への偏りがあります。でも案外この方が平均的なPCでは良い表示になるかもしれませんね。

そういう処理事情もあって、今回はあまり色相は気にせず解像感なども含めて、自分に満足を得るための仕上がりを
気楽に目指しました。少しノイズ感がありますが、NeatImageは使っていません。Linear[1:1]で得たカッシニ空隙の
切れ込みなどを今回はそのまま温存したかったというのもあります。

今シーズンはこれでもう気流条件が良くなることがなかったとしても、まあいいかなと思えるのは、今回の撮影で
私自身は充分満足したということなんでしょうね。充分美しいと自分で思いました。このくらいの成果を残せれば、
特別、何か悔いが残るということもありません。達成感は随分後になってやって来た感じですが、まあ来たのですから
良しとしましょう(^^)。



○土星の衝(2007/02/10)直後の土星。(2007/02/11。2007/02/17記。)


上記の通り、今シーズンの土星撮影に関してもう一応の満足を得ていた私でしたが、2007/02/10に土星が衝を迎え
「掲示板のコーナー2」のご常連様が一斉に撮影に臨まれるということでしたので、翌日出撃してみました。
もともと距離の遠い巨大惑星は比較的近い火星や金星と違って、相対的な最接近点でもある「衝」状態(本来は太陽→
地球→対象の惑星がその順に一直線に並ぶ=地球が内周を追い抜く瞬間)であっても、そうでなくても、視直径は
それほど激変しないので、衝前後での撮影に私はそれほど意味は感じていなかったのでした。

しかし、環の奥側に落ちる土星本体の影の方向が変わる瞬間でもあり、その影が一番見えなくなる状態と言えるのだ
と改めて認識しました。
またその一直線に並ぶことで環の粒子の反射率が上がって見えるのか「ハイリゲンシャイン現象」という環の輝度が
上がる現象も、ご常連様じゃみろさんから「掲示板のコーナー」「掲示板のコーナー2」に報告を戴いており、
今年の衝周辺では撮影をするのも悪くないかと考えました。(前年度は流したのではなかったかと思います。)

正直なところ、ご常連様KENさんが「掲示板のコーナー2」に「当然、温度順応を開始されてますよね」とお書きに
なられなかったら、当夜は2007/02/04データの再処理を優先して、撮影はお休みにしたかと思います。慌てて重い腰を
上げた感じでした。「低速PC」は1回の撮影でデータ満杯になりますから、その退避をしながら温度順応を始めました(^^;)。
(じゃみろさん、KENさん、いつもありがとうございます。^^)

ですが、気温の急降下とともに気流はかなりビリビリと震えており、北からの寒気が入り込んでの攪乱状態かと感じました。
2007/02/04も理想の気流状態には程遠かったですが、それでも揺籃の周期は比較的緩慢で平均的な合焦位置を確定する
ことができましたが、当夜はそれができませんでした。なので3シーケンスごとに合焦位置を調整して3種類9シーケンス
のデータを取得してHDD満杯となりましたので、撤収しました。






やはり画像にやや芯がない印象です。がっかりしましたが、まあ今シーズンは先日の成果がありますから、気流状態
から考えれば、これでもまあ良いかと納得しました。これはラストの3avi分の連続処理結果です。
Linear[1:3]、4546/6086フレームからの処理です。
他のシーケンスも3avi単位で処理してみました。2種類め(4〜6シーケンス)の処理をしているうちに画像に妙なものを
見つけました。土星本体の中央近く、最も濃淡差のある縞の中央やや右が切れて不連続になっているような、何か
画像の上に異物が重なって見えているような、何か奇妙な印象です。(ちなみに確認を誘導するためのマークの挿入や
濃淡の一部強調変更などは原画像に対して行っていません。)






単枚画像ならいざ知らず、3avi、4546フレーム平均での画像なので、ゴミやアヤではないと思うのですが....。
他の部分の解像感もこの処理結果が一番まともで、なおさら何かが写っているという印象です。
ただ表面現象がとても不活性な印象の土星ではこれだけ活発な突発現象がある、というのも不自然な感じもします。
当夜、同じ現象を捉えられた方はいらっしゃらないでしょうか....(^^;)?



○やはり処理のアヤか...。形式変換して退避したデータから復元せず。(2007/02/11分。2007/02/24記。)


映画「2001年宇宙の旅」バリ(むしろノベライズ版か)の「宇宙ゲートウエイの入り口」や映画「2010年」の木星収縮の
ような凄い瞬間の兆候を捉えたのではないか.....などとは、ちっとも思いませんでしたけど(^^)、やはり気になって、一旦
Indeo R Video 5.1形式に圧縮変換の上、外付けHDDに退避していたデータを再度PCに戻し、処理してみました。
順に3aviを構成していた個々のaviからの単シーケンスでの仕上げ3画像と、最後は処理フレーム数も前回と同じにして
再処理した3avi纏めての仕上がりです。(それぞれ500/640縮小。2048、2273、2035、5199フレーム処理。)


 

 



結局、捉えた筈の突発現象はどこにも見あたらなかったのです。これはどういうことなのでしょうか....。
まあ少なくとも何かの現象を捉えたというよりは、何らかの処理のアヤでその時だけ出てきたものだったと思って良さそうです。
安心した反面、ちょっと寂しいような....。

「ボクの小さな望遠鏡で発見できるなら、天文台の大きな望遠鏡で見つからない筈がないもんな...。」と言った「ウルトラセブン」
の第45話「円盤が来た」主人公、「世田谷区のフクシン君」気分です(^^;)。
最初は誰にも自分の侵略者発見を認めて貰えなかった彼は、最後には「ウルトラ勲章(もっといい名前なかったのか^^;)」を授与され
ます。でもそれは彼の望んだ「星の世界に逃げ出したい」とは違うことで、またいつもと変わらない「汚れてしまった地球での地味
な町工場勤務の日々」に戻っていくのでした....。(まだ世の中に「公害」という概念が定着する前に作られた話でした。)
1968年夏当時の「天文台での大きな望遠鏡」クラスは、恐らく今のC8やご常連様の6〜10インチ口径と同じくらいなのでしょうね(^^)。

最後の3avi処理でWavelet処理をかなり強調してみました。画像縮小仕上げの効果もあり、過処理による破綻も酷くは
感じられませんが、悪気流による初回報告・掲載時の画像の甘さはどこへやら、です。07/02/04の快挙に匹敵するほどの
本体縞の豊富さ、カッシニ空隙の手前までの回り込みなど、結構鋭い仕上がりになっているのに驚きました。再処理の収穫
はどうやらこちらのようですね(^^)。






○これは一体何でしょう?月面の謎.....の続報。(2007/02/25分。2007/03/03記。)


この週末は気温が急降下して、冬らしい気温になりました。(それでもまだ平年並みか上の筈ですが)
そういう夜は気流安定の面で惑星撮影には向きませんし、元々出不精かつ胃腸や体調が強くない私は出撃をしないのが相場(^^;)
ですが、この夜は夕方からの例によっての急速な厚い雲が切れるのを待って屋上に出撃しました。(寒かったです〜^^;)

ちょうど月齢が例の「謎の構造物」を確認するのに最適になっていると考えたからでした。逃せばまた機会は1ヶ月後になります。
「世田谷区のフクシン君」シリーズ第2弾(ん?続編なだけで、実はこっちが第1弾?)で撮影をしてみました。

これが前回のミニボーグ45ED+E5000による画像の再掲(周囲トリミング)です。





今回はC8+ToUCamで撮影しました。雲が切れるまでに時刻が遅くなっており、既に月は山側のマンションの屋上近くに至って
ました。コリメート法では拡大率が大きすぎるため、低空からの上昇気流で大きくゆらぎ、画像が纏まるとは思えませんでした。
なので拡大率を落とす目的で、直焦点(バーローレンズもなし)でToUCam撮影をしました。先日の土星撮影が良い練習台と
なった印象です。

まずは上画像のマーク部の右部分を撮影したもの、次に左部分を撮影したものです。(2055、2065フレーム。Linear[1:3]処理。)
やはり揺らぎのために甘い画像になっています。月の表面が鍋で煮立った(?)チョコレートのような印象です。





事前に前回同様になるように月齢の確認はしたのですが、微妙に半日くらい後がベスト(月没後で撮影は無理ですが)だった
みたいですね。でも例の構造物の縁にあたる部分の奇妙に直線の印象がしっかり捉えられています。(赤↑部)
クレーター内部はまだ日の出前の暗黒なので、この構造物が直線状で隆起していることが改めて分かりますね。
近接するクレータの周縁部も妙に直線状です。構造物が直線状に陥没しているのであれば、何ら不自然でない印象なのですが。





こちらももう少し後がベストでした。平面な印象の頂上にようやく真横から光が当たった感じで大部分は闇の中のままです。
その周囲も複雑な構造物が見えていますが、ただそれらは複雑な構造物が光線の加減で異様に見えているだけにも見えます。

翌日の夜は(私のことですから、通例に沿って)曇天になったことは言うまでもありません(^^;)。
しかも朧月夜にもかかわらず、屋上に出撃し、撮影準備完了と同時に対象の輝度が急降下して、肉眼で見ると厚い雲の中、
という毎度毎度のパターンです。快晴でもそのパターンになるので、快晴でないならまあそういう目も仕方がないと
考えるしかありません。きっと「今夜撮るな」ということなんでしょう(意味不明)....(^^;)。

ベストのタイミングはまた以降に狙うしかありません。所詮「幽霊の正体見たり枯れ尾花」なんでしょうが、ちょっと
ワクワクもしています。普段の月齢でも狙ってみるといいかもしれません。「月に始まり月に終わる(戻ってくる)」は
天体観測でも宇宙開発予測でも良く言われることですが、月は奥深いなあと改めて感じました。
惑星撮影ほどの強拡大は不要で気流の影響をそれほど神経質に考えずに済みますから、みなさんも精査、撮影をされることを
お勧めします。



○休話閑題.....恒例の京都散策。「京都東山花灯路」開催中の青蓮院へ。(2007/03/18。2007/03/20記。)


2007/03/04の夜から胃痛が酷くなり、それから5日間、ほとんど何も食べられませんでした。原因については、取り立てて
何か特別な出来事があった訳ではなかったのですが、今までに感じたことのないような違和感と食欲減退には戸惑いました。
心配になって医者に行くべきところですが、私は過去何度トライしても、胃カメラを飲むことができません(口および鼻どちらも)
ので、なかなか行く決断には至りませんでした。バリウムも年1度の人間ドック検診で充分こりごりだと思っているところがあり、
今回は結局、通院しても胃潰瘍診断では貰う筈のガスターを薬局で買って様子を見ました。ようやく5日め、2007/03/09の夜に
ラクになり少な目ながら普通に食事ができました。その後も小食で満腹の状態が続いています。

その前の週まで職場近くの堂島地下街の蕎麦屋で3玉(720gだそう)のぶっかけ蕎麦(大盛)を平気で平らげたり、インフルエンザで
寝込んでも食欲が落ちないと家族に呆れかえられた私(^^;)とは、全く別人になったかのようで、おかげで体重が4kg減、ウエストが
とてもすっきりとしました(^^;)。その間、特に元気がなくなることもなく、加齢によるものなのかなあと思ったり、たまに絶食も
悪くないかな、とか思うようになりました。(転んでもただで起きぬヤツの典型ですな^^;)

とはいえ、ここ最近の寒の戻りの厳しさもあって、ずっと大事をとってきました。土星は仕事からの帰宅後では屋上設営しないと
ベランダの屋根の向こうに過ぎてしまっていますし、木星はまだ明け方にようやく東から上がってくる程度なので、撮影の端境期
とも言え、療養するには好都合でもありました。

この日は気分転換にまた最近恒例の京都散策をしました。2007/03/10から2007/03/21までの期間、「京都東山花灯路」を
やっており、東山地区の寺院がライトアップ公開をやっていました。高台寺は秋の紅葉時期にライトアップ公開を見たことが
ありましたので、今回はその色彩と逆に案内写真の青緑系の彩りに惹かれて青蓮院に行きました。

阪急京都河原町駅から歩いても行ける近さが魅力の東山地区ですが、その前に創業500年と聞いたことがある蕎麦屋「本家尾張屋」
(本店)に立ち寄りました。門構えが凄く一度TVで見ていなければ、1人でなかなか入る勇気はなかったかと思います。
(奇しくも同じ日の夜、またこの店がTVで紹介されていたようでした。)


 



「せいろ」を一枚頼みました。暖かいものが出てくるかと思っていましたら、冷たかったです。これは無学でした(^^;)。
お品書きを見ると「ざる」とか「もり」はありませんでしたので、それを指す言葉だったのですね(^^;)。
私が好むような蕎麦の香りが過剰に引き立つ感じではなかった(ダシの香りが強かったせいか)ですが、滑らかさについては
今まで食べた中で一番素晴らしい印象でした。価格も683円(細かい額設定ですね)。お高くないです。

15:00〜17:30までの食事へのサービスとのことで蕎麦菓子が2種類もついてきました(私には珍しくラッキーでした^^)。
「蕎麦板」という蕎麦を叩いて平たく延ばして焼いたような蕎麦煎餅5枚1袋と蕎麦餅(饅頭でした)1つです。
蕎麦湯の一種アレルギー効果のおかげか、暖かい食事ではなかったのに身体はホコホコと暖まりまして、寒空の京都散策にはとても
よかったです。場所は「烏丸御池」駅近くです。そこから「東山」駅まで地下鉄に乗り(四条烏丸から一旦烏丸御池で降りました
ので、東山までの料金は倍かかりました【烏丸御池も東山も同一料金です】が、価値ありです)、いよいよ青蓮院に至りました。


 



ライトアップには変化の演出があり、見ていて飽きません。1時間近く拝観を楽しみました。拝観料800円は充分価値ありです。
投影で浮かぶ「ボロン」という涅槃文字が出ている間に願をかけるそうです。これからの自身の健康やら、健康あっての
ポテンシャル追求の行く末や、家族や私の周囲で支えてくれる人たち(ご常連様各位を含みます)への幸せや、職場各位や
職務における幸せなどいろいろお願い事をしました。あんまり貪欲にお願いするときっと叶えて貰えないでしょうけど(^^;)。


 



庭園の池への照明と遠景の竹林の照明の色合いが変えてあり、その対比も美しかったです。
三脚無しでの撮影でそれを残せたのは、さすがにEOS20Dです。近くに居られた銀塩派のご年輩に声をかけられ「手持ち撮影で
絵になりますか?」と聞かれました。よくあるデジカメ軽視的な雰囲気でなく、丁寧な物腰に感心しつつ、モニター画面を
ご覧戴きました。感心されていましたので、私も「フィルム1枚1枚に丹精込めて撮影なさった画像には味わいがありますね」
と言い添えて、その場を離れました。そこそこ立派なカメラを持っていたからこその交流だと思えば、こういう時に他のデジカメ
に出番はなしの印象です(^^)。


 

 



青蓮院で充分堪能しましたので、後は路上散策だけにしました。参拝料も安くはありませんので(^^;)。
知恩院は遠くから山門のライトアップだけでも充分楽しめました。高台寺以南は何度か行ってましたし、翌日職務への影響も
考えて、円山公園から八坂神社を抜けました。一気に街中の雑踏に戻りました。5分も歩けば四条河原町駅です。
京都はこのタイムスリップ感がいいです。完全な独自世界の雰囲気が日常の雑踏と並行に存在していてその切り替えが容易
なのが、そういう印象です。

大いに気分転換ができました。持ち前の食欲は戻るでしょうか?これを書いている当日時点ではまだまだな感じです。
胃が縮んだようで少しの過食(少ないのですが)で後が苦しいです。少し前までのカレーライス山盛り4食完食みたいな
苦しさが茶碗2/3くらいのご飯で至ります。この日も蕎麦だけで充分で、時間おいての帰宅後の夕飯は若干量にしましたが
それでも翌日残存感が酷く、固形物はほとんど欲しくない感じでした。
まあそれが加齢ってものなんでしょう。戻らなくても元気で居られるなら、それもよしとしましょうか(^^)。
これからも自分のポテンシャル追求面において沢山やらねばならないことがあります。だましだましに使ってでも、身体と
そして精神はこれからも元気で居なければ何も始まりません。



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さて早いもので「銀次の部屋48」も量的に満杯の感じです。24ページごとに部屋を替えて来ており「銀次の部屋III」を作るべきか
どうかを考える時期に来ました。更新ペースが落ちており、ここは思案どころでしたが、今年はまた火星が小さくではありますが
戻ってきますから、何かしら撮影したり記事にしたりすることは少なからずあるでしょう。この「銀次の部屋II」を閉じ、以降は
「銀次の部屋III」に内容を引き継ごうと考えます。
いつもお目通り、励ましをありがとうございます。また継続して宜しくお願いします。







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