--- 直リンクでのご来訪の方々も居られますので、以後カウンタを本コーナー各頁にも。


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○久々の快晴。C8で屋上に出撃。(2006/11/24。2006/11/26記。)


2003年の天文趣味復活は同年と2005年の火星接近を追った動きとそのオマケのようなものだった、と最近思えます。
「天文ガイド」に木星画像が入選したとか、多くのご常連様と親しくさせて頂くようになったということなど、得難い多くの大事な
ことがありましたが、やはり火星に惹かれたというのが一番大きかったようです。
なぜ火星に惹かれるのかはよくわからないで居ます。1971年の大接近時にもスケッチを元に(かなりの想像も加味しつつでしたが^^;)
描いた火星の絵が小学校で貼り出されたりしたそうです。(これは私は覚えておらず弟が覚えていて2003年の天文趣味復活のときに
「何か火星に縁があるみたいだ」と指摘してくれました。)
既に2007年の小接近に向けて火星は漸次大きくなる(近づいて来る)方向に動きを変えており、ちょうどこれを書いている1年後の
今には撮影の好機を迎えているのでしょう。

ですが小接近ということもあり、過去2回ほどにはワクワクしていない自分を感じたりもしています。
頑張れば多くの反響や励ましを戴いたこともあって、この3年、惑星撮影に注力して来ましたが、その間、30年来続けて来た作曲創作は
ほとんど開店休業状態になっていました。仕事があってその合間にやるのが趣味ですから、2つの手間や時間、試行錯誤と出費のかかる
対象を同時に追いかけるのが難しかったのでした。
職務や作曲創作では、頑張った甲斐はなかなか反響という形で得られません。その反動が惑星撮影に自分を向かわせていたということは
間違いないと思います。それが趣味自体の興味以上に執拗に良い結果を追って七転八倒する(これにまた反響を戴けます^^;)方向に
自分を向かわせたのでしょう。とても楽しい日々でしたが、最近それでよかったのか、と思うことが多くなりました。
他人と代わりの効かない作業を、誰でもできる作業(といいつつ、私の惑星画像は科学写真というより、どこか個性の強いものでしたが)
のために止め続けて良いものか、という感覚です。

3年、作業を止めていると過去に得た勘所や、機材の使い回しのコツなども結構忘れてしまっています。どうしてこういう機材の結線の
仕方になったのだろうか、とか電子楽器の拡張ボードの所在がわからなくなっている、とか、いろいろ情けない状態から作業復活も
始めました。楽器が弾けず楽譜も読み書きできない私には、技術に頼っての作業が創作に密接につながっています。そのためほとんど
ヨチヨチ歩きからのリハビリに近い状態です。でもそこから始めてでもやらないといけないのだ、と最近強く思います。

とはいえ、秋の曇天、悪天が少し続くと、久々の快晴が心地よいです。この日は久々に夕方の快晴のまま夜に突入しました。
なかなか夜半前に土星があがってくる季節になりませんが、この夜は気分転換をかねてC8(NexStar8i)一式と一緒に屋上にあがりました。
大きな布の買い物袋にNexStar8i本体を、撮像機器とPCをリュックに、三脚は大きめの三脚用袋(バッグ? 汎用品です。台座は袋の外に
出てますが)に入れれば、何とか1度で屋上に行けます。まだ深夜の屋上行ですので、何度も往復してご近所迷惑になってはいけません。
なので、ミニボーグとの土星対決と行きたかったですが断念しました。スカイパトロール一式をこの出で立ちに加えるのは無理でした。
C8とミニボーグでの土星対決はまた土星をベランダから撮影できる時期に来たらトライしてみたいと思います。

0時前に屋上にあがり、土星撮影にはまだ土星が高く登っていないために、久々のC8稼働なので、久々に架台アラインメント、ファイ
ンダー、本体光軸などの調整を入念に行い、そのついでにM42をC8+E5000で撮ってみました。接眼鏡はVixen LV8-24mmでの
コリメート撮影です。そんな気にさせるほど、この夜は空の透明度が高かったです。大阪平野の光害を背景に天の川が見えているの
ではないかと思えるほどで、眼視でのM42は光害カットフィルターなしでも存外広がりを感じました。

後処理が不十分な状態では、M42特有の広がりは感じません。眼視ではもう少し広がりを感じました。中心の4重星や内部構造は
しっかり出ていて驚きました。





これらの中心構造はM42の広がりを優先させて後処理すると飛んでしまいます。が、以下の通り、想像以上に広がりを再現することができ
ました。E5000のセルフタイマーモードで撮れる最大8秒露出(ISO400)での3枚の画像をレイヤー合成(「通常」合成)の上、最終的には
NeatImageを使ってノイズ除去をしました。3枚の画像のうち1枚が時間の経過が経ったものだったこともあり、後処理で補正はした
ものの、画像周縁で写野回転が起こっていて星像がズレてしまってますが、経緯台追尾撮影のご愛敬(^^;)。中心部をご覧下さい(^^;)。
(2枚はそれぞれ同じ3画像からの処理ですが、後処理は別々で写野回転の酷さもまちまちです。)






スカイパトロールII一式を持って上がれず、それでも想像以上の星空とM42の美しさに苦肉の策として実施したC8コリメート撮影
でしたが、NexStar架台による経緯台追尾でもこれだけ写るのだったら、なかなか撮影の甲斐があります。以前一度試したことが
ありましたが、その時の印象に比べて随分好印象です。調べてみましたが前回はC5だったのでした。(銀次の部屋10。2003/11/17付。)
口径が大きくなった分、見映えがよくなったのですね。ただまあ今回ここまで仕上げられたのは明るいM42だからで、他のM天体で
ここまでの見映えを再現できる対象はないと思います。

調子に乗って(?)、IDAS NBN-PV 31.7mmフィルタを接眼鏡に着け、同じ条件で撮影をしてみましたが、後処理をしても広がりが
出ませんでした。輝度が下がるのと、赤波長がカットされてしまうからかもしれません。眼視では圧倒的に広がりを得られる光害カット
フィルターですが、E5000で可能な短時間露光の条件下では眼視ほどには効果は確認できませんでした。(E5000用のケーブルレリーズ
の電池が切れて無ければ8秒以上の露出も可能でしたが、まあノイズや架台のブレも出てきますから、まあこんなものでしょう。)





ようやく土星の仰角が30度を超えました。時々チラチラとは眼視で状態を見ていましたが、気流のため土星像はグニャグニャ変形して
とても撮影には入れませんでした。時刻が1時を回り、時々変形もましになる印象でしたので、撮影に入りました。
屋上でもバッテリが使える旧低速PCの出番です。本来出荷時のOSであるWindows2000に戻したら、処理が軽快になり30fps撮影でも
問題なく動くことを(今までは15fpsが限界でした)室内のテストで確認していました。予定では本機を家族用に移管するところでしたが、
その作業機会が今までとれず、この夜は屋上同行となりました。

ベストシーケンス2本を同時にRegistax3に読み込み処理しました。全4020フレーム中3617フレーム処理です。
今回初めて複数AVIファイルを同時にRegistaxに処理して、単ファイルでの2GB、約2300フレームの処理上限を超えてみました。
単シーケンスでの処理では、いずれも見映えがしませんでした。見かけの解像感を上げるため画像は少し縮小しました。
色相的にはニュートラルではありませんが、実際の眼視での印象に合わせてみました。





そのベストシーケンス2本を含むラスト5本を同時にRegistax3に読み込み処理しました。全9980フレーム中6696フレーム処理です。
こちらも色相は眼視の印象に合わせました。こちらも若干縮小して公開します。上の画像より土星本体の前にある環の部分が妙に変形
してなくて、この画像のほうが良い感じですか?あーでも本体の縞や立体感は上のほうがある感じもして、一長一短ですかねー....。





思ったより土星は暗いですね。こんなものだったでしょうか。昨シーズンは結局1、2夜のみの撮影で終わりました。私の場合、観望のみで
撮影をしないということはありませんので、その程度の回数しか見なかったのでしょう。そんな印象まで薄れてしまっていました。
土星の環の開きもますます狭くなって、カッシニ空隙の検出もなかなか難しくなりました。眼視ではかろうじて周縁部で確認できましたが、
上記もそんな印象です。書いていて気づきましたが、環の開きが狭くなると、像面積が減る分、きっと全体の光度は下がりますね。
環が全開で環の詳細や本体の南極に向かってのグラデーションなどがよくわかった2年前以前に比べて、2005年以降、土星は撮影映えが
しなくなりましたね。昨シーズンもそれで撮影の機会を積極的に持たなかったのだと思いますが...。

あ、それでも「銀次の部屋39」を見てみると今回などより随分しっかりとした画像を得ていますね。差が環の開き具合と気流のせいだけ
なら案じることはないのでしょうが、少し気になるところです。今回の出来はまるで昔の銀次やミニボーグでビデオ手持ち撮影をしていた
時期の芯の甘い土星像を思い出させるような出来とも言えますので。ベランダから撮影できる時期になったら再トライしたいと思います。

実際に撮影してみると30fpsではドロップフレームは出ない一方、25fpsでは出るとか24fpsや26fpsでは出ないものの、26fpsでは
後処理して見ると画像に格子状のノイズが入っていて難儀する、とかいろいろ問題点が新たにわかりました。30fpsで撮像時に走査線
ノイズがモニタで確認できるようなら、20fpsまで、このPCではあっさり落としたほうがよいかも知れないと思いました。
そうこうするうちに南西から厚い雲が空を幕引きして行き、当夜の撮影は完了しました。見切り発車的に早めに撮影開始して正解でした。
物凄く厚い雲と抜けるように晴れた夜空の境目が人工物のように全天に渡って直線で、まるで映画「未知との遭遇」のシーンのようでした。
(当日の昼、奇しくもWOWOWで同映画の「ファイナルカット版」をやっていて録画したばかりでした^^)。



○これが本当に45mm口径の世界なのか?!月面強拡大も満足。(2006/12/01。2006/12/02記。)


この週は比較的晴天が多かったものの帰宅が遅く、月がきれいに見えていたのに撮影は見送り、という状態が続きました。
金曜日の勤務を終え、ようやく当夜、帰宅後に玄関側に回った月をミニボーグ45ED+スカイパトロールIIで追尾撮影しました。
口径が小さく集光力がないミニボーグ45EDでも、追尾撮影してやることで露出時間をかけることができます(対象が流れていかない)
ので、銀次ばりの月面強拡大も可能になるかどうかを試してみました。E5000での画質向上も頭打ち気味なので、追尾撮影のメリット
を生かして固定撮影時(ISO200)よりISO感度も落として撮影しました。(ISO100。1/4秒〜1/15秒)

今回も方位磁石と水準器でおおよその極軸設定をしただけで、すぐに撮影に入りましたが、バーローレンズも装着しての強拡大でも
とても安定した追尾をしてくれました。そのため集光力不足を長めの露出時間で充分カバーでき、意図通りの仕上がりを得ました。
しかし....これらが45mm口径の極小望遠鏡で撮影されたものだとは....(驚)。
特に強拡大画像は大満足です。再び銀次もタジタジかもしれません(^^;)。








さすがに単枚撮りですから、Plato内小クレータまで銀次並みとはいきませんが、まあご愛嬌ということで(^^)。
(上の画像の部分拡大です。1つは写っているでしょうか...。)





デジカメをE5000からEOS20Dに替えてやると低照度撮影でのノイズ対策と画面データが大きいので、若干でも更に最終画質は向上する
とも思える一方、レンズ込みで360グラムのE5000だからこそ、ミニボーグ45ED+スカイパトロールIIシステムで重量負担も少なく安定
稼働している、とも言えます。1/1.8インチCCDの500万画素クラスデジカメの中では群を抜いてローノイズだったE5000でしたが、今の
デジ1の水準と比較すれば、少しノイズっぽい仕上がりを気にはしています。それ以外は現時点でもかなりの満足を得ているので、その
わずかの差を求めて追加出費をするかどうか、というところに話は集約して来ることになるのでした.....(^^;)。



○同じ日の太陽と月。お手軽撮影の醍醐味(^^)。(2006/12/03。2006/12/09記。)


「掲示板のコーナー2」のご常連様、KENさんから太陽面の黒点がよく見えているという情報を戴き(KENさん、いつもありがとう
ございます^^)、先日の月面撮影の後、そのまま部屋の隅に置いていたミニボーグ45ED+スカイパトロールIIシステムをそのまま
日中、玄関廊下側に持ち出しました。お手軽撮影の醍醐味ですね(^^)。ミニボーグ45EDの筒先にソーラーフィルタをつけるだけで、
太陽撮影スタンバイOKという訳です(^^)。

なかなか良い感じです。ただ月に比べて表面のコントラストが小さいこともあって、E5000のオートフォーカスがよくハズレます。
どういう訳か望遠鏡を眼視で合焦させ、E5000を無限遠固定にして撮影しても、ピントは大ハズレになりますので、オートフォーカス
で撮影しているのですが、今回は十数枚の撮影のうち、ピントが当たったのは1枚だけでした。その1枚を全景と拡大に仕上げました。






その夜の月も同じセットで撮影しました。ピントのハズレは太陽面ほどではなかったのですが、それでもハズレが多いです。
今回は強拡大に良いピントのものはなかったです。ちょっとがっかりしました。荷重バランスやミラー/シャッターショックの問題も
ありますが、E5000の代わりにEOS20Dを使い、撮影時にピントを追い込むほうがよいのかも知れないと思い始めました。
62mm径のフィルタ枠に適合するカメラアダプタやEOS20Dのマグニファイアなども必要でしょうが.....当面無理なんですけどね(^^;)。

なので今回は遠景を中心にまとめました。月は身近で大きく見える、存在感満点の天体ですが、他の天体との比較で言えば小さく、
また周囲の宇宙空間は膨大に大きいのですよね。そんな感じが出るので、たびたびそんな構図を掲載しています。








○銀次登場。眼視での異様なほどの詳細感を再現できるか。(2006/12/06。2006/12/09記。)


上記の撮影の後、ずっと晴天が続きました。が、仕事で遅い帰宅が続き、観望も撮影もできませんでしたが、当夜はそろそろ明日から
天候が悪くなりそうという印象に一念発起して、それほど早くもない帰宅後、銀次をベランダに出してみました。
ちょうどその時間帯において、良い具合にベランダから月が見える位相になったから、というのもありました。
ミニボーグ45ED+スカイパトロールIIシステムでの撮影はお手軽かつ高水準の仕上げを楽しめるので便利ですが、銀次で頑張れば、
運搬撤収の重量(疲労)以外はきっと同じ手間でもっと良い成果を得られる筈なので、頑張れる余力がある夜には、やはり銀次を
使うべきだろう、と考えていました。

準備開始の時刻が遅かったので温度順応も30分程度しかとれませんでしたが、久々に銀次で見た月面は「何もかもが見えすぎて
汚いほど」の印象でした。これを単枚撮影で再現するのは、手間がかかりそうだなあと思いましたが、何とか仕上げてみました。





アンシャープマスク処理はそれほど過剰にしていません。輪郭が反転するほど際立っていないことからもそれはわかりますね。
レベル処理、トーンカーブ処理でとにかく硬調化(いつもの「ミニコピーでの撮影」風を強めました)したところ、眼視でのザラザラと
した印象が再現できました。低倍率の月面全景の中に汚いほど雑然とした多くの対象物が、地球大気の揺らぎによって神経質そう(?)に
ビリ付いた感じで見えた感じはちょうどこんな感じでした。美しく見惚れる感じというより、この夜の銀次での月は何だか汚い感じでした。
ザラザラ、チリチリ、ギラギラ....そんな感じでした(^^)。


同じ画像をもう少しネット鑑賞用の普通の階調にしてみます。穏やかな印象になりましたが、眼視での印象からは少し遠くなりました。
他の画像はこの階調で仕上げました。







ドブソニアン経緯台での撮影ということもあり、他の強拡大画像は少し月面が流れてしまいましたので、少し縮小率を上げました。








日周運動で流れた要素もあり、架台にクランプがないため軽量のE5000でも鏡筒がおじぎするのを手で支えながらの「半手持ち撮影」
になりますのでブレが起きやすいのでしょう。ピントの合ったコマとのAND条件になりますので、この夜のように良い作例がないと
いう結果も仕方がありません(白旗^^;)。
この夜の撮影でもE5000のオートフォーカス合焦の精度は悪かったです。眼視合焦+E5000無限遠固定での撮影も改めて確認
しましたがピントが合ったコマは皆無でした。オートフォーカスモードで撮影して、一度コンパクトフラッシュカードを自室に
持ち帰り、iBookでモニタしてヒット率の悪さにがっかりし、改めてミニボーグ単体での合焦操作をやり直し、E5000を無限遠
固定にして撮影して見ましたが、更に悪い結果(ヒット皆無)に終わりました。

なぜ最近になってE5000でのコリメート撮影の打率が下がったのか.....。最近、視力が急速に落ちているようで、望遠鏡での合焦操作
の精度が悪くなっているのかもしれません。
実は最近左目に何かの卵のような小さな黒い影が映るようになり、そこから尻尾(鞭毛)の<ようなものが日々伸びてきているように
見えたので、少し怖く思い、先日眼科受診をしました。幼少時から半透明の飛蚊症はありましたが、今回ほどのものは未体験でした。
「イヌ・ネコ回虫症」のように本当に回虫の卵が経口感染して眼に飛蚊症として出る場合があるという記事(なぜイヌ・ネコを飼って
いない私がそれになるのかは分からないですが、まあ経口感染なら野菜などから取り込むこともあるかと。)をネットで見て一層不安に
なったので受診したのでした。

2週間の検診でわかったのは、眼の硝子体が老化とともに均質でなくなり、縮退して網膜から剥がれていく(それは老化で仕方がないそう)
時に硝子体が網膜を引っ張って網膜を破ることがあるそうです(網膜裂孔)。その影がたまたまそういう形状に見えるのだろうという
ことでした。進行が酷くなければ(進行していると思うのですが...^^;)、3年くらい後でまた様子をみるということになりました。
長年視力はよかった筈が、最近おかしいなあと思っていたら今回の診察時に「近眼に老眼が入っている」と診断されました。

がっかりです(^^;)。なので、この不可解な最近のE5000コリメート撮影での合焦ハズレは自分の目に起因しているのかも知れません。
オートフォーカスでE5000が合成合焦距離の合焦位置を追うにも、最初の望遠鏡での合焦がズレていると、追い切れる範囲からズレて
しまい、合焦ハズレのコマも増える道理です。
E5000の液晶モニタの解像度は低く、また合焦動作時の部分拡大機能がなく、本体の再生モードでの現場での確認でも、高精度の
合焦チェックができないために、当夜のように後処理時にハズレばかりの画像にがっかりすることも多いです。
EOS20Dの光学ファインダーなら視度補正装置が付いてますので、マグニファイア装着での合焦追い込みには問題がないでしょう。
光学ファインダーでは見たままが合焦精度になります。液晶モニタの解像度も上がっているので本件の対策にはなるでしょうね。



○先日の銀次月画像の再仕上げ。(2006/12/06。2006/12/16記。)


ふたご座流星群は月の影響もなく、活動も比較的安定して活発だとのことで少し期待していましたが、悪天で機会はありませんでした。
最近のいろいろな鬱屈感から気持ちを解放するには、良い機会かと思っていたのですが、残念です(^^;)。

先日の銀次での月面全景(1コマ目)の再処理をやってみました。前回、元画像の解像度からホームページで表示可能なサイズに縮小
するときに、構図優先(絵的にバランスを美しくするために、周囲の空間もある程度欲しいものです)で縮小し過ぎました。
そのため異様な解像感が活かされていないと後で思いました。もっと解像している筈が過縮小のために分離できていないところが
多い印象でした。

もう少し縮小率を下げて前回と同様の仕上げにしてみました。このほうが解像感をより活かせた感じがします。月の質量が感じられる
仕上げになりました。流石は銀次と言える、満足の仕上がりです。







○心労を癒しに一人旅...(^^;)。京都大原の宝泉院へ。(2006/12/23。2006/12/28記。)


最近、いろいろな局面での対人関係的な軋轢により心労が最近ますます酷く、休日は外出もせず、とにかく休養していることが
多いのですが、この日は一人、京都の大原に出かけました。有名な三千院には今回は目もくれず「額縁庭園」で有名な「宝泉院」に
行きました。この秋、紅葉を見れなかったのを随分、後悔したものです。なまじっか家の周辺でも豊富に見れるために景勝地で
それを味わう機会を今年は失っていたのでした。暖冬なので例年より遅くまで紅葉シーズンが続いたのにも油断してしまいました。
まるで自分に来年の秋がないかのように、多忙と心労で今年の紅葉を逃したのを、とても心残りで居ましたので、この日はとにかく
紅葉の残存でもあれば見たいと思ってEOS20Dと財布だけ持って出かけたのでした。

木々はさすがに枯れていましたが、片道3時間、目的地に着いてみると、宝泉院の入り口に作ってある池に紅葉がちりばめたように
浮いていました。池の底面にも紅葉が沈んでいて、それは見事な二層になっていて、心残りの解消ができました。
「額縁庭園」は噂以上に素晴らしいものでした。二方がオープンエアになっていて柱で挟まれた庭の風景を額縁のように見立てて
鑑賞するのです。紅葉シーズンにはライトアップもあったそうです。桜、紅葉、雪などいろいろな季節に繰り返して鑑賞する価値
ありの場所でした。拝観料大人800円には抹茶とお菓子代が含まれています。それもよかったです(^^)。








庭の向こうの借景は比叡山です。畳の上で揺れ動く木々の影を見ていると「そんなことをじっと注目して時間を忘れるなんて体験は
何年ぶりだろうか」と気づきました。恐らくは20年ぶり以上かと思います。それに気づいただけでこの地に来た甲斐はありました。
そんな場所に来ても、おばさん達は「あほやなアンタ。わたし、それ○○キホーテで300円で買うたで。定価で買ったんかいな。」
とか世俗な話を大声でします。おじさん達は住職のせっかくの案内を遮って住職の台詞を先回りしようとして間違い、住職に叱責
されたりしていました。「あの山は借景として見るんですか?」「借景で有名な...」「○○寺ですよね?」「○○寺は比叡の山中
にあるのでどうやって比叡を借景できますかっ(キレかけ)」みたいな....それでもそのおじさんは懲りません。住職の語りに
負けじとワアワアと大声でまくし立てを続けました。その標準語系のまくし立てが関西人の私の頭にはイライラチリチリ来ました(^^;)。
他のおじさんは到着早々「あの松、樹齢○百年とあるが、○○年の比叡山焼き討ちのときに残っていたならそうだが、もしそうで
ないなら、その樹齢は怪しい。」とかそんな話をしていました。何かの本で読んだことの受け売りなんでしょうね。そんなことを
疑うより、まず目の前の松をしみじみ鑑賞すればよいのに、と思いましたが...。
みんな自分の部屋の中でくつろいでいるかのように、場所貸し切り状態のように、無遠慮に大声で話をされるので、自然の音に耳を
傾けたい私にとっては無視できない訳でした。日頃思い悩む次元の低いあれこれをこんな場においても私が忘れることを許さない象徴の
ようにも思えました。

「全くいらんなー。この人ら....この人らにはこんな素晴らしい景観も全てTVなんかと同じ娯楽に過ぎない訳か。」とか気分を
壊されつつ、それでも1時間半ほどの間にほんの10分ほどの静寂を得ました。風の音を聞き、水琴窟のかすかな音に耳を傾けながら、
見事な庭園を見る贅沢をできればもっと楽しみたかったのですが、帰路にまた3時間かかることが分かっていたので1時間半の滞在
でそこを後にしました。
一人旅ならではの行程でした。一人旅でなければ三千院など周辺の多くの寺院や沿道の土産店に立ち寄る時間も必要だったでしょう。
次に訪れる時には周辺も散策してみたいと思います。リピート訪問の価値大アリのお勧めの場所でしたよ(^^)。



○1日早い仕事納め。帰宅して直ちに月面撮影に。(2006/12/27。2006/12/28記。)


職場の仕事納めまで後1日残して、先に当年の仕事を閉じました。もう1日も続けられない、というような切迫した消耗感のためでした。
長期休暇の前はいつも同じ状態になります。長い期間、漂流したり泳いだりして、ようやく離れ小島を見つけて命からがらたどり
着いたような気分でいつも休暇に入ります。

この夜は久々の晴天でまだ月が西の空にかろうじて残っていました。夕食の前に玄関廊下側にミニボーグ+スカイパトロールII+E5000
を出して数枚の月面撮影をしました。E5000の合焦はこの夜は比較的よく当たりました。が、カメラ任せで成功率がブレるのもストレス
になりますので、コリメート撮影でEOS20Dを接続できるアダプタの手配をしました。到着次第、テストをしてみたいと思います。








機動性を活かしてのお手軽撮影でしたが、うまく撮れたと思います。が、そのことがそろそろ自分にとって癒しにはなっていないことを
感じています。お手軽がゆえに達成感も低いとなれば、なんと業の深い苦労人なのか、という印象が自分でもして苦笑するところですが、
どちらかと言えば、そういうことではないように思えます。飽きたのか、という単純な話でもなさそうです。
直前の宝泉院の色彩あふれる風景と対極の「色が無く、階調だけの死の世界」ですね。地上には月面にない色彩があふれているのです。
もっとその色彩を愛でて楽しまないと....。日常に忙殺されていて、そんな本来生きていく上での基本も忘れてしまっていたのでした。



○謹賀新年....と言いつつこれは前年の内容ですが。土星。乱気流との戦い....(^^;)。(2006/12/28。2007/01/01記。)


2007年が明けました。本年もどうぞ宜しくお願いします(^^)。
と言いつつ、コンテンツは前年の積み残しがありますので、それを若干。改ページもそろそろしたほうが良さそうなんですが.....(^^;)。

久々にこの夜は晴れ、ベランダで充分な温度順応をしたC8で土星を狙ってみました。ようやく夜半あたりに撮影の好機が来ましたので、
ベランダでの撮影を家族にお願いしました。が、温度順応を充分している間にNexStar8i架台の中の充電池が低温で放電してしまったのか
いよいよの稼働直後に電圧低下を起こしてしまいました。ACを部屋から引くとすきま風がサッシから入り、家族に迷惑をかけるので、
PCを含め電池駆動がベランダ使用の条件だったのですが、背に腹は替えられず短時間、ACを引く許可を得て撮影続行しました。

しかし前日と最低気温が10度近く違う気温の急降下にふさわしく、上空気流は寒気の流入により恐ろしく暴れまくりで、PC上の
モニタ上で土星の形がまともに上下左右対称に見える瞬間のほうが少なかった印象です。
Registax3に1シーケンスを入力して処理しても、後処理で頑張っても像は拡散し質感が粗い仕上がりになりました(1221フレーム選別)。





そこで5シーケンスを同時処理し10000フレーム規模での処理(選別後5595フレーム)を今回も行いました。次にAlignment時にフレーム
選別を試行錯誤の上、88%設定して2123フレームを抽出し、Optimize処理もかけてみました。これは派手に走査線状ノイズが像にからんだ
ので、フリーソフト「Sharaku」の走査線除去フィルタを使ってノイズを除去しましたら、結局仕上がりはマイルドなものになってしまい
ました。Optimize処理終了直後には最もシャープな仕上がりができたと喜んでいましたので、結局ややがっかりの結果となりました。
像が拡散気味なので、前回に引き続き今回もいずれの画像も若干縮小して公開します。






なぜOptimize処理をしたほうが画像がシャープになるのか、また走査線状ノイズが出るのかはよく分かっていません。これは
Registaxを使い始めたころからの疑問ですが解決していません。まあ結局Optimize処理をかけても後で走査線除去して像が甘め
になるなら、時間のかかるOptimize処理をやらなくてよいと考えて今まで来ましたが、これからもそのまま行けばいいのかな、
といったところです(お気楽ですなー^^;)。

気流状態が酷いから画像が甘い...まあそうなんでしょうが、なかなか満足な結果に至らなければ、また機材のどこかに問題が
あるのではないか、という不安が頭をよぎります。光軸調整、筒内気流など事前チェックには全く問題は見あたりません。
超暖冬状態だった、つい先日までに夜更かしして屋上で度々撮影しておれば、良い結果に当たったのかもしれません。
ようやく夜半前に土星が昇ってくる頃に至って、急激なこの気温低下は「なんだかなあ....」です。まあ「なんだかなあ....」は
毎度のことなんですけれど(学習効果ゼロの人間と言われても仕方がないとも言えますね^^;)。



○それに先立つ数時間前、また月を。(2006/12/28。2007/01/01記。)


前夜に続き玄関廊下で月を撮影しました。前日の印象では「もう撮影してもあまり癒しにならないかも」という感じだったので、
予定していなかったのですが、EOS20D用に手配していたコリメート撮影用アダプタが誠報社さんから1日早く届きましたので
そのテストを兼ねての緊急出動となりました。うまく使えれば土星出現までの時間帯にC8とEOS20DでM42なども撮れるだろうと
いう展望があったからです。この瞬間、月は単なるテスト被写体に過ぎない感じになってしまいました(ごめん。月。^^;)。

62mm→52mm口径変換用のダウンサイズリングも当初、誠報社さんで手配していました。しかし在庫切れとのことでメーカ経由
での手配は2007/01/10以降となるとの一報を受けキャンセルしました。天文ばかりをやっておれないとはいえ、折角の年末年始
休みが終わってからしかそれが到着しないなら、モノの価値半減って感じです(目先だけの判断をすれば、ですけど)。
仕事の帰りに大阪梅田ヨドバシカメラを訪ねると在庫がありました。なので機材としてはこの時点で揃い、早速テストに入りました。


 



結果はダメでした。LV8-24mmで使用を想定してましたが、そのLV用では型が合わないのですね。過去にも体験している
筈ですが、忘れてました(^^;)。私は誠報社さんに「LVかLVZoomで使いたい」とメールでの注文に書きましたので、誠報社
さんの対応に問題はありません。LVZoomはLVW用のアダプタでないとダメだったのでしたね。

それでLVアイピースと径が同じか小さい手持ちのアイピースを探しましたら、NexStar8i架台の「カックン」ガタ発生下での
運用では撮影時に倍率変更のためのアイピース交換など全くできないという(なのでLVZoomを常用しています)事情から、
お気に入りなのにずっと使っていなかった(長い形容句だなー^^;)笠井HCオルソ12mmを出してきて、使ってみました。

やはりダメでした。きっとアイピースのアイエンドからレンズ先端までの距離が短すぎるのでしょう。EOS20Dのファインダー
から見えるのはアイピースの見口の孔とその奥の月面のほんの一部分だけでした。合成焦点像は見口の孔で絞られてしまい
使えませんでした。で、LVだったら合成焦点像が得られるのかを確認するためにLV4mmを使ってみました。

やはり結果は同様でした。この確認がなければ、勢いで無駄にLV20mmくらいを即買いしたと思います(危ない危ない^^;)。
コンパクトデジカメでは撮影アダプタとカメラの間に接続リング(E5000ではUR-E6)があったりして、少し距離を取る形に
なっていますが、今回のアダプタではアイピースのアイエンドからレンズ先端までの距離がほとんどなく、それがよくない
のでしょうね。52mm径の延長チューブがあれば解決しそうですが、手持ちにそんな便利品がないのと、ネジ径のことを
考えるときっとボーグのパーツにもない(手持ちのパーツでは試してみました)ので、あきらめることにしました。
金欠人間にはちょっと痛い授業料となりました(^^;)。

残念な思いでそのまま月面を眼視観望しましたら、直線壁が久々に欠け際に見えていました。
なので、E5000を持ち出してLV8-24mmZoomに差し替えてミニボーグ45EDとスカイパトロールIIで撮影をしました。
短時間の騒動の間に月面はまたテスト被写体からメインの被写体の地位に戻って来たようでした(^^)。













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