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○火星。ついに問題解決!(2005/08/28。2005/08/29記。)


この週末は金曜、土曜の夜とも肝心の撮影時間帯には四方八方から雲が集まってきて、撮影ができませんでした。
日曜は日中は曇でしたが、逆に撮影時間帯になるにつれ晴れてきました。次の日がきついですが、以前からの身体の不調を
診察して貰った結果の受診も行きたいと思っていましたのと、先週金曜日に今の仕事が当面の山場を超えましたので、最悪
お休みを戴いてもいいかなあと思いつつ、撮影に臨みました。

前ページで機材の各箇所において、思いつく限りの「工夫だけで実現できる改善」を実施した甲斐があり、またこの夜は架台の
「カックン」ガタや暴れ馬状態もそれほど気にならず、写野中に火星を徐々に最大倍率までズームアップできました。
撮影は25fpsです。高速撮影によるコントラスト向上効果は今年春の木星でも確認済でしたが、やはり効果がありました。

ですが、事前検討ではどうにもならない要素があり、それでもまだ大丈夫かと思っていたのですが、それがありました。
乱気流です。今まで何度か今年火星を見たり撮影をしましたが、こんなにひどい状態は初めてです。
上空で気圧のぶつかりがあるのか、冬のようなジェット気流の影響なのかわかりませんが、いずれ高度が高くなれば穏やかに
なるだろうと思っていた輪郭のビリつきは結局撮影終了時に火星がベランダの屋根にかかる時まで収まりませんでした。
また目では見えない薄い雲や空気の層が火星の前を通るのか、輪郭や模様どころか本体の形状まで怪しくなるほど、気流は
荒れまくり、何度も撮影を途中で止めて撮り直しをしました。
旧PCのHDD容量の大きさに任せて、この夜は22シーケンスを撮影しました。夢のようです(^^)。
そのことで撮影現場で少しでもましなデータを選択して残す作業にも気持ちの余裕を持てました。

それらの事情から後処理の追い込みはまだ余地があると思います。本人だけにしかわからない差になるかもしれませんが。
まずは1画像を速報としてまず公開します。
NexStar8i、高速PC、ToUCamProII、LV8-24mmZoom(8mm位置)、2391全フレームでの仕上がりです。





大シュルチス、ヘラス盆地がしっかり出ています。子午線湾の爪もきれいに出ています。ちょうど見映えのある火星面が
こっちを向いてくれていました。2005/07/23の撮影時と模様の位相はほとんど同じですが仕上がりは格段に良いですね。
気流がその時よりかなりひどく悪かっただけに仕上がりまで不安で一杯でしたが、ピント出しを含めて充分満足な結果です。
ここまで仕上がれば、手持ちビデオでのコリメート撮影は要りません。NexStar8i+ToUCamProIIで専念し、撮影の有効時間
を最大限使え、また設営も銀次と2台並行でなくて済むので、体力的にはとても助かります。

ようやく長い重圧から解放された気がします....よかったよかった(^^;)。

光軸の問題ですが、土曜日の夜、夜景で光軸をじっくり合わせました。純正ネジを全部ねじ込み切った位置から2本のネジを
ほんの少し繰り出すだけで光軸が合い、しかも繰り出し量が僅かなので、しっかりその調整状態を保持することができ、仰角で
変化するほど副鏡がふらつくこともないことを雲間の恒星で確認しました。

そして日曜の夜の設営直後にその調整状態が完全に保持されていることも確認し、更に倍率を上げてLV4mm(眼視約500倍)で
焦点内外像の同心円と中心の点の存在を確認しました。補正板外し作業の影響も含め、光軸問題は完全解決しました。
そして眼視で見た火星は、気流でビリつくものの、先日の光軸調整を完全に追い込んだ銀次での印象同様、火星と背景の暗黒の
境界はスパッと明快に分離して、いつものどこかモヤモヤした感じは消えていました。

副鏡のふらつき、光軸調整をネジを締めこんだ状態で調整できなかったこと、全部結局、Bob'sKnobsが元凶だったようです。
使うたびに光軸をきちんと調整してベストで撮影に臨もうとした志でその製品をみんなが取り寄せて用いるのだ、と思えば、
あまりにひどい製品です。まるで食中毒予防で石鹸で手洗いし続けたらその石鹸の中に猛毒病原菌が居て病気蔓延の原因が1年
わからず苦しみ続けた、というほどひどい話ではないでしょうか。

あーあの極寒(北国の人に笑われるが)中、がんばってもなかなか成果が出なかった土星、木星シーズンの時間を返せ.....(^^;)。
きっと気流だけでなく、光軸調整後のふらつきという偶然性を排除できず、打率が低かったということもあると思います。

まずは大量のデータからの後処理です。Optimize処理も目検での選別も高速処理で軽快にできます。
気流はどうにもなりませんが、HDD容量に任せて大量に撮影しましなものを選別することで、ある程度は対処できるでしょう。
NexStar8iを使わせて戴き始めてほぼ1年、本当にようやく全ての問題が解決したのかもしれません。
懸案であった今年の火星接近にもぎりぎり間に合いました。さて、お楽しみはこれからです(^^)/。



○有効フレームの選別で更なる画質向上を目指す。(2005/09/01記。)


先日速報画像をOptimize処理付で再度Registaxにかけ、機械選別をかけました。1407/2391フレーム処理です。
模様の細部や階調の芯はよりしっかり出たのですが、再生PC環境によっては、改善量は大して変わらないかも
しれません。
2000フレーム超のデータですが最終的には目視選別もかけたいと思います。
今は取得した大量データのどれがより有効で、どれを後回しにできるかを調べるために、Optimize付処理での機械
選別で一通り処理をすることを先行します。





同様に比較的有効な画像を公開します。他にも沢山のシーケンスがありますが、以下と模様の位相に大差が
ないデータは処理の追い込みを後回しにしており、また後日公開します。











時系列変化を見るために速報で用いた画像も3番目に並べています。
上から順に1475/2198、1539/2259、1407/2391フレーム選別、最後のは2194全フレーム処理の結果です。
iBookでは4番目の画像が一番滑らかで美しいですが、模様の位相は随分寂しくなって来ています。
Optimize処理付でRegistax処理をすると、高速撮影時に走査線のアラが目立つようになるという去年の木星撮影時から
ノウハウもあり、フレームを絞り込まないほうがいいのか、とも思いました。
気流が安定している夜には、安定しているうちに撮ったフレーム数が多いほど良い結果が出る筈で、その場合は
選別は良し悪しだと言えるでしょう。

今回、走査線の影響を避けたく30fps撮影はやめ、25fps撮影にしました。
20fpsにするか、とも思ったのですが、折角の高速PCでの高速撮影によるコントラスト向上効果も見たいという思い
があり、25fpsにしたのでした。
iBookやAdobeガンマ調整をした遅い新WindowsノートPCでは、走査線の影響はほとんど分からないか、全く滑らかな
像に見えますが、前回公開の速報分を含め再生PC環境によっては、僅かに走査線の影響が見られるようです。
Optimize処理を外して目視選別でフレームを選ぶと影響を回避できるかもしれません。

地球より自転がわずかに遅い火星ですが、それでも約80分の間に模様の位相が変わって来ているのがわかります。
速報の画像では子午線湾の(倒立像で)右縁に細い線状の陰りがあり、周縁部の回折に沿ってそれが存在する
ために、回折のための模様のアヤかと思いましたが、自転とともにそれがちゃんとした模様であることを理解
できます。その当該模様が自転とともに周縁部から、中央部方向に移動するにつれ、回折による火星像本体への
影響は速報の第一印象ほど強くないことも理解できますね。

ちなみに撮影時刻と仰角は上から順に0:45(40度)、1:07(42度)、1:31(48度)、2:08(55度)です。

撮影時には仰角が大きくなっても気流状態は全く改善されないとの印象でしたが、やはり後になるほど詳細が
しっかりして、徐々に気流が改善されてきたのかとも理解できそうです。まあ後になるほど現場でのデータの
取捨選択も慣れて大胆になった(^^;)という見方もあります。AC駆動で電池切れもなく、架台も安定しており、
あっけなくHDD満杯で撮影終了になるのが惜しく、後になるほど少しの気流撹乱で撮り直しをしました。
恐らくその両方の効果で後になるほど、データの質が良くなっているのでしょう。

ちなみにAVIデータは捨ててしまって残っていませんので再処理できませんが、撮影開始の最初の頃に撮影し、
ピントなどの確認のために残した画像が下の左です。23:50ごろ。仰角は30度未満、2225全フレーム処理です。
(この夜は機材はAC駆動でしたので、仰角が大きくなるまでの待ち時間ついでにベランダでRegistaxまでかけた訳
ですが、この結果に「あれだけ各部位を調整したのにやっぱり今夜もベストには程遠いのか」と落胆したものでした。)





夜景(つまり仰角ゼロ)と仰角の大きな恒星を往復して光軸確認をしましたので、仰角による光軸のふらつきも
完全に排除できています。
そのことから、やはり光学系や架台の安定性が理想に近くなっても、気流が大きく荒れるとこんなに画像も崩れ
「やはり口径クラス相当の惑星像の詳細感は気流次第」ということを改めて理解させられます。
低空のための気流荒れは待てば仰角の増大とともに画像はしっかりしますが、上空気流がずっと荒れた場合は回避
できるものではありません。勿論、気流の問題以前に機材の調整は万全でなければなりませんが(^^;)。



○その他の仕上がり。一挙公開(^^)。(2005/09/03記。)


全画像の一通りの処理を終えましたので、一挙公開します。
上記の気流荒れの1枚は置いておき、他のものを全部時系列に並べました。
画像の背景部分をトリミングして、像そのものは拡大縮小なしのまま公開しました。

当事者の私でないと「なんでこんな接近した時間帯の似た画像を全部公開しないといかんの?」と思われるでしょう。
というか、自分でもよくわかりません(^^;)。何故なのかそうしてみたかったのでした。
「こんなに沢山きれいな画像が撮れました」ってか...(^^;)?不本意だった過去の成果の反動(^^;)?
でも同じ夜の似た条件での成果を並べてもあまり功名心みたいなものは充足されないと自分でも思うのですが...これでは
「気流が悪かったって言ってたけど、これだけ安定画像の枚数があるなら、気流はよかったのじゃないの〜(^^;)?」と
思われるだけかもしれませんね(いえいえ気流撹乱でのデータの撮り直しには苦労しましたよ...^^;)。

画像を全部くまなく見るとちょっとずつ自転で模様が動いていく訳ですが、遅い自転ではその差も僅かです。
ですがさすがにこれだけ枚数(この画像1枚1枚に対応するAVI動画データが存在すると思うとなお壮観です)があると
「これは模様か処理のアラなのか?」ということを確認には良いですね。一挙公開のメリットはその程度かもしれません(^^;)。
















先日の画像4例公開の際に撮影時刻からフリーのプラネタリウムソフトで仰角を調べた訳ですが、おおよそ仰角40度以上になれば
気流の印象が悪いと思っても、ある程度期待して結果を期待してもよいかと思うようになってきました。
気流が良好な日は勿論のこと、悪い日もできるだけ低空ゆえの乱気流の要素を除いておくのがよいでしょう。こんな話は当たり前
の常識かとは思うのですけれど、今回の撮影においてはモニタで見た気流状態がずっと悪いと思ってましたが、一挙公開の画像を
今、くまなく見ていくとデータの取捨選択の効果もあれど、やはり見た目の気流の印象よりも実際は時間帯が後になるほど、状態は
ましになって来ていたのだと思ったのでした。
どんな日も設営したら仰角40度あたりからベランダの屋根に消える手前あたりまでは投げやりにならず本腰入れてがんばるか、と
思うほうが良いかなあといったところです(^^)。

さて、またこの中から何例か目検選別で最終仕上げに入るものも出てくるとは思いますが、あまりこの夜のデータ処理に注力して
いると、晴天の好機を逃してしまいます。気流がもっと安定した夜も夏場にはまだあると思いますし、更なる画質向上は後処理の
工夫においてでなく、やはり撮影時に品質を確保しておきたいものです。撮影時のデータ品質追求あって、後処理での工夫追求も
効果的に効いてくる、とも言えますね。

気流の影響があるので、毎回最高値と行かずともある程度以上の水準を安定打率で公開できるようになれば、楽しさ復活です。
その意味では次回の成果は自分にとっては、より重要かと考えています。大ホームランもまぐれでは、値打ち半減です。
まぐれ1発でなく、これからの楽しい惑星撮影の幕開けでないといけない訳です。
上の後処理をやっている期間に再度最近では珍しく晴れ間もありました。はやる気持ちもありましたが、気持ちにゆとりを持たせたく、
機会を流しました。

きっと1年前ならこんなに慎重になっていないだろうと思えば、この1年の経緯の不本意さがまだ身にしみていると見ました(^^;)。
生来の調子乗りな性格が天体撮影でも復活するには(自画自賛がうるさくなるのであんまり調子乗りレベルまで復活せんでよいという
声もチラホラ^^;?)、あと何度か今回のような成功例を味わう必要がありそうです。
そういうこともあって、次回挑戦はじっくりと条件のよい日を選びたいものです。



○最終処理。火星。(2005/09/04記。)


この週末は良い天気には恵まれませんでした。金曜の夜〜土曜の早朝には晴れたらしいですが、機会を逃しました。
秋の空は目立った恒星がなく、それを大阪市内の光害を背景に眺めると、薄曇りの夜には晴れているのか曇っているのかの判断も
つきません。それでも火星くらい輝度があれば存在はわかると思いますので、うちの周辺が大阪平野方向には開いているものの、
他の方向が谷底地形であることもあり、雲が周囲にたまっていたのかもしれませんね。

なので2005/08/28のリベンジ火星の一応の最終処理をしてみました。
速報と次報で公開した4画像と前半2枚は同じBMP素材を再処理しています。走査線の影響でせっかくの情報量を台無しにしたくなく、
Optimize処理は外して全フレームを目視選別しました。
階調優先でやや軟調な仕上がりにした仕上がりは既に今まで公開しておりますので、今回は解像感も活かしたく、少ししっかりめの
処理にしましたので、再生PC環境においては「ほんのちょっとザラザラ?強調処理をかけすぎ?」と思われるかもしれません。
PCのAdobeガンマ調整をなさることをお勧めします。その環境においては「今回の処理が正解」ときっと実感されると思います。

一挙公開分の上から3段目左、5段目右、9段目左、最下段左を今回一から再処理しました。
採用フレーム数は順に1649/2216、1842/2269、1539/1888、1574/2184フレームです。
捨てたフレームの数と内容(模様の逸失どころか形状もキープできていません)がやはり当夜の気流状態を物語っていました。

今回、最初に全フレーム処理をやり、それから目視で全フレームの取捨選択をした訳ですが、全フレーム処理をしているにも関わらず、
良好なフレームを「閾値30%以上」設定の基準以下と見られて結構捨てられているのに驚きました。それらを復活させた効果は大きく、
じっくり鑑賞頂ければ、階調や詳細感は強調処理の度合いと無関係に、よりしっかりしたものになったと実感して頂けると思います。
特に最初の2枚は後半撮影である後の2枚と同等の解像感を得るに至り、目視選別により気流影響による詳細感の潰れを克服できた印象
もあります。











本来、科学写真である訳ですが、優美ですね。優秀な美術品と同じく、情緒にかなり訴える美しさがあります。
いや勿論、私の画像が、というのでなく、火星の色彩と模様が、です。
大シュルチス、ヘラス盆地から子午線湾とそこに至る腕部分、そして(倒立像なので)その上に輝く南極冠というのは、
宇宙広しといえど最も美しい景観の1つではないかと思えます。

1971年の大接近の時、まだ小学生でした。その時からこの模様の美しさに魅了されて来たのだった、と今回思いました。
当時の未来予測に従って1985年ごろの火星有人飛行に自分も参加できれば、という法外な思いに支えられて、勉強した日々も
思い出します。知り合いの中には「なぜ惑星写真を撮るのか。良さはちっともわからない」と言う人も居るのですが、その人に
「日々節約して貯金してハワイに行こうと思ってる時にハワイの写真を見るとワクワクするだろう?そんなのに似てるかも。」と
言うと納得してくれたりします。本当はそれだけではなく、対象の優美性に魅了される訳ですが。
その人にはそれがわからない、自分にはわかる、そう生まれついたこともまた特別なことで素晴らしいことなんでしょうかね。
まあそう生まれついたために、こうして撮像に苦労したりもするのですけどね....(^^;)。

うまく撮影できるとその喜びの他に過去、現在について、いろいろ考えさせられることが出てきて嬉しいものです。それは撮像の
善し悪しに一喜一憂した今までと違って、NexStar5や銀次で惑星画像を撮影していた時期と同じく、撮影そのものが苦労の目的で
なくて、その像を通して何かを考えたりする次元に戻って来れたことを意味します。

さて、次もこのように述懐できるほどに、撮像がうまく行けばいいのですが....(^^;)。


○「カックン」ガタ再発と雲で強制終了。疲労困憊。(2005/09/10早朝。2005/09/10記。)


この夜は帰宅が遅かったのですが、雲が切れて火星が見えてきました。撮影まで温度順応は90分程度でしたが、準備しました。
夜景と恒星で光軸が全く狂っていないのを確認して(すごい!笠井さんのところのMirageやALTER並みたいに気楽に使えます。
でも、今までのあの苦労の日々は何だったのか....^^; )、気流と火星自体を眼視で確認しました。

肉眼での恒星のまたたきは冬場のように結構派手でしたので、気流状態は期待していなかったのですが、超高空気流の揺れでは
ないらしく、望遠鏡視野においては気流の荒れた層と火星のピント面では完全に合焦位置が違い、光軸の安定度のおかげもあり、
背景の暗黒から完全にすっきり分離した火星が確認できました。先日の良好画像を撮った夜とは比較にならないほど良好な気流と
言えました。時刻は0:30過ぎ。既に仰角が40度を超しているほど、少しの間に出現時刻は早くなっているようです。
この夜は大シュルチスが見える時刻には火星はベランダの屋根を越しているので、キンメリア人の海の、いわゆる「おつゆが垂れた
ような」と称される形状を狙いたいと思っていました。銀次時代にはその構造を完全に分離するのもなかなか困難でした。

そこでまず眼視の視野中央に火星を導入して、ToUCam一式をアイピースにとりつけます....取り付け中にPCのモニタ画面に
チラチラ見える火星の輪郭にビリつきや変形はほとんどなく、その夜の成果には大きな期待を持ちました。
ところがそこから延々90分以上、CCDの視野に火星が入りませんでした。架台の「カックン」ガタが再発したのでした。
この夜は家族に迷惑をかけないように、ACを室内からベランダにひくのは止めて、DC駆動で何とか対応したいと思っていました。
ですが、前回試した巻きフードでの前後重量バランス調整も効果はなく、9×50mmファインダーを使っても、何度もToUCamを
外して眼視で火星を視野中央に持ってきても、ToUCamモニタに火星を導入できませんでした。

そのうちPCのバッテリが落ち、私のドタバタに家内が寝られず室内の電気をつけたので、お願いしてPCとNexStar8iにACを
引かせて貰いましたが、状態は変わらず、たまにモニタに火星がかすっても「RATE=1」の制御でもすぐに火星は写野の外に飛び
出して行きました。そもそも「カックン」ガタは上下方向に出るだけの筈なのに、なぜ目で視野中央に火星を持ってきて、CCDを
つける途中でもモニタの中央に火星があり、取り付け終了時の重量バランスの関係で火星がモニタを飛び出して行っても、その後
再度モニタ中央に火星を導入するのに、高倍率ファインダーも併用しての上下方向の粗動と微調整で導入が全くできないのか
今も理解できていません。

まあ今までもそういうことは無かった訳ではないので、ここはとにかく根気入れてやるしかないとねばりました。
今までも落ち着いて手探りの導入作業を繰り返せばいつかは写野に対象を導入できた訳ですし、気流、光学系など他の問題は
この夜は悩むことはなかったのですから、導入さえしてしまえば、しっかりした画像を得られる筈、と思えることは、
根気を復活させる力となりました。以前は導入してもいい画像になる保証もなかったのですからその差は大きいです。

結局100分以上の汗だくの苦労の果てに、ようやく火星がモニタに入り、ピントを再確認して撮像開始しました。
ですが、撮影開始からほんの20秒くらいでしょうか。急にモニタ中の火星の輝度がもの凄く落ちました。
急に雲が出てきたのでした。それでもそんなに輝度が落ちるほどの厚い雲には見えませんでしたので、そのデータを捨てて次の
タイミングを待ちました。この時、そのデータを捨てずに保存しておけばよかったです。少なくとも600フレーム程度のデータは
あったのですから。
それからは200フレームも連続して撮像することはできませんでした。捨てては撮影し、また次を狙いましたが、そのうちに
完全に全天曇ってしまいました。何度も体験はしていますが、ここまで導入に苦労したあげくですから呆然です。
こういう時の雲はベランダの屋根側から一気に出てきます。雲行きが怪しいと徐々にわかっていたなら、苦労する前にあきらめて
撤収することもあるでしょうから、こういう展開は一番疲れます。

北極星が確認できるベランダで堅牢な赤道儀を使った撮影ではきっと想像もできないほどの茶番です。疲労困憊してしまいました。
成果なしで家族の安眠にも迷惑がかかる一方、このようにDC駆動ではPCもNexStar8iも使えない状態ですので、撮像場所を
ベランダ以外に求めることもできません。
状態がうまく行っているときには、何度もToUCamの着け外しをするなどもなく、それほど作業も騒々しくならないとは思いますが、
部屋からACをとるだけでサッシを完全に閉め切れませんので、音はどうしても室内に入ってしまいます。家族が起きている時間帯に
撮影終了とまで言えないまでも、静かに安定撮影環境に移行できるためには、もう1時間ほど出現時刻が早くならないと、撮影は
できないかな、という感じです。
でももう最接近まで1ヶ月余り、そんな悠長なことも言ってられないのですが。接近後はもう乱気流も日常茶飯事となるでしょうから
気流の安定している夏場に撮影をしておくのが重要なのですが、困ったものです。

最後に撮ったシーケンスは当然PCに残っていました。たった180フレームです。これでは気流、光学系など他の要素が完全でも
絵になる筈がありません。「おつゆ」構造、おぼろげに写っています。フレーム数が極端に少ないが故の粒状感の汚ささえなければ
2003年度の同じ位相での銀次+手持ちビデオ撮影画像程度の解像感はあるので、架台の問題と雲での急速な幕切れを悔やんでも
悔やみ切れません(T_T)。





安定した良好画像を得られるか、という課題に関して今回は番外です。まともにフレーム数を蓄積できなければ、評価以前の話
ですから。思い出したくもないし、無かったことにして公開したくない画像と言えますが、もし雲の邪魔がなかったら、恐らく
必要充分なフレーム数を取得して、かなり満足な画像になったかとも思えますので、公開することにしました。
これでも後処理と画像の縮小でできるだけ画像をましにはしました。でも所詮、WebCamでの180フレームからの画像ですから...(^^;)。
架台に関してはやはり無策です。雲に邪魔されないうちに写野に火星を導入できない日はこの夜同様にあきらめるしかないでしょう。



○重量バランス対策に久々のToUCamProI出撃!....成果は?(2005/09/18)


毎回「大当たり」を狙う考えを改めて「たまに大当たり」で結局よいではないか、と考えようかと思い始めています。
まあそれでもだめな日は大いに脱力するとは思いますが...(^^;)。
架台の「カックン」ガタ対策に、赤道儀を導入する資金はありません。CCDモニタの写野を外れても再導入を容易にするために
ファインダーの代わりにミニボーグ45EDをガイドスコープとして導入することも考えたり、Vixenのフリップミラーを考えたり
しましたが、その程度でも投資の余裕がありません(^^;)。
私のToUCamProIIと自作カメラアダプタ一式の重量を軽くすることでガタの影響を少なくできるなら、何とかできないかと考えて
いましたが、まず試すべき結論は出ました。

それは、ToUCamProIとトイレットペーパー芯アダプタ一式を復活させることでした(対策費\0ですからね^^;)。
今までもToUCamProI一式を使ったときにはそれほど「カックン」ガタに悩まされることはなかったように思っていました。
これがダメならまた他の方法を考えようと思ったのでした。

ただそもそもToUCamProII一式に移行したのは、ToUCamProIのCCD面の払拭できないゴミの問題と、自作アダプタの
光軸確保の問題があったと思えば、その問題を解決しないといけない訳ですが。
一晩撮影して結果アダプタの光軸がずれていた、なんてのは脱力必至ですが、その可能性も大きくある訳です。
事前にできるだけアダプタの筒部がCCD面に垂直になるように調整しました。しかし所詮は目分量で万全ではありません。

出現時刻は以前よりますます早くなり、この夜は1時終了を家族に約束して撮影に臨みました。が、結局、撮影は難航して
1時を超えたところ、室内が消灯になったのがさすがに無言のプレッシャーとなり(^^;)、撮影の見極めができないままに
当夜は撮影を終了しました。

NexStar8iとPCにACをひき、軽量のToUCamProI一式をつけての撮影を開始しました。さすがに部材が軽量なので
眼視野の中央に火星を導入してToUCamI一式をとりつけても、CCDモニタからの火星の飛び出し具合は、割合リカバリが
効く程度で、前回のように100分も写野導入にかかった、などとの苦労はなかったですが、どう写野の中央に火星を導入しても
すぐに火星はモニタ写野を上に流れて行ってしまいます。

モニタに出力される動画像は最終的な画像と同様、倒立像です。倒立像が画面上に流れていく、それは鏡筒先がゆっくりと
お辞儀をして行くということを意味します。つまりToUCamPro一式は軽すぎたのでした。
バランスウエイトを試すとかの余裕もなかったです。なんせ常にNexStar8i架台のコントローラの十字ボタンのどこかを
ずっと触って火星がCCD写野から逃げていくのを止めねばなりませんでした。

写野に火星が止まる瞬間は全くありませんでした。これではせっかく写野のどこかに火星をがんばって押しとどめても、
各フレームは流れる火星の動きのためにブレてしまいます。幸い現在の火星は光量は豊富にあります。
1/250秒までシャッター速度を上げ、フレーム個々でのブレを最小限に押さえました。その代わり、ゲイン調整は最大に
近くなってしまいましたので、粒状性が若干粗い結果となったかもしれません。
これはToUCamProII用の「Philips VRecords」を使ってのToUCamProI撮像の影響もあるかもしれません。
色温度なども毎回同様の設定でしたが、同じ理由からか今回はかなり青に転び、後処理で調整しました。

全部で7シーケンス撮影し、それぞれ処理をしてみました。撮影時の時系列に沿ってそのうちのいくらかを公開します。
眼視の印象は前回同様、気流の暴れの層と火星のピント位置は分離しており、ほとんど気流の影響は排除できたにもかかわらず
最高傑作の画像に比べて合焦感が甘いのは、鏡筒がすぐにお辞儀してしまうのと大いに関係しています。何せアイピースの
ズームリングやC8鏡筒の合焦装置をちょっとでも触ると、写野中の火星はすぐに上方向に消えていってしまいますので、ちょっと
触っては写野に再導入してまたピントをちょっと触っては、というのを何度も繰り返しながら、いまいちはっきりしないピント
の山を探るのは、これでもかなり大変でした。






ToUCamProI+トイレットペーパー芯アダプタ(^^;)、NexStar8i、LV8-24mmZoom、フレームレート25fps、
シャッター速度1/250秒での撮影です。
1619/2358、1661/2284、2188/2188、2452/2452フレーム処理しました。
上段右の1枚がこの夜では最も良好の画像のようです。このシーケンスに関して10通りくらいのWavelet処理を試したBMP画像
を得ましたので、今回新たな試みとして、それらを再度Registaxにかけて10枚を合成して解像感向上を期待しました。





2005/08/28付最高傑作の火星像に比べてしまうと若干貧相かもしれませんが、眼視で確認した以上の模様と階調を最終的に
画像に残せた印象に安心しました。粒状性などは元の画像もよかったですが、模様末端の消失部などは、よりしっかり出て
いると思います。
太陽湖の形状については、今シーズンは2005/08/19に撮影分の再処理をしたものがあるものの、それほど拡大率も高くなく、
あまり意識していなかったのですが、2003年のように「大きな目玉」や「カエルの干物」みたいな模様から少し印象が変わって
いるようにも思えますね。オリンポス山あたり(倒立像で火星像の右下部)に白いひっかき傷のようなものが、複数の画像で
確認できます。最初の4枚の上段右と下段右では、その白い縦のひっかき傷が火星の自転で他の模様と同じ位相だけ位置がずれて
いるのがわかり、それが何らかの実在する模様であることを強く示唆しています。が、オリンポス山はその外周部を含めて本来
丸い形状で現れる地形ですので、今回は「気のせいか?」ということにしておきましょうか。位置もドンピシャかどうか自信が
ありませんし(といいつつ、オリンポス山からの煙が白くたなびいてるとかなら面白いですけどねー。そんなの無茶ですってば。^^;)。

今回、撮像系の軽量化の一策としてToUCamProI一式を試してみましたが、軽すぎて更にバランス調整が必要かと思えました。
また予想した通り、アダプタの垂直度が所詮は目分量による調整のため、光学系の光軸が当夜も完璧のままであるにもかかわらず
像面の合焦感にわずかに不均一を感じます。やはり筐体を直方体化し天体撮像用にカスタマイズされたToUcamProIIを用いて
光軸の完全性を確保しつつ、アダプタの軽量化を考えるか、フリップミラーによる写野への導入策を考えないといけないのか、
と思いました。ただVixenのフリップミラーは立て付けが完全でなく(正確に90度フリップしないと意味がない)高倍率での写野
への対象導入には向かないということを聞いたこともあり、もう少し思案してみたいと思います。
駆動系のトルクが持てば、バランスウエイトによる鏡筒重量の前後バランスだけで何とか調整できる筈だという考えもまだ
捨ててはいません。

万年金欠ならではの苦労、いつまで根気が続くやら...でも火星はもう本番近くに巨大化し、欠けた部分の面積も日に日に減って丸く
なってきていますね。

ただ今回、1時の撤収を数分遅れただけでなく、その時にどうもPCか電源コードにカメムシがついて部屋に入ったらしく、電灯
周りの執拗な羽音で事態発覚することとなり、結局2時過ぎに家内の部屋の天井灯を外しての大捕物で家族に迷惑をかけました。
撮影中はACコードをサッシに挟み込んで虫の侵入防止は意識していたので、私の撤収時に一緒に入ったのでしょう。
私の部屋まで大人しくついて来てたら静かに処置できたのになー(^^;)。カメムシが家内の部屋に留まったことで、「騒動」は
最大規模となってしまい、自分がかけた正味の迷惑の数十倍にも迷惑感は広がってしまったことに、家族以上に私がかなり
ゲンナリしています。
何も撮影での迷惑に気遣っている今、起こらずともよいではないか、と思う訳です。本当に間の悪い話です。
毎回「大当たり」を狙う考えを改めて「たまに大当たり」で結局よいではないか、と考えようかとのんびり路線を思い始めた筈が、
こういう展開ではさすがに根気の糸が切れてしまいます(^^;)。

これを書いている翌夜、中秋の名月です。晴れていつもより小さい印象の満月がベランダから見えてはいますが、当夜はさすがに
出撃しません。できません(^^;)。



○追記:どうやらやはり....。(2005/09/19記。)


上記で最初に公開した4枚のうちの下段右もなかなかの出来だったので、フレームの目検での再処理をして画質向上に努めました。
1917/2452フレーム目視選別により、単枚での滑らかな画像を目指したもの、Wavelet設定の異なる4枚を再度Registaxで
合成したもの、1枚めと同じく選別処理ながら、画像が汚くなるのを覚悟で画像処理をかなり強めにしてみたものを順に並べてみると、
やはり下段右像に加えた説明のように、オリンポス山とその外周部が写っているように見えてきました。
多くの方々の画像を比較しても位置的にどうも間違い無さそうです。線状に輝いているのは、周縁部が日光で輝いていると解釈
するのが良いのかもしれません。火山中央地形は定かではありませんが、何らかの構造があるようには見えます。






太陽系最大級、標高25000メートルのオリンポス山の検出は、月のPlato内小クレータ検出と同じく、それだけで一つの意義ある
テーマだと考えています。2003年の手持ちビデオ撮影でもおぼろげな影を捉えたオリンポス山ですが、今回はそれよりもう少し
向上した画像の成果を得られたように思え、架台制御の問題などいろいろ頭を痛めないといけないことは多いですが、とりあえず
今日の時点では大いに満足したいと思います。



○一応の最終仕上げ。(2005/09/19)


「掲示板のコーナー」ご常連の「じゃみろさん」こと中村様からメールでご指摘を頂戴しました。
(中村様、いつもご支援、ご激励、感謝します^^/)

あの白い線状の光はオリンポス山そのものでなく、その右側(倒立像ですから実際は西)に実在する台地の稜線で、更にその西(右)
の標高の低い平原との境目に当たるようだ、とのことです。
オリンポス山は私が「中央火山地形」と言っている白点の部分がその山の西(右)斜面が太陽の光で輝いているところにあたり、
その白点の東(左)の少し暗いあたりが山頂のようです。
中村様にメール添付して戴いた火星図はNASA分析ベースの著作物ですので、それを使っての説明はここではできませんが(それゆえ
弊掲示板上でなく、メール添付でのご説明を私も頂戴した次第です)、その図に書き込まれた地形と画像の白線は確かに一致します。

私も「ナショナル・ジオグラフィック」誌に付録でついていた詳細火星図を引っ張り出して、ご指摘あたりの地形を見てみました。
オリンポス山は「リカス・サルシー」という台地の上に乗っていて、その台地は西(右)側の標高の低い「アマゾニス平原」から
隆起してかなり高度差のある断層地形を形成しているようです。そこに太陽光が当たって白く線状に輝いているようです。

うーん。言葉ではうまく説明できませんですね(^^;)。
下手な簡略図ですが、以下のような配置になります。(しかしもっとうまく描けないのかね......^^;)
先述の火星像の上に書き込んだ丸印あたりを拡大図示した図になります。(追記:下に図に相当する部分を画像上でも示しました。)





こんな地形が太陽光の加減の偶然とはいえ、日周運動での動きでも追えるほどしっかり記録できたとなれば、今回の成果は鑑賞面では
今一歩だったかもしれませんが、大満足しないといけませんね。撮影時にいろいろあっただけに、感激してしまいます(^^)。

加えてこれは一層不確かではありますが、画像に丸印を書いた上のほうにも同様の白線が模様の隙間に存在しているようです。
観測用火星図では「太陽湖」と「シレーンの海」の間、「ナショナル・ジオグラフィック」誌の詳細図では「シリア平原」と
「ダイダラ平原」に挟まれた(なぜ呼び名が違うのだろう....???)「クラリタス・フォーゼ」という渓谷状地形と位置が符合します。
しかしまあそれは実際にどうだかはわかりません。近くの「タルシス3山」や超巨大な「マリネリス渓谷」などは光線の向きが悪い
のか写ってませんし...(というかそれらのクラスの地形が地上の大気を通して写るほうが不思議なくらいですが。^^;)





まあ写っているかどうかわからない子細(?)にこだわるのは、このあたりにして、最終仕上げの画像です。
と言いつつ、最初に公開した上段右画像でも、それらの断層、峡谷地形が出ないかなあと思って再処理したのでしたが、その思惑は
外れました。地形の詳細は下段右の画像がよく出ていたようですが、模様や階調はこの上段右画像を元に処理したものが、よりよい
結果となりました。今回の「観賞用」はこの画像でキマリ、という感じです(^^)。でもこの画像でもやっぱり2つの断層、峡谷地形は
写っているようですね。





彩度を落として白黒画像にすると模様の濃淡はよりはっきりしますが、色彩と輝度情報の相乗効果は下がるので、峡谷などの印象は
薄れてしまうようです。科学資料用途より観賞用の目的を優先して私はカラー撮影しているのですが、カラー撮影は観賞用のみならず、
断層、峡谷、火山などの地形検出にも有利である、と言えるかもしれません。





結局のところ、架台を含めた撮影時の操作感は別として、今回のToUCamProI再出撃の判断は良かったようです。
懸念したトイレットペーパー芯製アダプタの目分量での光軸確保も、火星の視直径の小ささが幸いして、それほどひどい状態には
ならなかったようです。これにバランスウエイトを足していくか、ToUCamProIIからアダプタ重量を引いていくか...もう少し
考えて行きたいところです。
撮影直後は暗澹なる気分でしたが、期待もしなかった画像上での断層、峡谷の検出にちょっと気分はよくなってきました。
というか...かなり戸惑ったままです(^^;)。
観賞用としては最高値に至らず、でも微細地形に関しては、それでも写っているのだということに、撮影時のかなりの骨折り感と
相まって奇妙な作業終息感を味わっている感じです。







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