--- 直リンクでのご来訪の方々も居られますので、以後カウンタを本コーナー各頁にも。


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○謹賀新年!2004年最初は解像度改善の木星!(2003/12/30。データ作成は2004/01/01。)


年が改まりました。本年も一層宜しくお願いします。
と言いつつ、画像を撮影したのは旧年末なんですけどねー(^^;)。
公開画像は縮小しているので分からないと思いますが、今回から原画像が大きく、後処理最後に縮小をかけること
で、画像を締めることが可能になりました。
それはなぜか......実は、今までToUCamで320×240pixelsで撮影してしまってたのでした(^^;;)。

2003/12/30の夜、23:50頃までなら大赤班が見えるとの我流改造Jupiter.exeの予報でしたので、年末の
慌ただしい中セッティングをして木星が昇ってくるのを待ちました。雲一つなく、今夜はまさかね....と思いつつ。

でもまたやられました!木星が昇ってきて気流の落ち着くのを見計らって撮影準備に入った途端、「ん?なんで
画像が減光する?」と思って空を見ると、今までどこに隠れていたのか、すごい勢いで雲が....。
大赤班が見えなくなる23:50すぎまで完全に木星のあたりだけを雲が隠しました。
0時を少し回った後、ようやく晴れ間が出て、お目当ての大赤班が去った後の木星を、iBookのToUCamPro用の
キャプチャソフト「BTV View」で撮影開始しました。iBookのソフトでToUCamProを駆動するテストは
かねてから実施したかったのでした。

「あれ?いつもよりモニタウインドウが大きくないかなあ。木星もなんだか大きいよな....。」そう思ってから更に
結構な時間が流れた後、私は今までWindows機でToUCamProを使うとき、設定可能なことを知りながらなぜか
320×240pixelsで撮影していたのだ、ということに気づきました。(なははー。あー脱力。^^;)
今までネット上の他の識者様各位の惑星像を拝見して「大きい画像だなあ。追尾精度がいいので強拡大も可能
なんだな。いいなあ。」とか思っていたのでした(^^;)。
同じ合成焦点距離でも、焦点像を何pixels四方で表現するかで後処理の詳細視認度も全然変わってきます。
ああ、なんてこった...火星ももっとましな結果を得たかも...そう思っても、もう後の祭りもいいところです(^_T;)。

気をとりなおしてその夜は木星を撮影しました。BTV Viewの設定はシャッタースピードなども数値で見ることが
できなくて、モニタの調子を見ながらの調節でしたので、設定が正しいかどうか不安でした。
後処理のときに確かめてみると輝度は合っていたものの、3.88コマ/秒くらいにキャプチャ設定がされていたようで
これでは大気の揺らぎが1コマの中に平均化されてしまって詳細が出ないと思いました。また色もかなり赤にシフト
してました。それを何とか後処理で補正したのが下記です。

さすがに今までの縦横2倍、pixelにして4倍の解像度での集積です。ウエーブレット処理で叩き出せる解像度が
全然違います。2本縞の下側(北側)の上唇のような形状詳細がおもしろいです。BTV Viewではキャプチャした
日時時刻がファイル名に織り込まれますので、時刻の参照が容易です。
時系列的にその前後の像と比較すると、非常に短時間なのに木星の早い日周運動で若干その縞の特徴部分が動いて
いるのが分かります。つまりこれは後処理のアヤでなく実在の模様だということですね。


 

 



上段左が2003/12/31早朝0時17分のデータを後処理して更に縮小して画像を締めたものです。394コマ目視選別。
上段右が同じデータで後処理原画像の縮小率を少し弱めにしたものです。(photoshop バイキュービック法縮小)
下段左が時刻にして直前の0時14分。181コマ目視選別。まだ倒立像左端に大赤班の名残が??
下段右が直後の0時20分。202コマ目視選別。時系列3種類の縞を見ると下側の縞の特徴部がわすかながらだんだん
倒立像左に流れていくのが見えます。木星の自転が早いためにたった6分幅でも差が認められるということです。
使用光学系はNexStar5、ToUCamPro、LV8-24mm(8mm位置)、処理はRegistax2.1b、Photoshop7です。

解像度で言えば先日の「セピア木星」と同等かそれ以上のものになっています。色と粒状性に難がありますが。
この夜はこの何枚かを撮影した、ほんの20分ほどだけ晴れてました。後はまた再び雲が木星を隠してしまいました。
あんまり同じパターンなので、もうあきれるしかありません。



○2003年大晦日の夜、土星は大満足の成果!...木星はイマイチ。(2003/12/31。データ処理は2004/01/03。)


次の夜、2003/12/31は日中は晴れてなかったので、部屋の片づけでもしながらのんびり年越ししようと思っていた
のが、夜になってから急に晴れて「またいつもの雲のうんざりパターンじゃないの?」とか思いながらもベランダに設営を
開始しました。
既に今シーズンに一定の成果を画像で残したと思っていた土星に関しても640×480pixelsでの解像度叩き出しを
したいと思い、まずは土星から、次に木星を撮影しました。当夜は輝度などの設定が慣れているWindows機で撮影しました。
外気順応は充分、光軸調整も入念に行い(ほとんど狂ってなかったので予想より簡単でした)、万全の態勢で臨みました。


 

 



使用光学系はNexStar5、ToUCamPro、LV8-24mm(8mm位置)、処理はRegistax2.1b、Photoshop7です。
上段の土星はそれぞれ別データで、左が1136コマ、右が1315コマの目視選別。下段の木星はやはりそれぞれ別データで
左が2096枚目視選別、右は479枚目視選別です。原画像640×480pixelsを約5/6サイズに縮小の上、上下左右を
カットしています。
木星は少し低空だったためか(ベストを待っていたらまた雲に隠されますからね)気流が落ち着いてなくて、いまいち
詳細が叩き出せていませんが、土星は間違いなく今まで通してのベストです。
特に左側は127mm(副鏡遮蔽含む)クラス口径シュミカセでこれだけ撮れたら何の不満があろうかという程に上々の
結果ではないかと自分では大満足しています。いかがですか?
私としては、もう今シーズンの土星はこれで打ち止めにしても構わないと思うほど満足の出来です。

あーやっぱりNexStar5、入手してよかったー!コンパクトで機動力もよく銀次の眼視での感動レベルをそのまま
画像として残せます。光軸修正や架台の精度調整も簡単でとってもいいです。大口径ならもっといい結果が得られる
のかも知れませんが、私の体力と性分にはぴったりかも知れません。腰も痛めませんしね(^^)。

この夜、木星の大赤班は木星の裏側です。元旦未明4時頃には見える筈でしたが、その頃には木星はベランダの屋根
の向こうです。Windows機のディスクがデータで満杯になったのを見て、早々にあきらめて後処理を開始しつつ
撤収しました。



○ほんとの新年初撮影は月。(2004/01/03。Windowsでの白飛び改善のため輝度修正:2004/01/05。)


日中晴れていても夜に曇るパターンが元旦、2日と続き、この夜は逆に日中が薄曇りで夕方晴れてきました。
月が東向きベランダから見えていたのでNexStar5とE5000で撮影をしました。設置して瞬く間にまた厚い雲が
月の周りばかりに列を作ってやってきて、雲間から見えた瞬間に撮影するしかありませんでした。
なぜいつもこうなのか....都合30分ほどそれを続けて雲があまり厚くなったので、あきらめてそれでもNexStar5の
電源を切ればまたアラインメントのやり直しになるので、いろいろ整備などをしてましたが、一向に雲が改善
しないので、本当にあきらめて電源を切ったら、ものの30秒で雲が消えました。
今夜もあまりにあきれたのでそれからの再開はしないで、木星待ちの間に夕食ついでに、その月の後処理をしました。

原画像は全然だめな画像です。眼視でも銀次のようなバリバリの荒涼感を感じられないNexStar5の月ですが、1枚画像
では尚更です。後処理では無理目を承知で超硬調かつ陰影強調をしました。美しいという感じはなくなりましたが
私が月の画像に求める「生命を拒絶する死の世界ならではの荒涼感」のニュアンスは出ました。
でも口径的に無理はやっぱりしている感じですね。また銀次で撮影したいと思います。(ただ今軽い腰痛にて銀次自粛中)
原画像と一緒に掲載します。(原画像は小さく掲載します)
デジカメは階調に埋もれた被写体の詳細ニュアンスを後処理でちゃんと叩き出せるのが素晴らしいですね。フィルムカメラ
ではこうは行きません。






○ついにとらえた木星大赤班!雲間から何とかフルシーケンス撮影実現!!(2004/01/04早朝。データ処理は2004/01/04-07。)


上記の月画像の後処理と公開を行った後、日付が変わったころにベランダに出てみましたら予想外に晴れていました。
我流改造Jupiter.exeのシミュレーションでは、その夜、0:30頃には木星の大赤班が倒立像右端から現れて、3:30頃
には、左端へ消えるフルシーケンスを確認できることになっていました。
もっと時間帯が早い時期のほうが準備や撮影が楽だとは思いましたが、雲のせいでいつその機会がやってくるか
分かりません。早速撮影にとりかかりました。

ところが、またです(もー)!ベランダの屋根側から雲が無尽蔵に木星周囲にかぶって行きました。
何度この目に合わされたら気が済むのか。(誰の気が済むのか???)
仕方なく雲の合間から木星が見える都度、ToUCamPro撮影をスタートさせました。撮影中に輝度が大きく変われば
そこでまた撮影は中断してそのデータは捨てます。雲に隠れて見えない間に追尾が木星から離れたら、接眼鏡を
外して位置修正して、またピント出しして....もー大変です。

完全に晴れていたら、15分置きにベランダに出て撮影、みたいなイージーなやり方も可能だったでしょう。
でもこう雲が木星の回りにだけ無尽蔵に列を作って覆い被さる状況では、もう3時間がぶりつきで雲間から木星が
見えた瞬間にとにかく撮影スタートするしかありません。途中で雲がかぶって輝度が激しく変わったらもうデータは
捨てるしかないです。撮影時刻間隔も当然バラバラになってしまいました。

でも何とかそんな状況下、ベランダで3時間以上ネバり、28本の撮影データ(捨てたデータは数えず)を残せました。
雲にやられている間は撮影ソフト「Philips VRecord」の裏でRegistax2.1bを動かし、データの質を見たり、
その処理中に雲間から木星が出てきたら、処理を中断できず撮影を逃したり、何だか悶々爆発寸前の連続でした。
(おいおい撮影場所は深夜のベランダだぞー。^^;)

28本全てを後処理しました。その中から画像を選抜した10本を一挙掲載します。(今回はほんとに疲れたー)
時系列に掲載しますので、木星の早い自転で大赤班がたった3時間の間に端から端まで動いて行くのが分かりますね。
自分で言うのもなんですが、今までの紆余曲折の悶々を一挙に吹き飛ばす「快挙」ではないでしょうか??。

ただ、最後の2枚はちょっと色調がおかしいです。
撮影時のモニタでは雲間からの影響が最も少なかったので、出来に期待したのですが、雲間からの撮影で
調整した色相などでは条件が合わなかったのでしょう。輝度は撮影の都度、調整しましたが色相は
試行錯誤するほどに撮影現場で泥沼に陥ることもあり、後処理で調整しようと思ったのが裏目に出ました。
輪郭が影響したような輪染みのようなノイズもあり、掲載しないほうが撮影の質が上がった印象を感じて
戴けるかとも思いましたが、最後のほうの撮影はハードディスク満杯で過去のムービーデータを次々削除
しながらの強行撮影だっただけに、無駄にするのも忍びないということと、その後の大赤班の動きも捉えている
ので、やっぱり併せて掲載しました。


 

 

 

 

 



使用光学系はNexStar5、ToUCamPro、LV8-24mm(8mm位置)、処理はRegistax2.1b、Photoshop7です。
おおよその撮影時刻と多数枚合成コマ数(全部目視選別)は、時系列順に、0:54(640枚)、1:00(1130枚)、
1:24(1016枚)、1:34(995枚)、2:00(965枚)、2:10(749枚)、2:24(1123枚)、2:36(1247枚)、2:49(1199枚)、
3:04(985枚)です。

ボツになりかけた2:49(1199枚)、3:04(985枚)などには大赤班以外にも倒立像下(北)側ベルト上に
小さい黄〜赤班も見えます。
自転とともに動いているので実在するのでしょう。色はどうなんでしょうかね?それまでの時刻の画像
でもよく見ると同じ場所に形状もあり、うっすら色彩も確認できますね。
小赤班か....次に見る時には残っているかな?模様の出現や消失までこのクラスの望遠鏡で確認できたら
それはもっとすごいことですね。

この中のベストは3枚目の1:24(1016枚)です。4枚目の1:34(995枚)も甲乙つけがたいですね。
この3枚目について、改めて原画像BMPファイルからベストの後処理調整をしてみました。他の画像の後処理が
いい加減な訳ではないですが、今回はできれば(これでも)早く公開したかったので、また後日、後処理の
試行錯誤で改善が見られた場合は順次差し替えて行くことにします。

周辺の切り落としはしましたが、木星像そのものは原画像サイズのまま、縮小もしていません。
全部、最初からこのサイズで統一すればよかった??
でも上のように少し縮小をかけたほうが締まって見える画像もありますね。





いかがですか?過去、私が撮影したどの木星像よりも格段に解像、色彩、階調とも優秀です。
(Windows機では画質強調がやや過剰気味で少し汚れて見えるかも知れないですが、詳細はよりよく見えますね。)
127mm(副鏡遮蔽約3割を含む)口径クラスでここまで撮影できれば、何の不満もありません。

銀次での眼視の感激を同じレベルのまま記録に残したい目的では最小規模・最大高機動のシステムといえる、
超大満足のスーパーサブ機です。Yahooオークションでお譲り戴いて本当によかったです。
譲って戴いた方が、この出来に「譲らなければよかったかも?」なんて思っていらっしゃったりして(^^;)?
(その後、市場の品切れが改善されて来たせいか、価格相場の高騰がなくなって、オークションに
 ETXやNexStarのこのクラスを手放す方がほとんど皆無になりました。相場が下がるなら手放すほうが
 惜しいですからね。その意味でも当時の高騰相場下においての破格値でお譲り戴けたのは幸運でした。
 改めて譲渡頂いた方に感謝感激です。)

その一方、ボツになりかけた2:49(1199枚)、3:04(985枚)など(本当は10本近くあります:なんと6GB超!)での
低解像を考えると木星の撮影で満足な結果を得るのは、ピント出し、大気状態で変化する色相輝度調整など、火星
以上に困難なことなのかも知れません。今回は雲間からの撮影でしたが、それでも幸運が働きよい結果になったのかも?
土星にはそのような苦労はないですね。アタリかハズレかが撮影時にはっきりしてます。

遥か昔、小学生か中学生向け学習雑誌の「あなたの知らない不思議な世界」系コーナーに「謎の木星空中大陸:
常に地球側を向いている。小望遠鏡でもはっきり見える。宇宙人が地球を観察する基地か?」などと書いて
あった小記事を思い出しました。
動いてるじゃないの(当然ですが...。^^)。当時それで原稿料貰ってた人も居る訳ですよね。いいなー(^^)。
当時は無名メーカの60mm屈折経緯台でも結構よく見えてました。「おお。あれが宇宙人の基地か。」とは
勿論当時も思いませんでしたけどね(^^)。(宇宙人の存在を否定はしません。「日曜執筆家の部屋」参照。)


○木星大赤班の動きを擬似的に連続で見るムービー(データ作成:2004/01/06-07。)


主に天文情報の書き込みを戴いている「掲示板のコーナー」でのご常連、じゃみろさんからのご提案で、上記の
静止画を疑似ムービーにしてみました。GIFアニメーションツールを持っておりませんので(本格的なムービー
編集ソフトは沢山あるのですが...^^;)iBookにあるiMovieで作成してみましたが、movファイルに出力する際に
GIFアニメのように高圧縮率で高画質のオプションを選ぶのに苦労しました。サイズを小さくすると模様に妙な
縦横縞が付加されてしまいます。とりあえず十数通りかを試行錯誤した上で、640×480pixels、モーションJPEG-B圧縮
にしてみたものがましだったので、これを掲載しておきます。


       ●2004/01/04木星大赤班の動き(2.6MB)●


Windowsでの再生可能オプションはONにしていますので、今ではWindowsでもQuickTimeムービーは即時再生できる筈
ですが、もし動かない場合は、QuickTime for Windowsをappleサイトからダウンロードしてインストールして下さい。
またダウンロードするには、Macintoshではマウス長押し、Windowsではマウス右クリックで「対象をファイルに
保存」してから再生して下さい。単純クリックでは恐らくずっと待った上にオンライン上で再生が始まってしまいます。
(このあたりがゴチャゴチャしてて、疑似ムービー化はちょっと気乗りしませんでした。アニメーションGIF化
 ツールがあれば容量と解像度を満足するブラウザ座直接再生ムービーができるのでしょうが、GIF系ツールは
 特許にからむ使用許諾問題の上でいろいろあると聞いたことがあり二の足を踏んでます。うまく再生して下さいね^^;)



○今更ながら火星!予想通りの返り討ち(^^;)。(2004/01/07。データ化は2004/01/15-16。)


土星、木星と結構いい出来を公開して反響も沢山戴いた後なので、ちょっと今回は更新ネタが地味で気後れしますね(^^;)

ここまで土星、木星に満足したら、やっぱり試したくなるのが、まだ西の空に寂しく残っている火星ですよね(^^)/
でも視直径は10秒を切って、模様どころか火星本体が大気の揺らぎの1粒子の動きで輪郭や位置までもぐにゃぐにゃ
変えるほどの影響を受ける訳で予想通り、模様は「写ってるかな?」程度でした。
土星、木星と同じ技術で詳細解像度も同じ筈です。でもこんなものです。
大シュルチスが影の部分から出てきたあたりが写っている筈なんですが、そういう感じにも見えますかね(^^;)?
でもまあトライして納得できました。やはり火星は来年の秋までおあづけだということです。
(何度納得しては撤回してるんだか......^^;)
使用光学系はNexStar5、ToUCamPro、LV8-24mm(8mm位置)、処理はRegistax2.1b、Photoshop7です。
1349コマ目視選別の結果です。





ちなみに「銀次の部屋11」で載せたNexStar5での2003/12/03の火星の2枚め(右上)ですが、最近の土星、火星で用いた
RegistaxでのWavelet処理の設定で処理をやり直してみました。1623コマ目視選別です。(Dyadic->Linear[2:2])
彩度は前回同様落としてます。周辺の色にじみが結構大きいデータでしたので。





320×240pixels(御粗末^^;)での記録でしたが、しっかりヘラス盆地、子午線湾への腕の根っこのあたりが写っている
ように見えます。Dyadicで処理した「銀次の部屋11」では、火星像の輪郭のにじみと模様の区別がつかなかったのが
今回はしっかり像として叩き出せています。大シュルチスの形状が若干歪んでますが、複数のデータで処理しても同様の
結果だったので、間違いなく撮像した模様だと思ってよいでしょう。(前回の結果と比較してみてください。)
640×480pixelsで記録しておけばなあ....きっと視直径10秒前後にしてはこのクラス空前の火星像になったのではないか
と思われ、今月の返り討ち(先月もそう言ってましたが、今月はもう本当にその通りです)を考えるととても残念です。

ただまあ来年の秋の中接近では10秒以上に視直径が大きくなれば、大きい期間は今年より短いものの、確実に画像を残せる
ノウハウも今回できた、と言えます。来年秋がとても楽しみです。でも模様のプロポーションは今年が抜群でした。来年秋は
南半球の割合が減ってちょっと模様はつまらないかも知れません。1999年や2001年の画像を拝見することがありますが、
模様の位置バランスがあんまり美しくないですよねー。


○繰り返しネタで恐縮ですが....(^^;)(データ化は2004/01/22。)


最近、天文以外の出来事に手をとられているのと、週末には決まって悪天候になるために、新たな画像を得ていません。
「掲示板のコーナー」には日々ご常連様が有益な天文情報をお書きになっておられますので、このコーナーに更新が
ない日々はどうぞそちらをお楽しみ下さいね(^^;)。
「掲示板のコーナー」で時々話題になる公開画像のサイズなんですが、多画素デジカメのフルサイズをアップする極端な
例は特殊用途の場合に限られるにしても、WebCamで撮影した惑星像については、撮影したサイズで公開するのがいいか、
若干縮小するほうがいいかという選択があります。

私は今まで(特に銀次+手持ちビデオでの画像は芯が少し甘いので)撮影した原画像を若干(4/5程度)縮小して公開して
ました。そのほうが甘い画像は締まってしっかりするからです。
ですが、その一方で詳細のニュアンスが縮小によって飛んでしまう(丸め込まれてしまう)というご意見も「掲示板の
コーナー」では出ていました。なので私もよい出来の画像に関して詳細のニュアンスが飛んでいないかの確認も含めて
公開しようと思いました。
原画像のサイズで周囲だけカットしたものも以下に掲載します。階調調整などもやり直しをしています。
Registax処理はやり直しをしていません。今回のやり直しはPhotoshop処理のみです。

やはり大きいと迫力はありますね。他の方の大口径機の画像にひけをとらない印象が自分でもします。
縮小すると「小さい画像なので精度が高く見えるのかな」と思えるところもありますが、そうではないことが分かって
いただけそうですね。その一方、やはり縮小で隠れていた像周縁部の色にじみなどアラはよく見えます。良し悪しですね。
今後は良い画像は仕上がりの縮小画像と原画像の両方を掲載するのもいいですね。

上記に原画像サイズを掲載した木星のベストショット[1:24(1016枚)]も大赤班の動きを見せるために再掲載しています。
以下、上から順に2003/12/31の1136枚合成の土星、2004/01/04早朝の木星、1:00(1130枚)、1:24(1016枚)、
1:34(995枚)、2:00(965枚)、2:24(1123枚)、2:36(1247枚)です。











木星の大赤班の動きや特異な小赤班の存在、土星本体の縞、輪のA・B・C環とカッシニ間隙の分離、いずれも縮小画像より
しっかり確認できますね。



○元「星空観望」(本部が記載現在名称変更中なので)阪神支部第3回ミニ観望会(2004/01/24。2004/01/25記。)


自宅近くの空き地でのミニ観望会、2週連続の延期の末、ようやく開催となりました。
今回はレオポンさんの掲示板のご常連、ヒロさんがこの1月中、宝塚に居られるとのことで、観望会のお誘いを
頂戴し開催しました。このところ週末がずっと天気が悪かったので、ようやくの開催となりました。
支部長、星のマイケルさんは今回はご多忙のためお休みです。またの機会を楽しみにしたいと思います。

この週はずっと極低温と曇天が続き、週間天気予報でも曇でしたので、3週連続の延期かなと思っていましたが
夜には雲一つない晴れとなりました。今年に入って初めてかもしれません。
あー極低温の2日ほども晴れていたと思いますが、空も見ていません。見れば悔しくなるからです。
大阪生まれ大阪育ちには、最高気温が氷点下の日の更にそのまた夜というのは辛いです。その程度で極低温なんて、と
雪国の方々には笑われること必至ですがね(^^;)。ヒートアイランド現象で夏は沖縄より暑い大阪ではこれでも希な
低温でありました。

その日は夕方16時くらいに決行を判断し、それから銀次とNexStar5をベランダで外気順応させ始めました。
マンション8Fから地上の車に積んでの移動と待ち合わせで若干、温度の戻りがあった筈ですが、現地での設営後、
周囲の低温もあって、充分な外気温順応が観望会開始2時間ほどで実現したようです。

観望会の写真です。左がヒロさんとALTER-5NとHF経緯台。右が全景ですが、NexStar5は光量不足で光沢部分
しか写ってませんね。遠くのミニボーグ45EDは影もありません(T_T)。
撤収直前の撮影で寒い我慢も結構なところまで来てましたので、セルフタイマー撮影はあきらめまして、手持ちで
撮影しました。毎度そうなんですが、E5000の液晶ファインダーではストロボが光るまで、どこを狙っているのか
ちっとも見えません。(これを書きながら後で思えば光学ファインダーを見ればよかった。)
ヒロさんが撮って下さった私の写真は画面の端にかろうじて私の顔だけが写ってましたので(^^)、学校時代のクラス
写真で欠席した児童みたいに端のほうに添えておきます(^^;)。





ヒロさんのALTER-5Nはとてもよく見える光学系でした。銀次250Dで見えるものは、惑星も星雲も口径差がないかの
ように、しかも惑星はよりシャープに、星野の背景はより暗黒に高コントラストで見えました。マクストフニュートン
光学系かつ少し太めの鏡筒であるのが、その高コントラストを実現しているそうです。軽量なのも見逃せないポイント
です。さすがに架台込み銀次250Dの1.5倍の値段を同じ会社がつけるだけの光学系でした。

逆に言えば重くて大きいけれど、2/3の価格でほぼ同じように見える銀次は凄いと再認識できた夜になりました。
あと、重くて運ぶのに難儀している架台ですが、この夜の強風時、一番がっちりしてたのがこの銀次の架台でした。
ヒロさんのHF経緯台も揺れ揺れになるほどの強風下、高倍率の木星でも、実用範囲に止まるほどの揺れに抑えた銀次
の架台は「だてに重くないなあ」と思え、それも再評価できたところでした。
架台、価格的にはオマケですもんね。250Dと250N、値段が一緒ですし。つまりは鏡筒ベルト8800円と等価の架台
とも言え(あ、赤道儀プレート代もあるかな)、銀次専用品ながら笠井トレーディングさん大サービスの立派な架台
ということになりますね。

低いので特に運搬には苦労するこの架台ですが、これからもこのまま使う気になりました。抱え上げるには11kgは
重いんですよね。膝下で持つにも重い。マンション8Fから駐車場までの紆余曲折には鏡筒16kgより重く感じます。
でもこの低さがまた強風時の安定に寄与してるんですよね。なので改造や他の架台への交換はやめることにします。
鏡筒も骸骨化による軽量化もちょっと考えてましたが、この夜の凄い価格対性能を見るとそれを今後も温存したいと
強く思うようになりました。変に改造して「以前はもっと凄かった」と思うのはイヤですからね。
じゃあ体力強化かなあ。まさか安価なこの銀次のために家を考え直す訳にいきませんし(^^;)。

M42(オリオン座大星雲)に自前のIDAS NBN-PVフィルタもつけてみました。写真で見るM42のように羽根を広げた
チョウみたいに銀次で見えたのには驚きでした。「星雲」という日本語の響きを実感でした。質感はまさに「雲」でした。

関東の銀次使いの大先輩、NEMOさんのHPを拝見して導入したNBN-PVフィルタでしたが、大阪平野の光害のせいか
効果がイマイチだと思って使ってなかったのですが、実はそれはM31(アンドロメダ大星雲)のような銀河系外天体
に対してテストしていたからだ、ということをヒロさんに教えて頂きました。
ヒロさんにAstronomik OIIIフィルタを銀次につけて戴いて凄いM42を見せて貰った後で、そう言えばそんな
フィルタを私も持ってると思いだして(^^;)使ってみたのでした。OIIIフィルタにほぼ遜色ない立派なM42が見えた
ので、今まですごい宝の持ち腐れをしていたのだなあ、とフィルタにも銀次にも対しても反省しきりです。

トラペジウムのすぐ上(通常画像では上)の暗黒星雲のところは、いかにも暗黒星雲が手前にあって光を遮っている
感じのモコモコとした立体的な構造感が実感できました。
さすがにこれは250mmの集光力で一番銀次が頑張ってました。フィルタをつけたときの光量の減衰の影響が一番
ないのは、さすがの集光力ということです。口径と集光力を考えると当たり前のことなんですが、値段を考えると何だか
嬉しくなりました。高倍率の土星、木星もこの夜はとにかく良く見えました。カッシニ分離がLV4mmで壊滅だった、
第2回観望会での銀次不振が嘘のようでした。

冬場でも4時間超の温度順応をきちんとした銀次は価格を考えると「価格度外視的に絶品」「架台を含めてなかなか
逸品」「オールラウンドな観望に対応可能」と再認識ができ、とても有意義な夜となりました。
天体画像は1枚も撮れていません。観望会でいろいろアイピースと光学系の組合せ比較をする折角の機会に機材占有
するのもよくないですしね。でも土星、木星とも昨夜はものすごく安定して高コントラストでした。
銀次だけでなくNexStar5でも土星のカッシニ空隙全周や本体のグラデーションは確認できていました。
撮影できなかったことを残念だと思ってないところに、ちょっと問題がありますね。土星、木星に関して今までの
ベスト以上のものがもう撮れないのではないかと内心思っているってことなんでしょう。それも善し悪しですね。
惑星画像はもう少し寒さがましになったら、きっとまた写欲も出てくると思います。

ALTER-5Nで見たリゲルの伴星の分離はきれいでした。銀次では少し分離が悪かったです。ここは口径差逆転でした。
銀次では主星が明るすぎるのと、副鏡支持脚(スパイダー)による光の拡散干渉があるんでしょう。
主鏡の精度の違いと言うより、さすがはスパイダーのないマクストフニュートンの威力ということでしょう。
銀次でリゲルの伴星を見ていたとき、LV8-24mmZoomの24mm視野の右斜め上をとても暗い人工天体が直線状に
横切って飛行して行きました。ヒロさんと一緒に確認しましたが、狭い視野での倍率52倍を考えると、何とも確率的に
希なものを見たものでした。昨夜は私だけ火球も見ました。21時過ぎだったかと思います。東の空低くでした。
久々の観望専念、何だかいろいろなお楽しみがあった夜でした。おつきあい戴いたヒロさんに感謝です。
翌朝、一面銀世界でした。とてもラッキーな晴天だった訳でした。


○【速報】木星!(2004/02/06。データ処理は2004/02/07早朝。)


最近、自作音楽製作のほうが胸突き八丁状態でして、予定では完成の時期なんですが、まだ目処がたっていません。
その関係もあって、なかなかこの天文ページを更新する材料を得られなくて、日々加速するアクセスカウンタの早さに
申し訳なく思っています。このコーナーの各ページのインデックスも最新が「2003/01/01〜」になっていて、どうも
いけません。とりあえず本ページだけは直しましたが....(^^;)。
なのに、先日13000アクセスを超えました。掲示板も10000アクセスを超えました。
いつもいつも誠にありがとうございます。

取り急ぎ1ヶ月ぶりのNexStar5での木星を1枚、掲載しておきます。まだベストを選出するとかの段階でなくて、実は
ようやくこの1シーケンスを処理しただけです。しかもコマ選別なし(^^;)。気流も途中荒れてましたが全コマ使っています。
なのでまだまだ画質改善の余地はあるでしょう。解像度は無選別の現時点ではイマイチですが、色調、階調はなかなかです。
1月に撮影したのがNexStar5の限界ではなさそうです。
うーん。恐るべしNexStar5!たった127mm口径なのに.....(^^)。

接眼鏡などのデータは毎回と同様、Vixen LV8-24mm(8mm位置)です。ToUCamProとRegistax2での1562コマ無選別です。
また後日、きちんとした処理をしたものを仕上げたら、この暫定版は差し替えようと思います。
[追記:本番処理との差異がわかるように結局、この速報は残します。あんまり本番処理の出来映えも変わらないですが(^^;)。]







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