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○...と言いつつ、案外早めの更新(なんだよ^^;)で、今年初の木星!(2003/12/13。データ作成は2003/12/17。)


土曜日の夜、晴れるのは今年はあんまりなくて、観望計画もお流れになりがちでした。この日は日中晴れました。
夕方、まだ日が落ちる前から銀次とNexStar5をベランダで外気順応し始めました。
順応開始後2時間、夏のようにまだベランダ側に見えている火星を見ました。どうも火星の回りにプラモデル部品の
「バリ」(型からプラスチックがはみ出したゴミ。最近はお目にかからないが。)みたいな余分な光芒が気になります。
順応が不十分ということなのかも知れません。最近、昔の火星データをバックアップ整理中にDVムービーデータを再生
してみましたが、火星本体のコントラストが高く、「バリ」状のものは全く見えません。背景から火星がくっきり際だって
いて、現在の状態と全く違うことに不安をまた感じ始めました。

光軸は問題ないです。考えられるのは、肉厚主鏡の温度順応がまだ完全でない、ということなのでしょうか....。
その後、急に全天かき曇り(毎度のことですが)、通り雨まで来ました。こういう時にベランダは便利です。
慌てて撤収をかけなくて済みますからね。長時間の外気順応でも夜露の心配もほとんどありません。
通路廊下側(西の方向になります)を見ると雲が切れていましたので、そのまま外気順応を続けました。
その後もそろそろ観望をしたいなあとベランダに出ると、急に全天かき曇りというパターンを更に3度体験させられ
ましたが、日付の変わるころには、いやがらせな雲も底をつきたようです。
既に土星もベランダの向こうに行ってしまい、外気順応8時間でキンキンに冷えた銀次とNexStar5は今年最初
になる木星を迎えました。

やはりそこまで外気順応をかけた銀次で見た木星は、やはりNexStar5もミニボーグ45EDも寄せ付けない口径に見合う
素晴らしさがありました。気流の落ち着いた瞬間にグワッと詳細が見える瞬間の醍醐味はさすがと思いました。
やはり「バリ」は肉厚主鏡の温度順応がまだ完全でない間に出る(=一時的に鏡面精度が落ちる)のか、とも思えます。
しかし時間かかりますねえ(^^;)。薄い主鏡で鏡筒の角度によって歪みが出る、なんてことよりは勿論ましですが...。
この夜、銀次の8×50mmファインダーでも木星のガリレオ衛星は4つ、くっきり見えてました。小さいですが
意外なほどしっかり見えたので驚きました。

写真はNexStar5とToUCamProで撮影したものです。
口径が小さいせいか、木星に元々色彩情報が(火星や土星と比較して)乏しいのか、更に加えてToUCamProの
色設定が妥当でないのか、色彩は全体が少し青にシフトしてしまい、後処理で色相を調整しました。
でもなんだか古い写真みたいなセピア単色写真みたいになってしまいました。ちょっと残念。
使用光学系はNexStar5、ToUCamPro、LV8-24mm(8mm位置)、処理はRegistax2.1b、Photoshop7です。
上段左が642コマ、右が472コマの目視選別、下段左が483枚目視選別、右はその少し拡大したものです。
(今回CCD面かフィルタにゴミがあり、その影を含むコマの目検排除は苦労しました。気流状態の悪い
コマの排除と同時にチェックするから、というのもありますが...。)


 

 



色はさておき、ほぼ銀次の眼視のベストの瞬間に匹敵する印象です。逆に言えばこの夜、銀次ではこの程度見えました。
このようにNexStar5はToUCamと組み合わせることによって、その銀次の眼視に匹敵する詳細を記録として叩き出して
くれます。今年春の銀次での画像(「銀次の部屋」1-4を参照)とは次元の違う成果が出てきて、いい意味でNexStar5
は銀次と実力競合します。銀次の眼視でのベストの瞬間の感激を記録したいためにNexStar5が必要だ、という
感じで、有用性において優劣がつきません。

ミニボーグ45EDは、最初そこまで手が回らないと思って出してなかったのですが、銀次のファインダーでガリレオ衛星が
意外なほど見えたので比較しようと思って最後に出してきました。
取り出し即時に口径を考えると予想以上のの詳細を見せてくれます。勿論の話ですが、銀次ファインダーと比較する
次元の解像度ではありません。ミニボーグ45EDしか使っていないなら、きっと気づかないのでしょうが、銀次やNexStar5
で模様詳細を見た後、「あの模様はもしかしてミニボーグでも見えてる?」とか意識して気長にじっくり詳細に注目
すると、かなりの範囲で実は詳細の特定箇所がちゃんと見えてるんですよ(恐)。

なんという口径45mmだ...。『「小さくて軽い」と「よく見える」が両立したら苦労しないよな』という常識に完全に
反するところがこの製品の最大の魅力です。なので詳しいベテラン氏のほうが驚いて気に入ってしまう製品なんでしょう。

ぱっと見たときの印象では木星の詳細は銀次、ミニボーグ、NexStar5の順に見えると言ってもいいくらいです。
でもNexStar5は撮影で真価を発揮するので、やっぱり使う優先度とかをつけられないんです(^^;)。

なので結局私の場合、撮影のあくせくに加えて3つの光学系のメリットをどれも捨てがたいなどと言って、のんびり観望
で宇宙の雄大さを味わうという訳には、なかなかいかないようです(^^;)。

ときに、木星像、天地合ってますか(^^;)?原画像は縞がほとんど垂直に立っていて、日周運動での移動方向からじっくり考えて
正しく倒立画像にした筈なんですが、自信がありません。大赤班が写っていれば分かるのですが、その時刻には丁度木星の
裏側に大赤班は回り込んでいたようです。



○いざ、大赤班!....あれーなんで??(2003/12/20早朝。データ作成は2003/12/20-12/22。12/24一部差替。)


この夜、大赤班が1時から3時までの間に倒立像右から左に動くのが見える筈、と思って、頭が痛くなるほど寒い中(よその
極寒地方の方に笑われる^^;)ねばって相当量の撮影をしました。
火星撮影の際に利用させて頂いていたフリーソフト、Mars.exe for Windows と同じ作者様のJupiter.exe for Windowsを
用いて出現を予想して準備に入った訳でした。
(作者:和田一人様:私はhttp://www.vector.co.jp/soft/dl/win95/edu/se195640.htmlより入手しました。)

なのにその直後から昨日1日かけて後処理したのに、大赤班が写ってないんです。公開されている木星画像や天文雑誌の画像
を見ながら、大赤班は倒立像上側の太い縞に半分埋もれているようにも見え、その夜得た画像からも何とか分離しようと思って
後処理に躍起になりました。今回の画像の発色は先日のような青ベタにならないよう、撮影時にもかなり気をつけたので、
色情報以外の階調も悪くない筈なんです。なのにどうしても画像上で叩き出すことができません。


 




画像は左上から右上、下に順に911コマ、540コマ、629コマ、全コマ目視選別のRegistax2.1b+Photoshop7での
多数枚合成です。光学系はNexStar5、LV8-24mmZomm(8mm位置)、ToUCamProです。
Registax2.1b上での全コマ目視選別も何度もやり直しをしました。ですが、それらしい大斑点は浮かび上がって来ません。
既に今年の春、大赤班が白班と言っていいほど淡化したことは知っていました。大昔の小学生時代には無名メーカの60mm
屈折経緯台の125倍でも簡単に見えた大赤班が今では簡単に見分けられなくなったのは承知していましたが、丸1日かけて
40超シーケンスのどれからも、徹底してコマ目視選別をしても叩き出せないとまでは覚悟していませんでした。

その夜は2時半くらいには雲が出てきて撮影を断念したのですが、驚いたことに翌朝数時間後に起きてみると何と外は銀世界でした。
その降雪直前のシーイングの影響で大赤班が縞に埋もれて分離して見えないと思えるほど、前回(2003/12/13夜-12/14早朝)
の「セピア木星(^^;)」の解像度は悪くなかった、とか、頭ぐるぐるの状態でしたが、「掲示板コーナー」ご常連の、はまださんが
同夜に撮影された木星像を拝見して、謎がとけました。

はまださんの3:57撮影の木星の倒立像右端に大赤班が写っているではないですか!
つまりその時点で大赤班はようやく顔を出した、ということです。じゃあ雲のせいで3時手前で撮影を断念した私の画像に
それが写る訳がないんです。あー後処理疲れた(^^;;)。

どうやら今まで私は愛用させて頂いていた、Jupiter.exe for Windows0.0は、2002年冬あたりまでは、雑誌やネット上の
木星と時刻・模様がだいたい一致してたんですが、最近は少しズレが大きくなってしまっているようです。
これは考えませんでした。過去にはよく合っており、また大変よくできたソフトなので疑いもしませんでしたが、はまださん
の画像を拝見して一気に謎がとけました。

ただこのフリーソフトは作りがとても優秀で、そういう場合はソフトが使うマップをPhotoshopなどペイント系ソフトで手を
加えることができます。私はMars.exeでも目的の小さな模様にマークを打って使っていましたが、同じ要領で衛星の動きまでは
手が届かないものの、模様に関しては、いろいろ手を加えることができます。

で、はまださんの画像と時刻の通りに表示ができるように、マップを修正しました。おおよそ2時間早く表示されているようでした
ので、マップの右端から経度90度幅を切り取って左に持って来てつなぎました。そのデータでJupiter.exeを動かし、先日ネット
掲載されていた神野山でのkkozakさんの木星の画像を拝見しながら時刻と表示を確かめましたら、大赤班の位置がぴったり合いました!

なので、その応急処置が正しいことがわかりました。
同時にがんばった12/20の早朝(1時から3時前)の撮影では、大赤班がちっとも写ってなくて正しかったということも、証明されて
しまったのでした。(あんまり嬉しくないですけどねー^^;;)。
2003/12/13付の「大赤班が写っていれば分かるのですが、その時刻には丁度木星の裏側に大赤班は回り込んでいたようです。」も
修正マップデータでの再シミュレーションでは、丁度撮影開始直前に大赤班は倒立像左端に消えた直後だったようです。
木星は高速で自転するために大赤班が見えているのは、ほんの2時間強ほどですが、つくづく縁がないですねー(^^;)。

でもまた機会を狙います。同様にそのフリーソフトをお使いのかたは使用の上でぜひこのノウハウをお使い下さい。
ソフト的に不具合というより、このような運用で依然とても有用に使えるフリーソフトですので、まだお使いになっていない方も
ぜひお使いになってはいかがでしょうか?

次の画像には木星の衛星も写ってます。左が全体階調を木星本体に合わせたもの。右が同じ画像で衛星の部分のみ階調を調整して
強調したものです。使用光学系は同上。500コマ目視選別処理です。


 



同様、下は571コマ目視選別処理結果です。木星本体の詳細が最も写り込んでいます。ただ2003/12/13(14日早朝)の
「セピア木星」より詳細は出ていません。
ピント、色相、全てにおいて撮影時に入念な確認をした成果は出ているのに、先日の「セピア木星」のほうが詳細が出ているのは
ちょっと不本意です。シーイングのせいでしょうか?案外、青ベタ状態で撮影したほうが木星の詳細が写りこむのか?などという
可能性も検討しないといけないのかもしれません。
衛星を含めた構図として少し横長の画像にしました。下段に衛星部の階調強調版も添えます。
衛星がちゃんと点になってませんな(^^;)。ということは本体も若干ブレた仕上がりになってるとも想像できます。
まだまだ多数枚合成の中心点選びなど画質向上の可能性は追求できそうです。






同じデータでRegistax2.1bのStack処理時に「Resample」を「1.5X(Bell)」設定して目視選別やり直した(611コマ)
ものを下に並載します。今回は単純にPhotoshopでバイキュービック法拡大するより縞の濃淡はよく見えます。
ただやっぱり輪郭などはボケて印象が悪くなりますね。拡大は前回程度に抑えたほうが良さそうです(^^;)。
[2003/12/24早朝、Photoshopのバイキュービック法縮小で前回程度の拡大率に引き締めた画像に差し替えました。]
なんとか縞から大赤班を分離しようとこのような処理をしたのでした。なので縞の詳細は、解像感自体は先日ほどでないものの、
色相、階調は前回よりかなり改善されているように自分では思います。今回は若干のレベル補正程度しかしていませんが、
眼視での印象にとても近いと自分では思います。下段に衛星部の階調強調版も添えます。






各画像でそれぞれ色相が若干違いますが、それは薄雲が直後にやってくる水蒸気が豊富な中での撮影で、微妙な輝度変化が
口径127mm望遠鏡の集光力でキープできる色情報再生可能下限を下回ったり回復したりして、色情報が乏しくなったり復活
したり、また水蒸気が特定波長の光を吸収したり、などの要素で変動するものだと考えています。
つまり同じ処理をしても不可避な範囲では色ムラがあってこそ、科学写真だと言えるということです。つまりそれらは地球の
大気を通して、集光力が豊富でない光学系で惑星を撮影する時に不可避な事実が画像上に出ている訳です。

ただ本日分の2番目の画像(本日最初の段の右側)などはWindows液晶PCでは鮮やかなピンク色に見えたりするみたいですね。
今回は念入り確認して改めてWindowsPCの色再現の個体差には仰天しました。WindowsPCもビデオ、TV、デジカメなどと
同じNTSC色空間かその事実上縮小サブセットとなっているAdobeRGB色空間(Macintoshでは昔から標準)を使って貰い
たい、同じRGB値を与えてもWindowsが独自方言を持つ上に、更にメーカが店頭での第一印象を良くするために、それぞれ
勝手な方向に色強調をする現実は困ったものだ....、などとここで言っても始まらないのですが....(^^;)。
Windowsも意識して色を少し補正しようかと思いましたが、機種個体差があまりにも大きいことも分かったので、今回は
特に色相に関しては手を加えていません。それでもAdobeRGBにキャリブレーションした私のiBook/600や同様に調整した
CRT機種のiMac/400では、色相差はあっても違和感のひどい色相の画像はないのも事実です。

色再現という意味では銀次が有利でしょうね。多少の大気減光でも木星で光量不足はまず考えられませんし。超接近時の
火星でもそうでした。ビデオの低照度対応も有利に働きました。でも解像度は今のToUCam+追尾撮影が勝ります。
口径が小さくなり集光力が減る分、色情報は意図通りに行かないこともあり得ます。痛し痒しですね。
当夜、銀次までは手が回りませんでした。回していたら雪雲に全天覆われるまで、撮影成果は減ったでしょうね。
(おーい。ここは「銀次の部屋」だぞー。By 銀次 ^^;)



○処理のやり直し(データ処理:2003/12/26)


大赤班の見える夜を待機中です。2003/12/25は好機だったのですが、東の空低くに雲がたれこめていて、その上に木星が
あがって来るのを待てませんでした。次は2003/12/27の夜ですが、天候はどうか....。
上記の2003/12/20の木星(最後尾のデータ)のRegistax2.1bの再処理をしました。アラインメント中央位置の試行錯誤と
stack処理時の全コマ目視選別をやり直しました。441コマ選別結果です。やはり「セピア木星」のような詳細は出ません。
それでも平板な感じの中にも縞の濃淡はもう少し確認できるようになって来ました。え?変わらないって?そうかなー(^^;;)
拡大版2枚はphotoshop7でのバイキュービック拡大を同じ画像に行ったものです。単純拡大ですが、縞の濃淡は見やすいですね。
前回は画像を硬調にし過ぎたせいか、木星が平板になってしまってました。








新しい撮影データがないので今回の追加はこれだけです。また大赤班が見えるときに撮影をがんばります。


○また直前に雲のカーテンに...今年何回めの同じパターンだ?(2003/12/27。2003/12/28一部追記。)


Jupiter.exeのマップ我流改良版の精度とToUCamをiBookで駆動する両方のテストをしたかったので、日中の晴天を
充分見計らって、夕方から銀次、NexStar5をベランダに出し、温度順応を開始しました。
そのマップ我流改良版でのJupiter.exeの予報では当夜23:50~02:50まで今度こそ大赤班の動きをフルセット狙える
筈でしたので。ところがまたも雲にやられました。
それまでずっと晴天、雲一つなかったのが、マンションベランダの屋根の背後(北西)からものすごい急速に雲が
東の空まで全天集結して23:53以降晴れ間なし。その間、たったの数分。03:00にあきらめました。翌朝はまた雲なし。
今年、火星といい土星といい、同じ目に逢いすぎ。小説家がこんな同じ展開ばっかり書いてたら編集担当レベルで
ボツにするくらい陳腐な展開かと(^^;;)。やり口がセコすぎです。でも誰が??神様?そんな神様おりませんよね....。

レオポンさんの掲示板(現在「星空観望掲示板」から名称変更中)に恐らく当夜の遠征組様の木星画像が掲載される
でしょう。雲は最後まで生駒を超えませんでしたから。それを参考にJupiter.exeのマップ我流改良版の精度は確認できる
と思いますが、もっと早い時刻に見えるまで木星の大赤班追跡は見送るかなー。昨夜はもう本当にげんなりしました。
でも早い時刻に見えるようになれば、すぐこの東向きベランダからの撮影・観望最適期間は終わってしまうんですよねー...(^_T;)。

 [※追記:「掲示板のコーナー」のご常連になって下さってますK&Rさんが、旧「星空観望掲示板」に当夜の木星を公開され
 その大赤班の位置が上記Jupiter.exeの我流暫定対策の結果とドンピシャであることを確認できました。大感謝です。
 もうこれで対策が有効であることは間違いないですね。...ということは、やっぱり昨夜は予想時刻通りに大赤班の右端から
 左端フルフルのオンパレードが見られた訳で、昨夜の急速曇天が一層悔しいという訳でもあります(^_T;)。]

で、なんと今回は文字の追加だけです。またがんばります。天気はがんばってもどうにもなりませんけど(^^;)。
あまりに内容がpoorなので、ホームページ表紙の更新告知は次回まとめてやろうかな....。


○また再処理。新しいデータがないもので....(^^;) (データ処理:2003/12/30)


先日再処理した木星のデータを再度、Registaxにかけてみました。でも何か新しい発見があるほどの改善がある訳では
ありません。なんせ連夜、雲にたたられておりまして、それまでに木星に関する後処理の勘所をつかんでおきたいという
気持ちもありました。同じデータから得られる後処理としては、このあたりがもう限界かもしれません。
撮影のときの条件の悪さは、後でどうにもできない(現場で最善をつくしておくべき)という、至極当然のことがこれら
の画像に出ている訳ですね。目視選別384コマ合成です。何回かやり直して発色、詳細ともにこのあたりがベストでした。
何度もやっているので今回は衛星部分の強調はなしです。ただ衛星のバラバラ感も改善はされているみたいですね。
拡大版は今回もPhotoshopバイキュービック法拡大です。






あんまり同じネタでの追記が増えたので新たなデータの追加時に整理するかもしれません。また大赤班が見えるときに
撮影をがんばります。年明けがやって来るほうが次の更新より早いかな?本年末のご挨拶は「掲示板のコーナー」に
書かせて戴きました。



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