--- 直リンクでのご来訪の方々も居られますので、以後カウンタを本コーナー各頁にも。


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○超巨大土星!! ついに問題解決!ここまでの道程は長かった......(^_T)!(2004/11/07速報。)







どーんと超巨大土星像です。ようやく諸問題が解決し、念願の大きさと精度の土星像をNexStar8iで得られるようになりました。
やはりものすごい光学系でした。
ようやくこう言えます。「やっぱり5インチのNexStar5で、どうがんばってもこの差は埋まらない!」と(^^)/。
まずは速報です。縮小の必要はないでしょう。1950フレーム自動合成(目視選別なし)で原画像サイズのままです。
同一シーケンスから後処理を変えた2枚(Wavelet処理はLinear[1:2]と[2:2])です。
新PCの処理が遅いので、まだ他のデータは処理中です。
ここまでの紆余曲折はまた後日、まとめて書きます。本当にいろいろなことがありました。

紆余曲折は書き始めると何ページにもあふれてしまいそうですので、充分要約してから書きますね。「掲示板のコーナー」の最近の
日付近く分には、その七転八倒ぶりが残っております(^^;)。


○同夜の他データからの画像。こちらがベストシーケンスデータか?(2004/11/07記。)


紆余曲折話の前に他のデータからの仕上がり分を掲載しておきます。先の公開分より詳細度が上のものもありそうです。
以下は上のとは違う、同一のシーケンスから後処理したものです。2115フレーム自動選別です。
Wavelet処理が異なっており、上から順にLinear[1:2]、[2:2]、[2:1]です。[1:2]と[2:1]がいい感じですが、[2:2]もWavelet
処理の度合いを下げればもっとよくなる気がします。
カッシニ空隙、全周くっきり、エンケ空隙もかすかに見えてます(処理のアヤ?)?本体縞、球体のグラデーション感も
なかなかですね。自分でもびっくりです。NexStar8i、恐るべしです(^^)。
拡大率がもう少し低めのシーケンスは、これらに比べると解像感が弱いような感じもします。また処理して良い結果が出れば
掲載します。









○ここまでの長い道程....紆余曲折顛末記(T_^;)。(2004/11/11記。)


前のページで何度トライしても、モニタ画面での土星のピント出しがいまいちしっかりせず、仕上がりを見てもカッシニ空隙
がよじれていたり、部分的にピントが甘かったりした原因は、やはり光軸のズレでした。
そのため口径クラスが小さいNexStar5時代と比較しても全然劣った仕上がりの画像しか得られなかったのでした。

まず疑ったのは、2004/10/27(前ページ)の通り、従来トイレットペーパー芯でつないでいたアイピースとToUCamを
つないでいたアダプタでした。NexStar5での木星最高潮以降、NexStar8iに光学系を変えて主鏡焦点距離が長くなった分、
長い光路長のアダプタでは倍率が上がりすぎて使い難いと判断して一旦芯を外した時期があり、それがまた短すぎて拡大率を
得難かったために芯をまた戻した経緯があり、毎回取り付け時の垂直固定は「エイヤー」でしたし、精度を疑って当然です。
でもアダプタを改造して従来に比べ制度が高くなった筈が、結局2004/10/29の土星像ではまだ甘さが残ったのでした。

前ページ最後で疑っていた、新カメラアダプタの3本ネジのアイピース固定パーツについては、頭で考えていたほど
問題はなさそうでした。固定パーツとLV8-24mmZoomの固定具合を見ましたら、どうネジの繰り出し量をバラバラに
いい加減にしても、アイピースのアイエンドレンズの中心がアダプタ穴の中心から致命的にズレることはない、と
分かりました。アイピースに溝が切ってあるのでネジのねじこみ量は大きくなり、誤差が出そうに思えますが、どれか
1本だけを余計にねじ込んでも気を遣って均等にねじ込んでも、アイピース外周とその固定パーツの枠がほとんどガタなし
にしっかり合ってしまっているので、結局ネジは均等に繰り出される位置まで行かないと固定にガタつきが出る訳です。
逆に言えばガタつきがなくなったところでは、均等にねじこみができているようでした。何度粗くねじ込んでも結果は
一緒でした。これは意外でした。(月面撮影でのケラレに関してはまた別途考察が必要ですね。)

新アダプタのFマウントオスとToUCam側のFマウントメス部分ですが、毎回暗闇での取り付けということもあって、
後で確認すると赤点部を合わせての接合をしていない時があります。ラッチ部分は融通が利き、それ自体が光軸に与える
影響はなさそうなので、事実上、120度対称で3通りの接合位置があります。

それにもかかわらず像の歪みは常に画像の上側の甘さとして出ていたのでした。仕上がりの画像は回転させている場合も
多く、ピントの甘い箇所は画像のまちまちな場所に出るように見えますが、元画像に対して上方向に歪みが出ていることも
確認していました。
これは恐らくアダプタの問題でなく、重量でどこかでToUCamのCCD面が下に沈むことを意味するなどの問題であり、
アダプタ部の精度の問題ではないのでは、と思わせたのでした。

そうなれば、アダプタ以外のところでどこか強度が足りずに、ToUCamを取り付けたときの重みで、光軸が歪んでしまう場所
があるのだ、と考えました。
実際、眼視ではそのようなピントの不均一やカッシニ空隙のよじれはないように感じましたので、尚更そう思いました。

そこで光軸調整を眼視で行った後、撮像時にずれる箇所として、疑ったのは、アイピースの取り付け部、ビジュアルバック
でした。NexStar5のビジュアルバックは一体型でしたが、NexStar8iのビジュアルバックはアイピース取り付け部をリングで
固定する2ピース構造になっていて、取り付けガタが発生する可能性は皆無とは言えません。既に必要な部品はミニボーグ45ED
用やNexStar8iへ2インチアイピースを取り付けるために持っていることが分かり、その部品群でビジュアルバックの代わりに
なるものを用意しました。
中間にはM57ヘリコイドも入れたので、ピント出しの精度向上にも役立ちます。
部品の組合せは、[7424](シュミカセ->M57/60アダプタ)、[7757](M57ヘリコイドS)、[7522](2インチ/31.7mmアダプタ)、
[7317](31.7mmアイピースホルダー)です。





ねじ込み部品の個数が多くなれば、それだけ光軸精度に影響があるかもしれません。まあ私は部品が組み合わさることで
個々の部品精度に、もしブレがあっても平均化されると楽観しました。

公開はしていませんでしたが、実は2004/10/29以降もその成果を見るために何度か土星撮像をしました。
乱気流のせいもあったでしょうが、それでもやはり仕上がりの解像感は変わらなかったのでした。





原因がわからず途方にくれてましたら、K&Rさんから「部分日食の日の『銀次の部屋』記事で9×50mmファインダーを
とりつけるために、緩んで空回りしているネジを外してそこに取り付けた、とあるが、それ以降、NexStar8iの中でカラカラ音
がするとのこと。もしかして、主鏡セルを鏡筒内に固定するネジを外してしまったのでは?」とのご指摘を受けました。
そしてそれはまさにその通りだったのでした。

カラカラ言ってたのは、当該ネジを外したためにNexStar8iの中に落ち込んだナットでした。それを先日、補正板を裏側から
クリーンアップするために買った長細いアルミ管の先にビニルテープをつけて、回収したところでした。
そんなことをやっていながら、主鏡が鏡筒の中でグラグラになってしまう懸念と、自分がその時やっていることが
結びついたのは、遅まきながらK&Rさんからのご指摘を受けてからのことでした(^^;)。

また、この時点で、別途気になることが浮上していました。先のご指摘が引き金になって、別の気になっていたことも
関連した事項であることに気づいたのでした(毎々鈍感です^^;)。
それは、2004/10/29の土星撮像の後、東から昇ってきた地表スレスレの金星をちょっと見てから撤収しようと思い、
NexStar8iをほぼ水平にして金星を見ましたら、彗星のように強烈に変形をしていたのでした。
気流のせいか、とその時は何も考えなかったのでした(無知と鈍感は怖いですね)。
実はこれは通常考えられないほど強烈に光軸に異常をきたしている現象に他ならなかったのでした。

主鏡セルと主鏡は重い部品ですので、取り付けボルト・ナットの1つが外れていても見た目のズレはありませんが
鏡筒の仰角によってはわずかにズレることは充分考えられます。直接原因がこれに尽きるかどうかはわかりませんが
少なくともこれは解決しておかねばならないことでした。

ナット回収はアルミ管を使って「遠隔操作」でもできました。でも再取り付けはそういう訳に行きません。
前回の補正板外しは、Bob's Knobs取り付けの手順ミスで副鏡をNexStar8i内部に落下させてしまうという事故直後の
予定外行動でしたので、気も動転していましたが、今度は覚悟決めて内部ノウハウも貯めるつもりで補正板外しに
取り掛かりました。





補正板抑えを外すと、補正板が外せます。枠にはコルクの細片が挟み込んであり、またそれに位置が合うように補正板に
シリアルナンバーのようなものが書いてありました。前回の外し事件ではこの位置を意図して復元したか定かではありませんが、
少なくとも今回の分解ではこれを基準に戻すことで、現在の眼視での精度をキープできると思いました。
(前回は副鏡セルの「Celestron 8」の文字が架台取り付け軸に対して水平になるように戻しました。大きくは外れていない
でしょう。)





問題のナットは主鏡に極めて近い位置に取り付けますので、本体の合焦装置を使って目一杯、主鏡を下げて作業しました。
ファインダーの取り付けは一時あきらめて、元のボルトナットを使いました。作業そのものは問題なく終わりました。

ベランダで温度順応させて、光軸修正しましたら、常と変わらない程度の調整の手間で、焦点内外像の同心円とその中心
に光点を確認でき、補正板外しに少し自信を得ました(^^)。

ところが、その状態で夜景などの光点に向けてNexStar8iを水平に向けると、彗星状に潰れた焦点像の状態は再発しました。
全然改善されていなかったのでした。
そしてまた恒星に筒先を向けると、焦点内外像の同心円はきれいに復活します。つまり鏡筒の仰角で、光軸のズレは発生
したり収まったりすることも確認できたのでした。(この時点でまたファインダーは元の状態に戻しました。但し今度は
ナットでしっかり固定しました。この処置はベストではないですが、今回の問題に影響はなかったと判断しました。
ソフトケースの中詰めの凹凸形状の都合で、この位置に取り付けないといけない事情があるのでした。)

再度、補正板を外して内部を確認しました。補正板外しに慣れてしまった感じがありますが、どんな失敗があるかわかり
ませんから油断は禁物です。
主鏡バッフル(ドローチューブの内側延長部)にぐらつきはありませんでした。荒っぽいですが、主鏡の縁も抑えて微動が
ないか見ました。バッフルと主鏡を抑える形で締め付けるリングの両方にゆるみはなかったです。

原因は、今まで注視していた主鏡関係でなく副鏡でした。
補正板を外した状態で立て付け具合を見てみましたら、補正板を傾ける傾斜が少し変わっただけでセル内の副鏡が
カタカタ動くではないですか!!
下からタオルハンカチで副鏡を支えると、その反動でネジ頭が穴から上に不均一に飛び出しているのがわかりますか?(^^;)
本来ネジ頭直下の白いプラスチックのスペーサーなどは見えないのです。本当にポンと飛び出して来るくらい緩んでたのでした(^^;)





国産シュミカセ機の副鏡セルやニュートン斜鏡保持器具のように中央吊りネジにバネが入っていて、修正ネジは押しネジ
になっている機構では、押しネジの反発で副鏡保持機構とネジは常に押し合いをして均衡を保ちます。NexStar8iは前にも
書きましたが、三本ネジでつり上げています。
セル中央は突起があって、それが保持機構の凹みと噛み合い、ずれないようになっているだけです。





なのでバネなどがなく、三本ネジをうまく押し引きして光軸調整して行く訳で、主鏡の立て付け次第では、最初にかなりネジを
緩めないと三本ネジによる光軸が均衡しません。そしてその時には意外なほどネジはゆるゆると言いますか、ネジが補正板の中央
のセルのネジ穴の中でがたつきが出ている感じになってしまってた訳です。ネジにバネでも入っていれば、どれだけ緩めても
外れるまでは、各部接点は押し合い緊張する訳ですが、機構上、ゆるんでも仕方がないのでした。

少なくともこれは直さないといけません。ただ都合良くバネや板バネがありませんので、厚紙でかまぼこアーチ状のスペーサー
を作り保持機構の裏に貼りつけ、セルとの間の反発力を作りました。
またネジの調整範囲を長くするためにBob's Knobsネジについていたプラスチックのスペーサーを外しました。
(Bob's Knobsの英文説明書にも「不要」とあります。ただ実験しましたが、このスペーサーを外しただけでは問題は
改善しませんでした。ネジの稼動範囲が広くなれば調整範囲も広くなるかと期待したのですが...。)







その工夫実施後の恒星を見ながらの光軸調整でも、できるだけBob's Knobsを締め付ける方向で強度を確保しようと調整しま
したが、やはりなかなか調整できませんでした。締め付ける方向で調整したいなら、まずは繰り出しておかないといけない訳で、
その量が小さい間は焦点内外像の同心円生成は無理でした。
やはり結局、三本の各ネジの初期繰り出し量は大きなものとなっており、紙のスペーサーを入れていなければ現象は再現した
でしょう。でもその工夫の甲斐あって、遂に仰角の変化に連れて光軸の崩れが出る問題は完全に解決できました。
原因はまさにここでした。

ここまで長かったです(T_T)。何度疑わしい点を改善しても問題は解決せず、しかも仰角によって光軸ズレが出るという
問題の性質に気づくのが遅れたために、恒星を使った眼視での光軸調整のあと、微妙な仰角差の土星では、それほど
光軸ズレはわからなかったです。特にカメラアダプタの光路長が長くなり、アイピースの倍率をかなり下げての撮影に
なりますから、その直前の眼視確認では低倍率のために厳密な子細に気づき難かったということもありました。

そのため微妙にカッシニ空隙がよじれたり、環の左右対称がわずかに崩れたりしていたのでした。乱気流の影響もあり
なかなか本当の原因に至れませんでした。分かってみると「基本じゃん」と言われそうですが、輸送時に何か問題が
あったのか、Bob's Knobsの問題なのか、通常のC-8やK&Rさんがお使いだった時代(Bob's Knobsはお使いになってません)
と何か鏡筒状態に違いが出ていて、Bob's Knobsネジの繰り出し量を大きくしないと光軸調整ができない深層原因はどこかに
あるのでしょう。

ただもうその追求はしません。現状の精度で大満足ですので、もういじらないのが得策です。元々副鏡の光軸調整だけで
主鏡、補正板の分までの光軸調整を追い込めるのが、シュミカセ方式の良い点でもあります。調査と修正はこの程度にして、
後はマイペースで撮像を楽しみたいものです。

ソフトウエアやドライバーをToUCamProII用に正しく替えたら、モニタ上の輝度も元通りになり、今回、初めてカッシニ空隙が
モニタ画面上で確認できました。撮像時に既に成功の予感があったのでした。でもまさかここまでの大成功とは...(^^)。
問題が解決してマイペースで楽しむ以上、家族に迷惑かけての平日夜中のベランダ強行使用も当分は避けたいです。いずれ
家族が起きている時刻帯にまで土星の出現時刻は早まるでしょう。以後は気流状態の安定度が画質を決めると言えますので、
そんなに根を詰めても今回の成果を上回れるケースは少ないでしょう。この夜は気流もベストでしたから。

木星、そして火星は...?土星の時同様、シーズンの初めは夜中に出現して来ます。まあ今シーズンに刷新したNexStar8i
を含めた新撮像システムの精度と技法はほぼ確定した訳で、土星の時のようにシーズン先取りで慌てて突貫作業しなくて
いいでしょう。

もう11月です。今年は経過がものすごく早いです。来年の今ごろは火星シーズン真っ盛りですね(^^)。



○同夜の少し小さい拡大率(まあこれも巨大ですが)の土星像。(2004/11/06分。2004/11/14記。)


2004/11/06早朝撮影分で、その他の拡大率の土星像の後処理も仕上がりました。
新PCはHDD容量が少なく、2000フレームの撮影を6シーケンスも撮れば、容量満杯になります。
この夜も既に公開している超巨大画像サイズでの撮影の前に、既にもう少し小さい画像サイズでの撮影でHDDは満杯になって
いたのでした。そして既に撤収をする準備もしていました。撤収する前に倍率を上げて眼視観望するのが習慣でした。
その時にカッシニ空隙の分離の明瞭さと安定度を見て、先日来、失敗続きだった超巨大画像サイズでもこの夜は成果が出るかも
しれないと思い始めました。超巨大画像クラスで成功すれば、来年の火星に対してこの20cm口径で必要充分だと安心することが
できると常々思いながら、今までは画像の芯を失い拡大がやはり無理めなのかという気持ちもあり白黒はっきりさせたかったのでした。

再度ToUCamProIIをセットアップする判断に至るまで20分は迷いました。もう土星はベランダの屋根近くに至りつつあり、雲も
周囲にちらちらと出始めていました。そのため既に撮ったデータを捨てるのには、かなり迷ったのでした。捨てるデータが当夜最高
のデータではないと判断する自信は全くなかったのでした。撮像時のモニタ画面での状態を見るだけではその選択判断は無理でした。

そこで結果が悪く出るかもしれない危険もありましたが、せっかく撮ったうちの2シーケンスを半ば「エイヤー」で選択して現場で
削除し、超巨大画像サイズにLV8-24mmZoomの拡大率を上げ(およそ16mm位置)、ピント出しを再度入念に行い撮影したのが、
既に公開している画像でした。(下の4画像はおよそ18mm位置での撮影です。)

結果的にはその判断がよかったのでした。先に撮っていた画像は少しピント出しが甘かったのか、なんと超巨大画像の方が画質が
シャープでした。超巨大画像を撮っておいてよかったです。勿論下の画像だけでも今までに比べて「大成功だ」と思ったでしょうが、
インパクトが違います。
順に2055、2115、2151、2161フレームの各データをRegistax2.1bで処理しPhotoshopで三色分解調整しました。
Wavelet処理は上から3番目だけがLinear[2:1]で他3つはLinear[2:2]です。
なお最後の画像は周囲がかなり荒れましたので、周囲を背景色の平均色でマスキングしていますが、本体縞の詳細は一番出ていますね。












○気流の悪い夜は...。(2004/11/12早朝。2004/11/17記。)


「掲示板のコーナー」ご常連様のじゃみろさんに教わった気象予報サイト(下記URL)でジェット気流の状態を見ると最近大変良く
ありません。そういう夜はがんばっても結果がやはり思わしくない相関をこの夜確認しました。

「TOKII'S WORLD」-「気象・星空情報」-「気象予報専門情報」-「海面更正・高層気象予報天気図」-「(5)200hPaにおける
風(ジェット気流)」
【リンクはトップページです。】

せっかく最高値を叩き出せるようになったNexStar8iですが、気流が悪いとやはりかなり影響されます。
この夜の土星像はモヤモヤに逆戻りです。ただし今度は空隙などは左右対称です。ねじれや非対称などはありません。
(若干縮小済。2028、1529、1937フレーム自動選別。LV8-24mmZoom。ToUCamProII。)







先日の副鏡への対策は今もそのまま有効で、ソフトケースからNexStar8iを取り出し、ほとんど無調整でも水平位置での
夜景の光源や仰角のある恒星での焦点内外像の同心円チェックはオッケー状態でした。
光軸のずれやすさが唯一の欠点と「天文ガイド」で評されたC8に対して、先日の対策はその欠点までも永久追放してしまった
のかもしれませんね(^^)。

1フレーム毎の土星の形状はもうグニャグニャで大きさもまちまちでした。これで空隙や詳細のエッジが揃う筈はありません。
空隙や輪の外観にねじれや非対称でないのは、その形状や大きさの暴れ具合がうまく平均化しただけで、偏っていたらまた
歪みとなって現れ、光軸の問題を疑わないといけなくなるところでした。

ただ画像が甘いのは本当に気流による拡散だけなのか、そこは疑ってみる価値はあります。気流による拡散でピント出し
が極限まで追い込めていない可能性はないか、ということです。
でも実際問題これ以上のピント追い込みは現場でできませんでした。結果が外れているということはあるでしょうが。
撮像時のモニタでは、時々グワッと本体や輪の空隙などが見える瞬間がありました。なので大きくは外れていないのでした。
ただ平均時間的にそのベストには程遠い不鮮明な状態が続いたので、ピントの平均位置に合っていたかどうかは分かりません。
平均位置はあくまで後で考えると想定できる位置であり、その時にはどう追い込めばいいのか分からない訳です。

そのことは、来年の火星でも同じことが言える訳です。ちょうど今と同じ季節で気流攪乱の影響は避けられません。
最高の夜には、ものすごいキレの画像を得ることができるでしょうが、ハズレの夜もかなり多いことを覚悟しないといけません。

この点は、NexStar5ではどうなのか、というところは考えておくべきかもしれません。
「口径が大きくなるほど気流の影響を受けやすい」という傾向に対してNexStar8iでは画像が拡散してどうにもならない夜でも
NexStar5ならその影響を少しは抑えられるというのであれば、検討価値はあります。

ただ去年もこの時期、小さくなる火星の模様が出なくて苦労したように思えます(「銀次の部屋9〜11」参照。)。当時は温度順応の
問題かと思ってましたが、気流の問題も混在していたのでしょう。その後、今年に入り真冬になればあまり気流のことを考えずに
撮影した夜はほとんど期待通りの結果を得ました。まあ最高値を知らずにそう思って撮影を続け、幸運の登り調子のままシーズン
最後に最高値の木星に行き着いた経緯もあってそう思うのかもしれません。
ならば乱気流の夜対応のためだけにNexStar5を温存するのが価値があるかどうか、判断が難しいです。

ジェット気流予想が思わしくない夜はNexStar5を持ち出す運用を本当にやるつもりなのか、ということも併せて考えないと
いけません。きっとその夜もあきらめきれずに「いちかばちか」の成果を期待してNexStar8iを出すような気もします。
それに火星の灯台守(?)になる訳でもなく、撮像時毎回にその環境での可能な限りの最高値に近い火星像を求めることもないか、
と思えば、NexStar8i一台でどんな気流の夜も撮像して、そのうちいい成果が出たものだけを残せばいいのかとも思います。
そうなれば悪気流のためだけにNexStar5を温存するという必要はない訳です。

万年小遣い不足の事情は今も変わりませんので、近々NexStar5は譲渡換金しようかと思うのですが、来年、乱気流の下で処分
したことを後悔するのもいやですね。
このNexStar5が個体差的にはものすごくアタリだと思えば、尚更来年また10cmクラスを買い直すなんてのは最も愚な話です。

筒内気流と主鏡の膨張収縮を充分な温度順応で排除してしまえば、後は「口径が大きくなるほど気流の影響を受けやすい」という
事実に対する要因は、口径(集光力)による解像度そのものだけが残ります。
つまり、解像度が上がることで気流によるブレ要素も拾い易いという訳です。ならば悪い気流状態の影響を小口径で逃れようと
するのと同じ効果はNexStar8iの筒先を絞り込むことで、擬似的に得られるかも知れないとも思い始めています。

それならNexStar8iを使いながら、状況を見て口径を絞り込めばいい訳です。ただモニタ画面を見るだけで状況がどこまで分かるか
という問題はあります。でも気流が悪いと判断してNexStar5に切り替える運用でもそれは同じです。
この考えをもっと積極方向に延長すると、口径絞り込みはピント出しを容易化する道具としても考えられる訳です。

実際、撮像時にはピント出しが成功しているかどうかの判断は、先日のベスト条件下でもなければ、難しいです。もしかしたら
合っているかもしれないと思いながら、ピントを動かすのは結局泥沼状態を呼ぶこともしばしばあります。なので口径を絞って
ピント出し、口径を絞ったまま撮像、そして絞りを外して撮像という流れをベスト気流環境以外の夜に、固定運用するのは結構
いいかもしれません。ただし絞り込みがピント出しに効果があれば、ですが。これは試してみないとわかりません。



○2004/11/07の土星像再処理。(2004/11/07分。2004/11/20記。)


Registaxでスタック合成をする際に、どの程度強調処理するかをRegistax内だけの印象で決めると、後々Photoshopで色相を
合わせるために3色分解・調整・再合成した後の仕上がりがきつくなりすぎることが多いと感じます。
撮像時に現場でできるだけ自然な色相に調整した上で、Registax内でも「Histogram &RGB」で色相調整しつつWavelet処理
の各レイヤーの強調度を何度も試行錯誤して塩梅を追い込んで行くしかないのですが、それでも3色分解した際に特定色だけが
かなり荒れている場合も多く、それが最終の仕上がりにおいてザラザラ感をもたらしたりします。
その時にRegistax処理にまた作業手戻りする場合もあれば、Photoshop上で特定色だけに「ダスト&スクラッチ」をかけて
RGB各チャンネルの粒状感を整える選択もあります。

そのような何通りかの処理選択を何度か試行錯誤して、今回は特定色チャンネルだけの加工は避けてRegistaxとPhotoshopの
往復を繰り返して、良い塩梅に落ち着くまでねばってみました。

以下3枚は2004/11/07に公開した5枚のうちの最後から2番目のやや強調過剰気味の1枚と同様、Wavelet処理:Linear[2:2]
と同じLinear[2:2]処理で最終仕上がりが自然になるようにWavelet処理の強さを試行錯誤したものです。
元のAVIデータは同一のものです。試行錯誤のうち、いいものを3通り選んでみました。
各フレームの粒が揃っているので目視選別はしていません。前回と同じ閾値での自動選別(2115フレーム)です。









自然な仕上がりという観点では、見違えるように印象が変わったと自分では思います。解像感は減ったのかもしれませんが、
強調過剰のザラザラ感が減った分、美しくなりましたね。超強拡大の無理さはもう微塵もない印象です。
強調処理によるノイズが消えて、本体縞も色相グラデーションでなく、細い縞の集合体に分離し、また縞にからむ小白点も
複数見えているような....??。
立体感、質感は当日公開の状態より格段に良くなり、もう5インチや銀次手持ちビデオなどがどうがんばっても届く高さ
ではないと言って、言い過ぎではないでしょう。より大口径クラスの土星像だと改めて思えます。
NexStar8iの真骨頂です。C8、凄すぎます。ここまでの実力とは....(^^)。

改めて大満足です。この夜の快挙も後処理で随分印象が変わるものだと思えば、後処理の大事さを改めて痛感します。
20cm口径を使いながら、ようやく再び12.5cm時代の昨シーズン同様「より大口径クラスの惑星像を狙う」と言える訳です(^^)。
気分的に、長い守備側の時期(しかも攻撃側は昨シーズンの私自身^^;)でしたが、再び攻守交代です。
「5インチで10インチ超の画像だって?いやいや10インチと言わず、8インチでもここまで撮れるんだよ〜。出直して
来なさ〜い(^^)/。」と昨シーズンの私を返り討ちです(^^)。

あとは、気流の悪い夜もここまでと言わずとも小口径機のように、ある程度の打率が見込めればもっといいのですが。
20cmクラス以上ではそれ以下の口径クラスと比較して気流の影響は甚大に出ることは理解しても、欲張りは無限大です(^^;)。
なぜなら、来年の火星は見どころの時期が気流の荒れる秋口から今の時期にもかかるからです。今の季節に来年の今頃の乱気流
を想定した工夫を試しておかねばなりません。土星や木星は1シーズンに1度か2度、最高値の像を得られたら良いとも言えます。
火星は自転とともに各経度での複雑な模様の変化があるために、1シーズンでのヒット率が土星や木星並みでは困る訳です。

実はこれを執筆している当夜、夕方から雲一つなくなりましたので、テストには絶好と言える悪気流下、それをトライする予定
でしたが、例によってまた設営中10数分で雲なし状態からあれよあれよという間に全天曇りました(泣)。
先に書いた口径絞りによるピント出し精度向上と疑似小口径化による気流の影響低減の可能性を確認したかった訳です。
C5とC8の両方を毎回温度順応させておいて、気流条件によって使い分ける運用は、後処理段階になるまで成果の出来が分からない
現状の撮像事情ではあまり実用的とは言えないために、この工夫はとても重要になる訳です。
これに関しては、また次の機会を狙います。



○口径絞りのテスト....失敗。(2004/11/21早朝。2004/11/25記。)


気流の荒れた夜にC5など小口径機のように気流による影響を低くできないか、またピントの山をもう少し掴みやすくできないものか
をテストしたいと思い、K&Rさんにノウハウを頂戴して、下写真のような口径絞りマスクを作りました。
材料は黒画用紙と厚紙だけです。(わざわざ言わなくてもそれ以上の高級仕様には見えませんね^^;)





2つの二等辺三角形を、それらの頂点が対向しないように作図してくり抜いたもので、K&Rさんによれば「ハルトマンマスク」と
いうものだそうです。K&Rさんがお使いの冷却CCDカメラの説明書にピント出しのノウハウとして紹介されているとのことでした。
マスクの形状としては三角形と丸などいろいろあるそうです。(K&Rさん、毎々情報提供感謝です^^)

これを使って既に視野に入れた土星のピント出しをしていくと.........。
不思議不思議!レンジファインダーカメラの二重像合致式ファインダーのように、2つに見えた土星が合焦につれ、1つに
重なって行くではありませんか!これは面白かったです。下記の通り実用的見地はともかく面白いのでぜひお試しになって
下さい(^^)。合焦途中状態も撮像記録できればいいのですが、何せ1晩で最大限6シーケンス程度しか撮像できませんので(^^;)。

ただ開口部が小さかったらしく、ToUCamのモニタ画面でゲインを最大にして、Vixen LV8-24mm Zoomのズームを
24mm位置(最小拡大率)にしても、土星像はかなり暗かったです。
またそのマスクがなしでピントをできるだけ追い込み、まだ合焦状態に不安な従来同様の状態でを、マスクをつけたらズレ量が
しっかりわかる(土星がダブっている)、というほどの鋭いピント検出性はありませんでした。
モニタ上の像が暗いというのもありますが、それを改善しても微細なピントの追い込み用としては無理な気がしました。
(冷却CCDカメラが対象とする天体のように低倍率であれば、使える技術かと考えます。)

このマスクはピント出し補助ツールとしては、暗すぎてだめでした。なので次回はもっと開口率を上げてみます。
ただピンホールカメラの原理などと似て、開口率を上げるとますます微細なピント位置への追い込みは難しくなるのではないか、
と懸念はしています。

そのまま合焦位置でマスクをつけたまま撮像したものと、マスクなしで撮像したものを比較します。
左右逆なら大いに効果あり、だったのですが、残念ながら、左がマスクあり、右がマスクなし(通常)でした。





左が1932フレーム自動選別で、右が2018フレーム自動選別。Registax2.1でWavlet処理はLinear[2:2]でした。
左は開口率の低さのために集光力が落ちすぎました。明らかに超小口径でがんばって撮ってみました、という感じで、分解能の低下
がひどいです。これでは大口径のまま気流に影響されている画像のほうが立体感や階調は残りますから「やらないほうがまし」と
言っていいでしょう。
また口径(集光力)の差と像の立体感、階調の差はもの凄いものだとこの例を見ることができます。
口径絞りによって気流の影響を小口径機並みにしたいということと、口径はできるだけ大きくとるべきだということのアンドを
うまく塩梅しないといけないことが理解できます。

もう少しアイピースの拡大率を上げて撮像もしました。拡大率を上げるともう口径絞りをつけていたらモニタ画面に土星はほとんど
見えていませんでした。像が暗くなりすぎたのでした。なので絞りテストはもうあきらめました。
いつものように合焦ポイントを前後させてだんだん泥沼になりながらもピントをできるだけ追い込み撮像しました。
この夜は肉眼では雲の動きは見えませんでしたが、頻繁に土星がグワッグワッと膨らんでボケたりしましたので微細な雲はたくさん
土星像の前を横切ったのでしょう。落ち着いた瞬間にはカッシニ空隙もほぼ全周が見えてました。くっきりではなかったですが。
これでは2000フレーム(処理の遅い新PCでドロップフレームがでない記録レート[20fps]で約2分少し)超の記録の間に、せっかく
記録できた一瞬の空隙のエッジなども曖昧に平均化されてしまうでしょう。





少し縮小させてみました。先の2シーケンスからの画像と同じ大きさになりましたので、解像感の比較はし易いですね。
少し画が甘い感じもしますが、この夜の気流状態ではこれで上出来と思わないといけないのかもしれません。





お決まりの超強拡大にもトライしました。超強拡大のほうが合焦範囲が狭いので、むしろピント出しが容易でしたので。
もう口径絞りなど全然使えない暗さです。2004/11/07付の超強拡大より更に大きい像を狙った結果となりました。
でも当夜の気流ではやっぱり無茶でした(^^;)。
この拡大率では1フレームごとの像の大きさのばらつきもかなり拡大され、またゆがみも拡大されているので、2102フレームの
自動選別では、モヤッと拡散してしまった像にしかなりませんでした。





そこで2102フレームに対して目視選別をかけ1480フレームまで絞り込み、像の大きさの極端に違うフレームや像の変形がひどい
フレームを排除したところ、随分画質は改善しました。全体のにじみは減り、カッシニ空隙はほぼ全周出ました。
平均的なピント位置に合わせることができて、焦点の大きく外れたフレーム数が増え過ぎず、うまく排除できたということですね。





当夜の気流状態を考えれば、これでも上出来なのでしょう。少し縮小して見ます。さらに解像感は良くなったものの、画像が
特に大きいというインパクトもなくなってしまい、まだピントが少し眠い普通の土星像になってしまうのが歯がゆいです。
まあ気流がよくない夜でのこの大きさの土星像で、物足りないと言うのも我が侭かも知れません(^^;)。
超強拡大の上を行く拡大率ですが、立体感はかなりあります。立体感だけが突出している印象です。
階調などは気流の攪乱でそれほど影響を受けないので、立体感だけが口径クラス相当の性能として無理なく出ている訳ですね。





今回の口径絞りテストとしては、使ったマスクでのピント出しの面白い様子がわかったものの、毎回困っている微細レベル
でのピント微調整の世界で役立つほどの鋭いピント検出性はないと確認したこと、また開口率が低すぎてモニタ画面で土星像が
見えないのを確認したことだけで、口径を絞ることで乱気流の影響を下げるという本来の目的には全然到達しませんでした。
仕方がないのですかね....先日書いた通り「火星の灯台守(?)になる訳でもなく、撮像時毎回にその環境での可能な限りの最高値
に近い火星像を求めることもないか」と思っておいたほうが良いのかもしれません。

なぜなら、上に掲載したマスクありなしでの同焦点面での画像比較において、右(マスクなし)の画像の甘さは、左(マスクあり)
の絞込み状態でも改善されていないのではないか、ということに気づいたからです。
今回は開口率が低すぎて解像感が落ち過ぎているだけかもしれません。ただ普通のカメラでの気楽なスナップ撮影の時のように、
絞り込んで被写界深度が上がり(深くなり)ピント位置に融通がきく、という効果は期待しないほうが良いということが、この
比較から読めるのではないか、と思うようになりました。

考えれば当然の話です。扱っているのは、超々望遠レンズの世界な訳です。もともとピント面(合焦許容範囲)は標準レンズでの
スナップ撮影時と比較にならないほど薄いのです。気流の影響でそのとても薄い範囲に像面の前後移動が収まらないなら、
いくら光束を絞り込んでも、結果は合焦していない画像と変わらなくなる訳です。
口径絞りは気流状態が悪いときに乱気流のゆらぎまで解像して拾い過ぎることをましにできるか、という可能性にとどまるようです。

今回作ったマスクは鏡筒からの着脱を容易にするため(鏡筒重量に対して非力なNexStar8i架台では、少しの振動で高倍率の惑星像
は写野を外れてしまいます)、鏡筒外周より少し余裕を持たせて太めに作りました。
余裕が大きかったらしく、鏡筒蓋をつけた上からでも装着できました。





意図もしていませんでしたが、そのことで鏡筒や蓋と一緒に装着してソフトケースに収納ができました。
先日作った太陽フィルターは収納場所と方法に困りましたので、これはいい具合です(^^)。
でもまあマスクが口径絞りかピント出し補助ツールとして使えて初めて便利だと言える話ではありますが....(^^;)。







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