--- 直リンクでのご来訪の方々も居られますので、以後カウンタを本コーナー各頁にも。


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○急遽、NexStar5登場!(2003/11/08)


5iでない旧式の5のほうですが、先日yahooオークションに出品された方がいらっしゃいました。こちらの予算をお伝え
して「『銀次の部屋』運営者でございます。怪しい者ではございません」 などと必死の名乗りも挙げさせて戴きました
ところ(^^;)、この長期在庫切れで中古相場超高騰のおり、破格の値段で 快く契約成立させてくださいました。
UGコントロールBOX付き本体、赤道儀モード可能なウエッジ付純正三脚、海外製FRP材質のハードケースの3点セットです。
それが2003/11/08の朝、届きました。


 



この「銀次の部屋」各ページで何度ETX、NexStarなど自動導入、自動追尾可能な機動性があるスーパーサブ機を欲しい欲しい
と書いたことでしょう。思いがけず、その夢が実現した訳です。ただもう財布もカラッポですが。

これで先日導入したミニボーグ45EDとあわせて、いろいろな出撃のやり方が可能になりました。
月、木星、土星、明るい星団を散策がてらに手軽に見るには、会社のカバンにも入るミニボーグ45EDとカメラ三脚のみでOK!
先日の観望会以来の奇妙な感覚でもある「実は毎夜、多くの星団・星雲に見守られて生きている」という感覚を手軽に楽しむ
には、このNexStar5だけで出撃。(本当にこの感覚が先日以来すごく強くなってます。急遽導入の根底には実はこれがあります。)
そして、リキを入れての星雲星団観望・撮影には、NexStar5で天体の位置を導入し、正立プリズムを内蔵させて銀次の8×50mm
ファインダーの代わりに銀次につけたミニボーグ45EDで、そのNexstar5が指し示す方向を探り、銀次で詳細を堪能しつつ、
NexStar5+E5000での15秒露出程度の多数枚撮影を!
惑星撮影は従来からの手持ちビデオでの銀次とToUCamでの追尾撮影が可能なNexStar5の競演!!
うーん.....縦横無尽のマルチユースシステムが、急遽できあがってしまいましたよ!
(おいおい実機で実用性を検証してから言えよ....^^;)。

まずは近々の「星空観望掲示板」阪神支部第2回観望会で星のマイケルさんにご披露です(^^)/。
この4月の銀次導入以来の半年と同様、NexStar5を銀次と併用しながら、この「銀次の部屋」の中で順次展開してゆきますので、
どうぞ宜しくお願いします。(コーナーの名称はそのままですが、バナーはこの度、若干変更しました。)


○その夜。(2003/11/08)


早速その夜、先日の「阪神支部観望会」の空き地にNexstar5を連れて、子どもと行ってみました。
が、例によってスタンバイ完了直前に雲の幕引きが....。
あきらめて帰って来ましたら、それからまた晴れたみたいですね。ネット上の識者様から「今日はめずらしく気流が安定
して火星が素晴らしい」とのこと。秋以来、あれだけ気流の乱れに悩まされる日々だったのに、そりゃああんまりだ...。
ミニボーグ45ED登場の日周辺も、銀次登場以来の今年大半の天気も、同じような感じでした。
お祓いが必要か.....(^^;)。当面のラッキーはNexStar5ゲットで小遣い同様、完全に使い果たし、ってことかも知れません(^^;)。
まあせっかちに来て去っていった火星と違って(おいおいまだ居るよ。By 火星)、星雲星団は逃げません。ほとんどが地球
創世時代から変わってない訳ですからね。土星、木星もシーズンはこれからです。のんびり行きたいと思います。


○NexStar5 本格初稼動(2003/11/16)


NexStar5が我が家にやってきてから1週間、ようやく初めて晴れました。小1時間ほどベランダで
あれこれ動かしてみました。
ベランダから見える狭い範囲でのテストだったので 2-star alignはシリウスとリゲルでやりました。
その2星がガイド星としては位置が近接しすぎているせいなのかM42、M44はPL40mmの視野の
上半分に半分だけ見えました。
少し離れたところにある月や土星は視野に入らず困りました。
アラインメントで使った星が近接しすぎて離れた位置の天体には誤差が大きく出るのかが
分からず、NexStar5を主にテーマとして扱っておられる識者様の掲示板に問い合わせてみました。
どうやら水準器の精度が甘く、三脚と架台が完全に水平設置されていないのか、または鏡筒を
アラインメント開始時に水平に保つところで、きちんと水平がとれていないのではないか、とのことです。
確かに視野に入ってくるM42、M44は何度、導入をしても同じ位置に来ますので、機械精度に甘さが
あるとは思えません。

今回、水準器は表示窓に円があってその中央に水泡を寄せる形のものを用いたのですが、
もう少し高価で、垂直2方向に敏感に水泡が動くものにすればよかったです。
買うときにあまりにそちらは水泡の動きが敏感だったので、使いにくいかと思い、液体粘度があり水泡
の動きがゆっくりめの方を選んで失敗しました。またトライしてみます。

NexStar5は途中で導入精度に不満があったら、その都度アラインメントをやり直して精度を上げられる
筈が、もともと月や惑星はアラインメントのガイド星候補にはならない「惑星でアラインメント調節はしないで
下さい」の旨のエラーメッセージが出ます。
なので、その都度、まずは惑星から離れて別のM天体などを導入して(しかも精度が悪い状態なので、その結果も、
半分ハズレであったりして精神衛生上あんまりよくない状態のまま)、それからアラインメントに入らないと
いけないようで、慣れるまでは「なんだかなあ」という感じがします。
このあたり、識者様各位のNexStar5とはファームウエアバージョンが違うためか動きの仕様詳細が異なっている
らしいです。こういうときちょっと不安になりますね。

また、NexStar5はETXと違ってクランプがないので、収納時は電動で動かして下を向けるということだった筈
ですが、私のNexStar5 は若干(かなりか?)量、手で粗動してしまいます。
意図的に無理に粗動させた訳ではないんですが、ハードケースに収めようとしてウレタンに型に格納しようと
したときに架台の間接部がグニャっと 動いてびっくりしました。ギアが噛み合って動かないものだと思いこんで
いたので、低い位置からではありましたが、危うくウレタンの上に落としそうになりました。
これは問題ないそうです。NexStar5は間接部のギヤに滑りクラッチがついており、ギヤにかかった無理な
力を逃がすようになっているそうで、それが動いただけのようでした。
初めてのうちはいろいろ恐々触っているので、何か予想外のことがあるとビビッてしまいます。
その点、銀次は構造がシンプルで、そういうことはなかったですね。


○リベンジ!NexStar5!! (2003/11/17)


水準器を敏感なものに替えました。三脚据付時にかなり神経を使って水平をセットしました。
Auto-Alignではガイド候補星がベランダの影のものがたくさんあり、また候補のキャンセルも
候補星に鏡筒が向き終わるまでは「UNDO」を押してもきかないので、すごく時間がかかり
その間に電池も消耗します。(ACアダプタは今回のお譲り戴いた対象に入ってませんでした。)
なので2-star Alignをぎょしゃ座カペラとオリオン座ベデルギューズで行いました。
ベランダの狭い天空内での選択という制約はありますが、先日よりは、2星に角度的な距離があり、
導入精度が期待できます。
またガイド星のアラインメントはファインダーだけでなく本体にPL40をつけて、視野中央に
持ってきてから、確定しました。

すると、その後のM42の導入精度は、先日よりかなりましになりました。
真ん中ドンピシャではないですが、何とか視野左半分(天頂プリズム付)にM42が収まってます。
M35、M36、M37、M38なども同様です。まだ時間帯が早かったので、それ以外のM天体は
我が家の東向きベランダからは見えませんでした。土星も他の天体と同じ位置に導入できました。
どの天体も視野左半分に正確に位置付けされます。これは機械の精度には問題がないということを
意味していて、更なる精度向上は設営時の精度で追い込めるのだ、と安心しました。

先日来、鼻風邪にやられまして、せっかく機動力のあるNexStar5ですが、近くの空き地にも
出せてません。予定していた先週土曜日の観望会もピンポイントな雨で延期になりましたし。
でもそろそろ外に連れ出しても、いい時期かと思えます。せっかく持ち出したのに使い方が
不確かで全然甲斐がなかったという状態ではなくなりましたので。

NexStar5での撮影ですが、惑星は高倍率を要しますのでまだまだおあづけです。
NexStar5は、方式的に光軸が狂いやすい宿命のシュミット・カセグレン式の反射望遠鏡ですが、
ご多分に漏れず、今回の譲渡の際の輸送で光軸がずれてます。
ただ私もネット上の知識しかなくて、実際に調整をしたことがありませんので、まずは観望会のおりに
調整の実際を教えてもらってから動かしたいと思ってます。

ただ撮影への誘惑は、性格上断ち切れません(^^;)。
星は完全に点像にはなってませんが、低倍率の星野なら、それほど目立ちません。
自動追尾での星雲撮影は小学生の昔から今まで四半世紀超えて(歳バレ。もうとっくにバレてるか)
憧れてはいましたが、長時間露出でなければ、ついにそれを自分でもできる日がやってきた訳です。

火星撮影では出番のなかったNikon CoolPix5000(E5000)のカムバックです(^^)。

眼視ではNexStar5に付属のPL25が広視野でコントラストもよくM42もよく見えましたが、デジカメ
接続のためのアダプタの持ち合わせがLV4mm用とLV8-24mmZoom用の2種類しかなかったので
接眼鏡はLV8-24mmZoom(24mm位置)にしました。


 



露出は2枚とも8秒です。E5000の感度設定はISO400相当でやりました。
左が1枚単体、右が3枚合成です。Photoshop7/Macintoshで手動重ね合わせの結果です。
ISO200相当で何枚も重ねたほうがよい結果が出るでしょう。今回はまず8秒というE5000
での最長露出でも追尾が流れないかを見たいのが目的でもあり、また一発撮りでどこまで撮れるか
も見てみたかったので、このような露出選択を主体に何十枚か撮影してみました。

E5000純正のリモートレリーズケーブルは持っていましたが、別途の目的で5mに長さに延長してしまって
いたものですから、セルフタイマー機能で撮影しました。
E5000はセルフタイマー設定とオートフォーカス・無限遠・マクロなどの設定が択一になっていて
セルフタイマー実施時にピントが無限遠かどうかは、わかりません。不安でしたが結果は問題なかった
ようです。

一眼レフ型デジカメと違い、レリーズ時のミラーショックなどがないので、眼視が主眼設計のNexStar5
でも充分実用になると感じました。口径20センチクラスのNexStar8とも共用設計になっているNexStar5
架台なので、駆動部に余力もあるのでしょう。E5000自体が2/3インチ型CCDクラスのコンパクトデジカメ
の中では最軽量(360g、バッテリ除く)であるのも貢献度が大きいですね。

またE5000は同クラスでは圧倒的にローノイズであるので、このような長時間撮影(まあ数秒ですが)
では本領発揮します。ただ今回うっかりノイズリダクション(1/15秒以上の長時間露光で作動)機能を
OFFにしたままでした。(普段の撮影では露光処理が倍かかるので邪魔です。)
なので、望遠鏡視野の外の暗黒である部分にも「星」が見えてます(^^;)。
きっと肝心の撮影視野の中にも星でない星状の点像が混じってるんでしょうね。失敗しました。
(本物の星は光軸が甘いので、ノイズの偽「星」のほうが、しっかり点像になって星らしかったりして....(^^;))

いかがでしょうか?初めての撮影なので、まあこんなものかなあ、と自分では思ってます。
黒濃度がMacintoshとWindowsで違うことは火星画像のときにも痛感しましたので、今回はMacintoshには
少し淡すぎでWindowsでも星雲詳細が見える程度の若干薄目に仕上げたつもりです。

撮影そのものは予想したよりお手軽でした。特に大昔の銀塩時代の徒労を思い出すと尚更です。
M42で当面練習して、やがては他のM天体にも撮影対象を広げて行きますよ。
光軸調整を自分でもマスターしたら高倍率での惑星撮影もやりますよ。
こりゃあやっぱりものすごく良いものを今回お譲り戴いた訳です。切望していた惑星追尾撮影の目的以上
に、本来の星野観望・撮影に威力発揮は間違いないです。いやーなんだか楽しいですよ(^^)/。
(おいおい。ここは「銀次の部屋」じゃなかったのか.....By 銀次。)


○同日、ミニボーグ45EDでの土星! (2003/11/17。データ作成は2003/11/21。)


NexStar5の光軸調整がまだなので、高倍率には不満が出ます。でも明らかに調整の問題だと見てとれ
ますので心配はしていません。観望会で調整法を教えて戴くのを楽しみにしています。
そうとはいえ、目の前には安定した気流下の土星がある訳です。写欲は当然抑えられません(^^;)
既に家族も寝ていて、2部屋またいでベランダに銀次を出してくるのは難しかったこともあって、
ミニボーグ45EDをカメラ三脚に取り付け、手持ちコリメート法でのビデオで土星を撮影することにしました。

眼視では口径45mmなのにカッシニ空隙が分離できてました。全周ではなく輪の端の目立つところが主ですが
それでもなんだかこの口径45mmはものすごいですよ。
反射式の小口径機では副鏡や補正板によって主鏡径が損なわれる要素が大きいので尚更ですが、「反射式
だと屈折の2倍口径で同等」ということを考えて、90mm反射式相当と考えても、見え過ぎかもしれません。
メーカ設計者の「45mmだが150倍保証」が流石の素晴らしい出来の光学系です。

画像でどこまで再現できるか心配でした。眼視ではピシッと輪郭が際だってました。
低倍率(LV4mmで75倍)でもあり、小口径の強みで、気流の暴れをほとんど意識しなくて済みます。
下記画像4枚のうち左上の1枚がそのピシッとした全体の印象に近く、下段の2枚では、完全ではないですが
ぼんやり空隙も見えてますので、眼視での詳細部分の印象に迫ってます。
全周くっきりの銀次でも画像では曖昧なのでまあ健闘と言っていいですね?何とか再現できてまた感激です。

さすがに小口径で光量は少ないので、銀次での土星と同じ手持ちビデオでの撮影条件(それ以上に明るく
なおかつ高精細に記録する手段はDCR-PC3にない)では、ビデオのズーム比を上げたときにはコントラスト
が強くは出ませんが。


 



データの光量が少ないのでコントラストが低めであるため、無理矢理、後処理でコントラストを出そうとすると、
せっかくのカッシニ空隙が輪の輪郭と一緒に背景に消えてしまいます。以下のように処理をゆるめにしたほうが、空隙も
よくわかります。この2枚は同じデータですが、後処理でサイズを2通り作ってみました。ある程度縮小したほうが
絵的には締まって見えますが、空隙が見え難くなりますので。なんとか見えてますね。


 



上段左から右に順に415枚、665枚、下段(2枚とも同一)は231枚の多数枚合成です。Registax1+Photoshop7での処理です。
低倍率なのでカメラ三脚と手持ちビデオでも視野から土星が消えるまで、時間を稼げます。そのため合成枚数は多めに出来、
それがこの好結果の原因にもなっています。枚数が多いので、全コマを目検で選別するのは、ものすごく骨がおれましたが、
その甲斐はあった、と言えますね。

すごくないですか??口径45mmで本体縞やカッシニ空隙が見えたり写ったりすると思いました?
条件の悪い時の銀次での画像にほとんど匹敵しそうで、ちょっと複雑(^^;)。


○「星空観望掲示板」阪神支部第2回観望会 (2003/11/22)


約1ヶ月前から予定を調整していたのですが、私が左肩を壊したり、風邪を貰ったり、家の都合があったりして延期ばっかり
になって、支部長、星のマイケルさんこと江川さんにはご迷惑をかけていたのですが、先週雨でようやくこの夜、決行となり
ました。この夜は「星空観望掲示板」本部の神野山カキ鍋観望会もあり、たくさんの方々とものすごい数の望遠鏡が集結された
そうです。こちらは支部長と私の2名だけ。なんかへそ曲がりみたいな開催になってしまいました(^^;)。
それというのも私が夜間、長距離と山道の運転をするのが苦手だということでの地方開催なので、江川さんにはいつも悪いこと
をしています(反省)。

前回開催した空き地はNexStar5が来た日に訪れてみた時には問題なかったのですが、今日はいざ現地集合してみると、もう住宅
建築の基礎施工が始まっていて利用できませんでした。その裏の空き地が同条件で使えましたので、そこに設営をしました。
きっと次回の観望会ではその場所も家が建っているのでしょう(^_T;)。

江川さんにNexStar5の光軸を修正して頂きました。土星のカッシニも確認できるようになりました。現在本調子の出ていない銀次
見えているかも知れません。これで架台、光学系とも立派になりました。これからは撮影はこのNexStar5を主力機にします。
だって自動追尾でついにToUCamProが私にも使えるようになる訳ですからね(^^)!

江川さんはミニボーグ45EDの見え具合を楽しみにされていました。ノーファインダーなのでカメラ三脚にとりつけ低倍率から順次
接眼鏡を差し替えて倍率を上げていかれました。
人間、あまり驚くと笑い出す(^^)、という実例をみました(^^)。
まだ東の空でそれほど高くない角度の土星の60倍の眼視で、はっきりカッシニの空隙が見えていたのでした。
メーカサイトではまだあまりユーザレポートが出ていない本機ですが、ミニボーグ50については「カッシニは確認できないが、
A環、B環の色の差はわかる」との報告があります。口径が5mm小さく(1割小さく)、しかしアクロマートをEDアポクロマート
に置きかえたミニボーグ45EDでは、しっかりカッシニ空隙が確認できます。1万円の価格差が納得のすごい光学系です。

当夜の機材写真(全景)です。





個々の機材です。左上が江川さんの機材です。
前回お使いになっていたGR-3経緯台にタカハシSKY90と、今回初めての笠井INTES MN-61。
以下は私の機材です。右上は勿論、我が銀次。左下はNexStar5、右下はカメラ三脚に付けたミニボーグ45EDです。


 

 



シュミットカセグレン式のNexStar5に比べて、マクストフカセグレン式のINTES MN-61の副鏡のものすごく小さいこと!!
そのおかげ+主鏡の精度のために見映えも超シャープです。ほぼ屈折並みの先鋭な火星、土星が見えました。
口径15cmですが、惑星に関しては銀次より格段に見えています。これが同じ業者内での価格差と言えました。
NexStar5も調整して頂いた後なので、まあ勿論MN-61と比較すれば劣りますが、結構いい線行ってると思いました。
ToUCamProでの多数枚合成でどこまで高級大口径機種に肉薄できるか、今から楽しみです。

銀次に関しては江川さんも「夏にはもっと見えていた印象だった」とのことです。やはり何かがおかしいのです。
恒星の焦点内外像を見ると同心円状になっていて光軸は狂ってませんでした。それで私もなおさら不審だったのですが、
さらにピントを外して焦点内外像を大きくしてみると、その外周が円になってませんでした。角張っていたのです。
これは「温度順応がまだまだ不十分」という状態なのだということでした。確かに撤収直前にはその角張りが円に近くなり
火星や土星も安定してきました。主鏡が大きいだけに想像以上に外気温に主鏡がなじむのには時間がかかるということです。
大口径はメリット以上にデメリットも多いと初めて認識しました。これから機種選定される方、一応ご参考です。

だって私もまあ銀次を買う前にそれを話で聞いていたとしてもまず納得してませんからねー(^^;)。
「ベストが出ない夜も多くても条件ベストの日には口径なりの実力が出るのでしょ?」とか思う筈ですね。
極論すれば「15cmの250倍のほうが25cmの250倍より使える夜は多い」ということです。これは厳しい現実ですね(^^;)。

覗いていたLV4mmを江川さんがお持ちになった笠井オルソ5mmに替えてご覧になって、江川さんが「ほらほら。これみて
下さいな」と。LV4mmではほとんど確認できなかったカッシニ空隙が、笠井オルソ5mmではほぼ全周くっきり見えてました。

夏の安定した気流では口径mmの10倍以上である314倍は実用範囲でした。LV8-24mmの8mm位置での惑星よりLV4mmの
ほうがよっぽど詳細がよく見えてました。でも冬場の荒れた気流と温度順応の悪い条件下では過剰倍率なんだということです。
口径mmの10倍以下で使えば、その性能は冬場でもフルに引き出せ、10倍以上になれば急に破綻するということを知りました。

これは大昔、無名メーカの普及品60mm屈折経緯台で口径mmの20倍超の125倍が全然実用の範囲であった記憶から、銀次選定時
にも、江川さんの「5mmがお勧め」との掲示板でのご意見を知りつつ「うーん。もう一声(^^;)」と4mmを選択してしまったこと
の墓穴でもあります。先日来書いてます通り、像の先鋭度・コントラストでは屈折が上です。その差を考慮要だったんですね。
まあこれも実際に体験して懲りなければ、実感で納得できず、先に5mmを買っていても結局無駄に4mmなどを買っていたのでは
ないか、と思います(^^;)。

機材写真を撮っている間、近くの公園に江川さんは用足しに行かれてましたが、お帰りになるやいなや「公園のほうは雨が
ふってきたよ」とのこと。慌てて撤収を開始しました。雨は通り雨で、撤収を終えて話し込んでましたらまた雲は晴れました。
(設営開始直後にも全天曇り、2度めです。同夜の神野山での「星空観望掲示板」本部観望会は1夜中、晴天だったそうです。)
開始から3時間弱、短時間でしたが、成果はあったということで、そのままその夜は散開しました。
なので、この夜の天体画像はありません。文字ばっかりの報告になってしまいました。江川さんの写真もないですね。
江川さんはこれからお仕事がお忙しくなるそうで、観望会は当面開催できないかも知れません(寂)。


○翌日また同じ場所での初本格ToUCam撮影!(2003/11/23。データ作成は2003/11/25。)


翌日も晴れてました。夜にまた昨夜と同じ場所で、ノートPCとToUcamProをNexStar5に取り付けて土星を撮りました。
いやー自動追尾っていいですねえ。狭いCCD写野から土星がちっとも逃げて行きません!!
シーイングの悪い時間を見送って、よくなったらキャプチャスタート!2000コマ超の撮影がいとも簡単にできました!!
Windowsノートの中にAVIが直接生成されるのでムービーからのデータ変換やMacからWin互換のMOV生成なども不要です。
音声収録をカットできなかったのでRadTool.exe処理はしましたが、Registaxにデータをかけると各コマに写野端のケラレなど
がないので、もう機械処理的によいコマと悪いコマを自動選別できます。あーすっごくラク(^^)!!!。みんなこんなにラク
してたの〜??って愕然です。

接眼鏡はLV8-24mm(8mm位置。166倍。)です。上段左右2枚は同じデータで左がオリジナル。右はRegistaxで
ReSample(2X)をかけたものです。それでも解像感はキープできてますね。カッシニは眼視のようなくっきりでは
なくちょっと気流のせいかネジれてますね。でも今までの銀次での渾身撮影のあっさり上を超える、次元の違う
ようなシャープな土星です。1854コマからの合成です。Registax1+Photoshop7でのデータ作成です。
同様、下段は2034コマからの合成。こちらも左がオリジナルで右はReSample(2X)。
こちらはRegistax2+Photoshop7での処理です。


 

 



温度順応も充分、さて次は西の空に低くなってきた火星!遅くなったけどようやくこれから巻き返すぞ。火星!とNexStar5を
火星に向けて、CCD写野に火星を調整している間になんとノートPCのバッテリがアウトになりました。がーん。
1枚も撮れませんでした。土星がこれだけの成果を容易に出せたので、残念でなりません。
それから2日、ずっと雨です.....(T_T)。今週来週は火星の著名な模様が小さいながらもこっちを向いている筈です。
なんとかトライしたいものです。あーこのシステムがこの夏の火星超接近のときにあったらなあ....。

銀次は、と言えば...当面、5mmクラスの接眼鏡を買う資金もありません。幸いミニボーグ45EDを買った日にテレビューの
2倍バーローを買いましたので、それとLV8-24mmを使いまして、銀次の悪条件下最高有効倍率を探ることでもやろうか
と思います。これも江川さんのアイデアです。ありがたいですね...(^^)。
そして銀次は本来の深宇宙観望専用機としてファインダーにNexStar5とミニボーグ45ED(+正立プリズム)の2台を従えて
主に広視野低倍率の世界に用いて行くことになるのでしょう。




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