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○木星画像多数枚合成処理の続き(2003/05/10昼)


2003/05/05の夜に、先に考えたようなDVムービーカメラの絞りのことなどをテストしてみました。
結局、付属リモコンにも「シャッタースピード」という項目はなく、SONY DCR-PC3では明るさの調整を
内蔵絞りでやってしまうみたいだということが分かりました。

「手持ちお気楽コリメート法」(あんまり「お気楽」でないことも先にバレましたが)で安易に撮影すると
GINJI-250Dの集光力と木星の輝度のために露光オーバーになり、詳細が吹っ飛んでしまいます。
その一方、DCR-PC3の明るさ調整を使うと内蔵絞りを絞ってしまい、有効写野が極端に狭くなってしまう
ことも今回意識して確認がとれました。

そうなると、工夫するのはDCR-PC3のズーム比をあげて合成焦点距離を長くして、相対的に明るさを下げる
(F値を大きくする)しかないでしょう。絞らずに光学系を暗くする訳です。
これは木星の画像サイズを大きくしないとRegistax処理の結果、浮き出た斑点などがノイズなのか詳細が出てきた
のかさえ分からない、という先の反省点を補う方向にも合うので、好都合でした。
結果、243フレーム分の自動位置調整と合成結果が次の写真です。フレーム数でいえば先の18フレームより格段に
増えてます。Registaxは目と手で位置合わせをしなくて済むので、大量枚数の処理がラクにできます。





合成後、Registaxで「wavelet処理」をかけてみましたが、詳細が出てくる感じはなかったです。(掲載なし。)
仕方なくphotoshopでレベル調整とアンシャープマスク処理はしましたが、あまり写真的にもしっかりしてません。
先日のKeith's Image Stackerでの手と目での手動位置合わせより精度は上がってる筈ですし、合成枚数も格段に
増えたのですが。
ちなみに1フレーム単位のベストの状態は次のようなレベルなので、画像合成の効果はかなりあるとは言えますが。





大気の状態やピントの状態に問題があったのかも知れません。以前より像を拡大したとはいえ、1フレームのベスト
状態の質が悪くなっていると感じます。
また、やはりMOVからAVIに変換する段階で詳細が落ちてしまうのかもしれません。

同条件でE5000の320×240pixelsムービーでの結果は、コントラストや色情報の質が高く、同じMOV->AVI変換
をしても、比較的に詳細情報が残るらしく、よい結果が出ています。ただ原画像の大きさがモノ足りませんね。
wavelet処理で詳細を浮き出させるにも、あまり大きさが小さいとノイズとの判別ができません。
ちなみに左が自動位置調整と合成結果、右がwavelet処理を試行錯誤した結果です。差が分かるように効果を強めにしてます。


    



我が家にはFireWireケーブルでDVムービーカメラをつないでAVIを生成するWindowsPCはありません。
なので、一旦iBookでFireWire取り込みをして、生成したMOVからAVIを生成するのですが、非圧縮AVIを
生成するツールが、昔のMoviePlayer2.1(QuickTime3時代のQuickTimePlayerの前身。編集や書き出し可能。)
ぐらいしかありません。Macintosh/Windows用の変換ツールもいろいろ試しましたが、圧縮率が高いAVIしか
生成できないか、動かないかばかりで....(T_T)。
きっとQuickTimePro6もMoviePlayer2.1と大差ないでしょう。
(私はQuickTime3Pro用のPro化キーは持っておりまして、それはVer6には適用できませんが、MoviePlayer2.1での
簡易編集・形式変換が可能になります。キーなしでも簡易編集と保存はできました。)
ちなみにMoviePlayer2.1で生成したAVIファイルの容量は元のMOVファイルの10倍にもなっています。(約280MB)


ちなみにE5000でのスチル撮影のベストは以下です。多数枚合成はしていません。1枚データです。





なんだ。これが一番いい結果じゃん.....(^^;)。
画像処理の甲斐無しで、なんだかがっかりです。
ムービーデータについても言えましたが、逆にいえば2/3インチサイズ500万画素CCDの基本性能が高いということでしょう。
またトライしてみます。2003/05/05のデータでは、いい結果は得られないようです。
2003/05/09の夜は快晴でしたが気流が大暴れしていて、木星撮影は断念しました。月だけ撮りました。


○月(2003/05/05夜および05/09夜。画像補正は03/05/10昼。)


あんまりシャキッとしない木星ばっかりもつまらないので、月の画像を載せておきます。
1枚目は2003/05/05夜で、2枚目が2003/05/09夜の月です。
カメラはE5000です。photoshopでサイズ変更とレベル調整とアンシャープマスク処理をかけています。
アンシャープマスク処理はちょっと過剰気味(100%)にかけてます。
GINJI眼視のシャープさを出してみたかったのです。でも全然眼視の先鋭さにはおよびません。
眼視では、クレータの縁などがささくれ立ってるほどの荒涼感があり、死の世界の印象を実感できます。
小望遠鏡でも月はよく見えてると思っていたのですが、今まで何を見ていたのか、というほど差があります。








○月(2003/05/09夜。画像補正は03/05/10夜。)


上記と同条件下で撮影した他の写真には「垂直壁」で太陽の明暗が分かれている部分が比較的明瞭に出ていました。
眼視では本当に切り立った垂直で一直線の断層の左に太陽が当たって、右には太陽が当たってない状態が生々しく
見えました。
これは断層の左が右より高度が高い断層(切り立った崖)であることを示していますね。
(これは天体写真ですので肉眼で直視した月とは左右が逆になってます。実際に北半球での肉眼直視では右が高い訳です。)
そして29.5日ぶりにこの一帯が日の出を迎えているのを、私たちは真上から垂直に見下ろしておることになります。
そう思ってみると、これは月という単なる天体写真でなくて、空の対岸(?)にある別の土地の空撮写真でもある
ということに気づかされますね。これも小さな望遠鏡では気づかなかった認識でした。





場所が分からない方のために拡大したものも掲示しておきます。画面中央の中小クレーターに輪郭を崩された大クレーター
の中の平面を斜めに走る直線での明暗部分がそれです。(眼視ではかなり明快な一直線だったのですが...。)
2つの写真の元データは同じです。それぞれ見やすい状態になるよう、適宜レベル補正とアンシャープマスク処理は個別に
設定してあります。3枚の同日写真を上にたどって参照するとそれが月全体のどこにあるか、よく分かりますね。
その断層の闇側から突き出て太陽の光が先端に当たっているクレーターも印象的です。そのクレーターの先端は断層の高さより
高いということが分かります。その土地での光景を想像すると、さぞかしダイナミックでハイコントラストな日の出なのでしょう。





○木星画像多数枚合成処理の続きの補足(2003/05/11夕方。今日は雨。)

Registaxについて、使い方概要をまとめられておられるホームページで勉強してみました。
Registaxは、自動位置合わせと同時に各フレームの比較を行い、質のよい順番にデータを並べ替え、合成前にどの質のデータ
までを採用するかを指定した上で、多数枚画像合成を行えるスゴイ仕掛けになっていたこともようやく知りました。
(何を今までやっていたのやら....^^;)
またWavelet処理の効果の試行錯誤のやり方もおおよそ分かりました。

詳細は次記公開URLを参照して下さい。とても参考になりました。

  「ToUcam Proの画像を処理する −Registax編−」


その結果、得られた仕上がりは次の2枚です。上記と同じDCR-PC3データ分およびE5000スチル分です。


     



前者については、多数枚合成を質88%の時点で止め、およそ220枚前後で処理をしたものにWavelet処理をかけ
さらに同様に処理した結果の1枚とphotoshop上でレイヤー合成 [ 比較(明)]しました。
また、見映え向上のためにサイズを少し小さくしました。
E5000はそのまま1枚データにWavelet処理し、画像回転とレベル調整をしました。
どれもちょっと効果をかけ過ぎでザラザラな感じです。見えている模様が実在のものかどうかも不確かな印象です。
まあどちらの模様も印象が近接しているので、実在のものなんでしょう。実視より効果をかけ過ぎ気味なので不自然な
感じがするのでしょう。

ただRegistaxの扱い方が少し分かったので、あとはデータの質を上げることに専念すればいいということに
なりますね。
(DCR-PC3のデータの色情報はどこで消えてしまったのでしょうね。拡大が裏目に出たということもありますが、
やはりデータの質に向上の余地があるということです。)


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