--- 直リンクでのご来訪の方々も居られますので、以後カウンタを本コーナー各頁にも。


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○NexStar5でのベスト木星像、「天文ガイド」に入選!(2004/07/05。2004/07/11記。)


「銀次の部屋17」で掲載している2004/04/11の木星像ですが、月刊「天文ガイド」2004/08号に入選しました!
既に「掲示板のコーナー」やレオポンさんの掲示板でたくさんのお祝いの言葉を頂戴しました。ありがとうございます。
撮影から投稿までに日がたってしまい今更の投稿もどうかなあとは思ったのですが、気象条件などがなかなか揃うもの
ではないので、ここまでの画像はそう何度も撮れないだろうと、今シーズンの木星撮影記念で出しましたら「初入選の
コメントも書いてください」と編集部から電話を頂戴しました。

ちょうどHP20000アクセスのお祝いの言葉を皆様から頂戴していた頃の話です。黙っているのに苦労しました(^^;)。
何かの行き違いで掲載されないとか入選取り消しとか、掲載されてもあんまり大した扱いでないとか不本意な結果に
なった時に、事前にあんまりハシャいでいると恥ずかしいので、掲載内容を自分で見てから公表しようと思っていたの
でした。ただ一部の方にはメールのおつきあいの上で事前に話してしまいまして、その方々も一緒に沈黙の修練(^^;)に
おつきあいさせてしまいました。(ご協力ありがとうございました^^;)

小学校時代にも読んでいた天文誌ですから、感激しました。掲載を発売日に見ましたら、縮小印刷のせいか原版よりも
周辺部が曖昧な感じで少し残念でしたが、まあ原版は「銀次の部屋17」に掲載しておりますので、よしとしました。
できれば、掲載記事を画像にして、ここに掲載したいのですが、まず編集部に許可を得ないといけません。
現在照会中です。だめかなー(^^;)。許可を頂戴できましたら、ここに掲載をしたいと思います。

2004/07/08朝、HPアクセスが22000を超えました。20000アクセス超が2004/06/03でしたので、
この1ヶ月は毎月の倍のペースでアクセスを頂戴したことになります。「天文ガイド」掲載効果は22000アクセス直前
の2日程度で、アクセス数も200前後でした(それはそれで凄くてありがたいことです)ので、それ以前のアクセス頻度
が加速しているということなんですね。とても励みになります。ありがとうございます。

初入選の言葉の中で30年来の天文の世界への復帰、銀次選定と火星超接近での撮影のこと、NexStar5のことなど
1年余の経過と「銀次の部屋」URLを書きました。そのURLをご覧になってのアクセスもあるだろう、というのが先日
「銀次の部屋18」中段で書いた、コーナーの名前を当面変えられない事情だったのでした。
まあNexStar8iとの比較で、銀次の眼視実力を改めて認識した今では、稼働率はさておき、私の機材の「首領(ドン)」
は、やはり銀次なのだと思ってますので、コーナー名もこのままでいいのではないかと思います。


【追記:2004/07/12】:転載許可頂戴しました(^^)/。


転載許可を頂戴しましたよ。お願いしてみるものですね(^^)。
表紙と私の画像とコメントが掲載されたページ半分の画像について「天文ガイド」編集部・片岡様よりこのページへの
転載許可を頂戴しました。掲載ページ全体レイアウトの画像は他の画像著作権をお持ちの方の了解が必要となりますので
掲載を遠慮することになりました。片岡様、ありがとうございます(^^)/。
入賞記念として、表紙と掲載部分(ページレイアウトの約半分に相当します。光栄です。)をここに転載します。







【追記:2004/07/16】:原画像も併載します。


上記記事画像をWindowsノートPCの液晶画面で見ましたら、雑誌掲載の印象より更にかなりひどく木星の周縁部
が拡散してしまって「これはひどい」と思いました。私のiBookでは原画像の通りに締まって見えているのですが。
これじゃあ『「これ5インチで撮ったの?」...と驚かれる画像を目指します.』がデカイこと言い過ぎな感じで実に
格好悪いです。久々にPC機種・個体の差での表示ニュアンスのズレを痛感しました。
なので、投稿するためにDPEでデジタルプリントした原画像データもここに併載しておきます。
デジタルプリントは少し拡大が大きかった(このデータを2Lサイズに焼いた)だったので少し甘かったものの
周縁部は締まってました。....うーん。でもこの原画像の追加掲載もiBookできれいに締まって見えても、Windows
では、また周縁部が拡散して締まりのない画像になってしまうんでしょうか。





【追記:2004/07/26】Windowsノートの液晶で見てみました。「天文ガイド」の印刷と同じく周縁部がモヤモヤ
 でした。iBookでは周縁部までくっきりなのに、とても残念です。機会あればMacintoshで見て下さいって、きっと、
 無理なんでしょうね....。



○銀次鏡筒キャリアの製作とNexStar8i用ペンタプリズムの導入。(2004/07/09。2004/07/11記。)


銀次をベランダに出すにも、腰や背骨が疲れるようになってしまいました。1年前にはそれほど苦もなく運搬していた
ことを考えますと、寄る年波というものでしょうか、寂しいものを感じます。
でも私の機材の中で眼視性能ナンバーワンであると先日認識を新たにした銀次ですので、何とか運搬にかかる肉体負荷
を低減したいものです。
一時期は筒の素材を替えるとか、筒にくり抜きを入れるとか、軽い素材で分割筒を作るとか、駅前に出来たDIY店で
素材を眺めながら、想いをはせたものでしたが、これだけの口径となると強度を維持するのに、生半可な工作では
だめだと分かり、結論が出ないままで居ました。鏡筒にドア取っ手を付けるくらいでも、随分、運搬の無理が軽減
しますので(高く担がなくて済むので腰の負担が減ります)、それも計画しましたが、重量バランスのよいところに
ドリルで穴を開けて、ネジを通すのは、やはり一旦主鏡や斜鏡を筒から外しての工作となり、復元に自信がありません
でした。せっかく購入以来、大した調整もしないでも、焦点内外像が完全に同心円の銀次を、あまり安易に分解したく
なかったのでした。

銀次と一緒に購入して、ずっと押し入れにしまってあった鏡筒リングを持ち出しました。
このリングの鏡筒プレートを取り付けるネジ穴にドア取っ手をつければどうか、と思ったのでした。


 



なかなかいいですよ。これ。よっこらしょと担ぎ上げなくても、2本の取っ手をつかんで身体に密着させてそのまま
運べば、担ぎ上げる瞬間の腰の負担などは要りません。観望時は重量の前後バランスが狂うので外します。
運搬時のキャリア専用に使います。難点は取っ手とリングで総重量が1.4kg更に増えるということです(^^;)。
でもまあ運びやすくはなりました。腰への負担は背の低い架台を膝から腰の高さに持ち上げて運ぶほうが大きいので
まだ対策は半分ではありますが。

赤道儀化もいずれはやりたいと思って、購入していた鏡筒リングでした。赤道儀化のコストが存外かかると知って
ずっと日の目を見ませんでしたが、用途が変わってようやく出番が来ました。
そういえば「天文ガイド」2004/08号の国際光器さんの広告で、ジョンソニアンタイプ5が98000円で2台限定
販売されてました。もうとっくに売れているでしょう。今回はもう予算ないです。また機会があるといいなあ...。
逆に言えば、先日ローン組んで買ってたら「なんだよー(怒)」って思ってたかも知れませんね。
それに今の気分はNexStar8iでどこまでもとことんやってみたいという感じです。銀次の増強と並行に使い勝手を
見るほどの時間のゆとりもないです。銀次のジョンソニアン化は、後何回か火星接近があって、接近時にも視直径が
大きくならない頃には、試してみる価値はあるかと思っておくのがいいでしょう。


先日、大阪梅田(ほとんど中津かな)の協栄産業さんに行きましてボーグのパーツ(No.7504+No.7424+No.7602)で
NexStar8iに2インチアイピースを装着できるよう、アダプタを用意しました。早速帰って使ってみましたら、
仰角65度くらいでアイピースが架台に当たりました(^^;)。中間リング部を外してもやはり当たります(^^;;)。





でも広い視野での観望は、まだ不確かなNexStar8iの自動導入精度を補って(要するに広角視野なので、さすがに
外れてもギリギリ外周くらいには対象が入ってる)くれる効果もあって、銀次での使用の際以上に感銘を受けました。

なので、2インチ用の天頂プリズムが欲しいと思うようになりました。ただNexStar5や8iに標準添付の31.7mm
プリズムでも経験していますが、月や惑星を見るときに裏像はほんとに気持ちが悪いものです。
なので私としてはめずらしく衝動買いですが、2インチのペンタプリズムを導入してしまいました。

笠井さんには電話で相談しましたら、製品の性格として高倍率惑星観望での裏像を避ける製品なので、2インチを
つけての常用は重量バランスや架台にぶつかるなどの問題もあり、31.7mmにしてはどうか、または普通の
ダイヤゴナル天頂プリズムかミラーと併用してはどうか、というお勧めも戴きましたが、まずは初志貫徹して
2インチのペンタプリズムを買い、運用的に不具合がやはり出たら、安価なミラーを買おうと思いました。

水曜日の午後に入金して手書きFAXを送りましたら木曜にはもう届いてました。笠井さん、毎々迅速対応を
誠にありがとうございます。(電話開口一番、天文ガイドの入選のお祝いの言葉を頂戴しました。既に入選の
こともご存知だったのでした。嬉しかったです。)


 



覚悟してはいましたが、やはり架台に当たります(^^;)。光路折り曲げ分、少しは改善があったものの、仰角75度
程度以上はやはりだめです。それ以上の仰角で真価を発揮するのがプリズムだろうが、という観点からは
覚悟の上とはいえ、失敗の買い物かもしれません。
でも75度以上というのは実際ベランダ観望ではどうせ見えない領域です。自動導入時に架台に当たりそうになる
のだけ気をつけて、当たりそうになったら「右」キーで導入キャンセルをしてやれば問題ありません。
(自動導入は中止となりますが、どうせ対象天体はベランダの屋根の向こうです。)
その制約以外は案外駆動系は重いこのプリズムをがんばって駆動してくれています。31.7mm兼用ですので、
常用して2インチと31.7mmアイピースを使い分けしてシュミカセで倒立像が見える、なかなかいいものでした。

こうして見るとニュートン式はいいですね。どんな仰角の天体でも常に見やすく倒立像を得られます。鏡筒重量が
重くなり架台のコストが大きくはなる反面、この利点は捨てがたいものがあります。構造も単純で光学系のコストが
下がってもシュミカセ以上の解像感も味わえます。ベランダでなく庭があって観測室などを持てる環境の方には、
今でも私はニュートン式をお勧めしたいです。逆にベランダ観望や機材を運搬しないといけない私のような環境の
人にはシュミカセを適宜調整しながら使う、これもまた醍醐味ですね。

ベランダを離れての天頂観望には31.7mmプリズムか、見え味を割り切って、安価なSYNTA社2インチ天頂ミラーを
また来月の小遣いで買うかなあと思います。惑星や月以外は(うーん。M42もかな)裏像でもさほど気には
なりませんしね。ミラーや普通の天頂プリズムは形状が三角なのでまず架台に当たりません。

ペンタプリズムも31.7mmにすればよかったという考えもあります。惑星の高倍率での観望をラクにする機材と
言えますので、結局その用途には安価な2インチアイピースはそれほど使わない筈、と思えばです。
でも31.7mm用のペンタプリズムはねじ込み式でなくスリーブ式なのでビジュアルバック分、後退位置に接続
するため、結局、四角の形状では架台にぶつかっていたのではないかと思えます。
なので逆に2インチアイピースの広い視野にぽっかり浮かぶ惑星もぜひ眺めてみたいと思います。

NexStar5では眼視に対しての投資というのは全く必要だと思いませんでした。大して見えませんでしたし(^^;)。
でもNexStar8iでは俄然、眼視への周辺機器装備も充実させたくなります。発注済みのソフトケースと今回のプリズム
で、もう予算外支出さえ限界ですが、まあぼちぼちと笠井さんに推薦して貰って安くてよい2インチアイピースを
拡充したいと思います。今はKonig32mmのみですが、1万円前後のものをあと2本くらいは欲しいところです。
当面、昼食や職場のつきあいなどで寂しい想いをすることになりそうです(^^;)。


○追伸:腎結石出ました〜(^^)/。(2004/07/11。)


私の個人的体調を記録するコーナーではないのですが、先日来、病状を断片的に書いてましたので、顛末報告します。
今回は苦しみました。3年越しで毎年、人間ドックで「痛くなかったですか?」と聞かれても、特に何もなかった
腎結石ですが、宇和島行き前後から動き出して、最近はワインレッドな血尿が出て苦しんでましたが、投薬と
通院加療の甲斐あって、ようやく出てきました。長辺7.5mm程度。鋭い棘が2つもあり、これが腎臓や尿管、
膀胱、尿道と傷つけて血尿を出してたとは、出た後眺めてもぞっとする形状です。でもこれで一段落です。
腎臓に2mmのが残っているらしいですが、またそれは将来の課題(?)でしょう(^^;)。
夕飯時などに1リットル以上を飲んでいた冷えたアールグレイもやめ(紅茶は結石の原因となるシュウ酸が多いのです。
ビールもですが、これは寝酒にやめられません^^;)、少しは普段から養生しないといけません。宝塚は地下水/水道水に
シュウ酸が多く含まれる土地でもあり、汗が多く出て利尿作用が下がる夏の初めなどには明け方には救急車がよく走って
います。多くの場合、成人男性が多いそうです。体質や身体の構造の差なんですかね....?




さて、後は抜歯後、膿の摘出も終えて、穴が塞がるのを待っている上あごと、先日来の左肩、左肩胛骨裏の肉離れ(四十肩です
かね?)の激痛が治るのを待つ日々です。あごの骨の中は免疫機構がききませんので、油断大敵です。いまだに強く飲み物を
含むと「鼻から牛乳〜♪」状態です(いやマジで^^;)。発音時に空気が穴に入るとかなり痛かったりします。右上あごの歯は
全部なくなってしまいましたので、弟に仮歯を作って貰った今も、仕事での説明会業務対応などは苦労しそうです。
....一見は以前と変わらず元気はつらつでも、中身はなんだかボロボロ。なんでこんなに弱ってしまったですかね....(寂)。



○決死の屋上行き敢行(大げさな^^;)!でも木星は....。(2004/07/26。2004/07/28記。)


発注後1ヶ月、誠報社さん、まだNexStar8iのソフトケース来ません(^^;)!
電話してみましたら「納期が遅れてます。特注品なので縫製業者さんの事情もありまして...」って、じゃあ電話
一報を下さればいいのに...(^^;)。
万一の落下事故を思えば、NexStar8iがいくらサイズの割に軽量であっても、むき出しでマンション8階から
車に運んだり、河川敷にまた運んだりは不安です。通常の大きいカバンでもNexStar8iは入りません。
そうこうするうちに木星はもう西の空にかなり低くなってしまいました。
発注即納だったら、随分条件が違ったでしょう。残念です。
仕事からの帰宅時刻と木星の大赤班の向きの条件もなかなかあいませんでした。ですがもうさすがに
あれこれ言ってられません。この夜はまだ西の空が明るいうちから木星の位置を探して、NexStar8iを
慎重に屋上に抱えて持って上がりました。往復とも実に緊張しました(^^;)。

マンションの西側には山もあり、高度的には更に不利なものがあります。屋上に上がってみると日中の
熱さは嘘のようでとても涼しい風が吹いてました。なので屋上の熱放出は大したことがなく、これは
案外期待できるかな、と思いましたが、温度順応したNexStar8iで木星を見ましたら、期待は崩れ去りました。
視野には火の玉の状態の木星が踊ってました(^^;)。線香花火の末期の火の玉の感じです。





ToUCam画像もこのザマです。このページの上のほうにあるNexStar5での木星像と同じ撮影者による
同じ天体でしょうか(^^;)。あまりにひどい出来なので「狙ったけど機会はなかった」とごまかして
しまおうか、とか思いましたが、まあ新しい機材でのゼロからの出発の意味を込めて、あえて掲載
しました(^^;)。1262コマ合成。接眼鏡はLV8-24mmZoom(8mm位置)です。久々の撮影なので、モニタ
画面に導入しやすいズーム接眼鏡を使いました。低倍率で画面に導入してから倍率を上げることで
木星没までの短時間で効率よく撮影に入ることができることを狙いました。
ですが、この成果では....(^^;)。決死の屋上運搬決行が泣きますねー(T_^;)。
画像はおよそ5/6に縮小しています。縮小してもこんなに締まりがない画像である訳でした。

成果といえば、今回、トイレットペーパー芯カメラアダプタの長さは再びゼロにしてみたのですが
それではだめだということの確認くらいでしょうか。ゼロというのは以前の状態同様、
UR-E6をToUCamボディに直付けした状態ということです。アイピースアダプタはUR-E6の先端につきます。





NexStar5から8iに変わって、主鏡光学系の焦点距離が1250mmから2000mmに延びたのにToUCamの
モニタ画面での惑星像の大きさはなぜか大して変わってなくて、芯を外した元の状態では像が
小さすぎました。理由はわかりません。木星で大きさが不足なので来年の火星にはもっと不足
でしょう。理由はまだ納得できていませんが、まあこれもやってみないと得られないデータ
かなあとか思っておきます。(poorな成果だなー.....^^;)

ノートPCのバッテリが落ちるまで撮影を繰り返し、結局全ての撮影成果で上記状態と変わらない
ことを確認した後は、木星が西に没するまで、今シーズンのお見送りをしました。
武庫川の河川敷に行けば、少しは高度がとれるかもしれません。ですがまあいずれにしても
ソフトケースが到着した時点で日没時高度10度程度であればそれほど結果は変わらないでしょう。
その後、NexStar8iとE5000で月を撮影しました。接眼鏡はVixen PL40mmとLV8-24mmZoomで
各枚合成なしの1枚撮りです。ベランダからは見えない方向の月の位相ですので、この夜屋上で撮影した
意義はありました。























全景や拡大も階調、解像度ともになかなかいい感じです。
著名なクレーター周辺や直線壁などは拡大してみました。著名なクレーターは皆、月世界での
夜明けを迎えた状態という訳です。この夜のPlatoは小クレーターのかけらもない感じでツルツル
ですね。まあ強拡大していないせいもあるのでしょう。
月は、ほぼ南中状態でしたが高度はかなり低く赤かったです。
E5000の色温度調整をオートにして撮影したせいもあり、画像によって大気減光の赤さが強く出た
画像とそうでない画像があるのは面白いですね。後処理でもそのあたりは無理に統一しませんでした。

月の画像はNexStar5時代とは格段によくなりました。銀次と比べても拡大画像などには階調、解像度に
独特の味があり、撮影者にはたまらない魅力です。解像感はさすがに銀次+HCオルソ12mmの画像が上ですが
何やら独特に立体感、存在感があります。なので尚更、木星像の不出来が悔やまれます。
撮影の出来は気流次第ですね。特に惑星撮影では高倍率なのでその影響は非常に大きいです。
改めてそれを強く認識させられた夜となりました。次、リベンジの機会は半年後か....(^^;)



○やっぱり月は銀次でしょう.....あらら?(2004/07/29。2004/07/31記。)


月がベランダから見える位相になってきました。こうなれば銀次の出番です。
光量が充分あり、多数枚合成のための追尾が必要でない月に対しては、これからも銀次を使えばよいのだと
思いました。適材適所ですね。ベランダから見えない位相の時には屋上などで月に対してもNexStar8iを
使いわける訳です。銀次とほぼ遜色ない画像を先日のようにきっと得られるでしょう。

相変わらず月の高度は低いです。夏場ずっとこの調子でしたかね...。
三脚のないオチビの架台の銀次では月はベランダの手すりギリギリのところでかろうじて顔を出している
状態です。ベランダではこの季節、長い銀次鏡筒をどう置いても筒先か主鏡セル側かどちらかにエアコン
室外機の熱風がかぶります。洗濯物などで直風を避けたりはしましたが、低倍率でもかなりの影響が
感じられました。温度順応はこの季節それほど要らないと思われますが、それでも眼視の見え具合が
いつもの印象とかなり違って甘く見えます。低倍率ではそれほどではないですが、高倍率では画像に
その甘さが出ています。接眼鏡は最初の3枚がLV8-24mmZoom、後の2枚がHCオルソ12mmです。

















最後の2枚はかなり後処理で硬調処理をかけました。それでもぴりっとしません。
その上の3枚も原画像はかなりネムい印象でしたが、後処理をかけるともぐっていた詳細情報が叩きだされた感じです。
ただこの日の眼視はここまでの迫力がなかったです。これは初めての体験かもしれません。月周辺の恒星で光軸を
確認しましたが、焦点内外像に問題はなかったです。冬場とは逆に室外機や外気温にまだ主鏡が膨張を続けて
いたのかもしれません。焦点内外像のバームクーヘン状態をもっと大きくすれば、外周の形状が滑らかかどうか
で分かったのですが、それはこの夜は確認しませんでした。

「やっぱり月はさすがに銀次だな。」ということを確認するための撮影でしたが、不本意に終わりました。
最近、不本意な成果の言い訳が続くみたいでストレスがたまります。
負けた勝負なのに「こういう点で健闘したので意義はあった」とか言うのは嫌いな性分ですので(^^;)。
まあじっくりリベンジを考えたいと思います。


○NexStar8iソフトケース、遂に到着!(2004/07/29。2004/07/31記。)


遂に誠報社さんからNexStar8iのソフトケースが届きました!
小さい小包だったので、大丈夫かと思いましたが、置いておいた梱包箱のウレタンを中詰めにできました。
とても大きいカバンです。それは梱包箱のウレタンを2つあわせた大きさから想像できていたのですが
実際に組み立て完成するとほとんど唖然の世界です(^^;)。高さは腰程度まであります。両手で抱えても
周囲が大きくて両手が回らないほどです。大きくて普段の置き場所にも困るほどです。


 



困ったのはまずファインダーがそのまま収納できないことです。K&Rさんからお譲り戴いた別売
ファインダー群のうち、6×30mmの光学ファインダーを使っていましたが、収納時にウレタンに当たります。
仕方なくファインダーを標準搭載のStarPointerに戻しました。これも脱着すれば台座が小さいので大丈夫と
いうだけですので、外さないといけません。毎回ファインダーの調整が必要です。しかもこれ光害の空の下では
ものすごく見辛いんですけどね(^^;)。今まで切れてたけどそのままにしていた電池も新しく入れないと....(^^;)。

重量感も非常に大きくなりました。これはウレタンとカバンの外側が非常に軽い素材であるにもかかわらず運ぶ体積
が大きくなり、持つときに重心が身体からかなり離れるのと、持ち手が小さい形状であるためにそう感じる訳です。
ほとんど銀次架台や鏡筒並みの重量感と運搬し難さです。結構腰に来ます。これにはがっかりしました。
NexStar5と3kgしか違わずヒョイと抱えられる軽量に機動性があった訳ですから...。
まあでもこれで運搬時に万一落下させても破損事故にはまず至らないでしょう。落下といっても、今やもう
ほとんど引きずって運ぶ大きさでは落下の距離もわずかですが。ベランダには従来通り、ケースから出して
運ぶことになりそうです。

さてこれからは車に載せて出撃可能!と言いたいですが徒歩並みの速度で停滞している迷走台風10号
のせいで週末は荒天です。木星ももうだめでしょう(^^;)。うーストレスたまりますな〜(^^;)。
(宝塚を含む大阪周辺は直撃は免れましたが、他の地方の方々は大丈夫でしょうか?K&Rさんの宇和島、
直撃の公算がとても大きくなって来ており心配です。)

画像レポートはできませんが、晴れたら一度外に連れ出してGPS精度の再検証とM天体観望をしても
よいかもしれませんね。ベランダではGPSもどこまで最適なものを検知しているかわかりませんので
今の状態がベストなのか知りたいものです。ベランダからはNexStar8iが勧めてくれるツアー対象のM天体の
ほとんどが屋根の向こうだったりしますしね(^^)。


話は変わりますが、上のソフトケースの画像2枚はauの320万画素カメラ付携帯電話(CASIO製A5406CA)で撮りました。
今までカメラ付携帯は持っていませんでしたが、3年間使い倒したSONY製の音楽プレイヤー付携帯電話が壊れてしまい
先日導入しました。携帯はいつでも持っている訳で、スナップに充分な性能のカメラを常時携帯することになる訳です。
それってなかなかなかなかいいものですねー。風景を撮影すると想像以上にシャープな画質で、なおかつ画面四隅が
少し周辺減光を起こしたりもして、往年の中古カメラ銘品の画像をちょっとだけですが連想させる味わいもあります。
露出調節はオートのみですが、電話の十字キーで瞬時に露光補正もかけられます。自分撮りも可能。設定項目も豊富で
単機能の超小型デジカメの性能・操作性より良いかも??



○台風一過。でも見えたのは一瞬の月と花火だけ...。(2004/08/01。2004/08/02記。)


台風10号は大阪周辺はそれほどの影響はなく過ぎて行きました。(被害が出た徳島・高知の皆様、お見舞い申し上げます。)
K&Rさんの宇和島は進路ギリギリでしたが大災害には至らなかったようです。よかったです。

台風一過の夜空を期待しましたが、結構雲は残っていました。月は東から昇って来ましたが、すぐに雲に消えました。
たださすがに台風一過です。冬場の限られた日にだけ見えるPLの塔が遠く金剛山のふもとに見えました。
普段は春先から秋口までは大阪平野の水蒸気のせいで金剛山すら霞の向こうですが、この日は台風が水蒸気を吹き飛ばした
のでしょう。しっかり見えました。

この夜、PL教の大花火大会がありました。大阪湾を挟んで(さらに我が家は湾岸から20kmは離れていますが)対岸で
恐らくは直線距離で70km〜80km離れているPL花火大会がベランダから見えるのは、極めてめずらしく、さすがは
台風一過でした。
ベランダからの大阪平野夜景全景とミニボーグ45ED+E5000での月、E5000に純正2倍テレコンバータをつけて撮った
花火大会の模様を載せておきます。天文ページっぽくない掲載ですが(最近よくあるけど)、まあ夏の1日の記録です(^^;)。
全景画像には左の生駒山の上に月、平野の右端に小さく花火が赤く写ってます。空中に2機、飛行機が浮かんでますね。











ミニボーグ45EDはベランダの手すりにクランプ雲台で固定しただけだったので、E5000まで加えた重量ではバランスを
とりにくく、セルフタイマーで手ぶれを抑えたものの、あまり鮮明ではないですね。少し雲がかかってます。
花火の拡大像は全景の画像に対して、2倍テレコンでの拡大をしただけで、特別に拡大はしていません(これでもまだ縮小を
少しかけています)。逆に全景のほうは、ほぼ広角端で撮影した原画像を更にかなりサイズ縮小しているので、通常レンズ
撮影と2倍テレコン撮影という「2倍」という倍率差以上に拡大率差がある訳です。
ミニボーグでのコリメート法での撮影も狙いましたが、像が暗く断念しました。
また拡大像は後処理でコントラストを上げて花火らしく仕上げています。その分、階調とノイズは悪くなりましたが。
台風一過とはいえ、やっぱり大気の減光はあるんですね。TVニュースで見た花火よりかなり赤色が強いです。
花火の光を隠すほどの濃い煙もたくさん出ていました。遠景および拡大像にもそれが写ってますね。
それによる減光と色変化も大きいのでしょう。

同じ画像に大阪イメージの象徴(?)、通天閣も写ってます。原画像ではもっとしっかりしてましたが、花火に階調を合わせた
ために完全に白く飛んでしまってますね。画像の中で一番明るい小さい塔の物体がそれです。(わかりますか?^^)
元の階調の画像で縮小率を合わせたものと比較してみますね。矢印も添えてみました。





ミニボーグの眼視では塔壁面の文字も見えました。これも自宅から直線距離で30km以上はあると思います。
普段、春から秋の水蒸気の多い季節はかなり晴れても、この通天閣あたりが視野の一番深いところに位置し、その先は
霞で見えなくなりますので、この夜は相当、遠くまで空気がクリアだった訳です。天上の厚い雲が恨めしい....(^^;)。

2インチアイピースをつけたミニボーグ45EDは迫力でした。実際このサイズの小さい鏡筒に太いKonig32mmがつけられる
のが信じられないほど贅沢な感じです。どっちが対物レンズかわからないほどです。地上プリズムも内蔵しています。
実際、夜景と花火を見るには贅沢過ぎますね(^^)。もっと天体観望に使わないといけません。勿体ないです(^^;)。


○祝!笠井トレーディングさんのウェブサイト開通!(2004/08/02。)


この天文コーナーでは特にご縁深い笠井トレーディングさんについにウェブサイトができたそうです。おめでとうございます!
今まで「なんでないの〜(^^;)」とか思いながら、最新情報をキープするために「星ナビ」か「月刊天文」を買い続けて
ましたが、もうその必要はもうなさそうです。お得情報など雑誌広告では得られない情報もありますのでぜひご一見を!
一見どころか度々チェックしてお得情報をゲットしましょう(^^)/。
ちなみにこの「銀次の部屋」もリンクコーナーにリンクして下さるとのことです。私も弊HP表紙からリンクさせて頂きました。


  ●笠井トレーディングさんのウェブサイトはこちら!



○待望のM天体観望!(画像ないけど....^^;) (2004/08/11。2004/08/12記。)


8月に入って初めて、いやこの夏初めてかもしれません。日中から雲一つなく、そのまま夜も雲一つない快晴となりました。
ソフトケースに小型の荷物運搬用キャリアをつけ、少し重いですが落下の危険性をゼロにした装備でマンション屋上に
NexStar8i一式を持って上がりました。待望のM天体連続観望を敢行しました。

目的はNexStar8iのGPS-Alignの精度を見極めることと、少し制動にクセがあるNexStar8i架台の低倍率観望での
実用精度をベランダの屋根のない場所できちんと把握しておきたかったということも、光害下でのC8によるM天体の
見え具合の確認とともにあったのでした。

三脚設置の水平出しは以後の導入精度に大いに影響しますので、水準器を使ってきちんと何度も調整しました。
三脚へのNexStar8iの取り付けは実にスムーズです。NexStar5とウエッジ三脚の時のように中央の突起と穴を
合わせるのに何度も位置を探ったりすることもなく、三脚台座と架台台座の形状を合わせるだけで一発で位置合わせ
ができました。これはNexStar5より3Kg増のNexStar8iでは特に助かります。位置合わせにしくじったり、不安定な
状態のまま時間が経過すると、落下などの危険も疲労も増しますので。NexStar8iのほうがラクなくらいです。

GPS-Alignを開始しました。ベランダでの制動開始のときよりGPS衛星を探す時間が長かったのは、より多くの
GPS衛星を検出したということでしょうか?でもその後、自動で北を探す動きはかなりズレてました(ははは^^;;)。
角度にして5度〜10度ほど西にズレました。当然その後の候補星導入もNexStar8iの言うままでは同じ量だけ
方角がズレていました。NexStar8iが示した第1候補星はアークトゥールスで、水平垂直方向両方にズレていました
ので、StarPointerと主鏡光学系+PL40mmでできるだけ正確に位置調整をしました。第2候補星はアルタイルでした。
2つの星の相対距離(角度)は充分あり、近接したアルタイルとデネブによるベランダでのアラインメントより
精度を期待できました。
でもアルタイルもベランダの時のように外れています(^^;)。まあ2点の位置を固定しないと精度確保も何もあったもの
ではないと気を取り直して、アークトゥールス同様に慎重に設定をしました。

GPS-Align成功のメッセージが表示され、初期設定が終わりましたが、直後にアルタイルを[LIST]-[Named Stars]
から自動導入しましたら、やっぱりベランダでの調整時と同じく位置がかなりズレてました(^^;;;)。
3Star-Alignの要領で先ほどの第2候補星のデータをリプレースしてその時点のアルタイルの位置を登録しました。
次に同様にアークトゥールスを自動導入しました。やはり少しズレています。PL40mmの狭い視野にアークトゥールス
は入っていません。同様に第1候補星のデータをリプレースしました。

その後、アンタレスを自動導入してみました。PL40mmの狭い視野にアンタレスが入ってました。
ようやく実用精度が出た訳です。安堵しました。この精度はベランダでの設定でも実は同様でした。
ベランダの屋根でGPS衛星のいくつかが検出できないために精度が落ちるといった懸念は考えなくて良さそうです。
ただここまで初期設定をしないといけないということは、このGPSユニットは緯度経度と日時だけ自動設定
できる程度と考えてもいいのかもしれません。方位も目分量とあまり変わりませんでしたしね(^^;)。
お金を出して購入されるのは、どうかなあ、としかコメントできません。私は一式まとめてお譲り頂いたので
観測地緯度経度と日時を自動設定する機構として、その自動でGPS衛星と北を探すおごそかな動きを楽しむのは
悪くないなあ、と思っています(^^;)。

それでもようやくズバズバと目的の天体を視野に導入できる精度を得た訳ですので、遂にその後、M天体観望
ツアーをしました。ここで2インチのペンタプリズムとKonig32mmをNexStar8iに直付けしました。
カシオペア座が昇って来ていましたので、まだ高度は低かったですがNGC884+NGC869を先に狙いました。
hχ(二重星団)です。超広視野ではないですが、私が持っているアイピースの中では最も広い視野の中一杯に
二重星団が広がり、思わず声をあげました。望遠鏡を覗くというよりまるで宇宙に浮かんでいるような感覚が
ありました。恐らくこれでいわゆる「広角病」は一層ひどくなったに違いありません(^^;)。

充分二重星団を堪能した後、NexStar8iに指示だしをするだけで、何の苦労もなくそれぞれ一発自動導入で
M2、M5〜M33まで順次見ました。あ、苦労といえば、2インチのペンタプリズムのお尻が架台に当たりそうに
なったら、急いで「→」キーで導入をキャンセルする緊張感はありました。M13、M27がそうでした。
それらは時間が充分経過して高度が少し低くなってから見ました。M3は屋上のマンションの構造(エレベータ
の起重機が入ってるマンション名が書いてある塔)の向こうに隠れて導入できませんでした。
また、M4はNexStar8iが示す場所に何も見えませんでした。M57は高度(仰角)が大きいままだったので
後で31.7mmアイピース群で見ました。倍率を上げたほうがよい天体ですので、手持ちアイピースのラインアップ
を考えるとそのほうが結果的によかったです。

やっぱり12.5cm口径(NexStar5)とは違います。NexStar5ではレンズの上の綿ぼこりみたいな印象だった
M13もきちんと細かい星の群れに光害下の空でも分離しました。息を凝らして観望するとギリギリ分離した程度
ではありましたが。暗い空ではもっと明快なんでしょうね。

細かい星への分離でいえば、M11が凄かったです。タラコの切り口のようなツブツブ感がとてもよかったです。
笠井さんの2インチ光害除去フィルタを使ってのM8、M17も、フィルタなしでの印象とガラリと変わって、
背景の星野より星雲が手前に立体感を持って浮き上がる感じがとてもよかったです。
M15など他の球状星団も、その他の散開星団も背景がこの夜はとても暗かったので、見映えがありました。

夜景の光害は毎夜同様でした。ただマンション屋上は温度の低い強風がずっと吹き付けていて、上空の水蒸気も
かなりクリーンアップされたに違いありません。大阪平野上空以外の方角の空はかなり暗かったです。
実際、このマンションから射手座や蠍座の形がはっきり見えたのは、ここに居を構えて15年近くになりますが
初めてかもしれません。

ただ強風は冗談どころではないほどひどかったです。大袈裟かなと思いながら、私自身の弱い胃腸のこともあり
身体を冷やさないよう念のために持っていったウインドブレーカと長袖のシャツだけでは足らないほどでした。
ポロシャツの上にそれらを着て、ウインドブレーカのフードのヒモもぎっちり縛って3時間ほどねばってました。
最後に天王星、海王星、冥王星をNexStar8iが示すままに観望しました。M天体の導入精度を考えれば、
3星ともきちんと導入したのでしょう。それらはいずれも導入した視野のほぼ同じ場所にありましたし。

でも視直径を実感したのは天王星だけでした。ちょうど今、最小の大きさにある火星と同じくらいの大きさですね。
せっかくの快晴、もっと繰り返し観望を続けたかったのですが、夏にもかかわらず身体が強風で冷え切ってしまった
のと、充電池が切れてNexStar8iが急速に動かなくなったので、撤収しました。

星雲星団の分離は銀次ではもっと明快でしょう。でもこの光害の空の下では星図を頼りにしても、これほどスムーズに
M天体観望を次々続けていくことは無理です。なのでNexStar8iの光学性能、自動導入性能は実に嬉しいものでした。
(自動導入精度については結局GPS装置は期待以上の働きはしませんでしたので初期設定に手間はかかるものの、
設定を楽しみながら入念に行えば、実用充分な性能は出ることが確認できて、安心しました。)

大満足の観望でした。唯一残念なのは画像派の私ですのにこの大満足を画像の形で想い出に残せなかったことです。
レポートも文字ばかりになってしまいました(^^;)。
E5000のコリメート法では今日見た天体はいずれも記録できませんね。天王星はToUCamで狙える対象でしょうが
私はまだToUCamのモニタ画面に天王星を導入できていません。今夜はその時間が惜しく観望に徹しました。

標高200m超の高台にある11階建てマンション屋上はもう秋から初冬の勢いでした。強風でNexStar8iが倒れないか
何度も心配したほどでした。自分の部屋に戻って見るとこの夜はましだったとはいえ、まだまだ暑いです。
なんだかこの気温差は身体に悪い感じがしました。


追記:観望を23時台に切り上げたためとずっと自動導入対象を覗き込んでいたため、ペルセウス流星群の先駆け
はこの夜、確認していません。観望前にベランダから天気を確認したときに大きな流星を1つ見ましたが、20時台
でもあり、単発流星だったのでしょう。2004/08/13の早朝はこのまま好天のままならいいのですが....。



○ペルセウス流星群。ピークは前夜か?(2004/08/13早朝。)


前夜、もう少しねばって夜空を見上げておけばよかったかもしれません。ネット上の反響をみると、ペルセウス流星群
の活動極大はどうも前夜に来たようです。100個/1時間という観測も報告されています。
当初「ピークは2004/08/13早朝、ただしその前夜にも突発出現があるので注意。」との予想だったように思いましたが、
見逃したなら少し残念です。ただまあ昨夜はあれ以上は屋上に居たくないほどの寒さでした。この夜は風がなく、気温は
地上や屋内より低いものの、身体が冷え切ってしまうような感じでは全然なかったです。
もともと出現ピーク性がなだらかな流星群でもあり、気を取り直して今夜も屋上に上がってみました。

装備はE5000と三脚、バルブ露出をするためのE5000用のリモートレリーズ、あとは時計だけです。
簡易な装備でしたが、その設営中に1つ、流星が飛びました。
惜しいなあと思いつつ、これは期待が持てるかも、と思い、撮影を開始しました。





E5000のバッテリーがなくなるまで、1時から3時前まで撮影をしてましたが、結局、出現頻度は10個/1時間程度でした。
まあこんなものでしょう。全夜の残り物程度なのかもしれませんが、大ハズレよりは大いにましでした。
(流星群の出現予想は彗星の残したチリの多さに依存するので、大ハズレの時も多いです。そもそも彗星自体が大ハズレ
のことも多いですしね。今年春の2大彗星のように。^^)

撮影した15コマのうち3コマで捉えたと思っていましたが、絞り設定が深すぎたのか、写っていたのはこの1枚だけでした。
露出は約90秒。ISO100設定での固定撮影です。少し星が日周運動で流れていますね。
ペルセウス座を中心にカシオペア座、牡牛座(M45など)、ぎょしゃ座の1部なども写ってます。
この流星も眼視ではかなり明るかったです。光害下での固定撮影で2分露出を想定し(流星が出現したところで露出終了)、
絞りを絞り込んで(F5.0)撮影していたので、後処理で復活を試みましたが、暗めに写っているようです。
(なお流星像周辺だけ画像が明るいですが、これは後処理ムラや部分的な強調処理ではなく、光害の影響です。)

前夜に比べるとかなり透明度は悪かったですが、そのことも好作用したのと、時間帯が遅い分、光害の影響は少なかったのか、
マンション屋上にしては予想以上に暗い星まで写っているなあ、と思いました。
別のコマでは流星は写ってませんでしたが、昨夜見たhχが写っているようです(○印内)。コンパクトデジカメの固定撮影で
それが写るとは思いませんでしたが。






2時過ぎには東から異様に明るい星が昇って来ました。まだ2時なので金星のような内惑星ではないと思い、土星かと思い
ましたが、異様に明るすぎます。まさかUFOか?とか思いました(^^;)が日周運動に従って位置を変えているように見えました。
撤収直前には、とても細い月が昇ってきて、時刻は想像以上に早いですが、やはり明け方が近いのだと理解しました。
夏ですからね。やっぱりあれは金星だった訳です。





その金星の異様な明るさと細い月がひっそり昇って来た美しさに私はもう流星はそっちのけ気分になってしまいました。
やっぱり私は月や惑星が好きなんだなあ、と実感しました。
まあ流星は地球大気の薄い層の中で光る、身近過ぎる現象なので、その光に神秘性があまり感じられないと言えるかもしれません。
M天体や外宇宙ほど遙かな光ではないですが、それでも太陽から出た光の粒子が当たってまたその反射光が細々と地上の自分の
目に届く、という距離と時間差を思う時、天体の光は神秘だと感じる私なので、流星の光にはあまり惹きつけられないのかも
しれません。流星の光も遙々宇宙を放浪した彗星の置き土産であるチリが地球大気で最後の輝きを見せるという感動はあるものの、
外天体の光とは何か違う、と思ってしまいます。普段そんなことを思っている訳ではないですが、この夜の金星と月を見て
そんなことを思ってしまいました。

目で見た印象より月は太く写ってますね。この拡大率では周囲との輝度差でどうしても滲むんでしょうね。
撤収後、特に理由もなかったのですが1階の郵便受けに行き、中を見ましたら、誠文堂新光社から入選した木星像の賞金が
来てました(わーい^^)。





三文判だけあれば誰でも郵便局で換金できてしまうのに、1階の集合郵便受けに入れるなんて物騒だなー。
書留みたいに玄関まで持って来てくれればいいのに。いつ来たのだろう。夜中のうちに回収できてよかったです。
早速、朝、郵便局で換金しました。広角アイピース代の補助かな。お祝いとか言って出前代に消えるかも(^^;)?



○雨続き。しばし休憩(^^)。(2004/08/24)


最近、雨か曇続きです。更新の機会のないまま、先日(2004/08/22)、HPアクセス25000を超えました。
24000アクセスが2004/08/11でした。それから11日後にもう25000アクセスに到達したことになります。
ありがとうございます。また晴れた日には何か成果を更新したいものです。本日は閑話休題です。
普段、パソコン机にiBookを置いてこの記事を書いていますが、その机の棚の端をだんだん占領して来るものがあります。
それは海洋堂製作の宇宙シリーズのフィギュアです。YUZIN製作のものもあります。アポロやスペースシャトルなどの
小さいリアルフィギュアです。いつの間にか大量になってしまい場所をとるようになってきました。
先日、TVの経済ニュースで海洋堂の社長さんが「関西人はミニチュアフィギュアを手にとって楽しむということを
全く理解しない」とおっしゃってましたが、関西生まれで関西育ちの私は結構好きですよ。
機動戦士ガンダム(第1&第2シリーズ)ものやサンダーバードもの、ウルトラセブンものなど過去にはいつの間にか
膨れあがりましたが、今はこれです。





今、現行販売されているタカラ/海洋堂の「王立科学博物館(II)」シリーズは、「白のパイオニア」「黒のフロンティア」に
分かれて、関東と関西で違うものが販売されているそうです。が、東急ハンズでは両方販売されていました(^^)。
前回のシリーズ(I)はアポロやヴァイキングなど過去に実探査があった機材のフィギュアでしたが、今回のシリーズは、まだ
実現していないスペースコロニーや想像の火星人などもあって更に面白いです。旧ソ連の宇宙ステーション、ミールに至っては、
全景と墜落の2バージョンまであります。ソユーズの打ち上げも打ち上げ直前、直後の2バーションがあります。
火星人の左、画像の前段中央は火星儀と旧ソ連の無人火星機、マルス3号です。画像では判別が難しいですが、粗い精度で
あるものの、火星儀には大シュルチスや子午線湾など著名な地形がきちんと刻まれています。


  



子どものころ、本で見た想像図の通りの火星人です。子ども心にも「砂漠のように何もない火星表面でフラフラ立ってるだけで
何ができるというのだろう。消化器官がなく他の生物の血液を吸うとか言うけど、他の生物も何も背景になさそうだよ?」という
奇妙感が余計に怖さを醸し出していたのでした。
この火星人ですが公式には赤いモデルしかありません。「黒のフロンティア」の「06 異形」がそれですが、実は隠しモデル
としてカタログにない「00 侵略」というものがありまして、最初の写真の通りそれは灰色をしています。地球侵略バージョン
らしく、説明書中にも火星人の台詞で「イロ違イモデルトカイウナ!」などと書いてあります。面白いですね(^^)。

火星儀とマルス3号より木星儀とボイジャーの出来のほうがいいですね。ボイジャーはその横に拡大精密版もあります。
左端にアメリカのサターン5型ロケット中段を流用して作った初期宇宙ステーションであるスカイラブがあり、右端に
旧ソ連の無人月面車、ルノホートがあります。


 



アポロの精密なモデルとその斜め後ろのスペースシャトルはYUZINのガチャガチャ(ガチャポン)販売のものです。
YUZINさんのモデルはサンダーバードもそうでしたが、素材と表面処理に実物に忠実な重量感があり、よい感じです。
残念なのは、部品精度が海洋堂さんのものより悪いことが多いのか、素材自体の弾力が反発力になるのか、組み立て後に
勝手にバラバラになることが多く、なおかつ接着剤で接合できないのですが、幸いこれらは問題なく形をキープしています。

その背景にタカラの「昭和の音」シリーズの「紙しばい」と「豆腐や」(ひらがなは原文通り)を置いてます。
山田卓司さんの造形によるものです。TV東京の「TVチャンピオン・第6回プロモデラー選手権」の最終選考で
彼が創作した終戦直後の光景はビデオで見るたびに涙が出るほど感銘します。その映像は私が生まれる前の風景の筈ですが、
不思議に惹きつけられるものでした。戦地から引き揚げてきた一家が坂道をリアカーを引きながら登って行く横で
駐留米軍MP兵がガムやチョコを子どもに配っている「ギブミーガム」の風景です。自分の子達が屈託無くMP兵に
「ギブミーガム」と走って行くのをいぶかりもせず、リアカーをひく一家の主人はMP兵には目もくれず黙々と重いリアカー
に乗せたわずかな一家の道具を引っ張って坂道を登って行きます。
その背中に「戦争には負けたが、いつか追いつき、追い越して見せる」という想いがにじみ出ているというものでした。
放送を見た時、私は声を押し殺しても涙が止まりませんでした。
理由は分かりません。でもそれは昭和の原点といえる造形でした。その想いが1960年代の奇蹟の高度成長をもたらしたのです。
フィギュアは単なる道楽ではないと思わせる迫力がその作品にはありました。

宇宙探査機とそれらの関係は?と思われるかも知れませんが、私にとってはこれら宇宙探査機や昭和の風景も全部、
昭和の懐かしい記憶なんですよ。豆腐屋も紙芝居も小学校1、2年くらいでご縁がなくなりました。アポロの月着陸も
同じ頃の記憶です。(「ウルトラセブン」がまたその同時代でした。)
想像の世界にしかいない火星人も小学校のときの読書と天体観測の記憶で、いまだ未完の円筒型スペースコロニーさえも、
昭和末期時点での「未来」だった訳です。(「ガンダム」第1シリーズはその同時代に作られました。)
今やアメリカのビッグサイエンスやその延長線上の宇宙開拓への夢も、私にとっては懐かしい豆腐屋や紙芝居と同じ
想い出の世界に帰着した感があります。サンダーバード、ウルトラセブン、ガンダム、全部同じなんでしょうね。
なので、いい歳してつい集めてしまう訳です(^^;)。つまりフィギュアの出来がどう、とかの話ではなく、それを見ることで
自分が幼く、まだいくらでも無限の夢を見れた時代を懐かしく思い出すのです。最近そのことに気づきました。

もう無限の可能性という概念は私の人生には残っていないのです。あとは人生の残りの時間を文字通り余生を過ごすだけ
です。生計のためにサラリーマンをしながらも、作曲など創作を人生の第一義と考える私としては認めがたい事実でして、
そのことに正直、涙を禁じ得ません。たかがフィギュア、されどフィギュアなんですね〜(^_T;)。
(うーん。とかなんとか言いながら次の「大人買い」の大義名分を探っているだけじゃないのかい?...自問自答(^^;;;)。)





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