--- 直リンクでのご来訪の方々も居られますので、以後カウンタを本コーナー各頁にも。


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○NexStar8i、多数のオプション付で登場!(2004/06/19。2004/06/22記。)


  



我が家に突然、NexStar8i標準品完全一式にオプションの専用GPS機器や三脚、更に巻き付けフード、2種類の光学
ファインダー、副鏡調整スクリュー、PC連動ケーブル、自動導入PCソフト、ACケーブル等が大挙してやって来ました!
ついに来年の火星用、それを超えての私にとっての「終の住処(ついのすみか)」的機材になるに違いないです。
ずっと「掲示板のコーナー」で望遠鏡選定談義におつきあい頂きましたご常連様各位様にも感謝致します。
本機種選定はその論議の方向に沿うものでした。
今回はこの顛末を書きます。ここまでいろいろ紆余曲折がありまして、以下、経緯を長々書きます。

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HPの20000アクセスを超えた後、アクセス頻度は更にアップしたようです。ありがとうございます。
私は最近あちこちに体調不良が出てまして、数少ない良天候の夜にも観望・撮影ができず、結局
記事が書けないという状況でした。

「掲示板のコーナー」では記入もラクですので、その期間、ご常連様と来年の火星に向けての
望遠鏡談義をしていました。木星を先日の水準まで撮れたならNexStar5で充分ではないか?とか
その技術を活かして大口径での撮影はやりがいがありそうだ、とかです。

一方でこのコーナーのメインであるべき、GINJI-250Dの追尾機能を付加することについても、並行に
検討し、国際光器さんを訪問してジョンソニアン赤道儀台の実物も拝見させていただきました。
私としてもどうせ大口径で惑星写真をToUCam撮影するなら、光学系の出来に不満は全くない銀次で
やってみたいと思う気持ちが一番強かったのでした。また光学系からの買い直しは費用も置き場も大変です。

ところが最近、どうも仕事帰りや休日、疲労感がひどいと感じた日の前夜には、ほとんど必ず銀次で
ベランダ観望をしていた、という相関に気づきました。それほど広い間取りではないマンションで
いくら私の部屋がベランダと逆側にあるからと言って、ベランダに出してまた部屋に撤収させたくらい
で、そんなに疲れるものなのか?ということに、ずっと長い間、納得ができていませんでした。

筋肉疲労ではない感じです。どこか背骨か腰骨にズレが出て全身に負担が鈍くかかるようです。扱っている
夜の間はそれほど苦にならないのですが、翌日以降しばらく全身の疲労感となって現れるようです。

バックヤードさんのサイトにあるFRP筒への換装も検討しましたが、どうも主鏡セルや斜鏡スパイダーと
径が合わないようでした。アルミフレームなどで軽量筒を自作することも検討しましたが、高剛性の工作を
できるか自信はなく、この見通しが立つまでは、重量赤道儀やジョンソニアン赤道儀台を使っての銀次での
追尾ToUCam撮影の可能性検討は保留することにしました。せっかくのシステムを組んでも重量のために、
実質の稼働率が低いのでは、投資の甲斐がありません。

このことは私に同口径・同焦点距離でも筒長が短くなり、その結果、鏡筒重量全体が軽くなる
シュミット・カセグレン方式に傾倒させる大きな要因となりました。NexStar5と同じ方式です。
この方式はご存知の通り、筒先から入ってきた光が筒底の主鏡で反射され筒先の副鏡で更に反射
されて、接眼鏡に届きます。つまり屈折式やニュートン反射式に比べて筒内を光が余分に1往復する
ために筒長が短くなり、機材重量の軽量化にはとても効果があります。案外、筒は重量ありますね。
(ちなみに銀次の鏡筒16kgのうち、筒だけの重量は6.4kgもあるとのことです。)

欠点として言われることは、主鏡を前後させて合焦させる構造であり、主鏡を固定できないために
光軸修正の必要が頻繁に起こることと、その修正を対向する副鏡側でしかできないこと、さらには設計上、
副鏡をそれほど小さくできないために、副鏡自体が主鏡光路の障害物となる光撹乱でコントラスト低下効果
が起こり、惑星像の淡いニュアンスが見え難くなることです。

ただ私はNexStar5でそれらの欠点を克服して木星に関しては口径クラス超の木星像を得ることができ
ました。コントラスト低下に関しては眼視で仮に顕著であっても、多数枚合成と後処理でコントラスト
調整をする現在のToUCam撮影技術では、克服できる欠点であると言い切る方もいらっしゃり、私も
それを無意識でしたが、実機で証明して来たことになります。

筒重量が軽くなるのは、体力面の問題もそうですが、組み合わせて使う赤道儀のコストにも影響します。
同じ重量でも筒長が長いと微振動は筒末端で増幅され、耐重量の数値にも余裕を見ておく必要があります。
実質値下げされた笠井さんのNERO-200DXもその超鋭像の噂に興味はありましたが、この点で
候補から今回は落ちました。NERO-200DXにはGPD赤道儀クラスは必要です。

その一方で「掲示板のコーナー」ご常連の、はまださんがC8で、例のPlato内のクレータ5つをToUCamで
全部叩きだされた快挙も忘れられませんでした。NexStar5/C5と違って、賛否両論あるC8(NexStar8iも)
ですが、「天文ガイド」2004/07号のNexStar8iレポートには「望遠鏡鑑定団でも数多く実機を見たが
ユーザが光軸修正もしていない鏡筒がほとんど」と悪評が誤解である旨、記してあり、まあ光軸が狂いやすく
修正を頻繁にしないといけないかも知れませんが、やはり悪評で言われるような粗悪な光学系ではなく、
また「当たりはずれが多い」も迷信であったと確信しました。

だからといって、すぐに「C8+GPE赤道儀かNexStar8iに決まり!」と思っても、すぐに買えるほどの
金銭的余裕はやっぱりありません(^^;)。

「掲示板のコーナー」に金銭的事情で今すぐ導入するほどの切迫した状態ではないと断り書きをした頃、
メールで「お元気ですか?」と声をかけて下さった方がいらっしゃいました。
以前、ご常連だったK&Rさんです。
K&Rさんも天文の世界に戻ってこられてから、満足できる機材の可能性をいろいろ検討して来られた
のでした。私との違いは、私は実際に買って使って評価をするということができないが(^^;)、K&Rさんは
それがおできになったということです(いいなー)。

K&Rさんも最近ようやくC9-1/4というご自身の理想に極めて近い光学系を入手されたのでした。
そのためC8(NexStar8i)の稼働率がそれ以後かなり低くなると考えられて、何度かのメールでの望遠鏡談義
の後、「よかったら使ってみませんか?」とのお申し出を頂戴したのでした。夢のようなお申し出でした。

お譲り戴く条件はいろいろありましたが、将来K&Rさんにご迷惑がかかってもいけませんので、概要だけ
開示します。特に金額的な具体話には触れません。「そんな条件で譲渡できるなら私にも」と仰天なこと
を発想される方が世の中には必ずいらっしゃいますから。ただ私にはとてもありがたいお申し出でした。

【条件(概要)】

(1) 必ず手渡しでの譲渡とする。
(2) 稼働率が将来落ちたら、必ずまた私からどなたかに譲渡すること。その場合は金額的条件は必ず今回と
  同様とする。(これを「輪廻させる」とK&Rさんは称されてました。)
(3) 架台に少しガタがある。その度合いを承知した上で、しかも架台と鏡筒を分離した形で保存してあるが、
  それでもよいかどうか。


私も運搬中の物理衝撃による光学系への問題は困りますので、自分が逆の立場でも(1)を言うだろうと
思いました。(2)は本来、機材の稼働率がどなたかの手で上がるなら、その方に使って貰いたいとの
K&Rさんのご発想でしたが、私としては他に別のことも考えました。せっかくのご好意ですのに、
将来それで私が利ざやを稼ぐなどもってのほか、だと私は考え納得したのでした。
(3)は最悪C8として光学系だけを使い、C8+GPE赤道儀として使う可能性も含めて、検討は私がすることに
しました。いずれの条件も私に遵守できそうに思え、ありがたくこのお申し出を頂戴することにしました。

そこでK&Rさんの住んでおられる愛媛県宇和島市の位置の認識や移動手段を初めて考えました。
.....思ったより、とても遠かったのでした....(^^;)。
私の住む兵庫県宝塚市から見て最も遠い四国の一端、九州に面した側に所在しました。漠然ともっと
瀬戸内海側の西端あたりかなあと思ってましたので、これには戦々恐々しました(^^;)。
それでもカーナビの地図CDを何年かぶりに新しくして、自力で行くつもりでした。

ところが、K&Rさんと予定調整をしている期間に、今まで持っていた腎臓結石が動いたらしく激しい腰痛
に襲われた同日午後、更に顔面の強烈な痛みと偏頭痛、発熱にもみまわれました。最初は原因が分からず
非常に恐かったのですが、やがて強烈な悪臭のある鼻水が右鼻から出るようになり、急性の蓄膿(副鼻腔炎)と
診断されました。もしかしたら上顎の差し歯の根っこの歯根が割れているらしいことから来ている可能性もある
との診断で、一挙に内科、耳鼻科、歯科のお世話になることになりました。
通院以外にも毎食後、強めの痛み止めと抗生物質を飲み続ける毎日となりました。

この状態で片道8時間の運転と、更にとんぼ返りはキツイですね...。事故へまっしぐらです(^^;)。
フェリーも探しましたが直行便はなかったです。途方にくれました。
が、なんと直通バスが大阪神戸から宇和島まで1日1本、夜行で出ているのを知りました。
次の週以降、いろいろ予定があって、行けるのは当面、この週末しかないと判断しまして、バスの予約が
その時点でとれるなら決行しようと考えました。その決断は抜歯(上記症状の根本治療のため)の経過
などを見ていた事情もあり、既に出発1日前でした。「人気路線で予約はお早めに」とのネットでの文言
が気になりましたが、往復とも予約がとれました。K&Rさんにそれからアポをとらせて戴き、その日は
当直勤務の後、午後までお仕事があるとのことでしたが、了解を頂戴しました。

以下、宇和島(往復とも車中泊)への旅行記になります。(おいおい別コーナーにせんか^^;)
さすがに旅行風物HPではありませんので余興です(^^;)。あくまで経過説明のための画像でして、クリック
しても大きくなりません(^^;)。


   


これが頼もしい阪神バスの大阪・神戸->宇和島直行バスです。中は狭いです。3列シートで普通の観光バスより通路に
ゆとりがあって良さそうですが、通路を2本とらないといけないためか左側の通路はまともに通れません。右もきついです。
帰りに光学系を持って帰る予定がとても不安でした。22:20ハービス大阪前から出発して8時間寝て起きたら、予想以上に
南国風味満点の宇和島でした。
朝6:30に宇和島バスセンターに着きました。寝汗がひどく(どんな環境でも眠れるなあ。自分でびっくり^^)、
2時間近くバスセンターで汗を乾かしつつ、荷物の整理をしたり身支度を整え直してました。
歩道に「とうぎゅう」とあります。そうです。あと1ヶ月、来訪が遅ければ、なんと闘牛が見られたようです。


   


K&Rさんのお仕事が終わるまで、およそ9時間の予定で市内を散策し始めました。まずは「多賀神社凸凹神堂」
です。妙な名前だなあと思いながら神社に入ってみると、国籍不明な感じのちょっとよそで見られない雰囲気。
そのうち「あらら?」と思わせるものが出てきて、なんと本尊脇に飾ってあるのは、超巨大な......(^^;)。
まじめな土着信仰なのか、いわゆる秘宝館ものなのか(それにしては凝りすぎ)わかりませんでした。


   


次は「和霊神社」に向かいました。途中、普通の河川に見えるのですが、何匹も錦鯉が泳いでいるのを見ました。
岡山などで小さなお堀に錦鯉というのは見たことがありますが、こんな一般河川にたくさん....これも巨大なお堀?
「和霊神社」前の石橋です。立派ですね。今度は威風堂々な印象を期待できそうです(^^;)。


   


こちらは重厚な神社でした。いや多賀神社も面白かったですよ(^^;)。ここでセルフタイマーで記念撮影(^^)。
昼食には少し早かったのですが、朝が早かったせいか副鼻腔炎の薬が切れてきたらしく、偏頭痛と強烈な悪臭の鼻水が
辛くなり、薬を飲むために早めに駅前でご当地の食べ物を戴くことにしました。
駅前近くの「かどや」さんです。


  


1品ずつ頼んでじっくり食べようと思って店に入りましたが「お得ですよ」とのお店の方のお勧めで(関西人は「お得」
に弱いです)セットになった「さつま御膳」にしました。「さつま汁」をご飯にかける「さつま」と、お祝い事用に
出される「ふくめん」のセットです。まずは「ふくめん」。糸こんにゃくが下に隠れてあり、その上に2色の桜でんぶ
とネギ、乾燥させて小さく刻んだみかんの皮が上に奇麗に飾ってます。これを混ぜて食べるとのことです。
飛び上がるほどおいしいという訳ではないですが、他では食べられない独特な感じが気に入りました。


  


次に「さつま」です。これも乾燥させて小さく刻んだみかんの皮とネギを白味噌ベースのダシに入れ混ぜます。
それを麦飯の上にかけて食べます。関東には「むぎとろ」の専門店がありますが、食感はあんな感じです。
味は....これは見た目からは想像できないほど、ものすごくおいしい!!これは私はぜひまた食べたいと思います。
2キレあるのは「じゃこ天」。魚のすり身の蒸し焼きにしたものを「天ぷら」と呼ぶ地方が関西各地にはありますが、
(関西以外はどうなのか知りませんが)その1つですね。
これも見た目や先入観を遙かに超えて美味です!買って帰れそうなのはこれだけなので、後で駅前の「中村かまぼこ」
さんで買って帰りました。


   


商店のメインストリートと思われる「きさいやロード」。「きさいや」はどうやら「おいでよ」のような感じですか。
「かどや」さん店前の「のぼり」に「食べさいや宇和島」とありましたので、そこからの想像ですが...(^^;)。
そのメインストリートも入ってみれば、ところどころ寂れた感じです。でもこの寂れた感じがとても郷愁を感じさせます。
早い昼食を終えて、薬を飲んでから、宇和島城の山門に向かいました。


   


かなりきつい勾配の石段を昇り、ようやく宇和島城の天守閣にたどり着きました。天守閣の建つ部分は結構広く、市内が
一望できます。ここでまたセルフタイマーで記念撮影。漁港も見えました(画像が小さいので分かり難いですが)。
最後の画像はK&Rさんにお会いしてから一緒に食べた「鯛めし」です。食べる前に写真を撮るのを忘れて何が何だか
わかりませんね。鯛の尾頭が乗った刺身と海草の皿が出てきます。(この尾頭は「器の一部」だそうで、これを使って
吸い物などを追加注文はできないと説明書きがありました。^^;) これをなんと生卵が浮いた醤油ベースのダシの入った
器に刺身と海草、シソの葉などを入れて混ぜます(!)。あとはそれを適宜、白ご飯の上にかけて食べます。
「さつま」の驚きほどではないものの、「なんでせっかくの鯛の刺身を醤油と白ご飯だけでなくて、卵かけご飯みたいに?」
という異文化ギャップ的な疑問が却って「忘れられない味」になりました。でもこれは自宅でも再現可能ですね(^^)。

このような半日観光をしながら、K&Rさんのお仕事終了の連絡を待ちました。結局、宇和島到着から10時間後、
K&Rさんとネット以外での初めての対面となりました。当直明けのお仕事が終わって直行して迎えに来て戴いたので
大変恐縮でしたが、車で来て頂き、K&Rさん宅に向かいました。

え?K&Rさんの写真がない?そうです。K&Rさんは顔画像とお名前を出すのをご遠慮されました。
なので肝心な会見の画像、K&Rさん宅の画像、ご自慢の機器群の画像はありません。
(期待ハズレでごめんなさい。それもあって宇和島での他の出来事を画像付きでレポートしようと思ったのでした。)

実際にお会いするまでK&Rさんは流暢に自説をとことん説明される、討論好きな方かなあと思ってました。(それは
私自身か?^^;)ネット掲示板での記述スタイルや話題展開などからそう勝手に思いこんでいたのです。
実際のK&Rさんはその私の勝手な思いこみと、いい意味で正反対の方でした。その印象のギャップに私は初対面の
瞬間から親近感を感じてしまい、短い時間でしたがお別れの時まで非常に楽しい思いができました。

K&Rさんのご職業などプロフィルもまた「掲示板のコーナー」などで話題が盛り上がったら、ご自身で公開
されるのではないかと思います。私が勝手に公開するのはどうかと思いますので、控えさせて頂きますね。

機材の運搬ですが、先に書いたバスの予想外の狭さと梱包箱を完全状態で保存して頂いていたことで、宅配便に
任せることにしました。現物状態を私が確認してからなので、運搬によるトラブルも私の問題となりK&Rさんに
ご迷惑がかかりません。ただ鏡筒と課題が分離してある状態では梱包の中で機材が動きます。その心配のため、
K&Rさん宅で鏡筒と架台をくっつけることにしました。これは私にはとてもラッキーでした。
ほとんど要領が理解できず、復元はK&Rさんにやって頂けたからでした(おいおい^^;)。
架台のガタの度合いも私には問題ありません。恐らく私のNexStar5でもこれ以上のガタがあるのでは(^^;)??

荷物を宅配便の集配センターにK&Rさんの車で出してから、先述の「鯛めし」を食べに行きました。
あっという間に時間が過ぎ、そのまま宇和島バスセンターに送って頂きました。
22:00発の大阪・神戸行き直通バスに乗り、また8時間の帰路に就きました。台風6号による雨などにもほとんど
あわずに済みました。あっという間でしたが、とても濃密な2車中泊旅行でした。

宇和島、いいところでした。帰宅して翌日、台風6号の状況を映し出すTVニュース画面に宇和島が映ると何やら
強烈に郷愁がわいてくるほど、お気に入りの場所となりました。遠いので覚悟して旅しないといけませんが(^^;)。
ゆったりした日程で四国旅行の行程に宇和島を含ませるのがいいかもしれませんね。四国のどこかを拠点として
の旅なら宇和島は決して遠い場所ではないですから。


K&Rさん、この度はありがとうございました。直接にもメールでも御礼をお伝えしましたが、私としてはやはり公開の場で
K&Rさんのご好意をみなさんにも知って頂きたく、ご地元の紹介を交えて顛末を長々このようなレポートにしました。






今まで使って来たNexStar5が宣伝用フィギュアのように見えてしまいます(^^)。
きっとNexStar5で唯一不満だった眼視の見映え(月面の詳細検出やM天体)も改善され、撮影でも大口径での
暴れ馬なところはあっても、海外のNexStarサイトなどの惑星像でも明らかな通り、NexStar5以上の成果を追求できる
に違いありません。なのに光学系+架台の重量はたった11kg。実に軽く感じます。嬉し過ぎます(^^)/
重量バランス上、NexStar5/5iのようにウエッジ三脚で赤道儀モードの使用が推奨されていないNexStar8/8iなので
三脚もNexStar5/5i用のウエッジ三脚よりシンプルで軽いんです。これまた嬉しいです。背骨や腰がきっと喜びます(^^)。
NexStar8i、とことん使い倒しますよ(^^)。まずは病気を完治しないと。でもきっと完治を待てないですよ(^^)。


ところでこのコーナー、「銀次の部屋」のままでいいんだろうか....(^^;)。
そうなんですよ。でも実は当面「銀次の部屋」のままで居なければいけない理由があるんです。これも朗報です。
20000アクセス超のお祝いの言葉をみなさんから戴いていた頃、それはやって来ました。その詳細はまた後日(^^;)。
とりあえず今回の更新と同時に本コーナーのバナーには「NexStar8i」を追加しました。



○その後の顛末:ご心配かけました。(2004/06/27記)


上記の体調不良ですが、一時期かなり良くない状況まで至ったようでした。偏頭痛と右顔面痛という症状が数日
出た初期段階においては、同日に腎結石であるかないか非常に疑わしい強い腰痛も併発したために、背骨のひずみ
による弊害を疑ってしまい、また膿が鼻から漏出するようになってからも、その膿が直接喉に至るために喉が焼ける
のを、耳鼻科で「風邪が原因の蓄膿か」と判断され、歯科医である弟のところでも狭い範囲のレントゲン写真では
歯に起因する化膿と判断できなかったのが、事態を想像以上に悪化させたのでした。

根本原因は歯でした。右上奥歯の差し歯の歯根が破砕して化膿しており、そこから出た膿が上あごを溶かし穴をあけ、
上顎洞にどんどん膿が蓄積しただけにとどまらず、直結する副鼻腔に至り、副鼻腔炎(蓄膿)を起こし、更に副鼻腔
でもあふれるほどになった大量の膿が鼻から出てきていたということでした。通常の歯であれば膿も歯の周囲から
漏出したのでしょうが、差し歯で、かつ部分破砕した歯根を人工樹脂で固めて軸を立てた差し歯であったために、
上顎洞の穴に対して完全に栓をしてしまった状態にあったのでした。

宇和島に行く前に弟の勧めに従って奥歯の抜歯をすればこれほどには至らなかったのでした。ですが奥歯の前の
ブリッジ歯の土台にもなっているその歯を抜きますと、K&Rさんにお会いするときに右上半分歯なし状態に
なってしまい、私がそれをいやがり、抜歯を帰宅後にするよう弟に無理を言ったのでした。

宇和島から帰って延期していた抜歯を水曜日に控えながら、月火とだんだん足がむくんで椅子に座るのが困難に
なっても私は「やっぱりバス往復16時間で途中休憩無しだと身体にこたえたなあ」とか思っていたのでした。
首や顔もなんだかパンパンに腫れ上がっているのに「宇和島でおいしいものをたくさん食べたから太ったなー」とか
真剣に取り違えていました。
抜歯を予定していた水曜日の午前中はもう鼻から膿の流出が止まらなくなり鈍感な私も「いくら耳鼻科の先生が
予定通りの経過だと言ってくれてても、これは何かおかしい」とようやく不安になりました。その前夜、体重計に
乗ったときに体重の若干増加より、体脂肪計の数字が通常より異様に減っているのが気になってはいました。
(普段19%->14%)

全ては抜歯とともに事態は好転しました。弟は10数年歯科を開業してますが「抜歯でこんなに大量の膿が流れ出た
のは初めて見た。それもけた違いに量が多かった。」と仰天してました。同時に2週間ぶりに鼻の奥が通るのが
分かりました。投薬だけの耳鼻科の通院は止めて、弟のところで相当の薬を処方して貰い、6日間、毎食後、抗生物質
と炎症止めを飲み、現在はほぼ完治に至りました。蓄膿で何年も苦しまれる患者さんは多いそうですが、歯が
原因であるのにそれに気づいてない患者さんも多いと弟は言います。歯が原因の場合、膿を排出して原因を除去
しやすいために、治りは早いのでした。

知識の無いことは恐ろしいものであり、かつ強いものですね(^^;)。
私と宇和島でお会いしたK&Rさん(勤務医さんです)のほうが、内心動揺されるほど私の状態は悪かったのでした。
同様に弟も私の顔や足のむくみの話を聞いて戦慄したそうです。全身のリンパが腫れ上がっている状態だった
訳です。「耳から血が噴き出したらもう死ぬしかない」と免疫系の末期の話を聞きますが、その手前だったと言っても
オーバーな話ではなかったということでした。
体脂肪計の数値の異常な減少も、むくみとリンパの腫れによる体内の水分変化による電導異常を明解に示していた訳でした。

K&Rさんも宇和島で私が処方されている薬の内容を経過をご覧になりながら、ご勤務先の病院に私を連れて行こうか
と迷われていらっしゃったそうです。
(目の前で私を診察している耳鼻科の先生が重篤状態への可能性を見逃すほど、歯を原因とした副鼻腔炎は急速に重大事に
進行します。なので科の違うK&Rさんが迷われながらも即断されなかったことは、極めて自然なことで、立場が逆でも
私も似たような状態に至ったと私は理解しています。なんせその日がネット以外では初対面でもあったのでしたし。^^)

なのに私ったら出勤もして安静にもせず、「理想の望遠鏡をお譲り戴いたー(^^)/。宇和島はきれいだし食べ物は
おいしいしー(^^)/。」とかハシャギまくって、普段は絶対しない一人旅の上に更に「銀次の部屋18」に紀行ミニコーナー
までルンルンで書いて自分の身に起こっていた重篤状態をほとんど自覚もしないうちに、弟の手でまた健常の世界に救い上げ
られて来て、ようやく自分の身がいかに危険な状態であったかを知った、という次第です(^^;)。

無知で恥ずかしい〜(^^;)。でももう大丈夫です。当面体調に無理はしませんが。体脂肪率も抜歯の夜に通常の19%に戻り、
全身のむくみや腫れもなくなりました。

NexStar8iをお譲り戴いてから、今日まで晴れた夜はありませんでした。これもまずは体調を整えよ、という思し召し
なんでしょう。ご心配かけました皆様にはお詫びと感謝申し上げます。

追記:普段は1年1度痛みが出たらまた1年以上は大丈夫だった右腎結石および尿路結石のほうも、今年は宇和島行きの
前の週初め以来、ここ3週間で3回も痛みが出ています。これも並行して通院し、根本治療を始めました。
こちらも痛いのはほんと痛いのですが、診察を受けて腎臓本体などに関連病を併発していることもありませんでした。
致死レベルに至る問題では全然ありません。養生しますのでご心配はなさらないで下さい。



○NexStar8i初稼動!(2004/06/28。2004/06/29記。)


副鼻腔炎はほとんど一段落したものの、従来に比べて頻繁に痛みが来る腎結石のため、それほど無理も
できず、前夜、痛みのためにあまり寝られなかったこともあり、この日は早く帰宅しました。
少し横になって安静をとりながら、NexStar8iをベランダで1時間ほど温度順応しておき、空がまだ明るいうち
でしたが月がベランダのひさしスレスレに残っていたので、見てみました。NexStar8i、我が家での初稼動です。
(それにしても夕方、遅くまで明るくなりました。夏ですね。20時前でもこんな明るさです。)

光軸修正ノブなどもまだ装着していませんので、まだ光軸修正もしていません。光軸を頻繁に補正する
必要があるとの噂のNexStar8iなので、きっと運搬中も含めてズレはあるでしょう。この夜はそれほど
倍率を上げませんでしたので、目立つほどの焦点内外像の同心円崩れは無かったですが。

なので比較はまだまだできる段階ではないですが、月の荒涼感は銀次が圧倒している感があります。
(この夜、銀次はベランダに出していません。なので印象としての話ですので比較はフェアではないですね。)
口径50mmの差なのか、まだ空が完全に暗くなっていないコントラスト下でのせいなのか、はたまた
光軸修正の必要性のためなのか....。これからは一番多く稼動し、そのオールインワン性にも期待する
NexStar8iなので、調整をじっくり楽しみたいと思います。


 



GPSにより日時、タイムゾーン、方位設定が自動化される程度では大した便利さはないと思っていたのですが
使ってみましたら、何やら動きがロボットみたいで、やっぱりこれは便利ですし、設定を望遠鏡が勝手にやって
くれるのは面白いです。実際の便利さより便利という気分がとてもいい感じです。

ただ当夜の時点では、導入精度はいまひとつでした。
最初にGPS装置がGPS衛星を検出した後、北を検出し終えた時点で鏡筒が水平を向いていないのが気になります。
ここで水平調整を水準器を使って手動でやってもいいのですが、せっかくここまで自動なのに....とか思います。
(日本語マニュアルにはGPSアラインメントについては「GPSの説明書をみること」となっているので、詳細は
今のところ手探り状態です。GPSの英語説明書はそれほど詳しいブックレットではありませんでしたし。
当面、英語の勉強もしないといけないなー^^;)

GPSで検出できるのは、場所、日時、方位までで自身の水平までは検出できる精度はもともとGPSという
システムにないのかもしれませんね。当夜はその理解がなかったので「このまま水平をとらないでも大丈夫な
仕様なのかな」と思い、そのまま引き続き2Star-Alignと同様の手順に移行しましたが、基準星の視野への
導入は困難でした。やはり最初に水平出しは必要のようです。2Star-Align同様の手順を完了して、天体を導入
してみました。

PL40mm(31.7mm口径で狭視野)を使っても視野に入らない天体がたくさんありました。周辺を手動で探せばすぐに
見つかりましたが...。NexStar5でも三脚と架台の水平出しが甘い夜にはそんな感じですが、今夜は三脚の
水平出しはきちんとやったつもりです。初期設定での架台の水平出しは省略しても基準星2つでアラインメント
完了した時点で正しい水平設置ができているのと同等の筈です。なので少し当夜の導入精度には疑問が
残ります。外れる傾向はバラバラではなく、同じ方向に外れていますので、機構の精度自体はあるんでしょう。
まあまたやってみます。当夜、結論を出すのは尚早というものでしょう。

その一方、自動追尾の精度と機構の静粛性はNexStar5よりかなり改善されていると感じました。
NexStar5でも静粛性には問題がなかったですが、自動+手動補正で導入した天体が長時間視野に安定して
残ってくれるのは、やはりいいものです。改めてそれを感じました。NexStar5でも体験している筈がなぜかな...。

そうか。私はNexStar5はToUCam撮影専用のように使っていて(眼視ではあんまり見えませんし)、じっくりと
長時間、天体を眺めつづけるということをしたのが珍しいのかもしれません(^^;)。

東向きベランダからはNexStar8iが指し示す天体のほとんどが屋根などで見えませんでした。
が、はくちょう座のアルビレオはきれいでした。オレンジと青の二重星です。全天で最も美しい色彩の取り合わせ
の二重星だと評されることも多いですね。
2等星も見え難い明るい光害の空でこういう天体を検出するのは、やはり銀次では難しいです。自動導入機構
が光学系の価値を何倍にもする、ということを改めて実感した夜となりました。

三脚ですが、軽い上に架台とのネジ穴合わせが一発でできます。NexStar5と一緒に導入したウエッジ三脚は
いまひとつ中央の位置合わせ突起を探すのも手探りで困るときもあり、突起が合ってからも三箇所のネジが
合うまで結構てこずってました。8kgのNexStar5では苦にならないことも11kgのNexStar8iでは結構腰に来るか
とか懸念していましたが、実に簡単に装着ができます。三脚側の架台座の形状などが違うせいでしょうか。
何度かやってみましたが一発で位置合わせでき、接続できます。これは三脚の軽量化とともに嬉しい誤算です。
ますます稼働率が上がるというものです。

屋上や屋外への出撃はNexStar8i用のソフトケースが来てからにする予定です。誠報社さんに電話してみましたら
望遠鏡の購入なしの単独購入でもよいとのことで発注しました。現在在庫切れで2週間後、代引発送で来るそうです。
梱包箱のスチロールを流用するらしいです。もう少しでスチロールを処分するところでした(^^;)。
当面、部屋が片付きません(^^;)。
じゃあカバン外側だけで\15500は高い?でもそれで安全にNexStar8iが安全に運搬できるならきっと安いのですね。



○副鏡光軸調整ノブの取り付け....大失敗(T_T;)!(2004/06/30。2004/07/01記。)


「天文ガイド」2004/07号にも記載されていましたが、光軸があっている状態ならばNexStar5/5i(C5)同様に
優れた光学系であるNexStar8/8i(C8)の唯一欠点として、光軸が狂いやすいことが挙げられるそうです。
K&Rさんからお譲り戴いた一式の中にその欠点をカバーする「Bob's Knobs」という副鏡の光軸調整ネジと入替
で、手回し修正ができるツールがありましたので、この日、帰宅後つけてみました。

まだベランダに月は残っていました。何とか間に合わせて銀次との比較をしたいと気があせったのか、大失敗を
やってしまいました。
「天文ガイド」2004/07号の製品評価レポートでも図までついて説明があったにもかかわらず、私は副鏡の取り付け
構造を実際と全く逆に勘違いしてしまってました。実際は副鏡は補正板中央の副鏡セルの中で3本の光軸調整ネジで
吊り上げ固定されています。中央は突起があり、副鏡はそこを中心に引きネジ調整されます。

ところが私はなぜか中央1点で副鏡が表側からは見えないネジで吊り上げられていて、3本の調整ネジは副鏡を
押しネジで調整していると思い込んでしまっていたのでした。これを書いていて今気づきましたが、それは
銀次などニュートン式反射望遠鏡の斜鏡固定器具がそういう構造になってますね。

押しネジなので全部外しても副鏡は補正板の上で宙ぶらりんのままだろうと全部外してしまったのです。
しかもNexStar5の六角レンチネジと違って、8iは普通のプラスネジでした。電動ドライバで一気に外しました。
手動ならまだ最後のネジが外れる手前で何か感触がおかしいと気づいたかもしれませんが後の祭とはこのことです。

副鏡が補正板から外れてドローチューブの上に落下してしまいました.......(^^;;)。
あまりの精神的動揺のため、その状態の撮影はしていません。

「補正板を外すとメーカ保証外となってしまうので自己責任で」と「天文ガイド」2004/07号にも記載されていました
が、もうどうにも仕方がありません。
鏡筒先の補正板枠ごと外すほうがいいのか、補正板抑えを外して補正板を外したほうがいいのかもわかりません
でしたが、補正板抑えをネジで外したほうが外すのは簡単に思えました。

副鏡についたドローチューブのグリスか何かの油分を慎重に取り除いてから、「Bob's Knobs」3本で副鏡を補正板に
取り付け、補正板をできるだけ元通りに戻しました。


 


工程的に困難なところはありませんでした。ですがあまりにシンプルな補正板抑えの構造に逆に不安を感じます。
普通の窓ガラスと窓枠とか、100円均一ショップの写真額の木枠とガラス並に、単に抑えてネジ止めするというだけ
の構造でした。補正板が枠でずれないように薄いコルク片を挟むのも100円均一ショップの写真額っぽいです。
補正板抑えも副鏡セルもプラスチックでしたし....(^^;)。

鏡筒先の補正板枠ごと外すほうが良かったのかも知れません。でもそれも戻すときのネジ穴の収まり方一つで
完全に元通りにはならないでしょう。「天文ガイド」2004/07号の製品評価レポートでも「補正板の取り付け精度は
鈍感なのでまず問題になることはない」と記述がありましたが、やっぱり気になりますね。
主鏡と副鏡は球面鏡で、球面収差が発生するのを、この補正板で高次放物面鏡の光学系であるかのように高次補正する
訳です。いくらF=10の長焦点鏡でも主鏡に対して補正板がいい加減な角度で設置されてよいものか....。

全てが終わってまだ月がベランダに見えてました。並行して銀次をベランダに出しておき、NexStar8iの温度順応は
そこそこに月を見てみました。
「★○■◆◎△▼?????」.......愕然としました。小さな6×30mmファインダーと比べてもNexStar8iの
ほうが見えない!....というか月の輪郭もまともじゃない????水中から月を見ているみたいでした(>_<)。

気を取り直して6×30mmファインダーで月の横にあったアンタレスに向きを合わせて、焦点内外像を見ました。
同心円どころか彗星みたいになってる.....。あー頭くらくら(^^;)。

なかなか「Bob's Knobs」のノブを回す方向も把握できません。思ったより回転抵抗がないので、また回し過ぎて
副鏡が落下しないかも不安になりながら、PL40mmでようやく焦点内外像が同心円状態になりました。
月をそれで見てみました。輪郭はしっかりとしてきました。が、先日の印象よりどこか甘い気がしました。
LV8-24mm、HCオルソ12mm、LV4mmを順次使って、焦点内外像を完全に同心円にしました。

補正板のことがなければ、理想の光軸状態に近くなっている筈です。
月もよく見えるようになりました。少し安心しました。でもやっぱり補正板の件が気になって、これで性能が
完全に出ているのだろうか、と思ってしまいます。これはずっとこれから続くのかもしれません。

銀次と月の見え方の比較をしてみました。
先日もそうでしたが銀次がやはり圧倒的です。NexStar8iでも同じものが見えているのですが、そこに対象物が
あると分かってみると確かに銀次と同じように見える、という感じで、銀次は不注意な目にもまざまざと詳細が
圧倒して来ます。クレータ脇の溝の形状は同じように見えますが、溝の底のざらっとした質感とか、なだらかに
見える海の部分に、融けてまた固まったチョコレートのように、なだらかにムラがある質感などは、見た存在感に
やはり差があります。これは丁度、ヒロさんとミニ観望会をした夜にヒロさんのNinja-320と私のGINJI-250Dで
木星の眼視をした時の両機の差の印象にとても似ています。

K&Rさんも「いかにC8がシャープでも、口径差と補正板の光量ロスで25cmニュートンの鋭像には負ける」と
メールでコメントを下さいました。補正板の件がなければ「安いのにやっぱりヤルのう。銀次よ(^^)。」とか
思ったかも知れません。まあそういうこともあるんでしょうが、どうしても補正板を外してまた取り付けた
ために初期性能が落ちていないかという不安は当面ぬぐえません。

あーなんてこと、してしまったんだー(T_T;;;)。

その反面、考え方を変えてみますと(立ち直り早すぎ^^;)、NexStar5に比べて現時点でのNexStar8iの月面の
見え方は格段に良いです。NexStar5での眼視での月面は、とても貧相でした。銀次が我が家に来たときに
処分した玩具クラスの114mmニュートン反射経緯台(一般量販店で29800円^^;しかも掃除のときに倒されて、
鏡筒が凹んでた^^;)とそれほど見え方が変わらないほどでした。満月にもなれば月の中央部にクレータは
なくなってしまうほどの低解像です。

それでもToUCamを使って木星像を口径クラス超越レベルに追い込めた訳です。
なら今のNexStar8iでもっと高い成果を出すということに、やはり期待していいのでしょう。
実際、銀次を持っていなければ、NexStar8iの月面は充分迫力を堪能できる水準だと思えた筈です。
銀次でいかに対象がよく見えても、追尾できないので惑星用写真鏡としては期待できないのです。
しかもベランダに出し入れするだけで、その重量にやはり物凄い疲労感が出ます。となれば、初期性能に対して
現状どこまでの性能を確保しているかは不明ながら、機動性、性能どれをとっても、少なくとも私の機材の
中では最も優秀な惑星像用写真鏡である事実は、動かしがたい訳です。

補正板の取り付けに問題があれば、きっと本来合焦位置で最小となる筈の、補正板自身によって発生する
色収差などが将来気になることでしょう。もし気にならなければ、問題なしとして忘れていいのかも
知れません。これはまた惑星撮影シーズンまで保留にします。
撤収時に再度アンタレスで焦点内外像と合焦像を見ました。光軸ズレはなく、合焦像も銀次並に収束して
いるようでした。要らない不安は感じなくていいのかも知れません。

それにしても銀次、恐るべし...(^^;)。重いのが難点ですが、C8と比べても眼視で好成績をあげるほどの
良像を結ぶとは、オーナーかつ奨励者代表(?)である私も実は思ってませんでした。
NexStar8iの光学性能が銀次に凌駕または肉薄するなら、狭い私の部屋で場所をとり重い銀次を処分できる、
などと、ほんのちょっぴり思っていた私はその誤りに大いに気づかされたという訳でした。
(ごめん銀次....これを言うのは何度めだ^^;)


○NexStar8i、ついに写真鏡として稼働開始!(2004/07/03。2004/07/04記。)


このところ毎夜、晴れます。少し霞んではいますが、月が見えるのでNexStar8iの導入精度を見たりしていました。
撮影のためにはToUcamProのトイレットペーパー芯製接続アダプタの長さも、主鏡の焦点距離が変わったので
替えないと、実用にはならないだろう、などとのんびり構えてました。
この夜も月の出はもう遅く、逆にベランダでの観望は一人息子が寝る22時くらいまでに限られてしまうので
NexStar8iは温度順応させてはいたものの、観望するかどうか決めあぐねていました。
それほど空の透明度が悪かったせいなのですが、月が昇ってきて少し時間がたって事態は急変しました。
空が霞んで2等星も危うい程度の空だったのですが、月は低空でも妙にしっかり見えたのでした。

ここは一つ、機動力に優れたNexStar8iですので、すぐに自分の部屋から三脚を持ってきてGPS Alignをかけました。
NexStar5での惑星撮影の際と同様、結局、月は手動で導入する訳で、GPS AlignもNexStar8iが言うままに
オッケー出しをして、月を見ました。やはりそうでした。低空なのに異様に気流が落ち着いているのでした。





ちなみにこの画像は手持ちでE5000で撮影したものです。よく手ぶれもなかったものですね。月の高度の低さがわかり
ますね。観望・撮影時刻が22時程度までと限られているので、急いでToUCam撮影を元の接続アダプタのまま始めました。
やはり同じアイピースを使っても主鏡の焦点距離が長くなっているために拡大率が大きすぎてLV8-24mmZoomでは
大きすぎます。PL40mmを使ってみました。

6シーケンスの撮影を終え、続いてE5000を使ってPL40mm、LV8-24mmでコリメート撮影をしました。
コリメート撮影、ToUCam撮影とも、さすがにNexStar5を使った同様の撮影とは後処理前の画像でも格が違います。
後処理をした後はもう違いが歴然と言えます。銀次の月面像ともまた趣が違います。解像感と深味の出方が違う感じが
します。主鏡光学系が違うのですから、違うのは当たり前なんでしょうが、この写りは私にはとても新鮮です。

















そして銀次、NexStar5で挑戦したPlato内クレータへの再挑戦です。
まずは先日のPlato内マップを今の月の位相、および撮影角度にフィットし直したものを掲載します。
ToUCam撮影の角度に合わせるとE5000画像では少し1番の位置などが変わってきます。なので画像回転させて2種類の
マップを作りました。左がE5000画像用です。右がToUCam画像用です。


 



これと比較すると今回、E5000でのコリメート撮影でも1番、2番は写っているか、という感じがしますね。
よく見ると3番、4番も写ってますか??5番はあるかないか....。所詮1ショット画像ですしねー...(^^;)。
この夜、銀次で挑戦した夜より気流は安定しており、眼視でも1番〜4番は見えていました。








さてToUCamでの画像です。6シーケンスのうちの4シーケンス分を1枚にしました。
左上から右下に順に、2088コマ、1205コマ、1825コマ、1307コマ合成です。必ずしも合成コマの多さが解像感
にはつながってません。その時の気流が大いに影響するのでしょう。





左下、右下の2枚にマップの1番〜4番が確実に写ってますね(^^)。5番はやはり確認が難しいです。あるのかないのか....。
はまださんがC8で叩き出された5つの成果には届きませんが、ようやく4つを叩き出せました。特に近接した3番4番が
分離できたのは、とても嬉しいことです。
気流が安定していたとはいえ、かなり低高度での撮影での成果ですから、本当はもっと遅い時刻まで待って充分な高度で
撮影すればもっとしっかりした成果が出たのかもしれません。
ソフトケースが来るまでは、万一の落下事故が恐いので、屋上や野外にNexStar8iを持ち出したくないのでした。
なので、今夜の出来は、この条件下では大満足と言っていいでしょう。

この夜、銀次は出していません。毎回比較をしていては、NexStar8iの機動性を損ないます。銀次は追尾ができないので
恐らく、コリメート撮影では同等の成果を出したでしょうが、ToUCamでは視野を月面が急速に流れる(今の拡大率では特に)
ためにここまで成果は出ていないのではないか、と思います。

いろいろありましたが、NexStar8iはやはり私の所有する機材の中で格段に信頼できる写真鏡になり得たということです。
NexStar5とほとんど変わらない高機動性もあり、設置など扱いも手軽で、なおかつ性能も必要充分以上。全く嬉しい限りです。





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