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○木星画像多数枚合成処理の続き(2003/05/03昼)


この5月連休は、諸般事情がうまく噛み合いませんで、ベランダや廊下、または近場の公園での星見
しかできていません。せっかくの大口径(ドブソニアンにしてはむしろ「小口径」と言えるらしいが)の
威力発揮ができる空の暗い地方への遠征はいつのことになるやら...(といいつつ出無精でもある私です。)

2003/04/30に「手持ちお気楽コリメート法」撮影でもできるだけ木星の全景が欠けないように
収録したビデオデータを使って、Keith's Image Stacker (Macintosh用)と Registax (Windows用) を
使って、複数枚合成の操作に慣れる練習をしてました。

Keith's Image Stacker の仕様にも「自動位置合わせ」機能はあるのですが、全然動きません(泣)。
なので最初は使うのをあきらめていたのですが、いつもお世話になっている天文掲示板のほうで、識者様から使い方
のご指導を戴き、手動で動かすところまではマスターしました。最初の採用フレームと比較しながら、採用
フレーム個々について、矢印キーで1ピクセルずつ(Shiftキー併用で少し早く動く)目と指で(!)
位置調整しながら、画像の位置合わせをして行きます。

最初の採用フレームとの比較はSpaceキー押下で行います。このとき日本語変換がオンになっているとこれら
のキー操作はききません。このあたりはこのソフトがアメリカの大学で試作されたものであることを考えれば
まあ当然なんですが、掲示板で識者様よりご指導頂くまでなかなか気づきませんでした。(勿論、ツールに同梱の
解説[勿論英語]にも、日本語変換についての注意などありません。英語圏の作者様には存在の認識もないでしょうね。)


合成前のベストフレーム1枚が左で、18フレーム合成の結果が右です。
photoshopでレベル補正だけかけてあります。アンシャープマスク処理は荒れるだけだったのでかけていません。


    



写真的には階調などが格段によくなったものの、縞の詳細などは左の合成前のほうが見えているようにも思えます。
手と目での手動位置合わせの精度が悪いのかも知れません。全体の輪郭も締まって来ませんね。
これは元画像の18フレームの全てが完全な木星の全景を含んでいないためなのかも知れません。
厳選はしたのですが、何せ手持ち撮影での312倍では、なかなか木星を安定して写野に収めることすら難しいです。
かといって、デジカメアダプタなどをつけて望遠鏡とビデオカメラの光軸を安定させることを優先すると、
きっとドブソニアンのフリーストップでは、筒先が動き出してしまう気がしています。
(『なんだ「お気楽手持ちコリメート法」などと言いつつ、現状の撮影スタイルは実は苦肉の策なのかね?』って
ここで思ったアナタ、正解です。^^;)

GINJI-250Dには鏡筒と架台をつないでフリクション性を上げるバネが付属していますので、心配ないかも
知れませんが....。ちなみに今は私はそのバネを使っていません。眼視では不要なくらいにバランスが安定している
ことと、バネのセットにかなりの腕力を(機構上当然だが)必要としますので、運搬の際に架台と鏡筒をばらして
運ぶこともあり、普段は使わないままにしてあります。

Windows用のRegistaxは、私のメインPCがiBook/600なので、家族共用のマシンに間借りして使っていますが
当然(と言うのは不本意だが)、MOVファイルを読んでくれず、iBook側でMOVからAVIに変換して使おうとしています。
ですが元データの輝度が今回は不足しているのか、AVI変換の途中で階調が落ちてしまい、いい結果は得られませんでした。
こちらのツールは、自動位置合わせがものすごく強力で、効果を期待しているのですが、残念です。
わざわざムービーの設定を変えてまで露出オーバーを抑えたのに皮肉な結果に終わってます。またトライします。
(露出を抑えないと露光オーバーになる、というのが考えようによってはすごいことです。GINJIの集光力も家庭用ビデオの
CCDも。高感度フィルムと自動追尾と長時間露光が必要だった過去が妙に懐かしい気もします。)


○上記の追記(2003/05/03夜)


上記のデータについて、多数枚合成前にそれぞれのフレーム画像個々にphotoshopでアンシャープマスク処理(130%)を
かけてから Keith's Image Stacker で合成をかけてみました。上記のベスト1フレームの縞の詳細と合成後の階調が
両立したような気もします。





でも全体にぴりっとしません。元データの品質によるのでしょうか。単にそれは自動追尾ができないせいだけでは
ないように思えます。撮影時にもっとベスト状態を考えてみたいと思います。


○さらに蛇足(2003/05/04夜)


複数枚合成の前にアンシャープマスク処理をかけることは有効だと上述のトライで分かった訳ですが、どの程度の前処理が
最適なのかは元データの品質によって違う筈ですね。
なのでノウハウを貯め込むつもりで、上記と同じ130%アンシャープマスク処理済みデータについて、さらに300%の
アンシャープマスク処理をかけてみました。それ以上強めの値にセットしても、画像にキズ状のノイズが目立って
来ましたのでやめました。
その後、Keith's Image Stacker で合成をかけてみました。





このほうが、「上記のベスト1フレームの縞の詳細と合成後の階調が両立したような気もします。」が一層言える
感じです。
眼視の詳細には全然及びませんが、1フレームごとの詳細さはこの程度の前処理をかけるほうが素直に出るように思えます。
撮影時にベストを考えることは勿論ですが、処理の上でのノウハウも以後こうして蓄積して行きたいと思います。

木星がなかなか写野に収まらない点ですが、私がビデオカメラ、SONY DCR-PC3の感度調整を本体メニューの
「ビデオ明るさ」で調整しているせいなのか、と思い始めました。
つまりそれが内蔵絞りを絞る作用に働くなら、絞りを通過する時点で一種の口径食によるケラレが発生して、有効写野が
ものすごく狭くなるのでは?と思い始めた、ということです。

絞りも多数枚羽根構造になんかなってなくて2枚羽根で三角状に絞るような簡易なものが内蔵されているとしたら、
撮影時の「なぜ眼視では視野の中央に置いている筈が、ビデオのモニタでは木星のどこかの部分がすぐ欠けてしまうのだろう」
という不審も大いに払拭できるというものです。

確か付属リモコンには「シャッタースピード」という項目があったと記憶しています。こっちを操作してデータ輝度調整
をするべきなんでしょう。絞りを操作するような設定変更はしてはならない、これは1つのノウハウです。
今夜は曇ですが(しかも私は今頃になって喉風邪ですT_T;)、また機会をみつけて写野調整をしてみたいと思います。

あと、縞模様が水平になるように撮影時にビデオカメラの角度を調整すべきかもしれません。
これも1つのノウハウとなるのかもしれません。
今は望遠鏡の長辺が水平になるようにおよそセッティングしています。インタレース記録の弊害なのか何なのか理由は
まだ私には分かっていませんが、合成後の画像を水平補正すると若干、木星の形状が、補正前画像の対角線方向に引っ張られて
歪んでいることが分かります。撮影時に縞に水平にデータ取得をしても、同じ結果になるなら、合成処理での位置合わせに
問題があると結論できますが、今のところはそれ以外に収録時のデータの角度と走査線の方向の不一致も挙げられると
思いますので、それの白黒を次回移行にはっきりしてみたいと思います。


○さらにさらに蛇足(2003/05/05昼)


Windows用のRegistaxにおいても、多数枚画像合成の課程の後、独自の「wavelet処理」をかけて、画期的な詳細画像を
生成する訳ですので、上記の画像をWindows機に持って行って、Registaxでwavelet処理することは有効かと考えました。





ただ英文ヘルプもまだちゃんと読んでおりませんで、各設定のフェーダーをいじってみただけです。
詳細が見えてきたのか、上記の合成課程で生じたノイズが浮き出てきたのか、判別できません(^^;)。
重要なこととして気づくのは、詳細を得るためにも原画像のサイズは大きくないといけないということです。
でないとノイズなのか模様の詳細なのか分かりませんから。自動追尾でない撮影では簡単なことではないですが、
検討してみたいと思います。


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