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○第4回ミニ観望会。木星像はついに極限か!(2004/04/11。データ処理は2004/04/11-14。)


「掲示板のコーナー」のご常連様、ヒロさんは先日、笠井トレーディングさんのNinja-320を導入されました。
ヒロさんからミニ観望会のお誘いがあり、宝塚市役所脇の武庫川河川敷で、第4回ミニ観望会を実施しました。
今まで使っていた宝塚山本の中腹の住宅地は、住宅の影で大阪平野の光害が直接視野に飛び込むことを防げたので、
よい場所でしたが、宅地でしたので家の建設が始まってしまい(前回は見回りの警備会社の人に退去勧告も受けました。
騒いでもいないのに、「望遠鏡」=「某宗教」=「不気味」の連想でしょうか。イヤなご時勢です。)、今回は
ヒロさんのご提案でその場所にしました。
ヒロさんの奥様のご実家が宝塚市にあるので、月1回、ヒロさんは宝塚に来られます。その機会を利用して今回の
観望会となりました。河川敷は道路沿いで、また公園状の場所なので、少し離れた所には街灯もあるのですが、
惑星観望には問題ありません。

この夜は星の瞬きが全くなかったです。それに観望会の時間帯のちょうど中間あたりで、木星の大赤班が木星の
真ん中に来ることも分かっていましたので、大いに期待して、撮影は木星のみに集中することにしました。
(先日、マンションの屋上であれこれ欲張って失敗したことへの反省です。)

ヒロさんのNinja-320は、もう超絶でした。今まで2000コマ近くの多数枚合成をして撮影して来たベストの状態の
木星の詳細感が、あっさり眼視で確認できます。大赤班の渦状態、色の分布、小白班.....もの凄いです。
最も鳥肌が立ったのは、木星の衛星が単純な光点でなく、しっかり視直径を持って、球体として確認できたことです。
もしかしたら、いつか表面に模様が見えるかも、というほどの立体感を持った球体の印象でした。木星本体に落ちる
衛星の影も生々しい感じでした。
二重星も見せて頂きました。色の対比が美しかったです。これはスパイダーのないALTER-5Nもまた高コントラスト
の効果で色の対比がより美しかったです。

銀次250Dとの比較ですが、確実にあります。当夜は銀次でも衛星は光点でなく丸い感じがしました。ただその存在感
には違いがありました。もっと寒い冬場でなく、今はもう主鏡の温度による膨張、収縮がそれほどないので、Ninjaの
低膨張率素材の主鏡との差は少ないかも知れませんが、口径差と精度差はやはりある、と思えました。
過去を含め4回の観望会で、これほど明らかに差を感じたのは実は初めてです。それまでは差はあるけれど、比較を
しなければ、普段情けないと思うほど悪いものを使っている訳では全然ない、と思える程度の差(10:9くらいの差)
でしたが、今回は明らかな差(10:6くらい?)を感じます。しかも分割運搬すれば、銀次の各パーツより軽い.....(^^;)。

ものすごく羨望の製品です。ただ注意すれば銀次でもNinjaが見えている木星の詳細は見えているようで(不注意な目
にも圧倒的にまざまざ分からせられるか、存在場所がわかった上でじっと見ると確認できるかの差はありますが)、
ヒロさんも私も同感のところですが「価格差19万円余に比例する性能差がある訳では決してない」というのも事実です。
つまり銀次はやはり価格を考えればとてもしっかりとした良いものなんです。少しここで銀次の名誉回復を.....(^^;)
ものすごく羨望、と言っても私は28万円も出せませんしねー(^^;)。天文台の大望遠鏡同様、私が所有する、という点に
関しては私には無縁の機材と言えます。

観望会途中で、なんとヒロさんの奥様とお義母様が来られました。ヒロさんのNinja-320で木星や土星、二重星などを
ご覧になっては歓声をあげられていました。ご理解のあるご家族でとても羨ましいと思いました。
後でヒロさん曰く「この趣味は家族の理解なしには辛いですねー」とのこと。いやー全く実感です(^_T;)。
Ninja-320を囲んで記念撮影をしました。奥様も美しい方ですが、お義母様も美しい方ですねー。美人母娘様でした。
しかも天文にも理解があり、望遠鏡を覗いては感動の歓声をあげられる.....いいですねー。実に羨ましいです(^^)。





さて、そのご家族の歓声をいいことに、私は一人でNexStar5で木星撮影開始しました(^^;)。ヒロさんと2人だけの観望会では
これだけの集中時間を得られなかったかもしれません。ご家族を羨ましがっているだけではいけません(^^) 。
実は超安定な気流で気がはやっただけではなく、当夜試したいことがあったのでした。





今回は前回とは逆にアイピースとToUCamProのCCD面の距離をとってみました。つまりバーローなしのHCオルソ単体で
今までの像より大きい像を得る試みです。延長筒はなんとトイレットペーパーの芯です。裏表とも半つや消しビニルテープ
で強化と乱反射防止を施しています。ただ長さは全くの「エイヤー」です(^^;)。光軸の垂直も出ているかどうかさえ
結果を見るまで分かりません。

でも結果オーライと言いますか、拡大率もベストの大きさでした。今までのアダプタよりHCオルソ12mm単体の能力を
引き出せています。今まで後処理で少し拡大して確認できた以上の詳細感獲得と、バーローをつけての過剰強拡大
での色情報逸失の克服を同時に達成できました!!厳密調整はこれからですが、光軸もそこそこ合っているようです。
恐るべしトイレットペーパーの芯(^^;)。投資金額はゼロで劇的改善ですねっv(^^)v。
当夜、NexStar5の追尾修正が結構ガタつきまして、この拡大率で狭いCCD写野に安定して巨大木星を捉えつづけるのは
骨が折れました。撮影中に写野から外れかけて、修正しようとしたら、一瞬にして像がどこかにジャンプしてしまい
撮影をやり直したのもかなりあります。以下は当夜撮影した全シーケンスです。順に時系列に上から1386コマ、
1773コマ、1468コマ、1726コマ、1427コマ、1305コマ、1782コマのRegistax2.1合成です。
上下左右の背景はカットしてますが、像そのものは原画像サイズのままです。今回は縮小して詳細を丸め込むのは、
勿体ない感じがします。











また衛星が2つ、影を落としています。先日来、何度もこのチャンスに偶然出会ってます。
先日の「衛星の3重投影」への天文誌の解説では「影2つでも珍しい」とのことでしたが、案外、珍しい現象
ではないのかも知れませんね。(こんなに機会があるなら、先日の凡作はあんなに枚数を公開しなくても
よかったかも^^;)
今回は倒立像右にある衛星が木星の前を通るようでした。ただ木星の前に完全に入ったころには輝度差で確認
し難くなってますね。影だけがそのまま動いています。
この条件で衛星本体と影もしっかり分離して動きが捉えられたら、もうまるでそれはカッシーニやボイジャーなどの
人工天体からの画像のようです。大口径では狙えるのでしょうけど、127mm口径ではこれでも充分な頑張りでしょう。
(勿論、「頑張り」はNexStar5が、です。^^)
以前にも木星自転による大赤班の動きや衛星の動きの連続写真は掲載していますが、巨大画像でこう並べると
迫力ありますねー(^^)/。木星表面の曲面にあわせて影の形状が変形するのも、しっかり確認できます。

ヒロさんのNinja-320でじっくり見て行けば、この程度の模様を眼視でリアルタイムに確認できた感じです。
凄い見映えでした。でも画像に残すなら、同じ詳細感を127mm口径でも何とか得られるというのもこのように事実です。
(Ninja-320を自動追尾するのは銀次250Dと同様に難しいですので、ToUCamでの撮影はなかなか大変です。)

上記のうち末尾の画像が最も優秀ですかね?各枚に言えることなんですが、撮影時に色情報を逸失しないように、強めに
色情報を取得しています。(以前のアダプタでのHCオルソ12mm+バーローの強拡大では、その調節もできないほど
像の拡大で色が拡散してました。)その関係で後処理で青カブリを抑える色相処理をしますが、その時点で青系のドットが
抜けた(目立たなくなった)影響か、少しざらっとノイズ感が出てしまっています。

なので、末尾の1枚に関しては、青カブリを抑える色相処理をしない、単なるレイアウト調整だけをしたものも掲載
します。画像回転処理でもWindows用の「Photoshop Elements1.0」は若干画像劣化をするのか、最終画像の美しさ
に不本意感が残ります(最近はWindowsでの色再現も意識して後処理はMacintosh用のPhotoshopでなく、こちらを
メインに使っています)。なので画像回転処理もしません。
どうやらこの状態が最も詳細解像感や立体感、模様の階調が優秀ですね。他の各枚でも試してみる価値がありそうです。





先日の巨大木星像と比較しても、詳細は更に写っています。色相、階調も確実に今回が上です。
申し分なく、今回のこの木星像が私の「最高新記録」です。
これで木星に関しては充分な拡大率と詳細感を得たと言えます。「エイヤー」での筒延長でしたが、きっとこれが
ベストでこれ以上になれば、また色情報の確保が127mm口径の集光力では難しくなるでしょうし、127mm口径で
望む範囲では恐らく最高値に近い解像、階調を得ていると思ってよいのではないでしょうか。

つまり127mm口径では「もうそろそろ極めたかなあ?」という領域になって来た、と思ってよいかもしれませんね。
海外のNexStar5での作例も含めて、今回の出来以上の木星を叩き出されている方は少ないかと思えます。
(偉そうなことを....^^;。でも投資で安易に得た成果じゃなくて、工夫と精進で得た成果なのでそれなりにかなりの
苦労もありました。どうぞご勘弁を。^^;)

逆に言えば来年の火星を迎え撃つのに、もう今の機材で充分成果を挙げられそうか、とも思えて来ました。
追尾可能な大口径を導入して、更なる成果を挙げては、という考え方もありますが、この精度で火星を狙って、
それで得られる成果で私は充分な気もして来ましたよ。
現時点までに検討している、NERO-200DX+GPD、またはC-8+GPD、またはNexStar8iを導入するために投資して
今回の成果よりどれだけの差分を向上できるのかなあと思いますとね。銀次250Dの赤道儀台追加案も含めて、
どの案でも20万円弱〜30万円弱程度の投資が必要です。その投資金額に対して木星像や他の惑星像がどれだけの量(質)
の改善があるのか、とも思えます。そりゃあ改善はするのでしょうけど、それが95:100くらいの改善量では「投資なし
で95の出来」を採用する選択もアリでしょう。その意味で新機材の導入有無が今後の決定的なキーポイントではない
領域まで、この中古NexStar5画像は到達してしまっているのかもしれません。

NexStar5、ガタピシ言いながらよくがんばったぞ(^^)。銀次も月面撮影やDeepsky眼視ではこれからもがんばって
くれよー(^^)。

まあ、またすぐにまた違ったことを言ってるかも知れませんけどね〜(おいおい^^;)。

ご家族お2人がお帰りになり、観望会の撤収時に機材を集めて、また記念撮影をしました。
機材を集めての撮影だったのですが、上の記念写真に比べて、男性2人ではなんだか華がないですかね(^^;)???
機材は左から銀次、NexStar5、ALTER-5N+HF経緯台、そしてNinja-320です。





この記念写真の通り、NexStar5は当夜は脚を完全に縮めて使いました。足元は地面であったこともあって、風や
その他の振動による失敗は排除できました。これも先日の屋上撮影での反省でした。ただ写野を外れたときの
手動修正による眼視での写野への再導入作業の姿勢には結構きついものがありました(^^;)。
若干遠近法の影響もあるものの、こうして比較するとNexStar5は小さいですねえ(^^)。実際はALTER-5Nと
同口径なんですが、シュミカセ式なので光路折り返しのために筒の長さが1/3になり、余計に小さく見えます。
そこから今回のような超絶木星像が飛び出てくる、というのが、たまらないですね(^^)/。



○木星像の再処理。(2004/04/18)


上記の木星像のうち、下から3番目のものも、白班がかなりしっかり写ってました。なので、青カブリ補正も抑えめにして
画像回転もやめた画像を処理し直しました。やはりこっちのほうがいいです。特に画像回転しないことは効果がありそうです。
しかし、それで画像レタッチソフトとしては、いかがなものか....(^^;)。Macintosh用のPhotoshopではあり得ないことです。
Windows用だから、ではなく普及版の「Photoshop Elements」だから、ということでしょうか。
それにしてもあんまりかと...(^^;)
他の画像は再処理した2枚よりは詳細感が落ちるので、このまま再処理はしないでいいでしょう。





本体の左端や衛星の周囲の写り具合に少し光軸の偏差を感じますね。さすがにハサミでザクザクとトイレットペーパー芯を
切って作っただけのカメラアダプタ延長筒だけあって、取り付けの垂直出しに検討の余地があるということなんでしょう。
「天文ファイルUP掲示板」管理者のレオポンさんから、先日公開の画像に対してお褒め言葉と共にそのご指摘を頂戴
しました。いつも画像の速報掲載の場として「天文ファイルUP掲示板」を利用させて頂いてます。
ご指摘ともども、誠にありがとうございます(^^)。

できるだけ慎重にはしたものの、目分量の世界でしたので「エイヤー」一発では完全ではありませんでしたね....(^^;)。
筒が長くなれば偏差も大きくなります。画像で結果を見るのに時間がかかるのがWebCam撮影の唯一のマイナス点です。
取り付け位置と垂直出しを調整しながら撮影をするのはなかなか難しいですね。また日がまたがってアダプタを取り外し
すると厳密な補正方向も違って来ます。でも今後更に解像感がアップできるかも、という可能性(恐らく本体の解像度は
この程度が最高潮でしょうが、衛星がピシッと写ると全体の印象が違って来ます)に関連することですので、これから
じっくり追い込んで行きたいと思います。


○トリプル彗星到来に向けて撮影機材を吟味。(2004/04/18)


この2004/04月末から05月前半にかけて、ニート彗星とリニア彗星という肉眼確認可能級の彗星が似た時刻と方角に
現れることは随分前から予想され、期待を集めてました。そこに更に最近、ブラッドフィールド彗星というのもやって来る
らしいということが分かったそうです。ダブル彗星のよりよい構図を求めて5月連休などに南半球に遠征する方々も多いと
聞きますので、その方々には願ってもないボーナスですねー。なんとトリプル彗星です。

私のような国内観望・撮影派には、トリプルはおろかダブルの状態を同時に撮影する機会はあるかどうか分かりませんが
単体では恐らく撮影ができるでしょうから、今からどんなシステムで撮影するかを考えないといけません。
銀次やNexStar5では低倍率を選んでも、視野の中で拡散してしまって、それほど美しくないでしょう。
観望用に双眼鏡を導入する手もありますが、万年金欠病の私としてはここは一つ、最近、冬眠状態だったミニボーグ45ED
を活用するのがよさそうです。買ったときにはまさかこんな活躍の場があるとは予想してませんでした(私もささやかながら
ラッキー?^^;)。

以前の百武彗星などは標準レンズ付フィルム一眼レフカメラとISO100-400のフィルムで、しっかり撮影ができましたし
E5000単体での固定撮影ではきっと存在は充分写るでしょう。内蔵3倍ズームで画角を調節するのと、更に専用オプションの
2倍テレコンバータで、もう少し望遠効果を得られます。
それ以上の画角については、ミニボーグ45EDを併用します。E5000のレンズをもぎ取る改造は勿体ないのでしません(^^;)
ので、コリメート撮影になります。アイピースにLV8-24mmZoomを使うと連続で画角を調節できます。






これで画角のテストをしてみました。本当は遠方に見える大阪市内の中に埋もれている大阪城を順次拡大して行こうと
思ったのですが、あいにくこの日は濃い春霞で遠景は全く見えませんでしたので、近場の山の一部で確認しました。
順にE5000単体のズーム広角端、E5000単体のズーム望遠端、2倍テレコンバータ併用のズーム望遠端、ミニボーグ45ED
+LV8-24mm(24mm位置)でのE5000の広角端で周囲のケラレをトリミングしたもの、ミニボーグ45ED+
LV8-24mm(24mm位置)での周囲のケラレがなくなるようにE5000をズームしたもの、更にミニボーグ45ED+
LV8-24mm(8mm位置)での周囲のケラレがなくなるようにE5000をズームしたものです。
単なる画像の部分拡大の効果だけでなく、拡大画像中の松ぼっくり(松笠)の存在のように、拡大して初めて確認できる
詳細情報が見えて来て、あくまで露光条件にもよりますが、拡大にも意味があることを理解できます。


 

 

 



なんだか安物のズームレンズの広告みたいになりました(^^;;)。「この価格で750〜1500mm望遠!」とか...(^^;)。
笑い事でなく同じように口径45mmで、どこまでの拡大が実用的な明るさをキープできるのかという問題はありまして、
日中撮影で光量が充分あるこの日の確認ではまだ分かりません。
実際の空の明るさや狙う彗星の当日の明るさによっても結果は違ってくるでしょう。元々恒星時運動からはかなり
ずれた動きを短時間でする彗星ですから、追尾しての高精細撮影を狙うより私はE5000の感度調節などで工夫して
最適な画角設定と露出設定を工夫して、あくまで固定撮影を基本にトリプル彗星に臨みたいと現時点では思っています。

中段右側以外の画像はノートリミングのまま、サイズ縮小してますので、実際は撮影時の倍率を上げずに後処理で
サイズ縮小しないで周囲をトリミングして拡大画像を得ることもできそうです。2/3インチ型CCD搭載機では最も
ローノイズでISO400でも充分実用の画像を得られるE5000なので、設定の工夫はいろいろできる余地があるでしょう。

ちなみにNexStar5では対応できませんが、同口径クラスのMeade ETXシリーズでは最新の彗星追尾データもメーカサイト
からダウンロードして彗星を自動導入・自動追尾できますので、オーナーの方はぜひ低倍率アイピースとの組合せで拡大撮影
もトライしてはいかがでしょうか?彗星自体がぼんやりしているために普通のシステムでの手動ガイドで追尾撮影をするのは
難しいですが、それを自動で追尾してくれるので、ぜひトライしてみて下さい(惑星撮影派の私もちょっと羨ましいなー^^)。



○月と金星。(2004/04/23。データ化は2004/04/24。)


夕方、きれいに月と金星が並んでました。もう少し早い時刻に撮影できたら空の青みが残っていて、もっときれいだった
と思います。E5000に2倍専用テレコンバータをつけて撮影しました。テレコンバータなしも撮影しましたが、こっちの
ほうが細部の写り込みがよかったです。きっとトリプル彗星でも、この程度の画角がいいのではないでしょうか。
3つとも大きく立派に成長して貰いたいものです。地球照を強く出すためにPhotoshopで後処理をしましたが、それを
しなければ、もっとローノイズでした。ノイズリダクションは入れています。(シャッター速度は1秒です。)

1974年の金星食のイメージをもとに私は1993年に「Eclipse」という小曲を制作しました。Muzie殿サイトでの公開後、
その曲のダウンロード数は2004/04現在、1500を超えてます。ありがとうございます(^^)。
空の青いうちに見た、この夕方の月と金星は、その「Eclipse」のイメージを思い出すような美しい光景でした。
空がもう少し青みが残っている間に撮影できれば....ちょっと残念です。
「Eclipse」一度、お試し下さい。  「Eclipse」を公開しているMuzie殿サイトのURL






500万画素の原画像に対して、下の画像は縮小なしです。解像度変更による画像縮小をしなければ、500万画素画像と
いうのは既に望遠効果が充分あるという、先日の画角テストの際に考察した通りです。
上の画像は若干縮小して、見た感じを残そうと思いました。
いずれも上下左右はカットしてレイアウトしています。上の画像は見た印象にあわせて下の空間を少し余らせました。
さすがに金星の満ち欠けまでは捉えてませんね。金星の輝度が大きいのでこの拡大率では満ち欠けの検出は無理でしょう。

E5000はシャッター優先AE撮影では、シャッター速度は最長8秒までなので、月と違って光度が低い彗星をどこまで
撮影できるかは、彗星次第ですね。現時点ではわかりません。ただ今回の撮影はISO100でした。ISO400でもそれほど
画像が破綻しないE5000ですので(さすがにISO800は非常用でしょう)、今回の32倍の露出を得られるとは言えます。
次の日、2004/04/24にも狙いましたが、思ったより月と金星が離れてしまい、もうあんまり美しくなかったです。


○明け方のリニア彗星を狙うも失敗。(2004/05/06早朝。)


今年の5月連休は晴れが少なかったですね。それは去年の「火星シフト」(?)で夏場ずっと晴れ間が少なく火星を見る機会が
異常に減らされたのと同じで、この連休の天候は「彗星シフト」って感じでした。
(語源は昔の「王シフト」:野球の強打者王選手の打球方向の傾向にあわせて相手球団が守備分布を極端にシフトして集中した、
というあれです。少ない雲でも集中して邪魔しようと....(^^;)。よく月食や惑星撮影の瞬間にその憂き目にあうものですね。)

トリプル彗星のうち、後から話題になったブラッドフィールド彗星は他の2つと違って、明け方の東の空を日に日に高く
昇って小さく暗くなって行くために、もう機会を逃してしまったと知ったのは、連休後半の悪天候の日々の中でした。

他の2つはこれから太陽に近接して光度を上げてゆき、その後夕方の西の空に出てきます。なのでそれから観望・撮影
すればよいかと思っていたのですが、ブラッドフィールド彗星を逃した残念感もあってか、久々の晴天に屋上で待機して
みました。

3時過ぎになれば、もう薄明が始まるとのことで、仰角も10度前後の東方向となれば、自宅マンション屋上からはちょうど
生駒山のあたりで、生駒山の高度(仰角)の倍あたりに検出できる筈だと思って目を凝らしましたが、検出できないまま
4時過ぎ、夜があけてしまいました。輪郭がおぼろげな天体でも予想通りの2等級であれば、光害があっても見えると思った
のですが....。

夜があけてみると、全天晴れ渡っているのに、丁度その肝心の場所だけ雲が邪魔していることがようやくわかりました。
写真はE5000での2枚合成パノラマです。東方向の生駒山頂(2つほど光点が見えます)の仰角の約3倍、15度前後まで厚く
輪郭のはっきりせず、空が明るくなるまで存在がわかりにくい厚い雲が写ってますね。雲はその箇所以外には全天無しでした。
(写真が目的の東方向集中でなくパノラマなのは、そこにだけ厚い雲がある、ということの記録表現であります^^;)

薄明が北東〜東の間から始まらないで、ほとんど東北東を中心に空が明るくなって来るのをみて、何かおかしいと思ったら
そういうことだった訳です。これでは2等級がマイナス4等級(金星並)でも見えませんね(^^;)。
「彗星シフト」は執念で続いていた訳です。誰の執念かはわかりませんが...(^^;)。
ちなみに勿論、と言ってよいほどですが、前夜の久々の部分月食(皆既月食前に月没)も雲で見えませんでした。





まあいいでしょう。無駄足でしたが、朝起きて快晴ぶりに「起きて見ておけばすごい光景だったのでは?」と残念に思うより、
一応納得はできますね。やはり残りのダブル彗星は夕方西の空で見ます。ちゃんと寝ないと日中の生活に影響が出ます。
もうニート彗星は西の空に回っている筈です。





撤収する前に西の空に残っていた月も撮りました。少しブレたのか形状が歪んでますね。模様も飛んでしまってます。
風景写真としての1枚です。画像だけ見ますと、どこか初夏の風情ですが、明け方の屋上は結構冷え込みました。



○これもイマイチ(^^;)。月のPlato内クレータ検出への再トライ。(2004/05/06。データ処理は2004/05/07。)


同じ夜、西の空にニート彗星を探しました。が、見つかりませんでした。山沿いの地形のせいでしょうか。
まあ来週になれば、ニート彗星のほうは高度が上がってくるのでしょうから、確認できるのではないかと思います。

連休後半の天候崩れのために、東向きベランダから絶好のタイミングで見える月の位相は過ぎてしまいました。
ベランダ寄りの各部屋は家族がそれぞれ使っていて、夜中のベランダへの出入りはできません。
銀次をマンション屋上にかつぎあげるのも、途中二段折れの階段があり、相当の決心が必要です。
(最近、銀次の鏡筒を先にベランダに温度順応に出すだけで背骨に何か歪みが出るのか、後で疲労を感じます。
架台11kgより持ちやすい鏡筒16kgですが、私の体力が落ちているのか、最近は稼働率が落ちつつあります。)
今夜はもう既に月の出が遅く、架台の高さがオチビの銀次ではベランダの手すり以上の高度に月があがってくるのは
家族が寝る時刻以降になります。なので銀次でのPlato内クレータ検出のリベンジはあきらめ、NexStar5でトライ
してみました。

この季節、月のみかけの軌道は南天でかなり低いようです。冬の太陽のような感じの昇り方となり、気流安定にはなかなか
至りません。この夜も20時過ぎに月の出がありましたが、撮影をした22時過ぎでも高度は30度に満たない感じでした。
先月、成果を出せなかったのが、今更ですが惜しまれます。先月はまだ月の軌道に高度が充分ありました。
先日の木星最高潮画像の際に拡大率をあげるように改造したToUcamPro用カメラアダプタでしたが、月面撮影には
ちょっと拡大率が大きすぎます(^^;)。気流の乱調とあいまって1コマ1コマ、Platoが脈動している状態でのトライ
でしたので、その成果は確認するまでもなく「最悪」と言ってよい結果に終わりました。






上がLV8-24mmでの1680コマ合成、下がHPオルソ12mmでの1452コマ合成です。どちらも過剰拡大と気流乱調
のせいで、縮小画像にしたものの、ボンヤリした画像になってしまいました。1500コマ級の多数枚合成にもかかわらず、
得られた情報もE5000一発撮りとそれほど変わりません。
先日の「月面図」と照合しても、やはりかろうじて1つという判定ですね。がっかりです。
(あの「月面図」作成がなければ、最初に検出したと思った3箇所がやっぱり輝度が高く「毎回3つ検出」と思って
しまったのではないか、と思います。作成してよかったです。)

気流が安定していれば、もう少し検出はできたのでしょうが、内心もう少しがんばれるかなあと思っていただけに
ちょっと落胆も大きいです。
NexStar5の機動性を活かして、先日のミニ観望会の武庫川河川敷のように生活廃熱の少ない場所への移動も考えないと、
よい成果は出ないと言うことなんでしょう。実はせっかくマンションの屋上も使わせて頂けるようになったのに、
先日のミニ観望会での木星最高潮以来、惑星像を以前のようにマメに撮影していないのは、天候以外に「所詮、生活廃熱
の影響のあるところでは最高潮の出来を超えることはできない」と思い始めた、というのもあるからです。
この夜の成果はその想いを強くさせるのに充分でした。

「掲示板のコーナー」のご常連、はまださんがC-8で、先日見事にPlato内クレータを「月面図」通り5つ完全に
ToUCam画像として、叩き出されてました。激褒めされる方が多いC-5に比べると好評も悪評も同様にあるC-8ですが、
やはり200mm口径だけの威力はあると改めて感じます。勿論、はまださんの普段(かつ不断)のご精進の賜物でもあります。

今回、実はNexStar5(光学系はC-5を流用した設計とのこと)で、このトライに臨んだのは、C-8で5つ完全に検出できた
のなら、定評あるC-5系でもあり、先日口径クラス超越の木星像を撮影できたNexStar5ではどうか?というのもありました。
でも気流のせいもあるのでしょうが、全然だめでしたねー。急に200mm口径という選択が魅力的に感じて来ましたよ(^^;)。
NexStar8iまたはC-8+GPD、またはNERO-200DX+GPDも同じ200mm口径ですね....。でも気流の影響は口径を大きくすれば、
回避できる訳でなく、むしろ敏感になるということも考えないといけません。やはりマメな出撃を含めた精進をしなくては...(^^;)。


【特報!】「掲示板のコーナー」ご常連のじゃみろさんこと、中村淳一さんが見事、天文誌「星ナビ」2004/6月号に画像掲載
されました!おめでとうございます(^^)/。「掲示板のコーナー」でも発想の柔軟さに皆さんも驚かれた、あの3D処理された
木星像です。必見の価値ありです。(じゃみろさんの画像サイト「じゃみろの部屋」には弊HP表紙ページからジャンプできます。)



○ニート彗星のほうは、ようやく確認。(2004/05/11)


連休後半からずっと雨か曇です。天気予報では今日は朝から晴れの予報でしたが、1日雨が降りそうな暗い湿った天気でした。
夕飯後、空を見上げるとようやく晴れてきました。プラネタリウムソフトで星座位置を確認して「天文ガイド」2004/06月号
などの予報位置を見ると、まだ見えるようでしたので、マンションの屋上にE5000、DCR-PC3、三脚を持って上がってみました。
天文雑誌を部屋に置いてきてしまって、今日時点のピンポイント位置が分からず、おおよそカストル、ポルックス、プロキオン
など見える恒星をたどって見ましたが、見えません。西の空は山なので、それほど光害はないのですが、見えません。

仕方なしにE5000と三脚でおおよその方角を何枚か撮影しました。その後、部屋に戻り、今夜の位置予想を見ながら、
画像をPhotoshopで処理しながら見ていくと、どうやらかろうじて写っていたようです。

尾は写ってませんね。これでもかなり強調処理をしています。ローノイズのE5000でこれだけの粒子が目立つ訳
ですから。感度設定はISO400、露出は8秒、絞りはこの焦点距離では、ほぼ開放となるF=3.1でした。
上の画像の左上には、うみへび座の頭部、山の稜線ギリギリにこいぬ座が見えています。かなり強い風が吹いていたので
一日湿度が多かった日でしたが、溜まっていた水蒸気をかなり吹き飛ばしてくれたようです。
それでもこの写りか....。もう少し早い時間帯に晴れていたら(あんまり早いと帰宅してないけど).....。






晴れるのがもう少し早ければ、西の空で高度を稼げたかもしれません。そのほうが写りはよかったでしょうね。
もう明日の夜には大阪平野周辺は天気が下り坂で、来週の火曜まで晴れはないそうです。今日など予報では晴れでしたが
このザマでしたので、火曜日以降もあんまり期待できないかもしれません。もう梅雨入りしたりして....(^^;)。
「彗星シフト」はまだまだ続きます。今に安い撮影機材では捉えられなくなってしまうんでしょうね。
去年の異常悪天候を思い出します。特にこちらでは記録的な日照不足と尋常でない悪天候が続きました。去年は「火星
シフト」だった訳でした。
最近、やっぱり天文観望・撮影はお金持ちの職業の方々の趣味かなあ、と思うようになって来ました。
手持ちの機材でがんばろうと思っても、がんばれる期間は悪天候が邪魔します。悪天候がようやく終わったとき
手持ちの機材では性能的に足らないほど既に条件が悪くなっていることがある訳で、そんな時にそう思う訳です。
実際、何か手を打たないと、こんな画像ではpoorでいけませんね。でも望遠鏡を通しての撮影となると淡い天体だけに
どこまで写せるものか...。NexStar5で恒星時追尾しながら、後でRegistaxで追尾し直してみますかね...。
百武彗星やヘール・ボップ彗星のように、小型銀塩一眼レフカメラの固定撮影で、結構な尾が写ったりしないのなら
私は機材不足を嘆いたり、機材拡張に走るほど、彗星には惹かれていません。(早い話が負け惜しみモードか?^^;)

今夜、ホームページのアクセスカウンタが19000に到達しました。いつもありがとうございます。



○金星とニート彗星(2004/05/14。2004/05/15データ処理。)


昨年の火星シーズン同様、週間予報はずっと雨か曇でしたが、この日は午後からとてもよく晴れました。そういうフェイントも
困りますね。週間予報で仕事の都合を考える訳です。明日の天気が晴れだと分かった時点で、明日の夕方以降の仕事をキャンセル
できる訳ありませんからね(^^;)。なので、仕事を終えて急いで帰宅しそのままマンションの屋上にNexStar5とデジカメ一式を
抱えてあがりましたが、既に金星は上隣のマンションの屋根近くでユラユラ、そしてニート彗星はやはり眼視では見えないと
いった状態でした。NexStar5は金星に向けてToUCamをセットして、E5000はニート彗星が居るあたりの空に向けて撮影を
開始しました。

金星は今や木星よりも視直径が大きくなって、HCオルソ12mm+トイレットペーパー芯アダプタでは拡大率が大きすぎました。
なので拡大率が可変できるLV8-24mmZoom+トイレットペーパー芯アダプタで撮影しました。1533コマ合成です。





隣のマンションの生活廃熱や低空による上昇気流で眼視でも金星は飛び跳ねている状態でしたが、画像でもそれが周辺部の曖昧さ
として残っていますね。また中心のほうでも眼視よりやや太めの欠け具合となって、その暴れ状態が画質に出てしまっています。
あまりの輝度に撮影時にこれ以上のコントラスト調整はできませんでした。モニタでは必要以上に明るく表示されている場合も
これまでにあったからです。後処理でもこれ以上コントラストを落とすと却って階調が裏返ってしまっている高輝度の部分が
目立ってしまいましたので、この程度に調節しました。
でも随分欠けましたね。地球より内側を回っている惑星だけに現れる現象です。まるでミニ三日月のようです(^^)。

ニート彗星はNexStar5でも見えそうな附近を探しましたが、わかりませんでした。ETXなら自動導入対象にできるデータ更新
機能があるので、いいですね。同じ手持ちの接眼鏡を使ってもNexStar5よりミニボーグ45EDのほうが低倍率になりますから
探索には有用な筈ですが、うっかり部屋に忘れました。屋上から家まで大した距離ではないのですが、鍵を2カ所かけても
屋上を無人にしておくのは、やはり不安です。なので眼視での確認や望遠鏡での撮影はあきらめE5000での撮影に専念しました。

まずはE5000でのほぼ全景に近い画像(約7割。周辺トリミング。)で位置を見ます。
ISO400、絞り開放(F=2.8)、シャッター速度8秒で、なんとプレセペ星団(M44)まで写ってますね!
この夜の湿度と風など水蒸気の状態では西の空は東の大阪方面の光害の影響はあまりなかった訳ですね。
(これはこれで、暗い空の地方でE5000固定撮影だけで、どこまでの天体が写るかを試してみたい気になります。)





それに比べても、ニート彗星は暗いですね...。これでも前評判倒れではないのでしょうか....(^^;)。
この夜はノイズリダクション機能をONにしたりOFFにしたりもしてみました。過剰に機能が効いたために淡い天体の幾分かが
損なわれることはないかと思ったのでした。各コマ見ましたらそれはなかったようでした。

部分拡大(=原画像縮小なしで周辺トリミング。)してみました。各コマ、およそ30秒間隔で撮影しています。
恒星との相対位置の変化から、ニート彗星がかなりの速度で刻々動いているのが分かります。


 

 



先日の撮影では、尾もあるかのような印象でした。今夜は全く存在が分かりませんでした。
暗い空の場所を探したら、尾が見えたり撮影できたりするのかもしれません。でも私はもういいかな、と思います(^^;)。
私にとってはニート彗星は、ちょっと「前評判倒れ」かな、と思いました。リニア彗星はもっと低空に今月末
現れるようです。屋上から見えないかもしれませんね。でもそちらに期待します。


[2004/05/14追記] 何か変ですよ....(^^;)。上記彗星の動きの向きが....(^^;)。他の画像もくまなく見まして、上記に誤りが
あることが分かりました。彗星は合ってるんですが、周囲がどうも妙です。近日訂正をします。お待ち下さい。



○訂正:2004/05/14のニート彗星。(2004/05/17)


上記の彗星の動きなんですが、妙であると自分で気づいたのは、上記の動きを示した4枚の画像をphotoshopでレイヤー
合成してコントラストを向上させようとした時でした。





ツノのようにほんの少しだけ左上に短い尾が出ているように見える気もしました。気がする程度ですけどね(^^;)。
で、彗星は合成して1つに、そして他の光点は当然位置がずれた形に見える画像ができたと思った訳でした。

ところが、他の光点のうちの多くが彗星と同じく位置がずれていないことに気づいた訳でした。特定の光点の位置だけが
ずれていて、多くの星は彗星と同じく合成後も1点にちゃんと収まってしまっているのでした。

ということは、先日書いたように「彗星が刻々恒星との相対位置を変えている」のではない、ということです。
いかに1日あたりの彗星の位置が大きく変わっていても、この拡大率では30秒間隔ではほとんど位置の変化はわからない、
と思ったほうがいいようです。

当夜、撮影した全コマをくまなく検査してみました。この動く赤い光点は多く写っているコマとあまり写っていないコマ
に大別できました。つまりこれはE5000のノイズリダクション機能をOFFにしたときに固定で毎コマ同じところに
出現するCCDのノイズだと思います。今まで私はCCDのノイズはランダムな位置に出てくるものかと思っていましたので
各コマの同じ場所に写っているのは星だと思ってしまった訳でしたが、どうもそうではなさそうです。

つまり、上記の「彗星の動き」は固定で現れるCCDのノイズに対して、日周運動で徐々に動く彗星が、彗星の動きであるか
のように写ったということです。動きの向きもそう考えるととても正しいです。
彗星の動きであれば、このニート彗星の日別の位置予想図から考えて、他の星に対して画面において左下から右上に動いて
いく筈ですが、上記では左上から右下に動いています。しかも周囲の星とその移動量は同じでした。それは日周運動です(^_T;)。

気をとり直して再度、赤い光点の少ないコマを選び階調補正をしました。今回はM44(プレセペ星団)も構図に入れました。


 

 



更にこの4コマをPhotoshopでレイヤー合成してみました。





各コマでもうっすらと見えてましたが、彗星の核から左向き水平やや上向きに、尾が見えますね(やったー^^)/。
眼視で位置も確認できない空の下でのコンパクトデジカメの固定撮影としては、まあ良い出来と言えるかも知れません。
先日の勇み足な失敗も怪我の功名となりました(ちょっと無理めな自画自賛?^^;)。



○HP20000アクセス超御礼!(2004/06/03。2004/06/05記。)


昨年(2003年)春、「銀次の部屋」コーナーを設置して、約1年2ヶ月。GINJI-250D、続いてNexStar5とMiniBORG45EDを
導入し、悪戦苦闘して来ました。多くの応援やノウハウを頂戴して、いつの間にか「銀次の部屋」も「17」まで続いて来ました。
「銀次の部屋」設置時には「3200」程度で止まっていたHPカウンタが、この1年2ヶ月で「20000」に至りました。
最近、天候と仕事の事情、体調などがうまく折り合いできませんで、ページの更新が進んでいないうちの「20000」到達に、
何やら申し訳ない気もします(^^;)。掲示板のカウンタもご常連様に大いに盛り上げて頂いて「23000」超です。
その数字にはROMの皆様の存在も大いに感じることができます。いつもありがとうございます。




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