[2008/10/04 更新終了]


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○久々の出撃。木星。HP、掲示板ともども12万アクセス超の御礼。(2008/07/12。2008/07/16記。)


前回の記事更新から、かなりのブランクがありました。その間にもホームページ、新掲示板ともども12万アクセス超となり、
誠にありがとうございました。内容更新が滞っている中での大台更新に、非常に申し訳ない思いもしました。

実際のところ、平日は職務からの帰宅も遅く、週末に晴れないと、惑星撮影の機会はなかなか得られないのでした。
梅雨に入る以前から、週末のたびに悪天候が多く、気持ち的にはそろそろ、と思っていたのですが、この日まで機会を
得られずじまいでした。

日中、晴れていても、夕方から薄雲がからんで、惑星撮影に向かないという夜も数多くありました。当夜も低空には雲が
ずっとあって、出撃前に曇る展開になるかも知れないと思っていました。
それで、当夜はベランダ出撃にしましたが、夜半前にはベランダの屋根にかかってしまうほど、もう木星の出現時刻が
早まっていたのでした。

どうせ木星を撮るなら、大赤斑が見えている位相のときが、仕上がりにも見映えがあります。
ところがその位相に併せての出陣では、既に撮影開始時には、ベランダの屋根の影が主鏡の一部に落ちて、口径食が
起こっていたようです。
時間の経過とおもに、有効口径が小さくなり、解像度がどんどん落ちていく訳ですから、焦りました。
しかも、久々の出撃だからか、当夜のNexStar8iはAC駆動だったにもかかわらず、あれこれ不可解な動きをしました。
初期設定の途中失敗(主に無反応)が6回、途中から運転モードが反転するなど、焦りに拍車がかかりました。

どうやらACアダプタとNexStar架台のコネクタ部分が、なぜか緩くなっており、時々短時間、接触不良を起こして、
準備不足で充電不充分だった電池モードに切り替わるようでした。それをトリガーにして、動作が停止したり、
不可解な動きが発生するように感じました。接続部のどちらかが物理的に縮まないとそんなことは起こらない筈
なのですが、どうやらそんな感じです。やはり道具は頻繁に使ってやらねばならないと思ったものでした。

そんな顛末を通して得た画像を公開します。若干縮小をかけています。
時系列に並べていますが、短時間内での急ぎの撮影のため、木星の自転による位相差はあまり感じられませんね。









ベストシーケンスは、意外に最も遅い時間帯のものでした。掲示板への速報の説明は間違っていましたね(^^;)。
口径食のことを考えると、不思議です。気流が最も安定した瞬間だったのでしょう。
そのフルサイズ画像と、改めて縮小の上、仕上げ処理したものを以下に掲載します。
そこそこの解像感でも、大赤斑が見えているとやはり見映えは違いますね。






撮影時のモニタ画面で、物凄く縞状ノイズがからんでいるのが見えました。
エアコンの室外機からなのか、NexStar架台から出るものなのか、はたまたPCからのものか、発生源は分からないのですが、
仕上がりもその影響が出ないように、あまり強調処理をかけられませんでした。

強調処理をかけると、通常以上に像が汚くなるのでした。強調処理を強くかけられなかったのが功を奏して、マイルドな
仕上がりとなりました。久々の出陣の甲斐はあった、と満足しています。

次回はUSB延長コードを外して、ToUCamケーブルの全長を変えてみます。それで拾うノイズの波長はきっと変わる筈です。
受信側の波長を変えるので、発信側のノイズ波長が変わらなければ、影響は低減することが期待できます。
当夜、やればよかったのですが、架台が酷く暴れ馬状態だったのと、屋根による口径食が進んでいたので、試すゆとりは
ありませんでした。

最終的には、NexStar架台の運転モードが急に「倒立像モード」から「正立像モード」に変わったようで、架台の「カックン」
動作を回避するために、押さないようにしていた方向キーの上下が変わってしまい、2度ほど「カックン」をやったところで、
根負け終了となりました。押してはいけないキーが一方向ある場合、写野から対象が一度外れると、なかなか再導入には
手間がかかるのでした。だましだまし短いシーケンスを2件ほど撮りましたが、口径食による解像度減衰も顕著になっており、
ちょうど良い引き際にはなりました。



○宝塚花火大会。(2008/08/01。2008/08/03記。)


有名な大阪PL花火大会と同じ日に、毎年実施される宝塚花火大会(ただし、こちらは2日間)を会社帰りに見ました。
今年は2日間開催が金曜土曜になりましたので、土曜日に家から山を降りて見に行くよりは、平日の夜に数駅余分に電車に
乗って立ち寄るほうが気楽に行けるのです。ただ当日は残業もありましたので、最後の20分ほどを見れればいいなと思って
職場を出ました。この花火大会はうちから最も近いものなのですが、山の関係で、家のベランダからは見えないのです。

一つ手前の清荒神駅でも直線距離は同じくらいなので、そこから見るかと思ってましたが、久々に駅を見ると周囲に高い
マンションなどが結構建っていて、あまり見えませんでした。阪急宝塚駅に着くと、もうその状態は一層で、駅を出ないと
全く見えません。結局、気軽に駅から見ようと思っての後半出撃は全く裏目となり、警官の誘導などに沿って急いで、
「タカラヅカ花のみち」方向に進み、花火が見える場所を探しました。

「タカラヅカ花のみち」の途中で、見える場所を見つけたものの、再び警官の誘導で奥に進みました。せっかく見つけたその
場所は車の通行に邪魔だから、停滞しないように、とのことでした。こんなときに狭い路地に車を通すことを認めるほうが
どうかしてると思いましたが、警官相手に選択の余地はありません(^^;)。その場を動く前に何枚か撮りました。
花火より周囲の街灯がタカラヅカっぽい感じです。


 



この日携行したのはF31fdだけです。超高感度撮影の画質が良好なので、手持ち撮影で充分しっかり撮れるため、職場に
出る日に朝からEOS20Dを持って出る必要は全くありませんね。凄いことです。

後はフィナーレまで数分、景気よく連発が上がるのを期待以上に間近で見ながら、あっという間に花火は終わりました。
久々に間近で花火を見ました。ベランダから遠くに見たり、望遠鏡で拡大撮影するのも、喧噪がない風情が好きですが、
迫力が違います。音も結構破裂音の高音が混ざっていますが、遠くではそれらは減衰して聞こえません。歓声もよい感じです。


 


 


 



「しまった。戻りが遠くて、さっと帰れないほど奥まで来てしまったではないか〜」と気づいたのは、その後です(^^;)。
帰りの混雑を避けたいので、手前の駅などで、あっさり見て帰ることを当初考えていたのでしたが、花火を追ううちにすっかり
忘れてました(^^;)。
でもやはり平日の夜ということもあって、休日開催よりは人出が少なかったのでしょう。それほど混雑せずに電車に乗れて
問題なく帰ってきました。



○翌日の昼食に、焼きラーメンを。(2008/08/02。2008/08/03記。)


脱線ついでですが、先日、家族の留守中に一度、テスト的に作ってみた「焼きラーメン」を家族の昼食に作ってみました。
先日は面倒がって、麺の下茹でを省略して、具材を炒めたフライパンの中で、茹で戻しをしたのが裏目となり(裏目ばっかり
やっている人間みたいですね。上記の花火大会と言い.....。実はその通りの人間です^^;)、非常に胃に悪い堅い麺となりました
ので、今回はできるだけ手間を惜しまずに作ってみました。以下はその工程です。(参考にもならんでしょうが.....^^;)。

まずベースとなるのは「即席 マルタイラーメン」です。いろいろな味のバリエーションが増えた有名な棒ラーメンですが、
焼きラーメンには、このオリジナルがネットでも好評のようでした。
豚の薄切り肉を少々、キャベツを一緒に炒めました。後追いで思いついて、彩り程度にニンジンも加えました。


  



更に後で思いついて、冷蔵庫にあったランチョンミート「SPAM(減塩)」を少し加えました。ニンジンもそうですが、
仕上がりまでに火が充分通るか不安だったので、薄く切って入れることにしました。生でも食べられなくはないですが、食感が
よくないですからね。今回は3人前ということもあり、下茹では別鍋できちんとしました(って、単に茹でるだけですが^^;)。
スープは1袋だけを別の椀にとり、麺の茹で汁を捨てるときに、適量をそこに加えます。麺をフライパンで炒めるときに、それを
味見しながら加えていきますと、スープの粉をフライパンの具材にふりかけるより、ムラなく混ぜ炒めることができるでしょう。


  



麺は炒める時間も考えて、標準茹で時間3分に対して、2分弱で上げました。ザルで充分湯切りしてからフライパンで炒めました。
スープでの味付けには、上記の通りに作ったものを半分くらいで充分でした。つまり、3人前でスープは1/2人分で充分でした。
最終的に盛りつけて完成です。.....って、男の料理の典型で、盛りつけも何もあったものじゃないって感じですが(^^;)。
さて「博多屋台風」に、どこまで迫れたものでしょうか?(と言っても、そもそも本物を知りませんので......。)


  



満足の出来でした。子にはウケました(^^)。家内にも意外に最初は好印象だったのですが、結局かなり残されました(予想通り^^;)。
やはりこれは留守番メニューですかねー。子と私だけ留守番の日にまたトライしたいと思います。
前回のテスト時もうっかりしましたが、今回も添付してある「香味油」を使うのを忘れました。印象は少し違ったかと思います。
麺の量に対して茹で湯が少なかったこともあって(また反省)、充分湯切りをしても、麺の癖のある香りは少し残りましたので。
まあさらに「男向き」な、こってりとした味わいになっただけかもしれませんが....(^^;)。

さて、脱線もいいのですが、最近、週末と良天候が合いません。当夜もそうでした。
あまり悠長にしていますと、ベランダから適切な時間帯に木星が見えるシーズンが終わってしまいます(^^;)。



○木星。戦果はいまいち。(2008/08/03。2008/08/09 記。)


最近、週末と良天候が合いません。一般的には晴天でも、惑星撮影の見地では、薄雲がからんで全然動かないとか、
惜しいレベルで良天候でない夜が続きました。当夜は少しましに思えたのでベランダ出撃してみました。
8本使う充電池のいずれかが、充電時に接触不良を起こしていたのか電圧が足らないようで、初期設定時にNexStar8iの
架台の上下方向が全く動きませんでした。

電圧を安定する回路を、ご常連様からご提供頂いているのですが、簡単な配線工作がまだできておらず、当夜は急遽、
そのような異常事態用に用意している、普通の乾電池に入れ替えて、初期設定をしました。

初期設定はできたものの、どうも追尾が不安定で、拡大倍率に対して、かなり大きめの木星はすぐに狭いToUCam写野から
出て行ってしまいます。

その都度修正するのですが、動きのズレが主に「カックン」が発生するために押せないキーの方向なので、撮影継続が
できません。火星など自転の遅い天体なら複数の細切れ撮影シーケンスを合成して使うこともできますが、木星の場合、
100秒を超えると、模様が流れ始めるようで、位置合わせに時間がかかった後の撮影シーケンスを合成して使っても
模様が流れるだけです。

「カックン」キー方向に木星が流れて出て行きますと、撮影を止めて、「カックン」方向のキーを押し続けて、充分木星が戻り
過ぎた状態から、再度写野にゆっくり木星が現れるのを待ちます。しびれを切らして、「カックン」キーの逆側のキーを押して
写野への復活を急ぐと、架台の運転は加速してしまい、「カックン」キーを使う状態が早く来てしまいます。

なお悪いことに、その悠長な調整の間に水平方向のズレが出るのを水平方向の2つのキーで調整していると、頻繁に
「No Response 16」エラーが出て、制御がきかなくなります。その都度、何度か「UNDO」キーを押して初期値の「NexStar
Ready」表示に戻って来れたのは不幸中の幸いでしたが、その時には木星はファインダー視野の中においてさえ、とんでも
ない位置に動いていたりしました。こういう時にはドイツ式赤道儀に憧れます。北極星が見えないベランダからでも、もう
少し堅牢な動きをしてくれるのではないかと思うのです。(例によって、先立つものはありませんけど.....。^^;)

アイピースは常用のLV8-24mmZoomで最低倍率を使いましたが、充分なフレーム数を取得する前に、写野から木星が
出て行ってしまいます。これは648フレーム取得が限界でした。衛星がうっすら写っていますので、それを含めての構図に
しました。





先日のようにノイズがモニタ画面に見えることはなかったのですが、フレーム数が少ないので、ノイズっぽい仕上がりに
なりました。そこで、若干縮小処理をしてザラザラな印象を見かけ上、改善しました。同じ648フレーム合成のものと、
1006フレーム合成のものです。






また、気流の暴れが酷かったです。空調の室外機の影響も若干はあるかもしれません。
当夜の大赤斑は20時後半から22時手前まで出現する予定だったので、ベランダでのお気軽出撃をしたのですが、
少し仰角が不足して低空気流の影響が酷かったようです。やはりもう少し仰角が大きくなる遅い時間帯に、屋上で狙うのが
正解のようでした。

アイピースをPL40mmに替えて見ました。拡大倍率が小さくなった分、架台の追尾が不安定でも、1200-1300フレーム取得
の間、何とか木星は写野にとどまってくれました。以下は1269フレーム、1292フレーム合成です。






画像縮小せずとも、粒状性と階調が上出のものより改善しているのは、必要量のフレーム数を取得できているためです。
拡大倍率が少し低いので、詳細の分離は難しいですが、上出の画像と同一条件とは思えないほど、やや硬調な印象の木星
となりました。当夜の気流条件では、上出の画像は過剰拡大だったと言えますね。
昔のNexStar5時代の木星像を思い出しました。これから何かの悪条件があってベストの撮影ができない場合は、PL40mmを
使っての撮影も選択肢に入れたいと思います。

しかし、シーズン突入の前から充分懸念していたことですが、今年の木星は仰角が不足のために、なかなか満足な画像には
至らないですね。特にうちのベランダからでは、間近の山の稜線などが、その不足気味の仰角を更に割食う状態になっていて、
上昇気流の影響はかなり大きいのでしょう。

かといっても、夜景目当てに周辺に騒音立てて集結してくる輩も多い夏場に、公園などで撮影するのも、いまどき物騒です。
(ひと昔前は、そういう連中にも先にこちらから声をかけて、覗かせてやり「すっげー」とか「やっべー」とか言わせて
お互いの落ち着き場所を得たものですが、今は急に理不尽なことで「キレた」「ムカついた」で殺されかねない時代なので。)

モヤモヤ画像を撮り続けるのに、あまり意欲がわきません。それに比べて花火画像のお手軽、かつ鮮やかなこと....。
惑星画像も美しいから、他の美しい対象を撮るのに執着するのと同じに撮影意欲が湧き起こる訳で、これではなかなか
モチベーションが、上がりません。

ちなみに大赤斑ですが、当夜の予想はズレてしまったのか、ようやく最終撮影シーケンスあたりになって見えるようになって
きたようです。先日はネット上の「今日の木星」サイト(*)の予想が上出来と感じましたが、当夜はなぜズレたものか....。
私が投入日時などを間違えたなどの調査が、次のトライのために必要なようです。

(*:リンク許可打診もしておりませんので、URLリンクはしていません。googleなど検索ページで検索してみて下さい。)



○なにわ淀川(大阪十三)花火大会。それを凌駕する夕方の大入道雲の威容。(2008/08/09。2008/08/10記。)


大阪十三の花火大会の日です。前年度あたりから「なにわ淀川花火大会」と名称変更があったようです。
なぜでしょうね?却って場所が分かりにくくなりました。それとも、元々そのような名称だったのでしょうか。

過去の画像を見ると、遠いのでC8を使っての強拡大撮影がよかったようです。夕方から準備をしていました。
日が落ちて、空も少し暗くなってきた頃に、ベランダが向いている東の空に、巨大な入道雲が出現しました。
どんどんそれは大きくなり、まだ日没が終わっていない高度上空に達して、異様に光り始めました。
周囲は、第2の日の出があったような感じで、その暗い空とのコントラストが異様でした。





画像をホームページの横幅全部とっても、その実際の大きさと威圧感は再現できないほど、不気味でした。
ちなみにこの画像はF31fdの広角端で撮っています。EOS20Dで28mm画角でも撮りましたが、画面に収まり切れない
感じは同じでした。巨大にもかかわらず非常に形が整っており、上端が見る見る巨大化する様子と周囲との輝度差の
ために、ただならぬ感じがありました。
その雲の下では、稲光が度々起こり、雷鳴の音も不気味さを更に煽っている印象でしたが、画像には残せませんでした。

今日は奇しくも長崎の....。そう気づいたとき、その不気味さは一層のものとなりました(改めて合掌)。

でも勿論、それは雲なのですから、美しい現象と言えました。最近の惑星画像に比べると、見映えが非常にあります(^^;)。
今日から1週間の盆休みに入って、日中ときどき空を見ていると、雲の様子は高空の筋雲など、秋の感じもしてきました。
地上は猛夏のままですが、上空はもう秋の気配があるのですね。

あまりの入道雲の威容に、肝心の花火画像がかすんでしまいます(^^;)。
風向きが最悪で、会場からこちらに向けて流れているようで、花火が起こす煙で、今年はあまり見えませんでした。
なお悪いことに、全ての画像のピントが甘いです。C8+F31fdも、EOS20D+SIGMA18-200mmも両方です。
やはり目が悪くなって、月面撮影などで感じるように、C8での事前眼視によるピント出しが甘くなっているのでしょうか。
でもEOS20Dはオートフォーカスでしたし、何度も合焦操作はしたのですが....。

なので、不本意ですが、入道雲の画像より、少し小さめの仕上がりで公開します。
更に小さい画像がC8+PL40mm+F31fdでの画像で、やや大きい画像がEOS20D+SIGMA18-200mmによるものです。
その入道雲による雷雨を懸念してか、10分ほど予定が前に繰り上がったようでした。



 

 





○木星。久々に満足の出来。(2008/08/13。2008/08/16記。)


夏期休暇に入りましたが、特にどこに行くこともなく、日頃、時間不足で充分勉強できないことを、集中して頭に詰め込み直すのに
良い機会でした。一息ついて当夜はベランダに銀次とC8をスタンバイして、銀次の筒先がベランダの手すりの上に月を捉えるまで
先にC8で木星を撮りました。時刻は20時台。仰角は30度にも至りませんので不足気味でしたが、眼視での印象はそれほど悪くは
なかったです。銀次での久々の月面撮影までの場つなぎでもよいと考えていました。





ところが、木星撮影が終わると、雲で月は隠されてしまい、銀次は出番なしとなりました(残念)。

ですが、C8での木星像が久々に、私としては一応満足の出来に至ることができました。あまり不本意な結果ばかりだと、この趣味
自体が、つまらなくなってしまいますので、安堵しました。
仰角が充分確保できる南米での木星像などを海外サイトなどで見ますと比較にもなりませんが、まあ今の仰角・気象条件、撮影機材
(光学系の口径など)の条件下では、私としては、これ以上あまり高望みはしないでもよいかと思いました。

当夜はNexStar架台の追尾が安定していました。なので、充分な撮影フレームの確保ができました。
後処理で画像を縮小して目立たないようにしなくても、ローノイズ、かつ充分滑らかな階調があります。
C8+LV8-24mmZoom+ToUCamProIIでの25フレーム/秒撮影です。それぞれ1200-1400弱フレーム合成です。
時系列に並べましたので、早い木星の自転で大赤班などの位置が刻々変わっていくのが、よく分かります。
3つ写っている衛星の位置も刻々変わって行きます。(PCの輝度によっては見えないかもしれません。調整の上ご覧下さい。)






架台の追尾が安定していたので、少し強拡大もトライしてみましたが、気流状態からは、少々無理があったようです。
縮小処理をすれば、画像は締まりますが、それでは強拡大した意味がありませんね(^^;)。






次の2枚は同じシーケンスから、RegistaxでのWavelet処理を強めにかけたものも一緒に並べます。
詳細は硬調処理のもの(下)がよく分かりますが、鑑賞には少しマイルドなもの(上:他画像と同程度)のほうが、良い感じです。






硬調処理のものを、部分拡大して、色相を強調してみました。どうやら大赤班だけでなく、中赤班も写っているようです。
「a」が大赤班、「b」がどうやら中赤班のようです。人工天体の画像で見た位置とは、随分変わってしまっているようです。
「c」は、その後見つかったと言われる「小赤班」かと思いましたが、どうやら違うようです。同緯度帯に同系色の細い帯が
あり、それの一部が写っているようで、海外などで撮影されている木星像では検出ができませんでした。





引き続き、時系列に並べてみます。徐々に仰角がましになってきて、気流状態がよくなってきているようです。







最後に撮ったシーケンスが最も良好な結果となりました。若干硬調処理したものと一緒に添えます。
なお、早い時間帯に撮った上記画像では、衛星が3つ写っており、木星の左肩にあった1つが、もうこの画像では、木星の縁に
隠れようとしていますね。






この後、雲が出てきました。ベランダの屋根で口径食も始まりつつあり、PCのHDD残量もわずかとなりましたので、当夜の
撮影を切り上げました。撮影時のモニタでの印象では、もっと鮮明に仕上がるか、という期待もありましたが、再生したAVI
の印象では、木星像に地球大気による脈動も結構あり、ピントも撮影ごとに追い込んだつもりですが、まあこの仕上がりで、
充分満足してよい撮影条件だったと言えそうでした。

最後のシーケンスのマイルド処理の分(下から2番目)が、当夜撮影の木星像の最高値です。
今年の仰角条件では、これ以上の成果を出すのは難しいのではないかと考えます。
工夫して精進して、満足の結果を得られると、それは私にとっては、かなり大きな癒しとなります。
惑星撮影以外のことも、そうあって貰いたいと切に願う訳ですが、その前にまず、惑星撮影で成果を出せる今の私の環境や
これまでいろいろな方々に、継続してご支援、ご指導いただけた光栄と幸運に感謝します。



○五山送り火。翌明け方の部分月食は....。(2008/08/16。2008/08/17記。)


夏期休暇も残り僅かとなり、例年のごとく、京都の五山送り火を見に行きました。ただし昼は神戸の実家に挨拶に行き、
それから夕方に1人で既に何日か遅い墓参りに行ってから、という外出要件を1日に纏めての見物でした。
(夏期休暇のうち、家の外に出たのはこれだけです。その纏め方に出不精の性格がよくにじみ出ておりますな....^^;)

今年はいつもの嵐山ではなくて、京都市街地で、できれば全部を見てみたいという目的で、「船岡山公園」というところを
目指すつもりでしたが、上記事情もあって、京都到着が少し遅めになったのと、地図上では地下鉄鞍馬口駅から徒歩25分
くらいで歩けそうだと考えていたのに、方角を訪ねた警官に「ここからは遠すぎて行けない」と言われたので、やむなく
そのまま人の流れに沿って、賀茂川縁で大文字を見ました。その場所で、妙法はそれぞれ上半分だけが見えました。
(徒歩25分が遠すぎるなら、毎日の通勤で梅田から堂島は歩けません。聞く人を間違えたかもしれませんが、親切に対応
して下さったので、それを無視した方向に立ち去ることもできませんでした。)

携行したのは、やはりF31fdだけです。いろいろ立ち寄る予定があると、機材は軽く小さいのに越したことはありません。
撮影は全て手持ち撮影です。若干、後処理でレベル処理により、暗部階調を叩き出していますので、ノイズもありますが
原画像には、それほどノイズはありません。眼視では山の稜線が見えていましたが、それが夜間の手持ち撮影で写ることが
どれだけ凄いことかは、写真歴が長く豊富な人ほど衝撃的ではないかと思います。





手ブレ補正機能は通常使用には全く必要だと思いませんが、こういう状況でズームアップをしたい時には、あったほうがよい
ですね。ただしF31fd以降の後継機種のように、手ブレ補正機能の追加搭載と同時に画素数を上げてしまって、ノイズが増えて
しまうなら、やはりそれはいただけません。ここは何枚も撮って、失敗を捨てるのがデジカメならではの正解というものでしょう。





ズームの望遠端でも何とかブレなしの画像を得ました。このあたりは、機材が優秀でも撮影経験が乏しいと真似できないところかも
しれませんね。(デバイスやノウハウが時代とともに進化しても、過去の経験は生きるという好例にも思えます。全てについて言える
ことなんでしょうね。)
この画像は更にピクセル等倍までトリミングしています。ノイズも目立ってしまいますので、後処理でレベル処理はほとんどかけません
でした。これだけ拡大して手ブレがなかったのは奇跡的ですが、画質の良さはデバイスが優秀過ぎるということです。凄いですね。





何やら送り火のレポートというより、カメラテストのような記事になってしまいました(^^;)。まあそこでようやく感想なんですが...。
京都盆地全体で、帰る魂が立ち上って行くのを見送る感じがして、やはり送り火は1つだけでなく、複数を見ることが、その雰囲気を
味わえていい感じだと思いました。その雰囲気を目的に、今年は全部を見てみたいと思ったのですが、それはまた来年以降に.....。

墓参りもそうですが、過去に祖先が居て、今の自分がある、という感謝の気持ちを、こうして時々再確認することは、その時々の自分の
立ち位置を見直す上でも、とても大切なことだと最近は強く思います。

その場所からは「妙」と「法」も見えました。それぞれかなり低い位置なので、上半分がかろうじて見えただけでしたが。
眼視では目線の位置を変えることで、もう少し見えました。3つ見えたので、目的のその雰囲気はある程度味わった気がしました。


 



阪急バスの最終を気にして、それから急いで帰ったものの、当夜まで休日ダイヤ運行だったということを知ったのは、中山駅を
降りてからでした。うかつでした。阪急タクシーが大行列だったので、JR中山寺駅まで歩いてタクシーで帰ってきました。
最後は予定外出費でしたが、でも見物自体を辞めないと最終バスに間に合わなかったようなもので仕方がありません。

翌朝4時過ぎの、部分月食のままの月没は、曇でした。何に異常興奮状態だったのか、翌朝までずっと寝られませんでしたが、
スタンバイの甲斐はありませんでした。で、この記事を書いてました(^^)。
さて、また週明けから職務開始です。職場は変わりませんが職務は少し上乗せになるようで(給与は関係なし^^;)、更に多忙度は
上がりそうです。当面また更新が低調になるかもしれませんが、あらかじめご理解のほど、宜しくお願い致します。



○【重要】「銀次の部屋III」「掲示板のコーナー2」急遽終了のお知らせと新コーナー(ブログ)へのご案内 (2008/10/04記。)


諸般事情から本コーナーはこの書き込みで終了閉鎖とさせていただきます。

長らくのご愛顧、まことにありがとうございました。

続きは「掲示板のコーナー2」の続きと一緒に纏めまして、ブログ化することにしました。(掲示板2も同時閉鎖します。)

何卒ご了解の上、引き続き、ご愛顧いただけますよう、宜しくお願い致します。

詳しくはまた新掲示板(ブログ)にて!

新掲示板のアドレス:

http://sigkam.blog105.fc2.com/


(※ 2010/01/30追記:上記新掲示板も含めて情報公開活動を終了致しました。長らくのご愛顧ありがとうございました。)



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