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○明け方の月、金星、木星の接近。(2008/02/05。2008/02/11記。)


この日の夜明け前、月、金星、木星が東の空に並んで美しかったです。前日ならもっと月が2惑星の近くにあったのでしょう。
私の部屋から東の空は見えないのですが、出勤前に珍しく家人が見ものだと教えてくれました。
EOS20D手持ち撮影です。若干拡大撮影したものは、ブレで像が少し流れていますかね。見た感動とはかなり違う画像となりました。






○何年ぶりかのドカ雪。(2008/02/09。2008/02/11記。)


この週末には一度、先日作った機構で、温度順応の効果を確認してみたいものだと思っていました。
そろそろまた火星が黄金位相の筈ですので、テストの甲斐があります。
ところが、土曜の朝、起きてみると何年ぶりかのドカ雪でした。まあ雪国の方には笑われる程度かもしれませんが、それでも
バスが山の斜面を登れず、運行が止まりました。宅配便も「車が上がれないので、営業所に届いている荷物は本日は配達できない」
との電話がありました。陸の孤島状態です。

下左の画像はまだ初期段階でしたので、バスや車の轍が残っていますが、どんどん降りが酷くなり、交通が止まりました。
マンションの駐車場の桜の木は「なんちゃって樹氷」状態です。夜には降雪自体は小康となりましたが、凍結は残りそうでした。
この週末の3連休、火星どころか、生活物資は大丈夫なのか?という感じです(^^;)。



 




○C8温度順応中、虹の根元が。で、火星のほうは....。(2008/02/10。2008/02/11記。)


この週末は火星が黄金位相の筈で、先日の雪もやみましたので、この日は早めにC8をベランダで温度順応させていました。
そのうちに霧雨が降って、背後から日が差したために奇麗な虹が見えました。





よく見ると虹の根元まではっきり見えます。きっと平地で見る虹は根元がぼやけているのではないかと思いますが、
うちのベランダからは、太陽を背に虹の見える方向を見下ろす形となるために、虹の根元の方向も、それほど虹が見える角度
から離れていないため、はっきり見えるのでしょう。平地に立って虹を見上げる時には、背にある太陽も高い位置にある場合が
多く、根元の方向は、虹が見える角度の狭い範囲から外れ、薄くなって行くことが多い筈です。





まるで、子供向け特撮TV番組のように、家の屋根から「虹光線」でも空に向けて発射されているようにも見えなくはないですね(^^)。

で、その夜の火星ですが、結局ダメでした。ベランダで見る早い時間帯に一度狙い、急速な雲のために機会を逸した後、
NexStar架台にToUCam一式が当たらない時間帯を待って屋上に出撃しましたが、Nexstar架台が言うことをきかず、初期設定が
何度も失敗しているうちに、薄くからんでいた雲がいつの間にか濃密となり、成果なしで撤収してきました。
本当は火星撮影の成果が1度でもあがった上で、これらの記事も一緒に本ページを公開する予定でしたが、それも叶わず、銀次にも
本格天体撮影にも関係ない記事だけでの「銀次の部屋」ページ更新となりました(寂)。

NexStar架台の暴れ馬状態は、恐らく充電池の放電のため電圧不足を生じたのでしょう。前回の使用後、補充電を終えてから撮影の
ブランクが空いたのに、その間の放電を考慮しての追加充電を怠ったツケかもしれません。
まあどちらにしても、あの雲のからみようでは、機会はなかったのと、あまり成果は変わらなかったでしょう。
屋上は雪解けの水が一面に張った状態で、冬に打ち水(しかもほとんど氷水での)効果で、実に空気が冷えていました。
カバン類を置く場所にも困り、リュックや三脚カバーなどを背負ったまま、撮影には非常に不向きの状態でした。

思うのですが、やはり、この趣味は今の私をもうそれほど幸せにしない感じです。
去りゆく火星は、まだまだ追える大きさの対象で残っているのですが、上記のような、身の回りのちょっとした自然事象の瞬間を
記録するのと、それほど満足度は変わらなくなって来ており、雲や機材のアクシデントによる不確実性に、面白くない気分を味わう
ことを考えると、あまり甲斐のある作業には思えなくなって来ている実感は、ますます色濃いものとなってきた印象は否めません。

寒いのと悪気流がましになれば、また気分も変わるでしょう。障壁となる不確実性が減り、癒し効果のほうが大きくなる訳ですから。
例年、梅も満開の時期には、桜の季節より体感気温が暖かく感じることが多いので、また近々考え直すのではないかと思います(^^)。
屋上撮影でないと火星を撮れない仰角になったので、ゆとりが少し乏しい毎日に、出撃の手間を面倒だと思うことはあったとしても、
惑星や天体に触れるなど、何かの日常と違った美しい事象を通して、癒しを感じたい自分はまだ居る訳です。
この当日の出撃当初の気分も確かに「折角、火星が黄金位相だし、久々に火星で癒されるかな」という感じでした。
ただその対象・事象が、最近では惑星や天体事象に限らなくなって来ている、とは言えるのかもしれません。



○久々の大収穫。銀次も出撃。その1(月編)(2008/02/16。2008/02/記。)


この週末は冷えました。が、夕方は久々に晴れわたり、温度順応するためにC8をベランダに出しました。
同時に銀次も久々にベランダに出撃しました。久々の銀次はそれほど苦もなくベランダまで運べました。腰に来るのは、むしろ
耳軸にバネを取り付ける作業の間にずっと中腰で居ることのほうかもしれません。このバネは非常に硬く、上方に引っ張り上げながら
取り付けるのに、腕と指の力が必要です。将来、自分の骨が脆くなった頃には、バネを取り付ける手の指が砕けるのではないか、という
ほど、バネは指に負荷をかける印象です。
このあたり別会社のドブソニアン架台の構造は、耳軸中心部に棒をねじ込む度合によってテンションを変えられるようになっている
ようで、ちょっと羨ましい感じもします。

F31fd+LV8-24Zoomを使っての銀次によるコリメート撮影です。無追尾撮影なので、強拡大撮影は若干の像の流れがあるようにも
思えます。F31fdの高感度超ローノイズを生かして、強拡大撮影時には感度をもっと上げてシャッター速度を上げればよかったです。
全景でピントが来ないことには非常に注意をしていたのですが、そっちの判断がおろそかだったようです。全景撮影においては、
ドローチューブを最も引っ込めてもF31fdの小さなモニタ上でも合焦感はいまいちで、後はF31fdのオートフォーカスがどこまで
追随してくれるかに期待した撮影となりました。

若干甘いと感じた全景での合焦感を後処理の硬調処理でカバーしたこともあって、全景については流石の解像感です。
銀次+F31fdの併用効果は抜群です。










当夜は、銀次+F31fdで月面を撮るだけに留まりませんでした。というか、もう1つの目的との両方があって、久々の銀次出動となった
のでありました。時間の経過とともにベランダから見える東の空には土星が昇って来るのでした。続きはまた後日....(^^;)。



○久々の大収穫。銀次も出撃。その2(土星編)(2008/02/16。2008/03/01記。)


月面撮影を終えて3時間後、そろそろ時間帯的に屋上での火星撮影ができそうでした。温度順応は充分です。
NexStar架台にToUCam一式が当たらない仰角にまで火星が下がってくるのを待っていたのでした。
(NexStar架台は本来、眼視用に設計されたもので、直角プリズムを装着しての31.7mmアイピースでの観望の場合は、
仰角90度でも架台にアイピースが当たることはありません。撮影機材が仰角90度でも当たらないようにアームを長く
すると、片持ちアーム形状のNexStar架台では、鏡筒の安定保持が非常に困難になるでしょう。)

C8を屋上に出撃するべく、ベランダに出て見ると、土星が良い仰角で東の空にありました。
順序的には最後の作業にしようと考えていたのですが、遅い時刻のベランダ出入りでの家族への迷惑も考えて、
先にベランダで土星を狙ってから屋上に上がることにしました。

先に月面を撮影した設置のまま、銀次+F31fdで土星を狙ってみたのです。C8との組合せで木星・火星を撮ったように
動画モードで記録しRegistaxにかける訳です。銀次は追尾ができないので、動画スタックでの惑星撮影は、2003年の
手持ちコリメート撮影が下火になってからは、考えもしませんでした。追尾撮影ができないと、写野導入が困難な
上に、すぐに対象が流れてしまい、データを充分に得られないなど、甲斐があまりないのでした。

エッジが鋭い輪がある土星ですので、甘い解像だとてきめんに画像の印象に響きます。
2003年時点での、銀次+手持ちビデオでのコリメート撮影で、火星像ほどの抜けを得られない土星像に、自動追尾が
できるNexStar5(C5)導入を決断した経緯もあり、あまり期待はしていませんでした。
しかし、月面撮影で銀次をベランダ設営したついでに試すのは悪くない、とようやく前夜になって気づきました。

やってみると、やはりなかなか写野へ対象を導入できません。無追尾なので、苦労して写野導入しても地球の日周運動で
すぐに対象は流れて行きます。流れていく方向を見計らって手前(写野外)に土星を粗動で置き、撮影スタンバイ
しながら、土星が写野に滑り込んでくるのを待ち、撮影に入ります。それでも10秒弱しか写野には留まってくれませんので、
300フレーム程度での合成となります。

何シーケンスかをスタックすれば、フレーム数は稼げるとも思えますが、実際は写野から外れた後、再度写野へ
土星を粗動導入する際に、F31fdのズーム倍率を最低に一旦下げなければならず、同じ拡大率のデータを揃えるのは
難しそうです。ズーム両端を使えばよいのですが、倍率が高くなれば、なかなか写野への導入ができません。
そのために中途半端な倍率にその都度ズームアップしての撮影になりますので、シーケンスごとの拡大率はまちまち
となってしまいました。これは慣れによって、ズーム両端を使えるようになれば、複数シーケンスをつなげて処理が可能
となるかもしれません。

ToUCamほど極小CCDではありませんので、F31fdのズームを最低に落とせば、何とか対象を写野に導入することは
ToUCamほど困難ではありません。これは自動追尾下でのC8で撮影している時にも感じたことでした。

成果は....まあ、何とかわいい(^^)。





で、存外、しっかりした画像に思えます。注意深く観察しない時点での銀次での土星の眼視の印象にかなり近い
見え方です。眼視ではもっと輪や本体が背景の漆黒から、切れ味しっかりで立体的に浮かび上がっていますが。
(441フレーム撮影。アイピースはLV8-24mmZoom。以下同じ。)

いろいろな拡大率で撮影をしてみました。
画質はやはり300フレーム程度の合成によるもの、という印象ですが、拡大率が小さい画像では、そこそこしっかりした
像を得ていますね。もっと輪のような構造は甘くぼやけるかと思っていましたが....。(420、266フレーム撮影)






強拡大になれば、C8での追尾撮影程度のフレーム数をやはり必要とする感じがしますね。
Wavelet処理をかけずに、画像縮小の上、アンシャープマスクは若干だけかけた、次の仕上がりが、冒頭の土星像同様、眼視
での立体感に最も近い感じがします。(197フレーム撮影)





存外、しっかりした成果となり、満足とともに、その出来に正直驚いています。
こんなに撮影がうまく行けば、今年の火星も銀次で狙えたか、という思いが少々.....(^^;)。



○久々の大収穫。銀次も出撃。その3(火星編)(2008/02/16。2008/03/07記。)


銀次をベランダに置いたまま(出し入れにはベランダ側のサッシを全開にする必要があるため撤収は翌朝にしました)、
C8一式と屋上にあがりました。
風が強く、平地と違い気温も0度以下で躊躇はしましたが、火星が黄金位相周辺であることと、風下に設営すれば風は何とか
しのげると踏んでの出撃でした。

しかし、ちょうど風上方向に月と火星があったのでした。
平地と比べても、うちのマンションの1階と屋上でも、かなり気温は違います。
その上、人が飛ばされそうな風速の風をまともに食らっていると、重装備しての設営でも、手先などから体温がどんどん奪われて
いくのが分かりました。そもそもそのような状態では、写野に何とか導入した火星が、強い風の一吹きで、あっという間に位置ズレを
起こしてしまいます。フリークラッチが固く(これは調整も可能ですが)手で向きを変えようとしても困難な、自動追尾中のNexStar
架台ですが、この夜の強風で何度も鏡筒が起き上がるほど、瞬間風速がきつかったです。機材の転倒も心配で非常に気を遣いました。
写野に火星が留まっている間でも、微振動が頻繁にあり、なかなか撮影には入れませんでした。

風がNexStar8i一式をすり抜けるだけでも物凄い轟音とも言える音が鳴るほどの強風で、すぐにあきらめて撤収するべきところ
でしたが、時々、気を持たせるように、ぱたっと風がやむ瞬間がありました。
前回も屋上出撃して成果なしだったので、今回は何とか成果を得なければ、今後の屋上出撃への覇気が更に下がってしまう
とも感じていました。

強風が吹き始めると、エレベータの駆動機構があるタワーの風下に待機し、風が少しましになれば、ファインダーで火星を写野に
導入しては、また風で蹴散らされ、自分の身体を退避させ、また風がましになれば、導入のやり直し....を数え出してから20回程度、
ようやく900フレーム程度のデータを得ました。
途中、風による像の大きな霍乱はありましたが、再度、写野内に火星が戻ってくるラッキーもあって何とかデータを得ました。
粘って300フレーム前後のデータ数件を更に得て、撤収しました。

大した成果にはならないとは覚悟していましたが、得られた画像は存外しっかりしたものでした。
同じシーケンスからの仕上げで処理したフレーム数が若干違うものを併せて掲載します。(906、943フレーム)






Registax3でOptimize処理もかけてみましたが、いつものように走査線ノイズは出ませんでしたので、その成果も一緒に
掲載しました。子午線湾への腕構造部分の影からの分離は一層はっきりしたかもしれません。(813フレーム処理)





3シーケンス合成では粒状性は改善するものの、模様の詳細感は上記の単シーケンスからの像が良好です。7分以内のデータなの
ですが、若干の位相差(火星の自転による)で大シュルチスが細くなってしまってますね。(3シーケンス2527フレーム処理)





単フレームは最良のフレームでもこんな程度です。どこから上出の仕上がりに至る情報が捻出されるのでしょうね。





酷いフレームになると、こんな始末です。よくこんなデータで上出の仕上がりになるものですね。何だか不思議な気もします。
まあ、逆はもっとイヤですが(^^;)。こんなに単フレームは良いのに仕上がりは何故酷いという不思議より大歓迎です(^^)。


 

 



小さく地味な画像の成果ですが、得た状況と苦労を考えると、期待以上のものです。非常に満足しました。
撮影順序も土星を先にしておいてよかったです。屋上から帰ると、もう放心状態で、家族の迷惑をかえりみずにベランダ出入りをする
覇気はなかったと思います。

当夜ほど、やること全てがストライクな夜ばかりだと、達成感も大きなものとなり、惑星撮影もたまらなく良い癒しとなります。
風邪もひかずに済んだようでした。それもまた幸運でした(^^)。



○巨大UFOの到来?....久々の東京一泊出張。(2008/02/26-27。2008/03/15記。)





久々に東上の機会を得ました。行きの新幹線の窓から、雲から出現中の巨大UFOを撮りました。
....って、1960年代だったら信じて貰えたでしょうか(^^;)。当時ならUFOとして関係書籍に紹介されたかもしれません(^^)。
典型的な巨大レンズ雲ですね。下層が竜巻化しそうな形です。なかなか見られるものではありませんね。
新幹線は窓際予約に限ります。仕事の資料に目を通すのに疲れたら、車窓の風景はなかなか飽きさせません。
ちなみに今回は富士山はいまいちでした。残念(^^;)。





出張初日の親会社の業績会議への代理出席は、思ったより発言の機会が多く回ってきて、大いにあせりましたが(^^;)、問題なく
代理をつとめることができました(あくまで、自己評価ですけど^^;)。
細々とした調整打合せを終えて、夕方定時を経過しましたので、翌日の製品発表会会場に近い原宿の宿に行きました。
オシャレな街ではコンビニがどこにあるかも目立ちませんね。うちの近所あたりだと一番派手な店舗に見えますが(左画像)。


 



その華やかな通りからは、なかなか見つけにくい奥まったところに宿をようやく見つけました。「大学生協渋谷会館」???
「コープ・イン渋谷」って、大学生協関連だったのか...場所柄一泊7500円朝食付は安いとは思ったが、果たしてこんなおじさんが
泊まっていいのか....???(右画像)「じゃらんネット」で予約した時に「学生オンリー」とは書いてなかったし....。

大丈夫でした(^^;)。既にロビーにはもっとご年輩の会社員の集団がチェックインを済まされていました。
会社から使うことを推奨されているクレジットカードには、「MasterCard」をつけていましたが、チェックイン用紙には「JCB」
「VISA」、あと何か別のもう1社しか選択がなく、また焦らされましたが、カードリーダをフロント担当が「試しに」(だそうです)
読み込ませると問題なく処理できたようでした(もーそんなの今回が初めてではないだろうに、なんなんだ.....^^;)。





PCでネットつなぎ放題の環境に宿泊するのは今回が初めてです。今では多くの宿がそうなっており、そもそも自宅環境を含め「つなぎ
放題」という概念が特別なものではなくなって久しいですが、会社からの手当て額の都合で、私は初めてそういう施設がある宿を利用
できました。いいものですね。散策に最適な観光スポットで、単身赴任時代に思い出もあるところですが、その夜は外を出歩く気に
なりませんでした(^^)。


 



テニスコート施設のネットで分かりにくくはしてありますが、窓の外は近接するお寺のお墓ばかりでした(^^;)。
同じ画像にNHK関連機材でしょうか。異様に大きなパラボラアンテナが何基もあり、墓場と奇妙なコントラストがありました。
窓からの景色の左端には(右画像)、私のような地方人にもNHKの天気予報冒頭でなじみのある代々木体育館が見えました。





翌朝は朝食、といってもセルフサービスでこのようなものが頂けるだけなのですが、場所柄と宿泊料金から考えると悪くないですね。
小食(いつもは朝食を摂りません)なのに、つい取りすぎてしまい、一部昼食に回しました。きっとイケナイことをしたのでしょう。
元に戻すのも衛生上良くないでしょうし、ホテルの方、申し訳ありません(^^;)。

出張手配時には製品発表会の詳細情報が関西拠点に全く来ていなくて、宿を会場の近くにとったのは失敗でした。
午後も充分回ってからの開催だったのでした。時間を無駄にするほどエラい役職ではありませんので、前日出向いた職場に朝からまた
出直して、普段できない東京大阪間の各種案件調整や情報交換の続きを行ってから、また宿のあった原宿駅まで戻ってきました。





駅のすぐ近くに明治神宮などもあるのですね。分かっていれば前夕、散策したのでしたが、流石にその時間帯は職務中なので、
そうもいきません。この国を代表する(代表...?)神様の一人(一人...??)がそこに居られる.....そんな深みを鳥居の奥の空間に感じつつ、
入り口というか、入り口は恐らく遙か先の、その鳥居を一枚だけ記念に写して、訪問はまたの機会にあきらめました。


 



会場まで徒歩10分ほど、表参道を通って行きました。1990年代のドラマなどでは、よく見られた街並みで、当時の関東単身赴任時代
に、本当にいろいろお世話になった方に、何度か連れて行って頂いた想い出もありました。当時は有名な「同潤会青山アパート」が
まだ残っていて、その古い建築物に新しい若者文化が入り交じった雰囲気がよかったのですが、「表参道ヒルズ」に代わってました。
寂しい気もしますが、もう改築後、何年もたっているのでしょうから、今更あれこれ考えても仕方がありませんね(^^;)。


 



駐車場への誘導係の2人が体型から髪型からうり二つな感じで揃っていて(しかもそれが格好いいんだか、悪いんだか分からない
デザイナーの「ドン○西氏」そっくり)、「きっと関東では格好よくキメていることになっているのだろうなあ。関西では苦笑モノ
か記念撮影の餌食か。」とか思いながら、そこを通りました(^^)。
東京と大阪で何が格好良い、格好悪いということが、大きく違っていることがあります。これもその一例なんでしょうか(^^)。
(左画像の両端にそれぞれ居られます。遠くから望遠、かつ周囲の大幅カット(=デジタルズーム効果)で若干画像が甘いですか。
案外大丈夫ですね。流石はF31fdです。結構コワモテな印象の人たちでもあったので、あんまり近接して撮影できませんでしたから、
通り過ぎてから、振り返りざまに撮りました。^^;)

「表参道ヒルズ」の右端だけ「同潤会青山アパート」当時を思わせる構造が残っていました。
壁面に植物はからんでいませんし、きっと建物も新しくはなっているのでしょうね。昔を惜しんでも仕方がありません...というか
今まで結構忘れてました(おいおい^^;)。

でも時々、当時の日々に張り合いがあって、とても楽しかったことを思い出せるのは、今の私にとって大きな「心の財産」です(^^)。
当時、お世話になった方、一緒に職務をさせて頂いた各位様、周囲にあった全ての事象があって、今の私があります。改めて感謝です。
急遽の代理出張要請への対応でしたが、そのことを再認識させて貰ったことで、個人的にも有意義な東上となりました。

職務の製品発表会のほうは、今回は発表対応でなく、聴講側でした。職務対応で新仕様を勉強する機会を逸してしまったので、前日
の会議への代理出席要請があった時に、併せて参加聴講の許可を頂いたものでした。特に販売会社各位様を集められて親会社上層
の方がどのように今回の製品強化のコンセプトを確信をもって勧められるか、とても興味があり、その目的には大いに果たせました。
職務担当同士の打合せレベルでは、なかなかそういうニュアンスは得るのが難しいのですが、顧客からはまずコンセプトを質される
ことが多いのです。「なぜこんな仕様になったのか。メーカさんは何考えているのか。」という説明会でのご質問に「なーるほど。」
と、最終的にご納得いただくのが、今の私の重要な職務なのです。



○去りゆく冬の星座。(2008/03/08。2008/03/15記。)


この週末は土曜日に比較的温暖で気流が安定した夜があったようでした。私は惑星撮影用の温度順応に適した時間帯は
雑用で準備ができませんでしたので、ようやく手が開いた22時過ぎに(土星は頭上近くで3時間程度はNexStar架台+ToUcamが
土星を向きません)屋上でスカイパトロールII+EOS20Dで星野撮影をしました。

そろそろ気温もあがり空の透明度も落ちてくるのでしょうから、冬の星座を撮るのも最後の機会かなあと思いました。
本当は先日立ち読みした「星ナビ」か「天文ガイド」(いい歳して、買えよ....^^;)で記事を見た「まだホームズ彗星が
5等級で空に残っている」というのを撮れないかと思っての出撃でしたが、既に時間帯が遅く、山側のマンションの光芒
に没してました。丸囲みあたりに本当はあるみたいです。まあそのような光源がなくとも、巨大に拡散した5等級では光害
で写らないかもしれませんが。
(よく見ると、その左上脇に飛行機の航跡や、マンションの光源によるゴーストなどが写っていて、UFOの光跡みたいです。
「星野撮影中に写野を通過したUFOから、何かが飛散したところが偶然写った貴重な写真」などと昔ならTVのUFO特集で
扱われたかもしれません。実際その種の投稿画像は多かったもので、専門家もそれをそのまま公開したりしたものでした。^^)






西の空では冬の星座が没しようとしていました。






天頂には、土星を伴って春の星座の代表であるしし座が君臨しています。(地味なので、星座の補助線を入れてみました。)
もう夜空は一足お先に春たけなわです。





次の日曜は日中の好天に夕方からベランダでC8を温度順応していましたが、夜になって曇ってしまいました。
前夜、惑星撮影の好機を逸したのが、一層惜しまれます(^^;)。
















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