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じゃみろさん

2007-10-21 13:11
週末の天気が良くないということなので先日に平日の屋上出撃をした筈が予報が外れて天気は良好。
ということで、昨夜も屋上出撃しました。
....が、先日とは比較にならない悪気流条件に早々の撤収をしました。
眼視1000倍の過剰倍率では模様が全く識別できませんでした。
後処理中ですが、今回は期待できる成果にはならない見通しが先日とは逆にあります(^^;)。

こういう場合、現在のF31fdコリメート法撮影には無理が出ることを改めて認識しました。
悪気流条件では、まず眼視において1000倍で過剰倍率で、全く絵にならないのですから、
それをF31fdのズームレンズで、どう拡大撮影しても画像は破綻したままだという訳です。

眼視条件下で破綻のない倍率(口径20cmに対して200倍から300倍)で結像させておき、
CCDサイズが小さいがゆえに逆に最終画像の大きさを確保できる方法に比べて、主光学系での
強拡大への依存バランスが悪いのでしょうね。

ToUCamを使った間接撮影では、間接法での合成拡大率をアイピースと撮像面の距離で微調整
できるために、そのあたりのバランスを気象条件に応じて最良にできるポイントがあり、やはり
「大成功を呼ぶだけの理にかなったバランスがある」と思えます。

ですが、まあ2007/10/17のような画像を撮れる夜もあると思えば、今回の火星はF31fdを使って
撮影を続けます。ToUCamは他の多くの方々が作例を残されると思いますので、違うアプローチを
することが、技術面や観測面での資料的にも意味があると思います。

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じゃみろさん

> 今季最高の画像ですネ!

そうですね。ありがとうございます(^^)。
「銀次の部屋54」冒頭で地味に小さな撮像から再発進した今年の火星撮影ですが、ぐんぐん大きく接近、
というよりは、技術的な慣れの効果で視直径の割には、まるで大きな接近時での画像のように階調豊富に
詳細が撮れるようになって来ました。
今回はあと残り1ヶ月、最大視直径が15秒少し程度で接近は終わりですので、今の時点で詳細が捉えられないと、
最接近時も大した画像を得ることができないだろうと思っていましたから、安堵と楽しみが大きくなって来ています。

> もの凄いシンチレーションで シーイングは、完全に冬の様相です。(昼の気温から、夜に寒気で
> 一気に冷えましたので、激しい対流が起こったのでしょうね…)

上述の通り、こちらも同様でした。後処理の上、公開する予定の画像を先日分と比較して見て下さい。
出撃の甲斐がない画像になると思います(^^;)。

それに1999年の火星像を時々見る機会がありますが、その時と同じような方向から今年は火星を見ることに
なるみたいですが、模様が南半球に豊富な火星を北極側から中心に見るのは、それらの模様が変形してしまって
何だか味気ないですね。やっぱりヘラス盆地が火星の目玉のようにこっちを真正面向けてドーンと見えていて
欲しいのですが、今回はそうはならないんですよね。
2003年に天文界に復帰してから、2003年、2005年とも火星は良いアングルでの撮影ばかりでしたから、
その点でも今回はちょっと張り合いなしです(^^)。

そう考えるとF31fd一本で行こうとか、評価アプローチを優先させようというゆとりは、逆に言えば「今年は
過去最高記録の火星像を超えられない」という諦めが裏腹にあるものなんでしょうね。

> この画像、ある意味貴重かも知れませんョ。
> 本当に不思議な光景です…

そうでしょ。TVの天気予報のコーナーなどで使って貰えないですかね...(^^)。
ここに居を構えてもう15年にはなりますが、初めて見ました。
気象資料にならなくても、まあ風変わりな「府下町」画像にはなるかなあと掲載してみましたよ(^^)。

拝見しました!

2007-10-21 11:04
亀田さん、こんにちは。

今回の火星の最終フィニッシュ画像を拝見しました。
大気のプリズム効果の色補正もされたようで、スッキリとして
かつ、模様が詳細に出ています。今季最高の画像ですネ!
こちら東京は、昨晩は晴れたのですが、もの凄いシンチレーションで
シーイングは、完全に冬の様相です。(昼の気温から、夜に寒気で
一気に冷えましたので、激しい対流が起こったのでしょうね…)
殆ど好シーイングの日が、無くなりつつある、関東圏です。

それから、「都市蒸発」画像、不気味ですね…
こんなに低い雲(ガス?)が垂れ込める事って、有るのですね。
亀田さんが仰るように、そのアリアを通っていなければ
確かに、何かガスが漏れている、緊急事態と思ってしまいます。
この画像、ある意味貴重かも知れませんョ。
本当に不思議な光景です…

「銀次の部屋54」末尾に火星像を公開。

2007-10-20 21:35
先日の速報火星像の最終仕上げを行い「銀次の部屋54」末尾に追加しました。
速報時点ではもしかしたら「この程度で充分満足などと、最近は随分ハードルを低く設定された
ものだ」とお感じになった方もいらっしゃったかもしれません。
最終仕上がりを見て頂ければ、ご納得でしょう。私はとても満足しています。
速報時点でこの水準にはなるだろうと見通しがありました。
(例によって、良い色相、階調のPC環境で見て頂きたいです。)

この週末から来週末の「黄金位相」が、もう12月頭の最接近時の「黄金位相」まで、最後の
「練習台」となります。3回目にはもう火星は離れて行ってるんですよね。
小接近は物足りないですね。いい条件の時に頑張って撮影しておかないと後悔しそうです。

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じゃみろさん

> 火星の速報画像、色合いがナチュラルで綺麗に見えていますョ。


ありがとうございます(^^)。
最終仕上がりは速報を出した時におおよそ期待できた水準になりました。
充分満足の出来です。
関東では天候条件が揃いませんですか...。そろそろ好機の日数のほうが少なくなって
来ていますので、良い条件の夜にはぜひトライをお勧めします。

KENさん

> 火星はまだ11秒にのっていないのですね。

そうです。でも最接近時にも16秒弱にしか今回の接近はならないので、もうそろそろ技術的な
見極めを終えて、記録をしっかり残しておく時期に入ったかと考えています。
2003年は銀次でゼロからの、2005年はC8光軸調整難航の.....と毎回そうですが、今回も
F31fdの使いこなしに関して駆け込みで何とか間に合いました(^^;)。

> ディスプレイには火星探査機から撮影したような火星があり
> 早く撮影しなければと焦っていましたら夢が終わりました。

きっと良い成果をゲットされる兆候なのでは?正夢化のご成果に期待しています(^^)。

 

探査機

2007-10-20 17:17
亀田さん
火星はまだ11秒にのっていないのですね。
青白いのは北極のフードですか、きれいです。
極冠は見えていないのでしょうか。
F31fdで屋上遠征が楽になったようで今年は沢山の成果が
得られることでしょう。

今朝3:45頃に起きて空を見たのですが明るい星しか見えない
薄曇で冬の大三角形はわかりましたがすぐに寝たところ
火星撮影をしている夢を見ました。
ディスプレイには火星探査機から撮影したような火星があり
早く撮影しなければと焦っていましたら夢が終わりました。

今晩は晴れそうなのでちょっと遠征してみようかなあと考えています。

いい色具合です!

2007-10-20 12:41
亀田さん
ご無沙汰しております。
火星の速報画像、色合いがナチュラルで綺麗に見えていますョ。
模様も、しっかりと写しとられていて、10秒台の視直系では、
かなりいい写り具合ではないでしょうか。
こちら東京は、曇天か、晴れても夜は曇るといった天候で
全然火星には、お目にかかれていません…
スッキリとした秋晴れが、早く来ないものかと、待ちわびています。(笑)

昨夜の火星像速報です。

2007-10-19 00:14
本日、帰宅後にPCのバックアップをしてHDDの空きを作り作業してみました。
Registax3からの出力そのまま周囲をカットのみです。
中央に子午線湾(アリュンの爪)とそれに至る腕部分が見えています。
極冠フードの輝度もますます上がって、昨夜は眼視1000倍の超過剰倍率でも
その存在ははっきり分かりました。
視直径11秒弱。この程度撮れれば私は充分満足です。色彩が美しいです。
いかがでしょうか。>みなさま。



今夜は屋上出撃。

2007-10-18 02:36
この週末は天候が悪化する予報でしたので、平日ですが
屋上で火星撮影をしてきました。
明日、辛いこと必至......(^^;)。
F31fdから撮像データを転送しましたら、PCのHDDが満杯となり
Registaxにかけられる形式への変換などは明日以降に持ち越しです。
恐らく週末に試行錯誤することになるかと思います。
F31fdのモニタで極冠フードの青白の色彩ははっきり見えてました。
しかし口径200mmで1000倍+F31fdの3倍ズーム....なぜこれが
有効倍率として機能しているのか、いまだに私は分かっていません(^^;)。

KENさん

2007-10-16 00:17
KENさん

情報追加ありがとうございます。おおよそ推察できる範囲でも十分驚嘆の世界でしたが
全貌が見えますと、多くの方々にも大いに参考になるでしょう。

> Coolpix5000冷却改造デジカメの記事もあります。

すっごいですね。これ。
「CoolCoolpix5000」のネーミング(正確には「2乗」の記述です)がいいですね。
うちでは完全に殿堂入りとなってしまってますが....。

> ここで最初の2ページだけ読めます。

大盤振る舞いな企画ですね。ネット立ち読みって感じです。
天文雑誌も廃刊するものもあり、一番頑張っている「星ナビ」には一層頑張ってもらいたいものです。

印画でなくても天体写真投稿を受け付けるようになれば、きっともっと活況になると思うのですが....。
「星職人」コーナーで以前提言があったように機材ランク別に応募が分ける工夫も裾野を広げる意味で
一緒にやってもらいたいものです。そりゃあ読者の中には「超絶機材での凄い画像を掲載する紙面が
減って入門画像の割合が増えると雑誌の価値が下がる」などと器量の狭いことをお考えの方も
いらっしゃるかもしれませんけど、長い目で見れば天文界の発展につながることだと思います。


冷却

2007-10-15 17:29
亀田さん

>ご紹介いただいたページは前後関係が分からないのですが、

これはこれは失礼しました。TOPページです→ http://www.seo-e.co.jp/hobby.htm
いろいろな改造の経緯がわかります。
Coolpix5000冷却改造デジカメの記事もあります。
瀬尾さんは星ナビ11月号の特集
「改造デジカメ大全 赤外カットフィルターを外したデジタル一眼レフカメラの全て」
にも顔を出されています。
http://www.astroarts.co.jp/news/2007/10/04hoshinavi/index-j.shtml
ここで最初の2ページだけ読めます。

KENさん

2007-10-14 01:12
KENさん

今夜も晴れませんね。

> (別のOSやソフトを入れたり特殊なデバイスを繋いだりする人は
>    初期状態で使っていないわけですからこの論議の対象外でしょう。)

それはそうなんですよね。初期状態で使うなら家電に似てきたというのもそうです。
私が言いたいのはOSの何がよくなかったか実感として分からない程度のメリットで
ユーザニーズやアプリケーション開発、ハードウエア開発は現状安定を望んでいるにも関わらず、
OSだけが現状を捨てて先に行こうとすることが発端で、OSを1つ前に戻すだの、そのための調査を
しないといけないだの、そういうのって誰の幸せのための「改善」なのかというところを私は結構
辟易してきているなあ、という感じでした。そんな製品、他にはないですよねってことです。

とにかく変化があるほうが新しいハード販売にもつながって、ハード要件が不足していても新しいOSを
営業上無理にでも載せるという姿勢はOSメーカでなくPCメーカに問題がある訳ですけどね。
ユーザ置き去りみたいな感じはしています。

まあそんなこんなで超小型軽量XPモデルが高価な値段設定で、安価なのはVISTA機にしては処理が
重いか、重量が重い、なら、バッテリもまだまだ頑張れるiBookにMacOS9.22とMacOS10.1とVirtualPC
経由でWindows98(主要天文ソフトは動きます)が動けば、当面モバイルで困ることはないか、と思うように
なりました。

iBookも2kg台です。決して軽くは無いですが、XPが動く安い2kg-3kgのPCを買わなくてもいいよなあと
思う程度には充分役立ちます。

ユーザ置き去りなのに「営業サイド意見先行」の例は、F31fdの路線放棄も同じです。
「デジカメWatch」に良い総括記事がありました。流石の内容で何も加えるコメントがありません。

http://dc.watch.impress.co.jp/cda/review/2007/09/19/7036.html

> 最も心配な結露の問題も解決されているようですし大変興味があります。

ご紹介いただいたページは前後関係が分からないのですが、どうも販売を目的にしたプロトタイプの
完成を記述されている内容のようですね。凄い方もいらっしゃるものです。
手に職があると自分で未来を切り開ける感じで頼もしく、羨ましいです。

そういえば、ジョンソニアン赤道儀台を自作販売されている方の動きってどうなったですかね....。
国際光器さんの機器ラインアップからはなくなっている感じがしました。
銀次を生かすには、まあクランプの問題はあるんですが、本格大型赤道儀より、そういうものの
ほうが体力に見合うかと最近また思い返して来ています。

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